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第2章 王子の偏愛
4 王子の友人
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朝、セラフィナは目を覚まして最初、状況を思い出せずに固まった。がっちりと抱え込まれ、決して寝心地が良いとは思えない腕が2本、目の前に伸びている。そのうちの1本は枕になっていて。
(指、長いなぁ)
視線の先の手を観察し、筋肉質ではあるけれどしなやかな腕に目を戻し、だいたい思い出す。完全に、抱き枕状態なのは分かった。身動きできないほどに抱えられた状態で、なんとか視線を向ければ、まだ眠っているシンの顔があった。寝顔は思いのほか幼い。
(この人たちでも、こんなに熟睡するんだなぁ。よほど寝不足続きだったから?)
と首を傾げながら、とりあえずとその腕を動かして抜け出そうとする。が、その途端に強い力で引き戻された。
「うわっ。起きてたのですか?」
「起きたんだ」
そう応じながら、抱き寄せた手が不埒な場所に伸びようとするのをセラフィナは身をよじって肘を後ろにいる男の腹に入れようとした。
が、当たった瞬間に肘の方に痛みが走る。
「あ、お前、ばかっ」
慌てたのはシンの方だ。いくらシンの方が気をつけていても、向こうからやられてしまったら防ぎようがない。頑健なシンの肉体は、同じ一族で戦場を駆けるものが攻撃をしても、相手の方が痛い目をみるほどなのだ。
「お前、骨いったか?動かせるか?」
体を起こし、セラフィナを支えて起き上がらせながら狼狽して様子を確認しようとする。そのまとわりついてくるものから逃げようとしながら、セラフィナは肘の様子を自分で探る。骨は大丈夫そうだ。
「え、大丈夫なのか?」
それはそれで意外そうにシンは呟き、だが、大丈夫だということに何より安心して息を吐き出す。ほっとして気を緩めたところで、横から伸びてきた手がセラフィナをシンから引き離した。
「寝ぼけて…違いますね、寝ぼけたふりをして不埒なことをして、怪我をさせるなんて」
「誤解だ。何もして…」
なくはないかと、それ以上は黙り込んだ。だって、柔らかかったのだ。それが離れようとしたら引き止めてしまうのは当たり前だろう。それ以外は、つい、としか言いようはない。
やれやれ、とカナンはため息をついた。食事の支度ができているからと声をかけようと思ったところだったのだ。
食事の際、シンの腹に負けた肘を痛そうに抱え、片手で食事をするセラフィナの口に、時折クレイが器用に食べ物を入れていく。慣れたその仕草に軽くはない嫉妬をしながら、おそらく動物のような耳と尻尾があったら垂れてしまっているだろうという様子でセラフィナを眺め、もそもそとシンは食事をしている。
「治癒の魔法は使わないのか」
「うーん」
煮え切らない返事に、またセラフィナの口にパンをちぎって入れたクレイが目を細めて釘を刺した。
「フィーナ、だめだぞ」
「わかってるよ」
「え?」
ずっと一緒にいたカナンも不思議そうな顔になる。確かに自分に治癒魔法を使っているところを目にしたことはないが、そもそも、その必要があるような状況にはしていない。そのために、自分がずっとついていたのだから。
そう考えると、本当に、なんのために一緒にいるんだと叱りたくなるが、先に自分で落ち込んでいるからさすがに追い討ちはかけられない。
クレイに次に口に入れて欲しいものを伝えながら、その視線で、クレイに言うなと伝える。治癒魔法を使うこと、いや、魔力を使うことの代償は、知らなくていい。
「肘をぶつけて痺れてしまうのの、程度が酷い感じなだけだから。大丈夫」
「なら食事…」
「これはフィーナが横着なだけ」
「クレイ!」
「違うか?」
「違わないけど」
ぶつぶつと口の中で文句を言うのを眺めてクレイは楽しげに笑う。その様子を眺めて、シンが身を乗り出した。
「じゃあ、俺のせいだから俺が」
「クレイがいい」
「え!」
シンとカナンの声が重なり、2人が不思議そうに顔を見合わせる。それを眺めながら、セラフィナとクレイは淡々と食事を続けているのだけれど。
「わたしもだめですか?」
「クレイがいなくて必要だったらお願いするかも」
その曖昧さと、やはりクレイなのだとカナンはあからさまに落ち込む。それを見て、セラフィナはすり寄ってカナンにくっつくと、そのまま顔をのぞきこんだ。
そんな、可愛いことをするのはずるいと思いながらも、カナンは拗ねた目を向けた。珍しいなと思いながらセラフィナは笑う。
この日はあまり動かなかった。
セラフィナのけがを気遣ってではない。そんな必要はない程度だったのだから。ただ、シンが言ったのだ。進もうとする方向に、いまは行かない方がいいと。
シンはきな臭い匂いをかんじとっていた。それは文字通りの意味で。ただ、なぜ動かない方がいいのか、説明する言葉がシンにはたりない。それでも、言った途端に、そうか、と納得して全員が足を止めた。誰かが代わりに説得をするのでも、説明を求めるのでもなく。ここは戦場ではなく、一緒にいるのは命令が絶対の部下たちではない。それがなおさら嬉しかったのはなぜだろう。
そのまま日が暮れ、火の近くでセラフィナはすでに横になっている。今日も一緒に眠ろうとしたら、慌てて逃げられた。もう大丈夫でしょ、と。そして、カナンの背後にくっつくようにして眠ってしまった。
カナンは実際はシンには全く歯が立たない。速さでも、力でも。その上でこの状況が成立しているのは、カナンの背後に隠れれば安全だから、ではなく、シンがセラフィナの意思を尊重しているからだ。正確には、無理をして本気で「いやだ」と言われることが怖いのだけれど。
諦めたシンは、クレイの近くに腰を下ろした。
「寝ないのですか」
「今日は多分また寝れない」
甘えたことを、と思ったのは口にしなかったが、敏感に感じ取ったシンが目を眇める。
「そうすればフィーナがまた手を差し伸べると?」
「そうなれば嬉しいな」
正直に言われれば毒気も抜ける。ため息をついてクレイは、こちらはよく眠っているセラフィナに目を向けた。ぐっすりと、眠れているようで良かった。幼い日々、安心しきった様子で眠る姿は、記憶の中にあまりない。
「あなたの腕の中は、安全という意味ではこれ以上ないほどに、安全だろうからな」
「俺自身が凶器にならなければ、だろう」
思ったよりも、きちんと会話が成り立つな、と思えば、それも伝わったのかシンの顔に苦笑いが浮かぶ。笑顔も、いろんな種類のものを見せるようになっている。
「フィーナが、きちんと口で言わないとわからないから」
今までは、言葉がそれほど必要ない環境だったということか。そして、必要になって使い始めれば、まるで幼子がどんどん学んでいくような速さで覚えているのかもしれない。それはつまり、これまでの彼が置かれた環境が彼から言葉を奪っていたということでもあるのだろう。
「何か聞きたいことが?」
「あんたに聞きたいことはたくさんある」
そうだろうな、とクレイは笑った。
「フィーナの、なんなんだ?」
単刀直入な問いに、クレイは困った顔をする。セラフィナの、と言われれば、それはセラフィナ側の視点に立たねば答えが出ず、客観的な言葉だと何になるのかがわからない。
「ぼくにとっての答えでよければ。ぼくのたったひとつの存在で、全て。別に、女性としてではなく。存在として、です。だから、あなたがフィーナを守り、フィーナを傷つけない限りにおいて、この状況は受け容れます。たとえ一度、あなたが孤独なフィーナを傷つけていても、そこには今回だけ、目を瞑ります」
腕力で負けるとは思えない相手からの言葉に面食らいながらも、それがはったりではないのをシンは感じ取る。そして、底知れなさも感じ取った。許さないからどうするというのだ、と、強気に出られる相手ではない。
「さすがだな」
不意に砕けた口調になったクレイを、シンは眉間にしわを寄せて眺める。
「ぼくは、人族ではない。本来の力の大半を失っているけれど、それでも、あなたからフィーナを隠すことはできる」
そう言われた途端にシンの感情が乱れる。それを見てとりながら、クレイは苦笑いを浮かべた。
「どうせ眠れないというなら、フィーナと出会ったときの話をようか。フィーナの友人であるあなたに」
友人、といわれ複雑な気持ちになるが、それはそれでうれしいな、とシンは、自分の位置からは見えないセラフィナの方に目を向ける。
そもそも、友人と呼べる相手はいなかった。幼なじみであるシノンとカナンくらいのもの。他は、危ないからと周りに人がいなかった。それに、「友人」という名前で、少なくともセラフィナとの関わりは続いているのだと思えた。
(指、長いなぁ)
視線の先の手を観察し、筋肉質ではあるけれどしなやかな腕に目を戻し、だいたい思い出す。完全に、抱き枕状態なのは分かった。身動きできないほどに抱えられた状態で、なんとか視線を向ければ、まだ眠っているシンの顔があった。寝顔は思いのほか幼い。
(この人たちでも、こんなに熟睡するんだなぁ。よほど寝不足続きだったから?)
と首を傾げながら、とりあえずとその腕を動かして抜け出そうとする。が、その途端に強い力で引き戻された。
「うわっ。起きてたのですか?」
「起きたんだ」
そう応じながら、抱き寄せた手が不埒な場所に伸びようとするのをセラフィナは身をよじって肘を後ろにいる男の腹に入れようとした。
が、当たった瞬間に肘の方に痛みが走る。
「あ、お前、ばかっ」
慌てたのはシンの方だ。いくらシンの方が気をつけていても、向こうからやられてしまったら防ぎようがない。頑健なシンの肉体は、同じ一族で戦場を駆けるものが攻撃をしても、相手の方が痛い目をみるほどなのだ。
「お前、骨いったか?動かせるか?」
体を起こし、セラフィナを支えて起き上がらせながら狼狽して様子を確認しようとする。そのまとわりついてくるものから逃げようとしながら、セラフィナは肘の様子を自分で探る。骨は大丈夫そうだ。
「え、大丈夫なのか?」
それはそれで意外そうにシンは呟き、だが、大丈夫だということに何より安心して息を吐き出す。ほっとして気を緩めたところで、横から伸びてきた手がセラフィナをシンから引き離した。
「寝ぼけて…違いますね、寝ぼけたふりをして不埒なことをして、怪我をさせるなんて」
「誤解だ。何もして…」
なくはないかと、それ以上は黙り込んだ。だって、柔らかかったのだ。それが離れようとしたら引き止めてしまうのは当たり前だろう。それ以外は、つい、としか言いようはない。
やれやれ、とカナンはため息をついた。食事の支度ができているからと声をかけようと思ったところだったのだ。
食事の際、シンの腹に負けた肘を痛そうに抱え、片手で食事をするセラフィナの口に、時折クレイが器用に食べ物を入れていく。慣れたその仕草に軽くはない嫉妬をしながら、おそらく動物のような耳と尻尾があったら垂れてしまっているだろうという様子でセラフィナを眺め、もそもそとシンは食事をしている。
「治癒の魔法は使わないのか」
「うーん」
煮え切らない返事に、またセラフィナの口にパンをちぎって入れたクレイが目を細めて釘を刺した。
「フィーナ、だめだぞ」
「わかってるよ」
「え?」
ずっと一緒にいたカナンも不思議そうな顔になる。確かに自分に治癒魔法を使っているところを目にしたことはないが、そもそも、その必要があるような状況にはしていない。そのために、自分がずっとついていたのだから。
そう考えると、本当に、なんのために一緒にいるんだと叱りたくなるが、先に自分で落ち込んでいるからさすがに追い討ちはかけられない。
クレイに次に口に入れて欲しいものを伝えながら、その視線で、クレイに言うなと伝える。治癒魔法を使うこと、いや、魔力を使うことの代償は、知らなくていい。
「肘をぶつけて痺れてしまうのの、程度が酷い感じなだけだから。大丈夫」
「なら食事…」
「これはフィーナが横着なだけ」
「クレイ!」
「違うか?」
「違わないけど」
ぶつぶつと口の中で文句を言うのを眺めてクレイは楽しげに笑う。その様子を眺めて、シンが身を乗り出した。
「じゃあ、俺のせいだから俺が」
「クレイがいい」
「え!」
シンとカナンの声が重なり、2人が不思議そうに顔を見合わせる。それを眺めながら、セラフィナとクレイは淡々と食事を続けているのだけれど。
「わたしもだめですか?」
「クレイがいなくて必要だったらお願いするかも」
その曖昧さと、やはりクレイなのだとカナンはあからさまに落ち込む。それを見て、セラフィナはすり寄ってカナンにくっつくと、そのまま顔をのぞきこんだ。
そんな、可愛いことをするのはずるいと思いながらも、カナンは拗ねた目を向けた。珍しいなと思いながらセラフィナは笑う。
この日はあまり動かなかった。
セラフィナのけがを気遣ってではない。そんな必要はない程度だったのだから。ただ、シンが言ったのだ。進もうとする方向に、いまは行かない方がいいと。
シンはきな臭い匂いをかんじとっていた。それは文字通りの意味で。ただ、なぜ動かない方がいいのか、説明する言葉がシンにはたりない。それでも、言った途端に、そうか、と納得して全員が足を止めた。誰かが代わりに説得をするのでも、説明を求めるのでもなく。ここは戦場ではなく、一緒にいるのは命令が絶対の部下たちではない。それがなおさら嬉しかったのはなぜだろう。
そのまま日が暮れ、火の近くでセラフィナはすでに横になっている。今日も一緒に眠ろうとしたら、慌てて逃げられた。もう大丈夫でしょ、と。そして、カナンの背後にくっつくようにして眠ってしまった。
カナンは実際はシンには全く歯が立たない。速さでも、力でも。その上でこの状況が成立しているのは、カナンの背後に隠れれば安全だから、ではなく、シンがセラフィナの意思を尊重しているからだ。正確には、無理をして本気で「いやだ」と言われることが怖いのだけれど。
諦めたシンは、クレイの近くに腰を下ろした。
「寝ないのですか」
「今日は多分また寝れない」
甘えたことを、と思ったのは口にしなかったが、敏感に感じ取ったシンが目を眇める。
「そうすればフィーナがまた手を差し伸べると?」
「そうなれば嬉しいな」
正直に言われれば毒気も抜ける。ため息をついてクレイは、こちらはよく眠っているセラフィナに目を向けた。ぐっすりと、眠れているようで良かった。幼い日々、安心しきった様子で眠る姿は、記憶の中にあまりない。
「あなたの腕の中は、安全という意味ではこれ以上ないほどに、安全だろうからな」
「俺自身が凶器にならなければ、だろう」
思ったよりも、きちんと会話が成り立つな、と思えば、それも伝わったのかシンの顔に苦笑いが浮かぶ。笑顔も、いろんな種類のものを見せるようになっている。
「フィーナが、きちんと口で言わないとわからないから」
今までは、言葉がそれほど必要ない環境だったということか。そして、必要になって使い始めれば、まるで幼子がどんどん学んでいくような速さで覚えているのかもしれない。それはつまり、これまでの彼が置かれた環境が彼から言葉を奪っていたということでもあるのだろう。
「何か聞きたいことが?」
「あんたに聞きたいことはたくさんある」
そうだろうな、とクレイは笑った。
「フィーナの、なんなんだ?」
単刀直入な問いに、クレイは困った顔をする。セラフィナの、と言われれば、それはセラフィナ側の視点に立たねば答えが出ず、客観的な言葉だと何になるのかがわからない。
「ぼくにとっての答えでよければ。ぼくのたったひとつの存在で、全て。別に、女性としてではなく。存在として、です。だから、あなたがフィーナを守り、フィーナを傷つけない限りにおいて、この状況は受け容れます。たとえ一度、あなたが孤独なフィーナを傷つけていても、そこには今回だけ、目を瞑ります」
腕力で負けるとは思えない相手からの言葉に面食らいながらも、それがはったりではないのをシンは感じ取る。そして、底知れなさも感じ取った。許さないからどうするというのだ、と、強気に出られる相手ではない。
「さすがだな」
不意に砕けた口調になったクレイを、シンは眉間にしわを寄せて眺める。
「ぼくは、人族ではない。本来の力の大半を失っているけれど、それでも、あなたからフィーナを隠すことはできる」
そう言われた途端にシンの感情が乱れる。それを見てとりながら、クレイは苦笑いを浮かべた。
「どうせ眠れないというなら、フィーナと出会ったときの話をようか。フィーナの友人であるあなたに」
友人、といわれ複雑な気持ちになるが、それはそれでうれしいな、とシンは、自分の位置からは見えないセラフィナの方に目を向ける。
そもそも、友人と呼べる相手はいなかった。幼なじみであるシノンとカナンくらいのもの。他は、危ないからと周りに人がいなかった。それに、「友人」という名前で、少なくともセラフィナとの関わりは続いているのだと思えた。
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