目が覚めたらBLゲームの悪役令息になったけど、山に引き籠もりたいので全力で主人公を応援しますっ!

mana.

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【17歳】

【17歳】33☆

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___……シ…………オン………シオン………___


………眠りの中で声がする………


『シオォォォォンッッ!!』

___ドゴォッ!!___

「はぅわっ!」

『シオンシオンシオンシオン……!』

夢のはずなのに衝撃スゲェな……
倒れそうな身体を起こして腕の中の人を見ると姉さんだった。
俺をしっかりと抱き締めてグリグリと顔を俺の胸に擦り付ける。

「…ゲホッ……姉…さんっ……久々なのに…激し…すぎっ……」

『だってっ……シオン…樹の下に来てくれないじゃないっ!夢だって………夢を見れない程抱き潰されてるじゃないっ!!』

「いやぁぁぁ!そんな可愛い顔で…だっ…抱き…っ……そんな事言わないでぇっっ!!」

可憐な顔して何言うの⁉
やめてぇ!!

『だってっ……カヤとかオークに「ひゃぁぁぁぁっ!どこ情報?見てんの⁉ねぇ、見えてんのぉっ⁉」』

『見えてないわよっ。あの2人見たら分かるじゃない!どうせシオンに無茶させてんでしょっっ?』

「…え……まぁ……その………うん………」

否定は出来ねぇな……

『………ちょっと……あの2人…シメてくるわ………』

姉さん……そんなドスの聞いた声初めて聞くぅ!

「いやっ!良いから!!…ってか…姉さんっ…夢に来たって事は何かあるんだろ?」

『……あ……そうよね……』

そう言うと真っ白な景色から大きな樹の下の景色に変わった。

『ねぇ……シオン……大事な話をするわ。』 

夢の中なのに心地良い風を感じる。

『あなた…幼い頃に魔力の暴走をした事があるのよ。』

「暴走?」

『転生前の記憶が蘇った時の記憶……曖昧よね?』

「うん。結構気持ち悪かったのは薄っすらと記憶にあるかなぁ。暴走は……覚えてねぇや。」

確かその後の1週間が記憶がもっと曖昧なんだよなぁ。

『今なら大丈夫かもしれない………あなたの本来の魔力……それは………』


___シオンッ!___


「……んっ……」

「大丈夫か……?」

目を開けるとオークと目が合った。
昨日はオークとの閨だったが、カヤ同様眠ってしまったらしい。

「良かった……凄くうなされてたぞ……」

汗が出ていたのか…掻き揚げられた前髪に少し濡れた感触があった。

「………あれ……俺……何か夢……見てた………?」

「覚えて無いのか?」

「うん……何か……大事な事だった様な……」

誰かと話していたはずなんだけど……

「…飲み物もらってくる。」

オークがベッドから下りて部屋を出た。
俺もゆっくりと起き上がって考えてみるが、全く思い出せない。


………そして………


………この服を着てない状況が……全く思い出せないぃ……っ!


「……シオン……起きて大丈夫なのか……?」

「……オークよ……そんな真剣な顔で聞いても、この状況の説明はしてもらうぞ……」

「……あ…気付いたか。」

「……気付いたか…じゃねぇわっ!気付くわバカッ‼」

飲み物をサイドテーブルに置かれてベッドに腰掛けた真面目な顔してすっとボケるオークの手を跳ね除けた。

「だって…」

___ドサッ___

「お前…寝てんだもん…チュッ…」

「ん……お前なぁ…っ…」

オークが覆い被さって額にキスをする。

「何もしてねぇよ…俺は……お前と気持ち良くなりたいんだよ。俺だけなっても……楽しくねぇだろ?チュッ。」

「……ん…じゃぁ…脱がせなくても…んぅっ…‥」

「チュ…それとこれとは……チュ……別……チュウッ……最近なかなかお前を…抱けないし…」

「あっ…んんっ……学…え……!」

「ん~……今日…休みだろ……チュッ……」

「んぅぅっ……もっ……」

そういやそうだった。

「カヤには……チュ……昼まで……任されたから……」

耳元から首筋へとキスが降り…そのまま胸へと移動する。

「シオンが……欲しい……」

「あっ…ん……欲しい…って……やぁっ……」

口に乳首を吸われながら手は下半身へ伸びていき陰嚢の裏や裏筋を刺激されて身体が反応してしまった。

「……止めるか…クチュ…」

「……ぁっ…ん……止め…なぃ……」

顔を上げて再び耳元へと戻って来たオークがワザと耳元で囁いて耳の穴に舌を出し入れする。
我慢出来なくなった俺はオークの首に腕を回して引き寄せた。
元々流されやすいチョロさはあったけど……快楽に弱くなったよなぁ……

「フフ…了解。」

オークが身体を起こして服を脱ぐ。
朝日を背に男らしく脱ぐ姿にときめく俺って……結構乙女志向な感じになってる気がする。

「見惚れるか?」

ニヤッと、意地悪そうに笑う姿でさえ格好良く感じる。

「あ……うん……」

何も考えずに答えた俺の返事に、一瞬目を見開いてからすぐに蕩ける様な顔になったオークを見て固まった。


「「…………」」


あ、イカン。
俺ピンチ☆

「……シオン……煽った事…後悔すんなよ……」

「いやいやいやいやっ!煽ってないっ!!後悔する…からぁぁ!!!んんぅっ!」

再びオークの頭が胸へ落ちて乳首を吸いながら後孔へと手が伸びて指が入って来た。

「……オー…ク……っ。」

指を増やしながらもわざとしこりを外して抽送される。
乳首も周りを舌でなぞって中途半端な快感だけが身体を巡り 身体が快感を求めて指を深く求めようと無意識に身体が動いていた。

「……どんなに抱いても…指1本でもしっかり締め付けるお前の中は……」

「んあぁあっ!」

指を引き抜かれる感覚を感じさせる間もなくオークのペニスが差し込まれて視界が一瞬スパークを起こす。

「動くぞ……」

その後抜かずに色々な体勢でイかされ、気付いた頃には昼をとうに過ぎていた……

俺……オーク選んだら…生きていけるかなぁ……
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