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誰かイケメン達を止めてくれませんか!!.28
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「伊吹、あらためて聞くけど、この日記に書いてあることが今まで現実に起こったり、これから起こることだって信じる?」
伊吹はパニクった頭を落ち着かせるのに少々時間を要した。
だけど、みゆうが真剣に質問していることはその表情から十分理解できる。
自分がみゆうのことを好きだっていうのが日記を発端に本人にバレるという、想定外の状況でパニクリまくった状態からなんとか現実の世界に意識を戻した。
「し、信じる…」
それはつまり自分がみゆうのことを好きだと認めたことになる。
「伊吹…」
みゆうは伊吹の気持ちを確認するようにじっと見つめた。
「あ~、もう、ずっと言わないで通すつもりだったんだよ。だって、告ってフラれたら友達でさえもいられなくなるじゃん。月影を好きな奴はいっぱいいるし、だから俺が告ったってOKされる可能性なんかないんだから、そうするしかなかったんだよ」
伊吹は半分ヤケになって言い放った。
みゆうは日記を読んだのに、いざ伊吹にそう言われてしまうと何と答えたらいいのか分からなくなる。
日記のとおりにつきあうのが正解?
つきあうのってそういうもの?
しかし、日記に従わなければ話は進まない。
「正直に言うね。私、伊吹のことはもちろん嫌いじゃないけど、今のところ恋愛感情はもってない」
やっぱりそうだよな…。
分かってはいたことだ。
だが、いざ本人から告げられるとそのショックは計り知れない破壊力を持って伊吹の心に突き刺さる。
「そっか…」
伊吹はそう言うのが精一杯だった。
「だけど、私、伊吹と付き合うよ」
「えっ!」
伊吹はまさかという表情でみゆうのことを見た。
「そ、それはやっぱり日記に書いてあるから?」
「伊吹には悪いけど…、そう」
月影が自分に恋愛感情を持っていないことは分かっていた。
だが、日記につきあうことにしたと書いてあるのを目にした瞬間、伊吹の中ではいやらしい話だが、月影はこのとおりにするしかないだろうと考えた。
卑怯者呼ばわりされてもいい。
だが、あのイケメン連中よりは自分のほうがよっぽどマシだと思う。
なぜなら、伊吹は本当に月影のことを好きなのだから。
「そっか」
「ゴメン、なんか巻きこんじゃって…」
「いや、俺が月影のことを好きになった時点で決まってたことなんだろ?だったら従うしかないよな」
俺、なんかカッコイイこと言っちゃってる?
伊吹は告白することになった理由はカッコイイものではないが、もう自分の気持ちはみゆうに伝えてしまったのだ。
その解放感から妙にすがすがしい気持ちになっていた。
「伊吹…、ありがとう」
みゆうはまだ複雑な気持ちがスッキリしたわけではないけれど、とりあえず伊吹が自分を見捨てなかったことに心から感謝した。
「で、その先はどうなってるんだろう」
伊吹は日記のページをめくった。
しかし、何故かその先のページには何も書かれていない。
「あれ?」
伊吹はその先のページもめくってみたが、その先は白紙のままで終わっていた。
「え、続きが書いてないの?」
みゆうも昨日はさっき伊吹が読んだところで日記を閉じていたのだ。
「そうらしい」
「ど、どうなるのかな…」
「分からない。とりあえずここに書いてあることが起こるということ以外は…」
しかし、そこに書いてあるということは、つまり、みゆうと伊吹がイケメン達より先に結ばれるということだ。
「伊吹を巻き込んだ私の責任だから、ちゃんと言うよ。伊吹、私とつきあってください」
「そんなこと言わなくてもいいのに。僕の方こそ、月影みゆうさんが好きです。つきあってくれませんか?」
お互い告白しあって、無事?二人はつきあうことになった。
伊吹はパニクった頭を落ち着かせるのに少々時間を要した。
だけど、みゆうが真剣に質問していることはその表情から十分理解できる。
自分がみゆうのことを好きだっていうのが日記を発端に本人にバレるという、想定外の状況でパニクリまくった状態からなんとか現実の世界に意識を戻した。
「し、信じる…」
それはつまり自分がみゆうのことを好きだと認めたことになる。
「伊吹…」
みゆうは伊吹の気持ちを確認するようにじっと見つめた。
「あ~、もう、ずっと言わないで通すつもりだったんだよ。だって、告ってフラれたら友達でさえもいられなくなるじゃん。月影を好きな奴はいっぱいいるし、だから俺が告ったってOKされる可能性なんかないんだから、そうするしかなかったんだよ」
伊吹は半分ヤケになって言い放った。
みゆうは日記を読んだのに、いざ伊吹にそう言われてしまうと何と答えたらいいのか分からなくなる。
日記のとおりにつきあうのが正解?
つきあうのってそういうもの?
しかし、日記に従わなければ話は進まない。
「正直に言うね。私、伊吹のことはもちろん嫌いじゃないけど、今のところ恋愛感情はもってない」
やっぱりそうだよな…。
分かってはいたことだ。
だが、いざ本人から告げられるとそのショックは計り知れない破壊力を持って伊吹の心に突き刺さる。
「そっか…」
伊吹はそう言うのが精一杯だった。
「だけど、私、伊吹と付き合うよ」
「えっ!」
伊吹はまさかという表情でみゆうのことを見た。
「そ、それはやっぱり日記に書いてあるから?」
「伊吹には悪いけど…、そう」
月影が自分に恋愛感情を持っていないことは分かっていた。
だが、日記につきあうことにしたと書いてあるのを目にした瞬間、伊吹の中ではいやらしい話だが、月影はこのとおりにするしかないだろうと考えた。
卑怯者呼ばわりされてもいい。
だが、あのイケメン連中よりは自分のほうがよっぽどマシだと思う。
なぜなら、伊吹は本当に月影のことを好きなのだから。
「そっか」
「ゴメン、なんか巻きこんじゃって…」
「いや、俺が月影のことを好きになった時点で決まってたことなんだろ?だったら従うしかないよな」
俺、なんかカッコイイこと言っちゃってる?
伊吹は告白することになった理由はカッコイイものではないが、もう自分の気持ちはみゆうに伝えてしまったのだ。
その解放感から妙にすがすがしい気持ちになっていた。
「伊吹…、ありがとう」
みゆうはまだ複雑な気持ちがスッキリしたわけではないけれど、とりあえず伊吹が自分を見捨てなかったことに心から感謝した。
「で、その先はどうなってるんだろう」
伊吹は日記のページをめくった。
しかし、何故かその先のページには何も書かれていない。
「あれ?」
伊吹はその先のページもめくってみたが、その先は白紙のままで終わっていた。
「え、続きが書いてないの?」
みゆうも昨日はさっき伊吹が読んだところで日記を閉じていたのだ。
「そうらしい」
「ど、どうなるのかな…」
「分からない。とりあえずここに書いてあることが起こるということ以外は…」
しかし、そこに書いてあるということは、つまり、みゆうと伊吹がイケメン達より先に結ばれるということだ。
「伊吹を巻き込んだ私の責任だから、ちゃんと言うよ。伊吹、私とつきあってください」
「そんなこと言わなくてもいいのに。僕の方こそ、月影みゆうさんが好きです。つきあってくれませんか?」
お互い告白しあって、無事?二人はつきあうことになった。
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