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兄と妹のイケナイ関係.18
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よく見える場所を探しているうちに、もう花火は始まっていた。
たくさんの人がひしめく中、二人の距離がぎゅっと縮まる。
(ここでなら、手をつないでも見られないよね。)
そう思ったみのりは、将兄の手に触れると、その長い指に自分の指を絡ませる。
将貴は驚いた様子でみのりを見つめるが、握られた手を離すことはなく、より強く握り返された。
「大胆だな。」
「だって、ずっとこうしたかったんだもん。」
少し間をあけて将貴が耳もとでささやく。
「俺も、ずっとこうしたかった。」
そんな将貴の告白を聞いてしまうと、言いだしっぺのみのり方が真っ赤になってしまうのだった。
「は、花火きれいだね。」
口ではそう言っているみのりだったが、本音はというと、つながれたその手から伝わる彼の熱に神経が集中してしまっていて、花火どころではなかったのだけれど…。
華やかなスターマインで終わりを告げた夏祭りの帰り道、二人はさっきまでつないでいた手は離して歩いていた。
やはり、誰かに会ったとき今はまだ兄と妹という関係である自分達が手をつないでいる訳にはいかなかったから。
そんな関係から早く脱したいという、欲張りな気持ちがムクムクと膨れあがってきている。
そんなことをぼんやりと考えながら歩いていると、将貴が家とは違う方向に歩き始めた。
「ちょっと、将兄。家そっちじゃないよ。」
そう言うみのりを無視して将貴はどんどん歩いていってしまう。
「え~、待ってよ~。」
走って追いかけ、やっと追いついたみのりに、
「お前があんなことをするから悪い。」
とだけ言うと、また歩きはじめる。
なんのことだろうと思いながらも、仕方なく後をついていくと、その先に見えてきたのは、なんとラブホテル街だった。
(えっ、うそっ、やだっ、待って、どうして?)
みのりは将貴の服をつかんで引き止める。
「あんなことって、なによ。」
「手を握って、俺を誘惑した。」
「はぁ?手を握ったのは確かに私だけど、それが何でこうなるの?」
みのりはすっかり困惑してしまう。
「俺はお前をいつでも抱きたいんだ。それを忘れるな。だから、そのスイッチを入れたお前は、その責任をとってくれ。」
そう言うと、みのりの手を取りずんずんラブホテルに入って行ってしまう。
(やだ~って言いながら、ほんとは、ラブホってどうなってるのか興味が無い訳じゃないんだよね。)
「よし、この部屋にしよう。」
そう言うと、さっさと部屋を決めた将貴はみのりの手を引き、エレベーターのボタンを押した。
「将兄、私、心の準備が…。」
「大丈夫、いつもどおりで。俺に任せとけって。」
そう言われて、みのりの頭にふっとある疑惑がよぎる。
将兄はこういうところに何度か来たことがあるってこと?それって、誰と?これは聞かずにいられない。
「ねえ、将兄、任せとけってことは、こういうとこ来た事あるってこと?」
みのりにそう言われた将貴は、一瞬ギクッとした表情になる。
「いっ、いやあ、友達にいろいろと聞いたりして知ってるだけだよ。みのりは俺を疑うのか?」
そう言われると、それ以上追求できない。
「そんな、つまんないこと言ってないで、さあ、おいで。」
そう言うと、選んだ部屋へと、何の迷いも無くみのりを連れて入っていく。
部屋に入ってドアを閉めるなり、将貴はみのりに口づける。
「んんっ、将兄っ、まっ、待って。」
「だめだっ、待てない。」
そう言うと、更に濃厚に口づけてくる。
大きな手でみのりの後頭部を支えると、口づけは更に強く激しさを増す。
「家を出たときから、ずっと我慢してた。もう、我慢の限界だ。」
そう言ってキスをしたまま、みのりを抱き上げ、ベッドになだれ込む。
すっかり頭に血が上った将貴は、いつもよりも性急にみのりの身体を求める。
あっという間に着ていたものは脱がされ、将貴自身もすでに何も身に付けていない。
そして、彼の男性自身はもうはち切れんばかりに膨れ上がり、そリ返っている。
将貴の瞳はいつもの艶かしさに、獲物を狙う様な鋭さが加わっている。
みのりはそんな視線で見つめられているだけで、体の奥が火照ってくるのが分る。
「きれいだよ。みのり。勝手にこんなとこに連れてきちゃってごめん。だけど、どうしてもお前の肌に触れたくなった。家だと、声も我慢しなくちゃならないし…。今日は思いっきりお前を抱きたいんだ。」
(そんなこと、はっきりと言われるのは、うれしいけれど、やっぱりはずかしい…。声を我慢しなくていいって言われると、余計に気になっちゃう…。)
そう思いながらも、そんなにも自分を求めてくれる将兄の気持ちが嬉しい。
「いいよ、将兄。ちょっとびっくりしちゃたけど…。私も、将兄に触れたかったから…。」
みのりはずかしそうに打ち明ける。
「こら、どんだけ俺を煽ったら気が済むんだよ!もう容赦しない。」
そう言うと、熱い身体がみのりに重なる。くちづけけられると、みのりはすぐにトロトロにとろけてしまう。
将兄のいつもと違う興奮が伝わってきて、すぐに息が荒くなる。
(こんな風に、何も気にしないで愛し合えるなんて思ってもみなかった。やっぱり家だと、どこかしら後ろめたさがあるんだな…。今日は、将兄とめちゃくちゃになりたい。)
そんなみのりの気持ちが伝わったのか、将貴の吐息はいつもより激しく、それがまたみのりをゾクゾクさせる。
(将兄も、家だといろいろと我慢してたのかも。)
そう思うと、今日は本当の将兄の姿が見られる様な気がして、イケナイ期待がより興奮を高める。
たくさんの人がひしめく中、二人の距離がぎゅっと縮まる。
(ここでなら、手をつないでも見られないよね。)
そう思ったみのりは、将兄の手に触れると、その長い指に自分の指を絡ませる。
将貴は驚いた様子でみのりを見つめるが、握られた手を離すことはなく、より強く握り返された。
「大胆だな。」
「だって、ずっとこうしたかったんだもん。」
少し間をあけて将貴が耳もとでささやく。
「俺も、ずっとこうしたかった。」
そんな将貴の告白を聞いてしまうと、言いだしっぺのみのり方が真っ赤になってしまうのだった。
「は、花火きれいだね。」
口ではそう言っているみのりだったが、本音はというと、つながれたその手から伝わる彼の熱に神経が集中してしまっていて、花火どころではなかったのだけれど…。
華やかなスターマインで終わりを告げた夏祭りの帰り道、二人はさっきまでつないでいた手は離して歩いていた。
やはり、誰かに会ったとき今はまだ兄と妹という関係である自分達が手をつないでいる訳にはいかなかったから。
そんな関係から早く脱したいという、欲張りな気持ちがムクムクと膨れあがってきている。
そんなことをぼんやりと考えながら歩いていると、将貴が家とは違う方向に歩き始めた。
「ちょっと、将兄。家そっちじゃないよ。」
そう言うみのりを無視して将貴はどんどん歩いていってしまう。
「え~、待ってよ~。」
走って追いかけ、やっと追いついたみのりに、
「お前があんなことをするから悪い。」
とだけ言うと、また歩きはじめる。
なんのことだろうと思いながらも、仕方なく後をついていくと、その先に見えてきたのは、なんとラブホテル街だった。
(えっ、うそっ、やだっ、待って、どうして?)
みのりは将貴の服をつかんで引き止める。
「あんなことって、なによ。」
「手を握って、俺を誘惑した。」
「はぁ?手を握ったのは確かに私だけど、それが何でこうなるの?」
みのりはすっかり困惑してしまう。
「俺はお前をいつでも抱きたいんだ。それを忘れるな。だから、そのスイッチを入れたお前は、その責任をとってくれ。」
そう言うと、みのりの手を取りずんずんラブホテルに入って行ってしまう。
(やだ~って言いながら、ほんとは、ラブホってどうなってるのか興味が無い訳じゃないんだよね。)
「よし、この部屋にしよう。」
そう言うと、さっさと部屋を決めた将貴はみのりの手を引き、エレベーターのボタンを押した。
「将兄、私、心の準備が…。」
「大丈夫、いつもどおりで。俺に任せとけって。」
そう言われて、みのりの頭にふっとある疑惑がよぎる。
将兄はこういうところに何度か来たことがあるってこと?それって、誰と?これは聞かずにいられない。
「ねえ、将兄、任せとけってことは、こういうとこ来た事あるってこと?」
みのりにそう言われた将貴は、一瞬ギクッとした表情になる。
「いっ、いやあ、友達にいろいろと聞いたりして知ってるだけだよ。みのりは俺を疑うのか?」
そう言われると、それ以上追求できない。
「そんな、つまんないこと言ってないで、さあ、おいで。」
そう言うと、選んだ部屋へと、何の迷いも無くみのりを連れて入っていく。
部屋に入ってドアを閉めるなり、将貴はみのりに口づける。
「んんっ、将兄っ、まっ、待って。」
「だめだっ、待てない。」
そう言うと、更に濃厚に口づけてくる。
大きな手でみのりの後頭部を支えると、口づけは更に強く激しさを増す。
「家を出たときから、ずっと我慢してた。もう、我慢の限界だ。」
そう言ってキスをしたまま、みのりを抱き上げ、ベッドになだれ込む。
すっかり頭に血が上った将貴は、いつもよりも性急にみのりの身体を求める。
あっという間に着ていたものは脱がされ、将貴自身もすでに何も身に付けていない。
そして、彼の男性自身はもうはち切れんばかりに膨れ上がり、そリ返っている。
将貴の瞳はいつもの艶かしさに、獲物を狙う様な鋭さが加わっている。
みのりはそんな視線で見つめられているだけで、体の奥が火照ってくるのが分る。
「きれいだよ。みのり。勝手にこんなとこに連れてきちゃってごめん。だけど、どうしてもお前の肌に触れたくなった。家だと、声も我慢しなくちゃならないし…。今日は思いっきりお前を抱きたいんだ。」
(そんなこと、はっきりと言われるのは、うれしいけれど、やっぱりはずかしい…。声を我慢しなくていいって言われると、余計に気になっちゃう…。)
そう思いながらも、そんなにも自分を求めてくれる将兄の気持ちが嬉しい。
「いいよ、将兄。ちょっとびっくりしちゃたけど…。私も、将兄に触れたかったから…。」
みのりはずかしそうに打ち明ける。
「こら、どんだけ俺を煽ったら気が済むんだよ!もう容赦しない。」
そう言うと、熱い身体がみのりに重なる。くちづけけられると、みのりはすぐにトロトロにとろけてしまう。
将兄のいつもと違う興奮が伝わってきて、すぐに息が荒くなる。
(こんな風に、何も気にしないで愛し合えるなんて思ってもみなかった。やっぱり家だと、どこかしら後ろめたさがあるんだな…。今日は、将兄とめちゃくちゃになりたい。)
そんなみのりの気持ちが伝わったのか、将貴の吐息はいつもより激しく、それがまたみのりをゾクゾクさせる。
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そう思うと、今日は本当の将兄の姿が見られる様な気がして、イケナイ期待がより興奮を高める。
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