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第1章
仕方ない、ひと…
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「侍女殿は、宰相閣下の縁の方なのか」
問いかける声に、ルナはお茶を淹れる手元から目を離さずに短く、いいえ、と応じた。
最初、名を尋ねた割に、シルヴィはルナの名を呼ばない。まあ、この離宮に侍女がルナ一人しかいない時点で、確かに名は必要ないだろう。
それに。
この人にとっては、呼びたくもない名だろう。
「お聞き及びかと思いますが、わたしは爵位のある家の縁の者ではありません。こういった場での作法も知りませんので、宰相閣下にはなにかとご指導いただいております」
シルヴィの前にカップを置き、下がって頭を下げながら、部屋を辞そうとする。レオボルトにシルヴィからの面会の希望を伝えに行かなければいけない。
「噂…か」
シルヴィの呟きに、そういえば、下世話なものの方が多かったな、と思いながらルナは表情には出さず、部屋を出た。
その下世話なものを肯定するような言い回しに聞こえてしまったかとも思ったが、正直、どうでもよかった。身分ある人たちには障りがあるだろうが、それを言っても無視しているのはあの人たちだ。
「お前…」
適当にレオボルトを探し歩き、鍛錬場でその姿を見つけて歩み寄ったルナに、レオボルトは思い切り顔を顰めて見せた。
「やっと顔を見せたな」
「は?」
きょとんと首をかしげ、ルナは気にしないことにして用件を伝える。
「辺境伯閣下が陛下にお会いしたいそうです。執務室でよろしいですか?」
「会うかどうかを、聞け。まずは」
「だって、暇ですよね?ここにいるんですから」
「……」
眉間のシワがさらに深くなり、レオボルトは舌打ちをしてその長い腕をルナに伸ばした。
「うわぁっ!?」
バランスを崩し、うっすらと汗をかいたレオボルトの胸元によろける。固く厚い胸板に額を当てる形で頭を抑えられ、そのままぐしゃぐしゃと掻き回された。
「なっ…なっ」
言葉にならないルナを見下ろして、レオボルトは苦虫を噛み潰したような顔だったものに笑みを浮かべた。
「全然俺のところに顔を見せないのはどういう了見だ」
「あなたが客人の世話をしろと命じたんでしょう!」
「あいつがいない時に様子を見るくらいの気遣いを見せろ。そもそもは俺の護衛だろうが。気にならんのか」
「何かあれば、すぐにわかります!シロがいるんだから。他にも騎士の方々もいるんです。わたしのようなおまけにそんなことは誰も期待していません」
「俺がしている」
さらっと言われた言葉に、ルナは開いた口が塞がらない思いだが、顔を胸板に押し付けられていてレオボルトの顔を見上げることもできない。後頭部に当てられた手はずっとぐしゃぐしゃと髪を撫で続けている。
(この人、ペットか何かだと思ってる…。絶対)
「わたしより毛並みのいいのが近くに今はいるじゃないですか」
「あれがお前以外に触らせるわけがなかろう」
呆れたように言い返されれば、それには頷くしかない。が、この状況は納得がいかない。
「とにかく、辺境伯様がお待ちですから。移動してください。辺境伯様をそちらに案内しますから」
「呼び方が安定しないな。昔のように呼べばいいだろう」
「…陛下。あなた、ばかですか?」
「くっ…はっはは」
堪えきれないように腹を抱えて声を立てて笑う、珍しい男をルナは迷惑げに見上げる。当たり前だ。胸元から逃してくれないのだから、腹を抱えられればさらに苦しい態勢になる。
巧みにルナを拘束していたレオボルトの腕の中から、ようやくするりと抜け出して、ルナは息苦しくて紅潮した顔でレオボルトを睨みあげた。
「執務室にいてください。すぐに案内しますから」
執務室で待ち構えていたヴァルトは、機嫌のよい顔で入ってきたレオボルトを一瞥して目を逸らし、小さくため息をついた。
ここ数日。ルナを客人につけてから日に日に機嫌が悪くなっていたのだが。これは、ルナが迷惑を被ったなとひと目でわかる。
こうなることはわかり切っていたのだから、そもそもルナを完全に客人につけてしまわなければよかったのだ。
「ほどほどにしろよ。逃げられるぞ」
「逃さんよ」
気楽な言葉で忠告すれば、人の悪い笑みで返される。
「あれは、ルナだからな」
「分かっている。俺が分かっていることも、分かってるんだろう?あれがカヤなら、俺の手元に置いておけない」
お前のものだからな、という言葉は飲み込む。
レオボルトにとっては、それはきっかけ。ルナを見るきっかけ。それが執着心を強めはしたけれど、混同はしていない。
ヴァルトにとってはあえていうなら、それは結果なのだろう。結果、ルナはカヤだったかもしれないが、カヤではない。ヴァルトがルナに向ける視線は、妹や…娘に向けるようなもの。それだからこそ、厄介だともレオボルトは思うけれど。
「レオ、なんでルナをあの男に近づけた?」
幼いレオボルトを庇護した時の呼び方で呼び、ヴァルトは厳しい目を向ける。その判断は、王としての客人への配慮や疑いをかけられた者への警戒の結果ではないと、長い付き合いからわかる。
「あの2人の、様子を見たかった」
「悪趣味だ」
ルナは相手をわかっている。
シルヴィは、おそらくわかっていない。疑っているかもしれないが、確証はない。
ひたすら、ルナが居心地悪く、そしてレオボルトがおそれた何かがあるなら、ひたすら辛い思いをするだけ。
離宮の中の執務室にシルヴィを案内し、ルナは中には入らずに外に控える。
何を話したのか、それほどかからずに出てきたシルヴィをまた居室に案内し、出て行こうとしたところでシルヴィに呼び止められた。
「もう少し、自由に動けないものか。だめだという場所には近寄らない」
「陛下のお赦しが出れば可能でしょうが。いつ何時でも、行きたい場所があればお呼びください。移動される時以外は、お一人で極力お過ごしいただけるよう、控えておりますので」
監視でもあり、それが護衛でもある。
それを言うわけにはいかないけれど。
「先ほど、願ってみたが、待てと言われた」
「だめだ、ではなく、待て、だったのですね。それでは、お待ちいただければ、いずれは」
静かに頭を下げ、次の間に下がると、ルナは息を吐き出す。
声をかけられるたびに緊張する。気づかれているのかも、それを伺うように顔を見ることもできない。その仕草で気づかれるのも怖くて。
罵言を浴びせられるのは慣れてしまったけれど、あの人からのそれは、怖い。
一度、最後にお互いに認識して顔をあわせたときにもう、経験しているけれど。そう誘導したのは自分だけれど。酷い言葉を、向けて。
その夜更。
ルナの頭にシロの声が届く。
(どうしたの?)
(少し、交代)
間を置いて、ルナはざわざわする胸を押さえ込む。
(陛下になにか?)
(刺客とかじゃない。それならなんとかする。とにかく、交代)
シロの声が言った瞬間、シロとルナの体が互いに入れ替わった。ルナのいた部屋にシロがあらわれ、シルヴィのために控える。
同時に、シロが伏せていた場所に、ルナは立っていた。
強引…。
あのシロがなにを、と思って顔を巡らせ、気付いて眉を下げた。
(仕方ないひと…)
問いかける声に、ルナはお茶を淹れる手元から目を離さずに短く、いいえ、と応じた。
最初、名を尋ねた割に、シルヴィはルナの名を呼ばない。まあ、この離宮に侍女がルナ一人しかいない時点で、確かに名は必要ないだろう。
それに。
この人にとっては、呼びたくもない名だろう。
「お聞き及びかと思いますが、わたしは爵位のある家の縁の者ではありません。こういった場での作法も知りませんので、宰相閣下にはなにかとご指導いただいております」
シルヴィの前にカップを置き、下がって頭を下げながら、部屋を辞そうとする。レオボルトにシルヴィからの面会の希望を伝えに行かなければいけない。
「噂…か」
シルヴィの呟きに、そういえば、下世話なものの方が多かったな、と思いながらルナは表情には出さず、部屋を出た。
その下世話なものを肯定するような言い回しに聞こえてしまったかとも思ったが、正直、どうでもよかった。身分ある人たちには障りがあるだろうが、それを言っても無視しているのはあの人たちだ。
「お前…」
適当にレオボルトを探し歩き、鍛錬場でその姿を見つけて歩み寄ったルナに、レオボルトは思い切り顔を顰めて見せた。
「やっと顔を見せたな」
「は?」
きょとんと首をかしげ、ルナは気にしないことにして用件を伝える。
「辺境伯閣下が陛下にお会いしたいそうです。執務室でよろしいですか?」
「会うかどうかを、聞け。まずは」
「だって、暇ですよね?ここにいるんですから」
「……」
眉間のシワがさらに深くなり、レオボルトは舌打ちをしてその長い腕をルナに伸ばした。
「うわぁっ!?」
バランスを崩し、うっすらと汗をかいたレオボルトの胸元によろける。固く厚い胸板に額を当てる形で頭を抑えられ、そのままぐしゃぐしゃと掻き回された。
「なっ…なっ」
言葉にならないルナを見下ろして、レオボルトは苦虫を噛み潰したような顔だったものに笑みを浮かべた。
「全然俺のところに顔を見せないのはどういう了見だ」
「あなたが客人の世話をしろと命じたんでしょう!」
「あいつがいない時に様子を見るくらいの気遣いを見せろ。そもそもは俺の護衛だろうが。気にならんのか」
「何かあれば、すぐにわかります!シロがいるんだから。他にも騎士の方々もいるんです。わたしのようなおまけにそんなことは誰も期待していません」
「俺がしている」
さらっと言われた言葉に、ルナは開いた口が塞がらない思いだが、顔を胸板に押し付けられていてレオボルトの顔を見上げることもできない。後頭部に当てられた手はずっとぐしゃぐしゃと髪を撫で続けている。
(この人、ペットか何かだと思ってる…。絶対)
「わたしより毛並みのいいのが近くに今はいるじゃないですか」
「あれがお前以外に触らせるわけがなかろう」
呆れたように言い返されれば、それには頷くしかない。が、この状況は納得がいかない。
「とにかく、辺境伯様がお待ちですから。移動してください。辺境伯様をそちらに案内しますから」
「呼び方が安定しないな。昔のように呼べばいいだろう」
「…陛下。あなた、ばかですか?」
「くっ…はっはは」
堪えきれないように腹を抱えて声を立てて笑う、珍しい男をルナは迷惑げに見上げる。当たり前だ。胸元から逃してくれないのだから、腹を抱えられればさらに苦しい態勢になる。
巧みにルナを拘束していたレオボルトの腕の中から、ようやくするりと抜け出して、ルナは息苦しくて紅潮した顔でレオボルトを睨みあげた。
「執務室にいてください。すぐに案内しますから」
執務室で待ち構えていたヴァルトは、機嫌のよい顔で入ってきたレオボルトを一瞥して目を逸らし、小さくため息をついた。
ここ数日。ルナを客人につけてから日に日に機嫌が悪くなっていたのだが。これは、ルナが迷惑を被ったなとひと目でわかる。
こうなることはわかり切っていたのだから、そもそもルナを完全に客人につけてしまわなければよかったのだ。
「ほどほどにしろよ。逃げられるぞ」
「逃さんよ」
気楽な言葉で忠告すれば、人の悪い笑みで返される。
「あれは、ルナだからな」
「分かっている。俺が分かっていることも、分かってるんだろう?あれがカヤなら、俺の手元に置いておけない」
お前のものだからな、という言葉は飲み込む。
レオボルトにとっては、それはきっかけ。ルナを見るきっかけ。それが執着心を強めはしたけれど、混同はしていない。
ヴァルトにとってはあえていうなら、それは結果なのだろう。結果、ルナはカヤだったかもしれないが、カヤではない。ヴァルトがルナに向ける視線は、妹や…娘に向けるようなもの。それだからこそ、厄介だともレオボルトは思うけれど。
「レオ、なんでルナをあの男に近づけた?」
幼いレオボルトを庇護した時の呼び方で呼び、ヴァルトは厳しい目を向ける。その判断は、王としての客人への配慮や疑いをかけられた者への警戒の結果ではないと、長い付き合いからわかる。
「あの2人の、様子を見たかった」
「悪趣味だ」
ルナは相手をわかっている。
シルヴィは、おそらくわかっていない。疑っているかもしれないが、確証はない。
ひたすら、ルナが居心地悪く、そしてレオボルトがおそれた何かがあるなら、ひたすら辛い思いをするだけ。
離宮の中の執務室にシルヴィを案内し、ルナは中には入らずに外に控える。
何を話したのか、それほどかからずに出てきたシルヴィをまた居室に案内し、出て行こうとしたところでシルヴィに呼び止められた。
「もう少し、自由に動けないものか。だめだという場所には近寄らない」
「陛下のお赦しが出れば可能でしょうが。いつ何時でも、行きたい場所があればお呼びください。移動される時以外は、お一人で極力お過ごしいただけるよう、控えておりますので」
監視でもあり、それが護衛でもある。
それを言うわけにはいかないけれど。
「先ほど、願ってみたが、待てと言われた」
「だめだ、ではなく、待て、だったのですね。それでは、お待ちいただければ、いずれは」
静かに頭を下げ、次の間に下がると、ルナは息を吐き出す。
声をかけられるたびに緊張する。気づかれているのかも、それを伺うように顔を見ることもできない。その仕草で気づかれるのも怖くて。
罵言を浴びせられるのは慣れてしまったけれど、あの人からのそれは、怖い。
一度、最後にお互いに認識して顔をあわせたときにもう、経験しているけれど。そう誘導したのは自分だけれど。酷い言葉を、向けて。
その夜更。
ルナの頭にシロの声が届く。
(どうしたの?)
(少し、交代)
間を置いて、ルナはざわざわする胸を押さえ込む。
(陛下になにか?)
(刺客とかじゃない。それならなんとかする。とにかく、交代)
シロの声が言った瞬間、シロとルナの体が互いに入れ替わった。ルナのいた部屋にシロがあらわれ、シルヴィのために控える。
同時に、シロが伏せていた場所に、ルナは立っていた。
強引…。
あのシロがなにを、と思って顔を巡らせ、気付いて眉を下げた。
(仕方ないひと…)
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