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ホストと女医は診察室で.24
しかし、全ての合計金額を知っているのは聖夜だけだ。
でも、聖夜に尋ねるわけにはいかないし、尋ねたとしてもちゃんと答えてはくれないだろうと何となく思う。
少し多いもしれないけれど、迷惑料も含めて50万くらい持っていけば足りるだろう。
慶子はそう決めると身支度を整えたが、店の営業時間は確か夕方の六時からだったことを思い出す。
焦ってるな~。
今はまだお昼前だ。
慶子はひどく落ち着かない気持ちのまま自宅で過ごす気になれず、いつものサロンの予約状況を調べた。
幸いまだ空きがある。
急いで昼一の時間に予約を入れた。
聖夜に会うかもしれないというだけで、慶子の気持ちはひどく乱される。
もうこんな気持ちになるのは今日を限りで終わりにしたい。
昼食を済ませ、サロンに行き家に帰ると四時をまわっていた。
六時まではまだ少し時間があるけれど、一刻も早くこの用事を済ませたいという気持ちが強すぎて、何も手につかない。
部屋の中をウロウロと歩きまわるうちに、ふと見合い相手である三上和希について調べてみようかと思いついた。
フェイスブックで検索してみると、運よく彼のページを見つけることが出来た。
今年の春大学を卒業し、家業のコンサルティング会社に入社とある。
さすがに最近の写真はまだないけれど、大学時代のものはたくさん見ることができた。
顔は確かに聖夜うりふたつだ。
だけど髪型や服装など全体的な雰囲気が聖夜のそれとは随分異なっている。
色で例えるなら聖夜は黒で和也は白というくらい違うのだ。
う~ん、でも他人のそら似のレベルじゃないくらいそっくりなんだけどな。
慶子はふと気づいた。
どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのだろう。
そう、カルテを見ればいいのだ。
聖夜はクリニックに二度来ている。
早速一階に下りると、PCを立ち上げ電子カルテから三上という苗字を調べた。
三上という苗字の患者さんは何名かいたが、来院日と診察内容から名前が分かった。
三上孝輔だ。
だけど、フルネームが分かったからと言って和希と孝輔が兄弟であるという確証にはならない。
やはり本人に会って確かめるしかないのだ。
ふと時計を見ると五時半をまわっていた。
出来れば開店直後の早い時間に行きたい。
ナンバーワンの聖夜の出勤はもっと遅い時間だろう。
慶子は用意していたお金をバッグに入れると、聖夜の店に向かった。
店に着き入り口にいた若い店員に名前を告げ、店長を呼んで欲しいと伝えた。
「少々お待ちください」と言って、若い店員は店の中に入っていった。
よかった、これでやっとこの一件から解放される。
そう思って慶子は店長が来るのを今か今かと待っていた。
「やあ、先生久しぶり」
しかし、目の前に現れたのはこんな時間には絶対いるはずがないと思っていた聖夜だった。
でも、聖夜に尋ねるわけにはいかないし、尋ねたとしてもちゃんと答えてはくれないだろうと何となく思う。
少し多いもしれないけれど、迷惑料も含めて50万くらい持っていけば足りるだろう。
慶子はそう決めると身支度を整えたが、店の営業時間は確か夕方の六時からだったことを思い出す。
焦ってるな~。
今はまだお昼前だ。
慶子はひどく落ち着かない気持ちのまま自宅で過ごす気になれず、いつものサロンの予約状況を調べた。
幸いまだ空きがある。
急いで昼一の時間に予約を入れた。
聖夜に会うかもしれないというだけで、慶子の気持ちはひどく乱される。
もうこんな気持ちになるのは今日を限りで終わりにしたい。
昼食を済ませ、サロンに行き家に帰ると四時をまわっていた。
六時まではまだ少し時間があるけれど、一刻も早くこの用事を済ませたいという気持ちが強すぎて、何も手につかない。
部屋の中をウロウロと歩きまわるうちに、ふと見合い相手である三上和希について調べてみようかと思いついた。
フェイスブックで検索してみると、運よく彼のページを見つけることが出来た。
今年の春大学を卒業し、家業のコンサルティング会社に入社とある。
さすがに最近の写真はまだないけれど、大学時代のものはたくさん見ることができた。
顔は確かに聖夜うりふたつだ。
だけど髪型や服装など全体的な雰囲気が聖夜のそれとは随分異なっている。
色で例えるなら聖夜は黒で和也は白というくらい違うのだ。
う~ん、でも他人のそら似のレベルじゃないくらいそっくりなんだけどな。
慶子はふと気づいた。
どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのだろう。
そう、カルテを見ればいいのだ。
聖夜はクリニックに二度来ている。
早速一階に下りると、PCを立ち上げ電子カルテから三上という苗字を調べた。
三上という苗字の患者さんは何名かいたが、来院日と診察内容から名前が分かった。
三上孝輔だ。
だけど、フルネームが分かったからと言って和希と孝輔が兄弟であるという確証にはならない。
やはり本人に会って確かめるしかないのだ。
ふと時計を見ると五時半をまわっていた。
出来れば開店直後の早い時間に行きたい。
ナンバーワンの聖夜の出勤はもっと遅い時間だろう。
慶子は用意していたお金をバッグに入れると、聖夜の店に向かった。
店に着き入り口にいた若い店員に名前を告げ、店長を呼んで欲しいと伝えた。
「少々お待ちください」と言って、若い店員は店の中に入っていった。
よかった、これでやっとこの一件から解放される。
そう思って慶子は店長が来るのを今か今かと待っていた。
「やあ、先生久しぶり」
しかし、目の前に現れたのはこんな時間には絶対いるはずがないと思っていた聖夜だった。
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