3 / 38
第1章 カイラス・ヴァレンティア
3話 「エルム区魔物掃討戦」
しおりを挟む
エルム区の大通りの様子は、まさに地獄絵図だった。
視認できるだけでも5体の魔物が人の体を貪り始め、それを泣きながら引き剥がそうとする人に、逃げ惑う人の群れ。
俺は早まる鼓動を抑え、自分の中で成功するイメージを反復する。
「グロム、お前は左をやれ。俺は右だ」
「めっ、命令すんなって……!」
対象は4m弱、目玉と口がでかいヘドロみたいな魔物だ。こいつには水魔法は使えない。水を使うと幾重にも分裂され、厄介なのだ。
最も有効なのは高温の火で炙り蒸発させることだが、この街中じゃ二次災害を考慮しなくてはならない。
それに何より、捕まって肩口からじっとりと溶けながら捕食されている女を巻き込んでしまう。
まずは人質を奴から引き剥がすことにした。
意識を指先に集中させ、対象の口の中に狙いを定める。 内側から外へ、豪風を放つ。
ゲホッァとヘドロが女を吐き出し、それを風でこちらに運び外傷を確認する。
肩の皮膚が溶かされ、骨が露出している。
惨い状態だが、恐らく片腕が動かなくなるだけで命は助かるだろう。俺は彼女に治癒魔術と解毒魔術をかけ、魔物と向き直った。
ヘドロはギョロリとこちらを睨むと、踵を返して去っていこうとする。勿論逃がしはしない。
イメージするのは箱だ。土魔法で、こいつを完全に隔離する箱を作れ。
ヘドロは液体の要領で箱の僅かな隙間から必死に抜け出そうとするが、その小さな空間からは絶対に巨大な目が抜け出せない。
二次災害の可能性を完全に消し去った所で、箱の中を高温の炎で満たしていく。ギャアァとけたたましい声が響いたあと、ヘドロが消滅したのを確認した。
急いでグロムの方を確認する。
問題ない様子で、2本足なスケルトンの魔物を2撃、3撃とバラバラにしていく。
グロムの良い所は五感、特に目だ。
彼の観察眼は一般兵の次元を超えており、魔物の攻撃の起こりを見逃さない。
両腕を失ったスケルトンが決死の覚悟で頭突きを繰り出してくるが、そんなものは彼には視えている。
その予備動作に対して合わせるようにするりと横を抜け、首を斬り落としていた。
「へっ。まぁ、太陽の下で殺すのと変わりはねぇな」
外層で生きる自信も付いてきたようで、声を震わせずにそう言い切る。
「次の休憩時間は鮮明な話が出来そうだな」
「うるせぇって……。次行くぞ」
大通りの魔物を2体、3体と駆逐していく。
あとは婆さん達が魔物らの侵入口を見つけられているかだが……どうだろうか。
ーーー
ベリンダ視点
「婆さん、この上だ!」
剣士の弟子がそう叫びながらあたしに報告してくる。穴をふさげる魔術師は……ちょっと遠い方に送っちまったねぇ。
仕方ない。老体に鞭打って穴を塞ぐとしよう。
意識の全てを杖を握る指に集中させ、土魔法で足場を盛り上げていき上昇。
年老いてくると目が悪くなるもんで、近づかないと正確に狙いを定められないのが辛いもんだねぇ。
近づくと、外層の茶色にはそぐわない黄金の明るさが見えた。
足場の生成を辞めて、改めて土を作る。
硬化した土を骨組みのように生成し、その上にさらに土を被せて水で固める。そうやって、本物の太陽光を遮っていく。
あたしはこうやってたまに穴の隙間を埋めると、なんだか勿体ない気分になる。
皆口を揃えて太陽が見てみたいと、空を、雲を見てみたいという。
だけど、自分だけはその光を拝んでその光を閉じていく。
これじゃ、なんだか罪人みたいな気分じゃないか……。
穴を塞ぎ終えて、あたしは弟子達に侵入した魔物の掃討、負傷した人間の治癒を命じた。
ーーー
カイ視点
ほとんどの魔物を燃やし、大通りで負傷した人々の野外治療にあたる。また、魔物とあまりに近づいた人には解毒をかける。
穴が空いていたのは数分なので、空気感染の方はそこまで心配いらないだろう。
ただ何らかで魔物に触れたり、触れられたり、急接近などした場合は解毒をかける必要がある。
俺たち軍人も念の為、仕事終わりには揃って解毒をかけ合うものだ。恐らく結構強い免疫をもう持ってるはずだが。
死傷者2名、重傷者7名、負傷者15名。
症状は様々だった。
足から内蔵に届くかという所まで食いちぎられた少年は、まだ14にも満たないような年齢で。
発見した時はこのまま逝かせてあげた方がとすら思ったが、食いちぎられる彼を必死に魔物から引き剥がそうとしていた勇敢な父親に頼まれたので、治癒をかけた。
見ていないうちに目を覚ましていたらしい彼は、切れ切れの声で父親に明日からの不安を吐露していた。
肩口から溶かされ、苦しみながらも息がある女は目が覚めると、片腕が動かない事と自分の運命の理不尽さに理解が追いつかないという様子だった。
彼女の姉らしき人が来て、彼女より深いトーンで悲しんだ姉を見てようやく事態を把握したのか、嗚咽を漏らしながら泣き出した。
恐らく仕事に支障をきたし、すなわち明日の生活にも支障をきたすだろう。
この光の届かない世界で、明日の想像が出来ないことはどれほど辛いことだろうか。
貧困の中ようやく掴み取った職が、未来が、人生が。こんなにも理不尽な形で奪われていくのはなんて地獄だろうか。
俺が外層に居た頃はこんな崩落は2年に1度あるかないかだった。それが、20日に1度のペースで起きている。
昔よりも随分と腐ったものだ。コロニーの上層部に外層の点検を徹底するよう求める事は出来るだろうか……。
そんな事を考えていると、とぼとぼと小さな杖を構えながら歩いてくる少女を見つけた。
名は、なんだったかな。ミリセアとか言ったか。
怯えた表情を浮かべながら、婆さん家からここまで歩いてきたらしい。
「どうしたんだ」
少女はこちらを見て少し安心した表情を見せた後、重傷者達を見てびくっと固まってしまう。なるだけ平静を装った声で、次の言葉を探した。
「婆さん達なら、この通りを進んだ辺りに居るはずだ」
少女は固まったまま。
一緒に行くかと付け加えるが、首を横に振られた。虚ろな目で、ちゃんと伝わっているのかが分からない。
少女はまだ目覚めていない重傷者の元まで歩くと、弱々しい魔術で、治癒をかけだした。
「おい、その人はもう治療済みだ」
杖を握る手に力が篭っているのがわかる。
それは少女が今痛いほどに自分の無力感を痛感しているからか。
「ごめ……なさぃ……」
勝手に治癒魔術をかけた事にでは、恐らくない。
まるで目の前の人を自分が痛めつけたかのように。
その十字架を全て背負い込むような声色で、彼女はそう言った。
彼女を知らない俺にはその行動の真意が読み解けないが、あの家で自分だけが人を助ける力を持たない事に、罪の意識を感じているのかもしれない。
他の子達が家を出ていった後自身の無力感に嫌気がさして、渾身の勇気を払ってここまで追いかけて来た、といった所か。
……勇敢な子だな。少し、危うさを感じるほどに。
「そんなに、思い詰めなくていい」
俺はそう言い、少女は振り返ってこちらを向く。そしてすぐ下に、こちらを忌避するように目線を逸らしてしまう。
怖がられているのか。
そう思った所で、俺はまだ自分の名を名乗っていない事を思い出した。
「カイラス・ヴァレンティアだ」
すると少女は再び顔を上げ、確かめるようにミリセア・フローラ……と自分の名前を教えてくれた。
視認できるだけでも5体の魔物が人の体を貪り始め、それを泣きながら引き剥がそうとする人に、逃げ惑う人の群れ。
俺は早まる鼓動を抑え、自分の中で成功するイメージを反復する。
「グロム、お前は左をやれ。俺は右だ」
「めっ、命令すんなって……!」
対象は4m弱、目玉と口がでかいヘドロみたいな魔物だ。こいつには水魔法は使えない。水を使うと幾重にも分裂され、厄介なのだ。
最も有効なのは高温の火で炙り蒸発させることだが、この街中じゃ二次災害を考慮しなくてはならない。
それに何より、捕まって肩口からじっとりと溶けながら捕食されている女を巻き込んでしまう。
まずは人質を奴から引き剥がすことにした。
意識を指先に集中させ、対象の口の中に狙いを定める。 内側から外へ、豪風を放つ。
ゲホッァとヘドロが女を吐き出し、それを風でこちらに運び外傷を確認する。
肩の皮膚が溶かされ、骨が露出している。
惨い状態だが、恐らく片腕が動かなくなるだけで命は助かるだろう。俺は彼女に治癒魔術と解毒魔術をかけ、魔物と向き直った。
ヘドロはギョロリとこちらを睨むと、踵を返して去っていこうとする。勿論逃がしはしない。
イメージするのは箱だ。土魔法で、こいつを完全に隔離する箱を作れ。
ヘドロは液体の要領で箱の僅かな隙間から必死に抜け出そうとするが、その小さな空間からは絶対に巨大な目が抜け出せない。
二次災害の可能性を完全に消し去った所で、箱の中を高温の炎で満たしていく。ギャアァとけたたましい声が響いたあと、ヘドロが消滅したのを確認した。
急いでグロムの方を確認する。
問題ない様子で、2本足なスケルトンの魔物を2撃、3撃とバラバラにしていく。
グロムの良い所は五感、特に目だ。
彼の観察眼は一般兵の次元を超えており、魔物の攻撃の起こりを見逃さない。
両腕を失ったスケルトンが決死の覚悟で頭突きを繰り出してくるが、そんなものは彼には視えている。
その予備動作に対して合わせるようにするりと横を抜け、首を斬り落としていた。
「へっ。まぁ、太陽の下で殺すのと変わりはねぇな」
外層で生きる自信も付いてきたようで、声を震わせずにそう言い切る。
「次の休憩時間は鮮明な話が出来そうだな」
「うるせぇって……。次行くぞ」
大通りの魔物を2体、3体と駆逐していく。
あとは婆さん達が魔物らの侵入口を見つけられているかだが……どうだろうか。
ーーー
ベリンダ視点
「婆さん、この上だ!」
剣士の弟子がそう叫びながらあたしに報告してくる。穴をふさげる魔術師は……ちょっと遠い方に送っちまったねぇ。
仕方ない。老体に鞭打って穴を塞ぐとしよう。
意識の全てを杖を握る指に集中させ、土魔法で足場を盛り上げていき上昇。
年老いてくると目が悪くなるもんで、近づかないと正確に狙いを定められないのが辛いもんだねぇ。
近づくと、外層の茶色にはそぐわない黄金の明るさが見えた。
足場の生成を辞めて、改めて土を作る。
硬化した土を骨組みのように生成し、その上にさらに土を被せて水で固める。そうやって、本物の太陽光を遮っていく。
あたしはこうやってたまに穴の隙間を埋めると、なんだか勿体ない気分になる。
皆口を揃えて太陽が見てみたいと、空を、雲を見てみたいという。
だけど、自分だけはその光を拝んでその光を閉じていく。
これじゃ、なんだか罪人みたいな気分じゃないか……。
穴を塞ぎ終えて、あたしは弟子達に侵入した魔物の掃討、負傷した人間の治癒を命じた。
ーーー
カイ視点
ほとんどの魔物を燃やし、大通りで負傷した人々の野外治療にあたる。また、魔物とあまりに近づいた人には解毒をかける。
穴が空いていたのは数分なので、空気感染の方はそこまで心配いらないだろう。
ただ何らかで魔物に触れたり、触れられたり、急接近などした場合は解毒をかける必要がある。
俺たち軍人も念の為、仕事終わりには揃って解毒をかけ合うものだ。恐らく結構強い免疫をもう持ってるはずだが。
死傷者2名、重傷者7名、負傷者15名。
症状は様々だった。
足から内蔵に届くかという所まで食いちぎられた少年は、まだ14にも満たないような年齢で。
発見した時はこのまま逝かせてあげた方がとすら思ったが、食いちぎられる彼を必死に魔物から引き剥がそうとしていた勇敢な父親に頼まれたので、治癒をかけた。
見ていないうちに目を覚ましていたらしい彼は、切れ切れの声で父親に明日からの不安を吐露していた。
肩口から溶かされ、苦しみながらも息がある女は目が覚めると、片腕が動かない事と自分の運命の理不尽さに理解が追いつかないという様子だった。
彼女の姉らしき人が来て、彼女より深いトーンで悲しんだ姉を見てようやく事態を把握したのか、嗚咽を漏らしながら泣き出した。
恐らく仕事に支障をきたし、すなわち明日の生活にも支障をきたすだろう。
この光の届かない世界で、明日の想像が出来ないことはどれほど辛いことだろうか。
貧困の中ようやく掴み取った職が、未来が、人生が。こんなにも理不尽な形で奪われていくのはなんて地獄だろうか。
俺が外層に居た頃はこんな崩落は2年に1度あるかないかだった。それが、20日に1度のペースで起きている。
昔よりも随分と腐ったものだ。コロニーの上層部に外層の点検を徹底するよう求める事は出来るだろうか……。
そんな事を考えていると、とぼとぼと小さな杖を構えながら歩いてくる少女を見つけた。
名は、なんだったかな。ミリセアとか言ったか。
怯えた表情を浮かべながら、婆さん家からここまで歩いてきたらしい。
「どうしたんだ」
少女はこちらを見て少し安心した表情を見せた後、重傷者達を見てびくっと固まってしまう。なるだけ平静を装った声で、次の言葉を探した。
「婆さん達なら、この通りを進んだ辺りに居るはずだ」
少女は固まったまま。
一緒に行くかと付け加えるが、首を横に振られた。虚ろな目で、ちゃんと伝わっているのかが分からない。
少女はまだ目覚めていない重傷者の元まで歩くと、弱々しい魔術で、治癒をかけだした。
「おい、その人はもう治療済みだ」
杖を握る手に力が篭っているのがわかる。
それは少女が今痛いほどに自分の無力感を痛感しているからか。
「ごめ……なさぃ……」
勝手に治癒魔術をかけた事にでは、恐らくない。
まるで目の前の人を自分が痛めつけたかのように。
その十字架を全て背負い込むような声色で、彼女はそう言った。
彼女を知らない俺にはその行動の真意が読み解けないが、あの家で自分だけが人を助ける力を持たない事に、罪の意識を感じているのかもしれない。
他の子達が家を出ていった後自身の無力感に嫌気がさして、渾身の勇気を払ってここまで追いかけて来た、といった所か。
……勇敢な子だな。少し、危うさを感じるほどに。
「そんなに、思い詰めなくていい」
俺はそう言い、少女は振り返ってこちらを向く。そしてすぐ下に、こちらを忌避するように目線を逸らしてしまう。
怖がられているのか。
そう思った所で、俺はまだ自分の名を名乗っていない事を思い出した。
「カイラス・ヴァレンティアだ」
すると少女は再び顔を上げ、確かめるようにミリセア・フローラ……と自分の名前を教えてくれた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる