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勢いで!?.06
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「ごっ、ごちそうさま…。」
「じゃあ、ここで。」
「じゃあ、また…。あの、研究室ってどう行けばいいのかな。」
「あっ、そうだね。遅くなっちゃうけど、ちょっとだけ寄ってってみる?」
「ぜひ、お願いします。」
二人はさっき来た道を戻り、再び大学に着くと医学部にある啓太の研究室に向かう。
「ここです。」
「へえ、何かドラマとかで見るのと同じ~。」
「全然片付けてないから、汚くてすみません。」
その部屋は普段見る事の無い器具が雑多に置かれ、様々な薬品の匂いがたち込めていた。
「うわ~、すご~い。」
さくらはそう言いながら、部屋中を興味深々で見て回る。
たくさんの物であふれた部屋には床にも色々な物が散乱している。
突然、ガシャーンと大きな音が部屋に響く。
きょろきょろしながら歩いていたさくらが何かにつまずいで派手に転んでしまったのだ。
「大丈夫?」
啓太が慌てて駆け寄る。
「いてててっ。大丈夫。大丈夫。ちょっと転んじゃっただけ。」
そう言って、振り向くとすぐそばに心配そうにさくらを覗き込んでいた啓太の顔があった。
その瞬間、さくらの心臓は急にバクバクと音を立て始める。
あの時一度だけ見た彼のあの瞳が今すぐそばで自分の事を見つめている。
次の瞬間、さくらは湧き上がってくる衝動に突き動かされるように啓太に口づけていた。
間近で嗅ぐ啓太の香りと、少しざらついた唇がさくらの理性を飛ばす。
さくらは大胆にも啓太を床に押し倒し、口づけを更に深くする。
啓太は驚きの余りだろうか、抵抗することなくその行為を受け入れていた。
それを了承と解釈したさくらは、今度は舌を割り入れ彼の舌に絡ませようとした。
「んんっ!」
その瞬間、啓太はさくらの肩を掴むと、グッと体を離す。
「どっ、どうしてこんなこと…。」
啓太の質問に、さくらはどう答えていいか分からなかった。
「ごっ、ごめん。何か、体が勝手に。」
さくらはカーッと真っ赤になる。
「体が勝手にって…。」
免疫の無い啓太は動揺が隠せない。
「僕、こうゆうの初めてで…。」
そう言う啓太に、さくらはデリカシーの無い質問をしてしまう。
「初めてって、まさかファーストキスじゃないよね?」
「まあ、そのまさかかな…。」
啓太は気まずそうに言う。
「えぇっ!大学生だよね。しかも2年だよね。これまでそういうこと全く無かったの?」
「余り、そういうことに興味が無くて…。それにこういうところに篭ってばかりいると出会いもないしね…。」
「しっ、信じられない。小野木さんって、メガネしてるし前髪長いから顔よく分かんなかったけど、十分イケメンだよ。それなのに、周りの女子がほっとくなんてありえないんだけど。」
「そんな事、考えてみたこともないよ。」
「でも、さっき、私のキス拒まなかったよね。」
「あっ、あれは、驚いて。何が何だか分かんなくて…。」
「でも、まあ、とりあえず、私の事は生理的に無理じゃないってことね。」
「えっ?」
「ねえ、小野木さん。私があなたの事一人前の男にしてあげる。ファーストキスもしたことだし、試しに恋愛ごっこしてみない。」
「えぇっ!」
さくらの突然の申し出に、啓太はたじろぐ。
「いいじゃん。ほんとの恋人ってわけじゃないんだし、やってみてだめだったら、やめればいいんだから。とりあえずやってみないと、いいか悪いか分からないでしょ。」
さくらの無茶苦茶な言い分に啓太は思考が付いていかない。
「えぇっと。」
もじもじして、はっきりしない啓太にさくらは痺れを切らすと、啓太の肩に手を掛けて自分の方に引き寄せると再びキスをする。
「っ!!」
男性経験の豊富なさくらは舌を巧みに使い、啓太の口腔内を舌で撫で回し、彼の舌に絡めてはそのざらつく感覚を楽しむ余裕さえある。
啓太の方はといえば、全く経験の無い無防備な状態で、舌から伝わる刺激が頭の先から足の先までを貫き、身体の奥がゾクゾクする何とも言えない感じに身を任せることしか出来ない。
圧倒されるばかりの啓太にさくらは問いかける。
「ねえ、嫌じゃない?」
啓太は自分に問いかけてみる。そして、正直に答えた。
「いっ、嫌じゃないかも…。」
さくらはおもむろに啓太の下半身に手を伸ばす。
「そうね。ちゃんと感じてるみたい。」
「えっ、ちょっと、どこ触って…。」
ギョッとする啓太をよそに、さくらの行動はさらに大胆さを増す。
慣れた手つきで、ベルトを外し、ジッパーを下ろしたかと思うと、あっという間にジーンズと下着を引き下ろして、頭をもたげかけた彼自身をゆっくりと扱き始める。
「あぁっ、何して…。」
「いいから、私に任せて。」
そう言うとさくらは更に激しく彼を追い詰める。
「んんっ…!そっ、そんなにしたらっ…。」
啓太はこんなことはダメだと思いながらも、抵抗することが出来ない自分が恥かしくなる。
「何、もういっちゃいそうなの?」
さくらにそう言われ、激しく首を横に振って最後のあがきをしてみるものの、初めて受けるその刺激は啓太にとって余りに強力でとても抗うことはできなかった。
「あっ…、くっ…。」
啓太はついに、さくらの手の中で欲望を爆ぜさせた。ビクビクッと体を痙攣させ、啓太は全てを吐き出す。
「なっ、こんなこと…。」
啓太は、どんな顔をしたら良いのか分からずうつむいてしまう。
「小野木君、かわいい。」
さくらはそう言うと、再び啓太に軽く口づける。そして、慣れた手つきで処理を済ます。
「私に感じてくれた?」
「えっ、えーっと…。」
啓太は真っ赤になって口ごもってしまう。
「まあ、聞かなくても分かるか。こんなにすぐいっちゃうんだもんね。どう、恋愛ごっこやってみる?」
さくらは半ば強引に詰め寄る。
「…。」
(女性に対して、今までの自分ではダメだと思ってたけど、どうやれば変われるかなんて考えても分からなかった。こんなやり方が正しいのか分からないけど、女性に関しては、もう自分の頭で考えているだけではどうにもならない気がする…。)
しばらく考えた後、啓太は小さな声で答えた。
「お、お願いします。」
「よし。私に任せといて。立派な男にしてあげるから。」
どいういう高校生だよと、突っ込まれてもおかしくないのだが、まじめな啓太がそんな事を言うはずもなく、さくらの独壇場となる。
「それじゃ、さっそく、小野木君のお家に行こうか。」
「はっ?」
「はっ、じゃないの。付き合うんだから、お家に行くのは当たり前でしょ。じゃ、さっさと行くわよ。」
そう言うと、さくらは啓太の腕をひっぱり研究室を出た。
「じゃあ、ここで。」
「じゃあ、また…。あの、研究室ってどう行けばいいのかな。」
「あっ、そうだね。遅くなっちゃうけど、ちょっとだけ寄ってってみる?」
「ぜひ、お願いします。」
二人はさっき来た道を戻り、再び大学に着くと医学部にある啓太の研究室に向かう。
「ここです。」
「へえ、何かドラマとかで見るのと同じ~。」
「全然片付けてないから、汚くてすみません。」
その部屋は普段見る事の無い器具が雑多に置かれ、様々な薬品の匂いがたち込めていた。
「うわ~、すご~い。」
さくらはそう言いながら、部屋中を興味深々で見て回る。
たくさんの物であふれた部屋には床にも色々な物が散乱している。
突然、ガシャーンと大きな音が部屋に響く。
きょろきょろしながら歩いていたさくらが何かにつまずいで派手に転んでしまったのだ。
「大丈夫?」
啓太が慌てて駆け寄る。
「いてててっ。大丈夫。大丈夫。ちょっと転んじゃっただけ。」
そう言って、振り向くとすぐそばに心配そうにさくらを覗き込んでいた啓太の顔があった。
その瞬間、さくらの心臓は急にバクバクと音を立て始める。
あの時一度だけ見た彼のあの瞳が今すぐそばで自分の事を見つめている。
次の瞬間、さくらは湧き上がってくる衝動に突き動かされるように啓太に口づけていた。
間近で嗅ぐ啓太の香りと、少しざらついた唇がさくらの理性を飛ばす。
さくらは大胆にも啓太を床に押し倒し、口づけを更に深くする。
啓太は驚きの余りだろうか、抵抗することなくその行為を受け入れていた。
それを了承と解釈したさくらは、今度は舌を割り入れ彼の舌に絡ませようとした。
「んんっ!」
その瞬間、啓太はさくらの肩を掴むと、グッと体を離す。
「どっ、どうしてこんなこと…。」
啓太の質問に、さくらはどう答えていいか分からなかった。
「ごっ、ごめん。何か、体が勝手に。」
さくらはカーッと真っ赤になる。
「体が勝手にって…。」
免疫の無い啓太は動揺が隠せない。
「僕、こうゆうの初めてで…。」
そう言う啓太に、さくらはデリカシーの無い質問をしてしまう。
「初めてって、まさかファーストキスじゃないよね?」
「まあ、そのまさかかな…。」
啓太は気まずそうに言う。
「えぇっ!大学生だよね。しかも2年だよね。これまでそういうこと全く無かったの?」
「余り、そういうことに興味が無くて…。それにこういうところに篭ってばかりいると出会いもないしね…。」
「しっ、信じられない。小野木さんって、メガネしてるし前髪長いから顔よく分かんなかったけど、十分イケメンだよ。それなのに、周りの女子がほっとくなんてありえないんだけど。」
「そんな事、考えてみたこともないよ。」
「でも、さっき、私のキス拒まなかったよね。」
「あっ、あれは、驚いて。何が何だか分かんなくて…。」
「でも、まあ、とりあえず、私の事は生理的に無理じゃないってことね。」
「えっ?」
「ねえ、小野木さん。私があなたの事一人前の男にしてあげる。ファーストキスもしたことだし、試しに恋愛ごっこしてみない。」
「えぇっ!」
さくらの突然の申し出に、啓太はたじろぐ。
「いいじゃん。ほんとの恋人ってわけじゃないんだし、やってみてだめだったら、やめればいいんだから。とりあえずやってみないと、いいか悪いか分からないでしょ。」
さくらの無茶苦茶な言い分に啓太は思考が付いていかない。
「えぇっと。」
もじもじして、はっきりしない啓太にさくらは痺れを切らすと、啓太の肩に手を掛けて自分の方に引き寄せると再びキスをする。
「っ!!」
男性経験の豊富なさくらは舌を巧みに使い、啓太の口腔内を舌で撫で回し、彼の舌に絡めてはそのざらつく感覚を楽しむ余裕さえある。
啓太の方はといえば、全く経験の無い無防備な状態で、舌から伝わる刺激が頭の先から足の先までを貫き、身体の奥がゾクゾクする何とも言えない感じに身を任せることしか出来ない。
圧倒されるばかりの啓太にさくらは問いかける。
「ねえ、嫌じゃない?」
啓太は自分に問いかけてみる。そして、正直に答えた。
「いっ、嫌じゃないかも…。」
さくらはおもむろに啓太の下半身に手を伸ばす。
「そうね。ちゃんと感じてるみたい。」
「えっ、ちょっと、どこ触って…。」
ギョッとする啓太をよそに、さくらの行動はさらに大胆さを増す。
慣れた手つきで、ベルトを外し、ジッパーを下ろしたかと思うと、あっという間にジーンズと下着を引き下ろして、頭をもたげかけた彼自身をゆっくりと扱き始める。
「あぁっ、何して…。」
「いいから、私に任せて。」
そう言うとさくらは更に激しく彼を追い詰める。
「んんっ…!そっ、そんなにしたらっ…。」
啓太はこんなことはダメだと思いながらも、抵抗することが出来ない自分が恥かしくなる。
「何、もういっちゃいそうなの?」
さくらにそう言われ、激しく首を横に振って最後のあがきをしてみるものの、初めて受けるその刺激は啓太にとって余りに強力でとても抗うことはできなかった。
「あっ…、くっ…。」
啓太はついに、さくらの手の中で欲望を爆ぜさせた。ビクビクッと体を痙攣させ、啓太は全てを吐き出す。
「なっ、こんなこと…。」
啓太は、どんな顔をしたら良いのか分からずうつむいてしまう。
「小野木君、かわいい。」
さくらはそう言うと、再び啓太に軽く口づける。そして、慣れた手つきで処理を済ます。
「私に感じてくれた?」
「えっ、えーっと…。」
啓太は真っ赤になって口ごもってしまう。
「まあ、聞かなくても分かるか。こんなにすぐいっちゃうんだもんね。どう、恋愛ごっこやってみる?」
さくらは半ば強引に詰め寄る。
「…。」
(女性に対して、今までの自分ではダメだと思ってたけど、どうやれば変われるかなんて考えても分からなかった。こんなやり方が正しいのか分からないけど、女性に関しては、もう自分の頭で考えているだけではどうにもならない気がする…。)
しばらく考えた後、啓太は小さな声で答えた。
「お、お願いします。」
「よし。私に任せといて。立派な男にしてあげるから。」
どいういう高校生だよと、突っ込まれてもおかしくないのだが、まじめな啓太がそんな事を言うはずもなく、さくらの独壇場となる。
「それじゃ、さっそく、小野木君のお家に行こうか。」
「はっ?」
「はっ、じゃないの。付き合うんだから、お家に行くのは当たり前でしょ。じゃ、さっさと行くわよ。」
そう言うと、さくらは啓太の腕をひっぱり研究室を出た。
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