112 / 175
昔話
舟幽霊2
しおりを挟む
ようやく館に着いたのは、夜も一番暗い頃。
領主が力無く歩いてきた。
一見無事な様子にヨーランはぐっと口をひき結ぶ。
しかし、安堵しかけたその表情は、父の手にあるものに驚愕した。
誰かと手を繋いでいる。
それはたぶん、母だったもの。
「おかえり。ヨーラン」
父が言った。
その背後から蛇のような動きで黒い魔物が顔を出す。
大人と同じくらいの大きさだが、やはり痩せていた。
「ごちそうが残ってた……」
嬉しそうな魔物の口が、領主の頭さえひと飲みにできそうなほど大きく開いた。
きっとこれが親玉だった。
「ヨーラン! 走れ!」
グイドがヨーランの手を引く。
館から逃げ出す方に走り出した。
市街地に上がった火の手は広がっている。
教会の鐘に黒いものが群がって騒いでいた。
がらんがらんと歪な音が鳴り響く。
「どこへ行くの」
ちぎられそうなくらいのグイドの力に泣きそうな顔になっていた。
「……港へ! 舟に乗って沖に逃れるぞ!」
領主の土地を出る。
棒切れを拾い直し、向かってくるものを叩きながら走る。
港の大きな船はあらかた燃えていた。
炎の中で魔物か人間か判断がつかないものが暴れまわる。
「乗れる船がないよ」
ヨーランが頼りない顔で呟いた。
「養殖の舟が無事だ」
グイドがそちらを指差す。
浅瀬を行く用の舟で、くっついているのは長い竿だ。
細い空ぶねはなんとも心許ない。
だが行くしかなかった。
「ほら、ヨーラン」
グイドが先に舟に乗って手を貸す。
恐々乗り込んだヨーランのそばに、取りつかれた人間が飛びこんだ。
頭から水しぶきを被る。
後から後から飛びこんでくる人間たちは、水底から二人を見上げていた。
「座れ。漕ぎ出すから」
長い竿が水中に泥をはね上げる。
慌ててヨーランは座った。
心残りなのか、岸を向いている。
ただでさえ小さい背中を丸めていた。
グイドは力を入れて水底を突きながら岸と沖を交互に見る。
「グイド、浮かんでくるよ」
舟の進路を見やるグイドに、ヨーランは教えた。
何が、と背後の友だちを見下ろしたグイドが急いで竿を引き上げる。
人間を手離して、黒い魔物が水面を目指してくるのだ。
水から顔を出したところを竿で突く。
魔物たちは悲鳴をあげて沈んでいくが、後に続くものは増えていった。
もう養殖の区域は過ぎて、竿は手元までさしても手応えがない。
水の上に出てくる黒い魔物を突き飛ばして僅かに進んだ。
早く外への流れに乗りたい。
ふと、魔物と舟の間の距離があくようになった。
外海に出る海流に乗ったと思ってグイドはひとつ深く呼吸した。
「あいつら、泳ぎはあんまり速くないみたいだな」
黒く小さな手が離れていく。
グイドは舟の進路を向いて座った。
疲れた。
ヨーランはびしょ濡れになって膝に顔を埋めている。
グイドの足元でいいだけ海水を浴びたのだ。
もうそろそろ空が白んでくるだろう。
そう思って顔をあげたグイドは、隣を走る小舟に気づいて肩を揺らした。
ボロボロの小舟。
「……なんだ」
いつからいたのか知らないが、その小舟の下から手が出てきている。
その手はグイドたちが乗る船の縁を掴んでいた。
船を進ませているようだ。
グイドは鞘を腰から外してその手を打とうとした。
「やめてよ。追いつかれちゃうよ」
波の動きに合わせて誰かが顔を出す。
少女のようだった。
「私が引いてあげてるから逃げられているんだ」
にやにやと笑う顔が腹立たしい。
「難儀だったね。島を魔物に襲われた。
かわいそうに」
追ってくる痩せた魔物を横目で見る。
「彼らはもともと人間だったのに、飢えて魔物になってしまったの。
ひとの肉を食らったのが忘れられないんだねえ…。
今でもごちそうを探して大人数で彷徨っているんだよ」
ぴたりと舟が止まった。
「私も業の深い魔物のひとりでね。海を漂い獲物を探している。
かわいそうな子たちだとは思うけれど、本性からは逃れられない。
欲深ではないからね。どちらか一人の命をおくれ。
どちらか一人は無事に逃してあげるよ」
か細く笑う声が潮の音に乗る。
「どちらにする? 助かるべき方がこちらにおいで」
ヨーランが身じろぎした。
グイドはそちらを見られなかった。
自分が助かるにはどうしたらいい?
ついでにヨーランも。
瞬時にそんなことを考えた自身が信じられなかった。
素早く優先順位をつけたのだ。
自分が一番で、次がヨーランの命だと。
この魔物を引き剥がして波を掻けばいい。
追ってくる魔物がいるなら永遠にだって打ち返す。
大事な友だちの命なんか差し出せない。
きっと、ちゃんとした騎士ならそう言うのだ。
咄嗟にそれができなかった自分は、不合格をもらった気分になる。
「君は悩んでるね」
小舟の魔物はグイドに顔を向けた。
びくりとその視線を見返す。
彼女は口を細く開けて笑った。
「君の友だちはとっくに決めてあるみたいだよ。
助かるべきなのはどっちなのか……」
嘲るような表情に、グイドはさらに迷う。
ヨーランはいつだって穏やかだ。
控えめなやつ。
人当たりがきついグイドを咎めたこともない。
ヨーランなら譲ってくれる。
黙っているヨーランの顔を見ようとした。
しかし、違ったらという疑念に体が止まる。
命を、譲る愚か者がいるだろうか?
「グイド」
震える声で呼ばれた。腕に手が触れる。
その力が覚えがないほど強かった。
グイドは息を呑んで肘で弾く。
しまったと思ってそちらを見た。
驚いた表情のヨーランは、片手で隣の小舟を指している。
「ヨーラン」
その仕草はグイドに行けと言っていた。
無意識に突き飛ばしてしまった小さな体は、背中から船縁へ倒れる。
大きく舟が揺れ、グイドは舟底に伏せた。
鋭い悲鳴がした。
海面に近づいたヨーランの髪を、小さな細い手が鷲掴みにしている。
追いつかれた。
「ヨーラン、振りほどけ!」
外へ引いていかれそうなヨーランを抱きかかえる。
自分の方へ。
舟の中へ。
苦しがってヨーランは叫んでいた。
お願い、やめてと何度も請う。
「舟を進ませろ!」
グイドは隣にいる魔物を睨んで怒鳴った。
「逃げてからおまえの願いを聞いてやる!
早くここから離れさせろ!」
ゆったりと波に合わせて魔物は首を傾げる。
舟は海の上を滑り出した。
黒い魔物の声が遠ざかっていく。
これで、と安堵のため息が漏れた。
これで助かる。
朝日が頭を照らした。
グイドはようやく、ヨーランが静かになったことに気づいた。
もう痩せた小さい魔物は追ってこない。
友だちに声をかけた。
少女の笑い声がうるさい。
不愉快な気分になりながらヨーランの体を引いた。
そこにはもうヨーランはいなかった。
領主が力無く歩いてきた。
一見無事な様子にヨーランはぐっと口をひき結ぶ。
しかし、安堵しかけたその表情は、父の手にあるものに驚愕した。
誰かと手を繋いでいる。
それはたぶん、母だったもの。
「おかえり。ヨーラン」
父が言った。
その背後から蛇のような動きで黒い魔物が顔を出す。
大人と同じくらいの大きさだが、やはり痩せていた。
「ごちそうが残ってた……」
嬉しそうな魔物の口が、領主の頭さえひと飲みにできそうなほど大きく開いた。
きっとこれが親玉だった。
「ヨーラン! 走れ!」
グイドがヨーランの手を引く。
館から逃げ出す方に走り出した。
市街地に上がった火の手は広がっている。
教会の鐘に黒いものが群がって騒いでいた。
がらんがらんと歪な音が鳴り響く。
「どこへ行くの」
ちぎられそうなくらいのグイドの力に泣きそうな顔になっていた。
「……港へ! 舟に乗って沖に逃れるぞ!」
領主の土地を出る。
棒切れを拾い直し、向かってくるものを叩きながら走る。
港の大きな船はあらかた燃えていた。
炎の中で魔物か人間か判断がつかないものが暴れまわる。
「乗れる船がないよ」
ヨーランが頼りない顔で呟いた。
「養殖の舟が無事だ」
グイドがそちらを指差す。
浅瀬を行く用の舟で、くっついているのは長い竿だ。
細い空ぶねはなんとも心許ない。
だが行くしかなかった。
「ほら、ヨーラン」
グイドが先に舟に乗って手を貸す。
恐々乗り込んだヨーランのそばに、取りつかれた人間が飛びこんだ。
頭から水しぶきを被る。
後から後から飛びこんでくる人間たちは、水底から二人を見上げていた。
「座れ。漕ぎ出すから」
長い竿が水中に泥をはね上げる。
慌ててヨーランは座った。
心残りなのか、岸を向いている。
ただでさえ小さい背中を丸めていた。
グイドは力を入れて水底を突きながら岸と沖を交互に見る。
「グイド、浮かんでくるよ」
舟の進路を見やるグイドに、ヨーランは教えた。
何が、と背後の友だちを見下ろしたグイドが急いで竿を引き上げる。
人間を手離して、黒い魔物が水面を目指してくるのだ。
水から顔を出したところを竿で突く。
魔物たちは悲鳴をあげて沈んでいくが、後に続くものは増えていった。
もう養殖の区域は過ぎて、竿は手元までさしても手応えがない。
水の上に出てくる黒い魔物を突き飛ばして僅かに進んだ。
早く外への流れに乗りたい。
ふと、魔物と舟の間の距離があくようになった。
外海に出る海流に乗ったと思ってグイドはひとつ深く呼吸した。
「あいつら、泳ぎはあんまり速くないみたいだな」
黒く小さな手が離れていく。
グイドは舟の進路を向いて座った。
疲れた。
ヨーランはびしょ濡れになって膝に顔を埋めている。
グイドの足元でいいだけ海水を浴びたのだ。
もうそろそろ空が白んでくるだろう。
そう思って顔をあげたグイドは、隣を走る小舟に気づいて肩を揺らした。
ボロボロの小舟。
「……なんだ」
いつからいたのか知らないが、その小舟の下から手が出てきている。
その手はグイドたちが乗る船の縁を掴んでいた。
船を進ませているようだ。
グイドは鞘を腰から外してその手を打とうとした。
「やめてよ。追いつかれちゃうよ」
波の動きに合わせて誰かが顔を出す。
少女のようだった。
「私が引いてあげてるから逃げられているんだ」
にやにやと笑う顔が腹立たしい。
「難儀だったね。島を魔物に襲われた。
かわいそうに」
追ってくる痩せた魔物を横目で見る。
「彼らはもともと人間だったのに、飢えて魔物になってしまったの。
ひとの肉を食らったのが忘れられないんだねえ…。
今でもごちそうを探して大人数で彷徨っているんだよ」
ぴたりと舟が止まった。
「私も業の深い魔物のひとりでね。海を漂い獲物を探している。
かわいそうな子たちだとは思うけれど、本性からは逃れられない。
欲深ではないからね。どちらか一人の命をおくれ。
どちらか一人は無事に逃してあげるよ」
か細く笑う声が潮の音に乗る。
「どちらにする? 助かるべき方がこちらにおいで」
ヨーランが身じろぎした。
グイドはそちらを見られなかった。
自分が助かるにはどうしたらいい?
ついでにヨーランも。
瞬時にそんなことを考えた自身が信じられなかった。
素早く優先順位をつけたのだ。
自分が一番で、次がヨーランの命だと。
この魔物を引き剥がして波を掻けばいい。
追ってくる魔物がいるなら永遠にだって打ち返す。
大事な友だちの命なんか差し出せない。
きっと、ちゃんとした騎士ならそう言うのだ。
咄嗟にそれができなかった自分は、不合格をもらった気分になる。
「君は悩んでるね」
小舟の魔物はグイドに顔を向けた。
びくりとその視線を見返す。
彼女は口を細く開けて笑った。
「君の友だちはとっくに決めてあるみたいだよ。
助かるべきなのはどっちなのか……」
嘲るような表情に、グイドはさらに迷う。
ヨーランはいつだって穏やかだ。
控えめなやつ。
人当たりがきついグイドを咎めたこともない。
ヨーランなら譲ってくれる。
黙っているヨーランの顔を見ようとした。
しかし、違ったらという疑念に体が止まる。
命を、譲る愚か者がいるだろうか?
「グイド」
震える声で呼ばれた。腕に手が触れる。
その力が覚えがないほど強かった。
グイドは息を呑んで肘で弾く。
しまったと思ってそちらを見た。
驚いた表情のヨーランは、片手で隣の小舟を指している。
「ヨーラン」
その仕草はグイドに行けと言っていた。
無意識に突き飛ばしてしまった小さな体は、背中から船縁へ倒れる。
大きく舟が揺れ、グイドは舟底に伏せた。
鋭い悲鳴がした。
海面に近づいたヨーランの髪を、小さな細い手が鷲掴みにしている。
追いつかれた。
「ヨーラン、振りほどけ!」
外へ引いていかれそうなヨーランを抱きかかえる。
自分の方へ。
舟の中へ。
苦しがってヨーランは叫んでいた。
お願い、やめてと何度も請う。
「舟を進ませろ!」
グイドは隣にいる魔物を睨んで怒鳴った。
「逃げてからおまえの願いを聞いてやる!
早くここから離れさせろ!」
ゆったりと波に合わせて魔物は首を傾げる。
舟は海の上を滑り出した。
黒い魔物の声が遠ざかっていく。
これで、と安堵のため息が漏れた。
これで助かる。
朝日が頭を照らした。
グイドはようやく、ヨーランが静かになったことに気づいた。
もう痩せた小さい魔物は追ってこない。
友だちに声をかけた。
少女の笑い声がうるさい。
不愉快な気分になりながらヨーランの体を引いた。
そこにはもうヨーランはいなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる