キミとふたり、ときはの恋。【立葵に、想いをのせて】

冴月希衣@商業BL販売中

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キミとふたり、ときはの恋。【第二話】

立葵に、想いをのせて【6.5−8】side奏人

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 結局、この時のことを涼香には伝えていない。
 というか、今週は本当に忙しくて、それどころじゃなかった。今も、青司さんに聞かれたから思い出しただけで、たぶんまたすぐに忘れられる自信がある。

 それに、そんな些細なことよりも、俺の胸を占めていることがある。
 ちょうど一週後の土曜日。涼香が参加する救急法講習会で、花宮先輩が同じ班のメンバーだということ。
 学校行事に何を心配することがあるんだと自分で自分に突っ込んではいるが、俺はその場にいられないんだから気になるのは仕方ないと思う。

 委員会活動を頑張っている涼香にはこんなことは言えないし、気取らせたくはないから、モヤモヤした気分を抱えたまま多忙さに身を任せる日が続いているが、いつまでもこのままで良いなんて本当は思っていない。
 だが、いつ、どう払拭すれば良いのか……それがわからないんだ。


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