76 / 145
【17歳】
【17歳】17☆
しおりを挟む
転生前に江戸時代の調べ物をした時、側室とかを含めて53人子どもを産ませた将軍がいたの知って驚愕した事あるけど…オークって…きっと、そのタイプだな。
あの後マジ泣きしながら懇願し倒して勘弁してもらい、再び綺麗に洗浄魔法掛けられて……気付いた時には気を失う様に寝ていた。
そして…目を開けて横を向くとオークが気持ち良さ気に寝息を立てている。
俺はどうやらオークの腕枕で寝ていたらしい。
体力が戻ってきた腕を伸ばしてオークの髪を撫でながら顔を見ると、目の下には薄っすらと隈があった。
最近は無かったんだけどなぁ……
「………寂しかった…か……」
王宮でちゃんと寝てなかったのだろうか?
以前、屋敷の精霊の樹の下で一緒に昼寝した時よりも更に大人になった寝顔。
会えない寂しさはあるが切なさは…俺にはまだ分からない。
2人に会えなくなって初めて分かるんだろうか?
あ、そういや……あの時、頬を突付こうとして失敗したんだよな……再チャレンジだっ。
………フフッ……今度こそ…ツンツンしてやるぜっ!
俺は撫でていたオークの頭から手を移動させ、人差し指をそっと頬に当てようとしたら………
___ガシッ!___
「またかっ!」
頬に当たる前に指を掴まれた。
「………可愛い事…すんなよなぁ……」
「ぉわぁっ!お前っ……起き……」
「…るだろ?…そんな可愛い事…されたら……」
オークに覆い被さられた。
「………襲うぞ………」
いやぁぁぁぁ…目がマジだぁ…この人っ。
素っ裸だから余計に逃げ場がねぇ!
「………フッ…なんてな。本当に…お前は不思議なやつだよなぁ…」
そう言うと、オークは横に寝転がってからこちらを向いた。
「……なん…だよ…」
「相変わらず自覚なし…か。まぁ、良いけどな。それがお前の良さだし。」
「不思議も何も…俺は…俺だし……」
「……そう、7歳の初めて会った時からお前はお前だった。王子だからと態度も変えず、年が経つにつれて口も悪くなるし…つれないし。」
「悪かったな。」
「違う。それが俺には良かったんだよ。王子という肩書も、王位継承者という見え隠れするものにも一切お前は見ずに俺を見てくれている。」
「お前、王子らしくないからなぁ。」
「あ、酷ぇ………でも……そんなお前だからこそ……」
オークが静かに身体を起こして俺の手を取った。
「お前を…チュッ…愛してるんだ……」
「……………っ!!!」
顔を上げたオークの瞳はいつものギラギラとしたものでは無かった。
……潤んだ瞳に…甘い声……
そんな顔も出来るんだ……
「……お……俺は………その……」
ドキドキして頭が真っ白になってしまって言葉が出ない。
「返事は良い……俺が言いたかっただけだから……ん………」
手の甲に何度もキスをされ、そのまま薬指を少し喰んで甘噛みされた。
「……んっ…」
「ただ…ここは……俺と…アイツ以外……触らせんなよな……」
オークが甘噛みした左手の薬指……ほんの少しだけ赤くなった。
そのまま指の股へ舌を這わせ、俺に見えるようにゆっくりと音を立ててしゃぶられると……結構クるものがあって……昨日沢山腹の奥に注がれたオークの精液を思い出してゾクゾクとしてしまう。
「フフッ…シオン、顔…真っ赤っ♪」
「ぅ…うっせっ…お前…ワザとだろ……」
「まぁ…な……でも…また……シたくなっただろ…?」
オークがゆっくりと覆い被さり、勃ち上がり始めた俺のペニスを指先で付け根から先をなぞっていった。
「んんっ……ぁっ!」
「ここ…こんなだしな…♡」
耳元をキスされ、頬を通って顔中にキスをされる。
「お前の顔が…好きだ……チュ……声も…チュ……身体も……チュ……何もかも………チュ。」
「……オー…ク……」
「それだけは……覚えとけよ……」
「……ぅ…ん………」
「……シオン……」
どちらかともなく唇が合わさった。
「ふ……ぁっ……っ……」
キスをされながら鈴口を指先でグリグリと刺激されて声が出てしまう。
大きく口を開くとオークの舌が更に奥へと入って来て俺の舌を絡めて吸い上げた。
「ふっ……ゃっ……ふぉー……くぅっ……」
ゆっくりと舌を吸いながらオークの唇が離れていくが、途中で動きが止まった。
「やっぱり足りない……お前が…欲しい……」
うん。俺も思ったよ。
俺は返事の変わりに腕を回す。
俺はカヤも大事だけど…やっぱりオークも大事だ。
……甘く心を蕩かすように抱くカヤ、熱く心を蕩かすオーク………まぁ……2人共激しぃっちゃ激しいんだけど………どちらも俺を大事に思ってくれている。
「……んぅっ……」
「シオン…今は俺だけ…考えて?」
オークが耳を甘噛みした。
そうだよな、抱かれてる時にいないヤツの事を考えるのは…ダメだよな。
「……じゃぁ……考えられなく…して?」
………ハッ!…しまったぁっ‼……今これやったらダメなやつっっ!
「……………………」
「あっ…アハハハ……なななな~んてねっ☆ウソウソッ‼今のは冗談っ!間違えた!」
転生前にバーのママとこのやり取りして笑ってたけど…無意識でつい言っちゃったぁぁぁっ!
だって言い回し全く一緒だったしっっ‼
「………いや……そうだよな………フフ……俺としたことが……」
ゆらりとオークの瞳が妖しく光る。
「ゃ……あ…その…っ…」
「考えられない程……昨日以上に抱いたら考える事なんて…バカバカしくなるよなぁ♡」
後孔にオークの既に硬くなったペニスの先がクチュクチュと出入りしている。
「…ひゃっ……んっ……ゴメッ……ってぇ……」
「愛してるぜっ♪シオンッ‼」
___ズンッ‼___
「やぁぁぁぁぁああああっ‼」
一気に突かれ、俺は言われた通り何も考えられない程また一晩オークに貪られてしまった。
あの後マジ泣きしながら懇願し倒して勘弁してもらい、再び綺麗に洗浄魔法掛けられて……気付いた時には気を失う様に寝ていた。
そして…目を開けて横を向くとオークが気持ち良さ気に寝息を立てている。
俺はどうやらオークの腕枕で寝ていたらしい。
体力が戻ってきた腕を伸ばしてオークの髪を撫でながら顔を見ると、目の下には薄っすらと隈があった。
最近は無かったんだけどなぁ……
「………寂しかった…か……」
王宮でちゃんと寝てなかったのだろうか?
以前、屋敷の精霊の樹の下で一緒に昼寝した時よりも更に大人になった寝顔。
会えない寂しさはあるが切なさは…俺にはまだ分からない。
2人に会えなくなって初めて分かるんだろうか?
あ、そういや……あの時、頬を突付こうとして失敗したんだよな……再チャレンジだっ。
………フフッ……今度こそ…ツンツンしてやるぜっ!
俺は撫でていたオークの頭から手を移動させ、人差し指をそっと頬に当てようとしたら………
___ガシッ!___
「またかっ!」
頬に当たる前に指を掴まれた。
「………可愛い事…すんなよなぁ……」
「ぉわぁっ!お前っ……起き……」
「…るだろ?…そんな可愛い事…されたら……」
オークに覆い被さられた。
「………襲うぞ………」
いやぁぁぁぁ…目がマジだぁ…この人っ。
素っ裸だから余計に逃げ場がねぇ!
「………フッ…なんてな。本当に…お前は不思議なやつだよなぁ…」
そう言うと、オークは横に寝転がってからこちらを向いた。
「……なん…だよ…」
「相変わらず自覚なし…か。まぁ、良いけどな。それがお前の良さだし。」
「不思議も何も…俺は…俺だし……」
「……そう、7歳の初めて会った時からお前はお前だった。王子だからと態度も変えず、年が経つにつれて口も悪くなるし…つれないし。」
「悪かったな。」
「違う。それが俺には良かったんだよ。王子という肩書も、王位継承者という見え隠れするものにも一切お前は見ずに俺を見てくれている。」
「お前、王子らしくないからなぁ。」
「あ、酷ぇ………でも……そんなお前だからこそ……」
オークが静かに身体を起こして俺の手を取った。
「お前を…チュッ…愛してるんだ……」
「……………っ!!!」
顔を上げたオークの瞳はいつものギラギラとしたものでは無かった。
……潤んだ瞳に…甘い声……
そんな顔も出来るんだ……
「……お……俺は………その……」
ドキドキして頭が真っ白になってしまって言葉が出ない。
「返事は良い……俺が言いたかっただけだから……ん………」
手の甲に何度もキスをされ、そのまま薬指を少し喰んで甘噛みされた。
「……んっ…」
「ただ…ここは……俺と…アイツ以外……触らせんなよな……」
オークが甘噛みした左手の薬指……ほんの少しだけ赤くなった。
そのまま指の股へ舌を這わせ、俺に見えるようにゆっくりと音を立ててしゃぶられると……結構クるものがあって……昨日沢山腹の奥に注がれたオークの精液を思い出してゾクゾクとしてしまう。
「フフッ…シオン、顔…真っ赤っ♪」
「ぅ…うっせっ…お前…ワザとだろ……」
「まぁ…な……でも…また……シたくなっただろ…?」
オークがゆっくりと覆い被さり、勃ち上がり始めた俺のペニスを指先で付け根から先をなぞっていった。
「んんっ……ぁっ!」
「ここ…こんなだしな…♡」
耳元をキスされ、頬を通って顔中にキスをされる。
「お前の顔が…好きだ……チュ……声も…チュ……身体も……チュ……何もかも………チュ。」
「……オー…ク……」
「それだけは……覚えとけよ……」
「……ぅ…ん………」
「……シオン……」
どちらかともなく唇が合わさった。
「ふ……ぁっ……っ……」
キスをされながら鈴口を指先でグリグリと刺激されて声が出てしまう。
大きく口を開くとオークの舌が更に奥へと入って来て俺の舌を絡めて吸い上げた。
「ふっ……ゃっ……ふぉー……くぅっ……」
ゆっくりと舌を吸いながらオークの唇が離れていくが、途中で動きが止まった。
「やっぱり足りない……お前が…欲しい……」
うん。俺も思ったよ。
俺は返事の変わりに腕を回す。
俺はカヤも大事だけど…やっぱりオークも大事だ。
……甘く心を蕩かすように抱くカヤ、熱く心を蕩かすオーク………まぁ……2人共激しぃっちゃ激しいんだけど………どちらも俺を大事に思ってくれている。
「……んぅっ……」
「シオン…今は俺だけ…考えて?」
オークが耳を甘噛みした。
そうだよな、抱かれてる時にいないヤツの事を考えるのは…ダメだよな。
「……じゃぁ……考えられなく…して?」
………ハッ!…しまったぁっ‼……今これやったらダメなやつっっ!
「……………………」
「あっ…アハハハ……なななな~んてねっ☆ウソウソッ‼今のは冗談っ!間違えた!」
転生前にバーのママとこのやり取りして笑ってたけど…無意識でつい言っちゃったぁぁぁっ!
だって言い回し全く一緒だったしっっ‼
「………いや……そうだよな………フフ……俺としたことが……」
ゆらりとオークの瞳が妖しく光る。
「ゃ……あ…その…っ…」
「考えられない程……昨日以上に抱いたら考える事なんて…バカバカしくなるよなぁ♡」
後孔にオークの既に硬くなったペニスの先がクチュクチュと出入りしている。
「…ひゃっ……んっ……ゴメッ……ってぇ……」
「愛してるぜっ♪シオンッ‼」
___ズンッ‼___
「やぁぁぁぁぁああああっ‼」
一気に突かれ、俺は言われた通り何も考えられない程また一晩オークに貪られてしまった。
21
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
なぜ処刑予定の悪役子息の俺が溺愛されている?
詩河とんぼ
BL
前世では過労死し、バース性があるBLゲームに転生した俺は、なる方が珍しいバットエンド以外は全て処刑されるというの世界の悪役子息・カイラントになっていた。処刑されるのはもちろん嫌だし、知識を付けてそれなりのところで働くか婿入りできたらいいな……と思っていたのだが、攻略対象者で王太子のアルスタから猛アプローチを受ける。……どうしてこうなった?
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる