4 / 53
社長の奴隷.04
しおりを挟む
達したあとの身体は、セックスをした後ほどではないのだろうけど(処女なので分からない)、体中が熱を帯びていて気だるい。
しかし、こんな淫らな行為をした後も仕事は待っている。
美緒は濡れたあそこを綺麗に処理すると、服を着て自分のデスクに向かった。
はぁ~・・・、この瞬間が一番キツイな。
もっと余韻に浸っていたい。
昇りつめた直後の朦朧とした頭を、いきなりビジネスモードに切り替えるのは結構な労力を要する。
しかもそんなことを一日のうちに何度も繰り返さなければならないのだ。
相手が寛成でなければ、いくらお金に困っていてもとっくの昔に辞めていただろう。
そういえば、さっき男性用のショップも始めるって言ってたけど・・・。
いくら何でも女性の自分が男性用のグッズの開発には協力することは出来ないだろう。
てっきりそっちの商品は卸業者から購入したものでやるのだろうと美緒は勝手に考えていた。
男性用ショップのことなど忘れかけていたある日の朝、出勤すると見慣れない一人の男性がオフィスにいた。
「今日から一緒に働いてもらう信楽誠之助(しがらきせいのすけ)君だ」
「よろしくお願いします信楽誠之助です」
そこに立っていたのは、確か身長百七十八センチだと言っていた寛成より少し背が高く、顔面偏差値も寛成ほど完璧ではないものの、美形と呼べるレベルの男性だった。
えっ、えっ、一緒に働く?
「藤巻美緒です、よろしくお願いします」
「彼は二十一歳の大学生だ。若くてイケメンだろ?」
一応挨拶は交わしたものの、美緒は毎日のように繰り広げられている、とても他人様には見せることも聞かせることも出来ない、あの特異な行為を彼もいるこの空間で行うのか、それだけが気がかりだった。
「信楽君にはうちの会社のことは全て説明したうえで、バイトとして入社してもらったから。藤巻君は今まで通り、自由にやってくれて構わないから、そのつもりで」
「は、はぁ・・・」
今まで通り?自由に?
いや、無理です、そんなの無理に決まってるじゃないですか。
今まではどんな恥ずかしい状態になろうと、社長と二人だからまださらけ出せていた。
でも、そこに第三者、しかも若い男性がいるとなれば、今まで通りになんて無理に決まってる。
「信楽君も藤巻君と一緒で、異性との経験はないそうだから、変な癖がついてなくて被験者としては適任だ。それから、信楽君のことを試すのは藤巻君の仕事になるから、よろしく頼んだよ」
「えっ?ど、どういうことですか」
「ん?だから、私がいつも藤巻君にしているようなことを、君が信楽君にするということだ。さすがに男性の私が信楽君を刺激しても良い反応が得られるとは思えないからね」
「む、む、無理で・・・」
いや、無理とい言葉を言った瞬間、美緒はこの会社を追い出されることになる。
殺されそうにでもならない限り、まだこの会社で働かなければならない。
いや、働いていたい!社長と一緒の空間で・・・。
「無理?」
「い、いえ、やります。できます。やらせていただきます」
美緒は寛成の言葉を全否定した。
「そうか、よかった。藤巻君が協力的で助かったよ」
きょ、協力的ではありませんよ・・・、決して。
ただ、究極の選択をしただけですから。
しかし、こんな淫らな行為をした後も仕事は待っている。
美緒は濡れたあそこを綺麗に処理すると、服を着て自分のデスクに向かった。
はぁ~・・・、この瞬間が一番キツイな。
もっと余韻に浸っていたい。
昇りつめた直後の朦朧とした頭を、いきなりビジネスモードに切り替えるのは結構な労力を要する。
しかもそんなことを一日のうちに何度も繰り返さなければならないのだ。
相手が寛成でなければ、いくらお金に困っていてもとっくの昔に辞めていただろう。
そういえば、さっき男性用のショップも始めるって言ってたけど・・・。
いくら何でも女性の自分が男性用のグッズの開発には協力することは出来ないだろう。
てっきりそっちの商品は卸業者から購入したものでやるのだろうと美緒は勝手に考えていた。
男性用ショップのことなど忘れかけていたある日の朝、出勤すると見慣れない一人の男性がオフィスにいた。
「今日から一緒に働いてもらう信楽誠之助(しがらきせいのすけ)君だ」
「よろしくお願いします信楽誠之助です」
そこに立っていたのは、確か身長百七十八センチだと言っていた寛成より少し背が高く、顔面偏差値も寛成ほど完璧ではないものの、美形と呼べるレベルの男性だった。
えっ、えっ、一緒に働く?
「藤巻美緒です、よろしくお願いします」
「彼は二十一歳の大学生だ。若くてイケメンだろ?」
一応挨拶は交わしたものの、美緒は毎日のように繰り広げられている、とても他人様には見せることも聞かせることも出来ない、あの特異な行為を彼もいるこの空間で行うのか、それだけが気がかりだった。
「信楽君にはうちの会社のことは全て説明したうえで、バイトとして入社してもらったから。藤巻君は今まで通り、自由にやってくれて構わないから、そのつもりで」
「は、はぁ・・・」
今まで通り?自由に?
いや、無理です、そんなの無理に決まってるじゃないですか。
今まではどんな恥ずかしい状態になろうと、社長と二人だからまださらけ出せていた。
でも、そこに第三者、しかも若い男性がいるとなれば、今まで通りになんて無理に決まってる。
「信楽君も藤巻君と一緒で、異性との経験はないそうだから、変な癖がついてなくて被験者としては適任だ。それから、信楽君のことを試すのは藤巻君の仕事になるから、よろしく頼んだよ」
「えっ?ど、どういうことですか」
「ん?だから、私がいつも藤巻君にしているようなことを、君が信楽君にするということだ。さすがに男性の私が信楽君を刺激しても良い反応が得られるとは思えないからね」
「む、む、無理で・・・」
いや、無理とい言葉を言った瞬間、美緒はこの会社を追い出されることになる。
殺されそうにでもならない限り、まだこの会社で働かなければならない。
いや、働いていたい!社長と一緒の空間で・・・。
「無理?」
「い、いえ、やります。できます。やらせていただきます」
美緒は寛成の言葉を全否定した。
「そうか、よかった。藤巻君が協力的で助かったよ」
きょ、協力的ではありませんよ・・・、決して。
ただ、究極の選択をしただけですから。
0
あなたにおすすめの小説
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
可愛い女性の作られ方
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
風邪をひいて倒れた日。
起きたらなぜか、七つ年下の部下が家に。
なんだかわからないまま看病され。
「優里。
おやすみなさい」
額に落ちた唇。
いったいどういうコトデスカー!?
篠崎優里
32歳
独身
3人編成の小さな班の班長さん
周囲から中身がおっさん、といわれる人
自分も女を捨てている
×
加久田貴尋
25歳
篠崎さんの部下
有能
仕事、できる
もしかして、ハンター……?
7つも年下のハンターに狙われ、どうなる!?
******
2014年に書いた作品を都合により、ほとんど手をつけずにアップしたものになります。
いろいろあれな部分も多いですが、目をつぶっていただけると嬉しいです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
甘い失恋
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
私は今日、2年間務めた派遣先の会社の契約を終えた。
重い荷物を抱えエレベーターを待っていたら、上司の梅原課長が持ってくれた。
ふたりっきりのエレベター、彼の後ろ姿を見ながらふと思う。
ああ、私は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる