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滲みる薬に顔を歪める。
騎士団の宿舎の中。兄の部屋に通されて手当てをされている。2人部屋を、兄は今、1人で使っているから好都合ではあるのだけれど。
顔の傷を手当てしてから体も見せろと言われ、さすがに首を横にふった。
「自分でやります」
「見せろ」
声が1段階低くなる。
まともな人なのだ。貧乏貴族の家でそのままいても何にもならないと、鍛錬を重ね、騎士団に入り自立している。いずれは継ぐのかもしれないが、継ぐものがなかったとしても困らない。それこそ、名ばかりついで他は負の財産ばかりの恐れがあると嘯いていたのが、本当になりそうな気配が濃厚だ。
「よくもまあ、娘の顔に傷がつくほどに手をあげられたものだ」
「目につく場所の方が、きちんと罰したと分かりやすいですから」
家から追い出される時も、周囲に知らしめるように大声で喚いて放り出された。
会話をしているのを良いことに先ほどのはうやむやになるかと思ったが、それを期待している気配に気づかれ、兄の目が険しくなる。
「見せろ。それとも、自分でできないか?」
「…兄の台詞じゃないですよね」
「妹が頼ってくる状況じゃないことは、お前も理解しているよな?俺にはカタリナという名前の妹はいても、弟はいないはずなんだが」
「う」
諦めて、シャツの裾を持ち上げて腹だけ見せる。が。それを目にした瞬間にその目を見開いた兄の手が伸びてきて、逆らう間もなくシャツを捲り上げられた。
「ちょっ」
「妹に欲情する趣味はない。大人しくしろ」
抵抗しようとした両手は簡単に兄の片手でまとめあげられて拘束される。腰の背中、腹部には2箇所、片方は下腹部に痣がある。自分でも確認していなかったが、元々が色白なせいかまあ、我ながら痛々しい。
ただまあ…全てが父がやったわけでは、ない。あの人は基本的に気の弱い人ではあるし、跳ねっ返りでおかしな噂まで持ってしまった娘に胃痛を抱えているような人だから。勢いのように顔を殴った後は、殴った手の痛みに呆然としながら、それでも体面を保つために怒鳴って追い出した、程度。ただそのあとが、残念すぎたけれど。
そんなことを考えていると、顔のように出血や傷口があるわけではないから手当てのしようもなかろうと思っていると、手を拘束していない方の手が、傷の周辺を確認するように触れていく。傷の経緯を詳しく話す必要はないと思う。この状況でも兄の機嫌は悪いけれど、真実はなおさらよくない気がする。
そうしながら、兄が世間話をするように、触れている痛みから気をそらせようとでもいうのか口を開く。
「そうそう、リアムだけどな」
「リアム様?」
思わず反応する。今はいない、この部屋のもう1人の住人。兄の親友で、初恋の人。2年ほど前に、辺境の治安が悪くなったと派遣された一隊に組み込まれてしまってずっと会っていない。
まあ、いっそ清々しいほどに一方通行で、向こうからは弟分と思われ、そもそも、彼の好みが正反対なのは知っている。ただ、あまりにもついて回りすぎて兄にはしっかり気持ちが知られていたけれど。ただ、もう忘れたと、幼い憧れだと言い続けているからさすがに信じてくれていると思うのだけど。
「あいつな、3日前に帰ってきたぞ」
「は?」
てことは、ここ、1人部屋じゃないんじゃないの?
と思うのと同時に、扉が開く。
人間、驚いた時は声が出ないらしい。完全に固まるのと同時に、非常に素早く兄が手近にあった、先ほども頭にかけてくれていた外套を体にかけてくれる。
「いや、驚いた。彼女を連れ込んでるなら予告しろ、鍵をかけろと怒鳴るところだったぞ。ノア」
一瞬、固まりはしたもののすぐに我にかえったのは、たった今帰還を聞かされたばかりのリアムで。2年の辺境生活で逞しさが増している。鋭い目元は、兄と話すときには悪戯げに和らいでいて。低い声も相変わらず心地よい。柔らかな風合いの茶色い髪はしっかりと後ろに撫でつけられ、襟足で一つにまとめられている。
背後でそんな風に軽口を叩いている間に、兄に捲り上げられたシャツを戻していた。
「どうしたんだ?」
「ああ、カタリナがおてんばをしたんだ。働き口が欲しいというから身体検査をしていただけだよ」
「は?」
うん、さすがに誰でも聞き返すと思う。身体検査って。
真顔で冗談だ、と言いながら、兄は身繕いが終わったのを見計らって外套を取り上げる。
おかげで、ひどい顔をリアムに見られてしまった。目があった瞬間、思い切りその目が見開かれ、ちょっとこちらが引くほどに怖い顔になった。
「あ、あの、リアム様、おかえりなさい。今お兄様から聞いて…」
「そんなことはいい。誰にやられた。まさか騎士団でやられたのかっ」
いや、弟分ですよね。そんなになんで。兄でさえ平然と構えていたのに。
兄が事情をすぐに聞かされたことで怒りをひたすら抑え込んでいたなんて気付くわけもない。
「ついに跳ねっ返りが過ぎて父を怒らせたそうだ」
「な。ではそれは…」
「リアム様、大丈夫ですから。それよりも、おかえりなさいませ」
もう一度言うと、ものすごく不満げに、それでもただいま、と言ってくれたことに満足して笑みを浮かべる。確かに、もうなんとも思っていないからいちいち教えてくれなくていい、と、明らかに辺境での彼の様子を伝えてくれる兄の口調にからかいを感じていたわたしは言ってしまったけれど。帰還を教えてくれないのは、また話が違うと思うのだ。
「弟分でずっと面倒を見ていただいていたのに、お出迎えもせずにすみません」
「随分、よそよそしい口をきくようになったな。ご令嬢のようだぞ」
揶揄うように言われ、思わずかっとする。令嬢のようだ、と言われるのをなぜか嫌がるのを、この人は面白がるのだ。いやに決まっている。そんな令嬢らしさのかけらもないことは自覚しているのだから。
「カティ」
ようやく、兄が愛称で呼んでくれた。
「騎士団で働けるように団長に頼んでやる。見ての通り、リアムが帰っているからこの部屋に泊めてやるわけにはいかん。客間を使う許可をついでに取ってくるから少し待っていろ」
言いながら立ち上がる背中に焦る。
2人きりにする気か、と。
ただ、気づかない顔で兄は彼の方に顔を向けた。
「リアム。帰ってきて大事なご令嬢とやっと顔を合わせられたんだろう?」
「なっ。お前っ」
腰を浮かせる彼の姿に、一気に胸が冷えた。顔を合わせ、浮かれていたことをそれで自覚する。旅立ちを見送った時よりも一層男らしくなった姿に、初恋がまだ終われていないのを自覚する。
思い人が、いるのに。この人には。
邪魔をする気はない。弟分が何をしたって仕方ない。そんなことをして嫌われるなんてごめんだ。親友の妹という立場を有効活用して、程よく言葉をかけてもらえる距離を手放す気はない。
「そんな方がいるのね?」
兄の言葉を受けて言った声は、自分でも褒めたくなるくらい自然だった。
そんな、焦った顔で、振り返らなくても。別に、何かをできるわけでもない。わたしが知ったところで。今の話ぶりでは、辺境に行く前からの話。2年経っても、離れていても変わらない思い。
そんなの、応援するしか、ないじゃない。
騎士団の宿舎の中。兄の部屋に通されて手当てをされている。2人部屋を、兄は今、1人で使っているから好都合ではあるのだけれど。
顔の傷を手当てしてから体も見せろと言われ、さすがに首を横にふった。
「自分でやります」
「見せろ」
声が1段階低くなる。
まともな人なのだ。貧乏貴族の家でそのままいても何にもならないと、鍛錬を重ね、騎士団に入り自立している。いずれは継ぐのかもしれないが、継ぐものがなかったとしても困らない。それこそ、名ばかりついで他は負の財産ばかりの恐れがあると嘯いていたのが、本当になりそうな気配が濃厚だ。
「よくもまあ、娘の顔に傷がつくほどに手をあげられたものだ」
「目につく場所の方が、きちんと罰したと分かりやすいですから」
家から追い出される時も、周囲に知らしめるように大声で喚いて放り出された。
会話をしているのを良いことに先ほどのはうやむやになるかと思ったが、それを期待している気配に気づかれ、兄の目が険しくなる。
「見せろ。それとも、自分でできないか?」
「…兄の台詞じゃないですよね」
「妹が頼ってくる状況じゃないことは、お前も理解しているよな?俺にはカタリナという名前の妹はいても、弟はいないはずなんだが」
「う」
諦めて、シャツの裾を持ち上げて腹だけ見せる。が。それを目にした瞬間にその目を見開いた兄の手が伸びてきて、逆らう間もなくシャツを捲り上げられた。
「ちょっ」
「妹に欲情する趣味はない。大人しくしろ」
抵抗しようとした両手は簡単に兄の片手でまとめあげられて拘束される。腰の背中、腹部には2箇所、片方は下腹部に痣がある。自分でも確認していなかったが、元々が色白なせいかまあ、我ながら痛々しい。
ただまあ…全てが父がやったわけでは、ない。あの人は基本的に気の弱い人ではあるし、跳ねっ返りでおかしな噂まで持ってしまった娘に胃痛を抱えているような人だから。勢いのように顔を殴った後は、殴った手の痛みに呆然としながら、それでも体面を保つために怒鳴って追い出した、程度。ただそのあとが、残念すぎたけれど。
そんなことを考えていると、顔のように出血や傷口があるわけではないから手当てのしようもなかろうと思っていると、手を拘束していない方の手が、傷の周辺を確認するように触れていく。傷の経緯を詳しく話す必要はないと思う。この状況でも兄の機嫌は悪いけれど、真実はなおさらよくない気がする。
そうしながら、兄が世間話をするように、触れている痛みから気をそらせようとでもいうのか口を開く。
「そうそう、リアムだけどな」
「リアム様?」
思わず反応する。今はいない、この部屋のもう1人の住人。兄の親友で、初恋の人。2年ほど前に、辺境の治安が悪くなったと派遣された一隊に組み込まれてしまってずっと会っていない。
まあ、いっそ清々しいほどに一方通行で、向こうからは弟分と思われ、そもそも、彼の好みが正反対なのは知っている。ただ、あまりにもついて回りすぎて兄にはしっかり気持ちが知られていたけれど。ただ、もう忘れたと、幼い憧れだと言い続けているからさすがに信じてくれていると思うのだけど。
「あいつな、3日前に帰ってきたぞ」
「は?」
てことは、ここ、1人部屋じゃないんじゃないの?
と思うのと同時に、扉が開く。
人間、驚いた時は声が出ないらしい。完全に固まるのと同時に、非常に素早く兄が手近にあった、先ほども頭にかけてくれていた外套を体にかけてくれる。
「いや、驚いた。彼女を連れ込んでるなら予告しろ、鍵をかけろと怒鳴るところだったぞ。ノア」
一瞬、固まりはしたもののすぐに我にかえったのは、たった今帰還を聞かされたばかりのリアムで。2年の辺境生活で逞しさが増している。鋭い目元は、兄と話すときには悪戯げに和らいでいて。低い声も相変わらず心地よい。柔らかな風合いの茶色い髪はしっかりと後ろに撫でつけられ、襟足で一つにまとめられている。
背後でそんな風に軽口を叩いている間に、兄に捲り上げられたシャツを戻していた。
「どうしたんだ?」
「ああ、カタリナがおてんばをしたんだ。働き口が欲しいというから身体検査をしていただけだよ」
「は?」
うん、さすがに誰でも聞き返すと思う。身体検査って。
真顔で冗談だ、と言いながら、兄は身繕いが終わったのを見計らって外套を取り上げる。
おかげで、ひどい顔をリアムに見られてしまった。目があった瞬間、思い切りその目が見開かれ、ちょっとこちらが引くほどに怖い顔になった。
「あ、あの、リアム様、おかえりなさい。今お兄様から聞いて…」
「そんなことはいい。誰にやられた。まさか騎士団でやられたのかっ」
いや、弟分ですよね。そんなになんで。兄でさえ平然と構えていたのに。
兄が事情をすぐに聞かされたことで怒りをひたすら抑え込んでいたなんて気付くわけもない。
「ついに跳ねっ返りが過ぎて父を怒らせたそうだ」
「な。ではそれは…」
「リアム様、大丈夫ですから。それよりも、おかえりなさいませ」
もう一度言うと、ものすごく不満げに、それでもただいま、と言ってくれたことに満足して笑みを浮かべる。確かに、もうなんとも思っていないからいちいち教えてくれなくていい、と、明らかに辺境での彼の様子を伝えてくれる兄の口調にからかいを感じていたわたしは言ってしまったけれど。帰還を教えてくれないのは、また話が違うと思うのだ。
「弟分でずっと面倒を見ていただいていたのに、お出迎えもせずにすみません」
「随分、よそよそしい口をきくようになったな。ご令嬢のようだぞ」
揶揄うように言われ、思わずかっとする。令嬢のようだ、と言われるのをなぜか嫌がるのを、この人は面白がるのだ。いやに決まっている。そんな令嬢らしさのかけらもないことは自覚しているのだから。
「カティ」
ようやく、兄が愛称で呼んでくれた。
「騎士団で働けるように団長に頼んでやる。見ての通り、リアムが帰っているからこの部屋に泊めてやるわけにはいかん。客間を使う許可をついでに取ってくるから少し待っていろ」
言いながら立ち上がる背中に焦る。
2人きりにする気か、と。
ただ、気づかない顔で兄は彼の方に顔を向けた。
「リアム。帰ってきて大事なご令嬢とやっと顔を合わせられたんだろう?」
「なっ。お前っ」
腰を浮かせる彼の姿に、一気に胸が冷えた。顔を合わせ、浮かれていたことをそれで自覚する。旅立ちを見送った時よりも一層男らしくなった姿に、初恋がまだ終われていないのを自覚する。
思い人が、いるのに。この人には。
邪魔をする気はない。弟分が何をしたって仕方ない。そんなことをして嫌われるなんてごめんだ。親友の妹という立場を有効活用して、程よく言葉をかけてもらえる距離を手放す気はない。
「そんな方がいるのね?」
兄の言葉を受けて言った声は、自分でも褒めたくなるくらい自然だった。
そんな、焦った顔で、振り返らなくても。別に、何かをできるわけでもない。わたしが知ったところで。今の話ぶりでは、辺境に行く前からの話。2年経っても、離れていても変わらない思い。
そんなの、応援するしか、ないじゃない。
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