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【17歳】

【17歳】20☆

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目を覚ますとカヤが横にいて俺の髪を梳いていた。

「おはよ……」

「ぉは……んむっ…」

目が合うなりすぐに唇が合わさり舌が入る。

「ん…んぅっ…ん…っ……プハッ!起き抜けにっ……何…だよっ!」

「フフッ、おはよ…シオン。久々の朝のキス…欲しかったから♡」

「久々って…そんなの数日だろっ?」

「数日…だよ。1日だって…数秒だって…離れたくはないのに……」

身体を起こしたカヤが俺に覆い被さる。

「……シオン……朝ご飯の前に……シオンが欲しいな……」

え?


___ゆっくりと身体を休めた後は……いっぱいシオンを感じさせてね…___


これかぁぁぁぁぁぁ‼

「カヤッ…早いっ……早過ぎるっ……ぁ…っ……まだっ……ん……ゆっくり……休んで……ぁ……ん……なぁぃっ……ぁんっ!」

身体を弄られ、首筋に痕を残すように強く吸われていく。

「……ん……愛し子……チュゥ……だもん……チュッ……大丈夫♡ジュッ!」

「やぁっ……‥ん…な…訳……」

___ゴンッ‼___

「あるかぁぁぁ!まだ辛いわっ!バカァッッ‼」

拳で頭叩きました。

「……痛い……」

「朝飯食うぞ!飯だ飯ぃっ‼」

ユズもサクラもいないんだ。
言葉遣いなんて棚どころか空の上だ!

………てな訳で………

少しシュンとしたカヤが部屋を出てテーブルトレイにサンドイッチと飲み物を持って戻って来た。
ここではベッドトレイもあるし行儀も無視…ってなったので……ほとんど抱かれてばっかだしな……食事はカヤがベッドの端に座り、俺はベッドの上で座っている状態だ。

「…今日はユズ様が収穫した果物も一緒です。あとこれ…」

ん?メッセージカード?

************
にいさま へ  

おげんきですか?
ゆず は げんきです。
かいえ に いっぱい まほう ならったよ。
くろばい に いっぱい じ をならったよ。
えんじゅ に いっぱい おりょうり ならったよ。 
なつやすみ いっぱい あそんでね。
いっぱい だよ!

にいさま だいすき!

ゆず より

************

ユズ…字も書けるんだ!

「ユズ様の成長は目まぐるしく、普通のお子様より聡明であると俺達は認識しているよ。」

「…だよね。最初の魔法でさえ凄かったし。」

頼もしい跡取り様だよ、ユズ。

「……でさ…カヤ…サンドイッチくれないの?俺、食べたい。」

「ダメだよ…今日はね…」

そう言うとカヤがサンドイッチを手に取った。

「俺が食べさせるの♪…はい、あ~ん。」

………こないだのより小さい一口サイズだなと思ったんだよなぁ………
エンジュに無理言ったのか?

「……カヤ…恥ずかしぃ…」

「じゃぁ…いらないなら…さっきの続き「頂きます!頂戴っ‼あ~んっ!!!」」

俺はカヤの手にあるサンドイッチを口にした。
サンドイッチは甘い自家製イチゴジャムが塗ってある。

「これ、ユズ様が作ったジャムですよ。」

「んぐ……これを⁉凄いな!ユズ‼」

「そしてイチゴもユズ様が栽培されました。」

……転生者でもないのに凄いチート能力だなっ!

「……シオン……」

カヤの顔が近付いて俺の口の端を舐めた。

「…んぅ…何っ?」

「……口の端…ジャム付いてた。」

口で言ってくれよぉ……

「はい、次は……これね♡」

カヤが1つ1つ俺の口へ物を運ぶ。
飲み物まで手を添えて…

……ん……カヤの目が妖しくなってきたんだけど……‥

「何か……好きな人へのこういう給仕って………エッチな感じだよねぇ♡」

「そう感じるのはお前だけ……んんぅっ……」

ユズが収穫したイチゴやブルーベリーをカヤの手から食べていたのだが…小さなブルーベリーを舌の上に乗せられた時にそのまま指が奥に入って来た。

「……知ってるよね…?……口も……感じやすい器官って……」

「…ぁ…っ…はっ……」

ゆっくりと指の腹で歯列をなぞり、2本の指で上顎を擦る。

「んゃ……」

親指と人差し指で摘んで乗せるからおかしいなぁ…って思ったら……このためだったのかぁぁ!

「ふぁ……ぁっ!」

カヤが指を3本に増やしてゆっくりと上顎を擦りながら指を出し入れする。

この指の出し入れの仕方………

「……シオン……」

「ふっ!」

あそこを入れている時みたいじゃんっ!
そう思ったら……ヤバい……身体が熱くなって……ゾクゾクする……

「ぁ……ゃ………」

「……足…閉じないで……」

「……んぐっ!」

カヤがベッドに上がってきてグッと、指が奥に入り俺は一瞬嘔吐きそうになる。

「ゴメンッ……でも…涙目のシオンも……可愛いね……目がウルウルして……目尻が真っ赤で……チュ。」

お前は…悪役で出てきそうな妖しい顔になってるけどなぁ……っ!
ゆっくりと指を出されそのままカヤの唇が重なって舌が入って来た。
さっきの指と違って…熱くてヌルッとした舌に更にゾクゾクと甘い快感が身体を巡って行くのが分かる。

「ん……ふっ…………ャ……ぁ……んっ…」

頭がぼ~っとして来た。
もっとカヤが欲しくなり腕を伸ばしてカヤの首に回す。

「……シ……ォン……」

カヤが俺の後頭部と背中に手を添えてソッとベッドに倒し、そのまま更に深く舌を入れた。

「んっ………ぅ……」

指と違って更に熱い舌で上顎を強弱付けて擦られると…

「んぅ……ひゃっ……ぁ……」

感じ過ぎてしまい口を大きく開けた事で飲みきれない唾液が口の端から零れ落ちた。

「んんんっ…」

唾液さえ……甘く痺れる……

「……ん……」

俺の口を十分に堪能したカヤは俺の口からゆっくりと離れ、上着を脱いで朝日を背に俺に微笑んだ。

「……さぁ……シオン……いっぱい……味あわせてね♡」

___カーーーーン!FIGHT‼___

………俺は頭の中でゴングが鳴ったような感覚を覚えた………
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