可愛くなりたい訳じゃない!

mana.

文字の大きさ
42 / 105

41☆

しおりを挟む
___バァン!___

「リオッ!」

「何だぁっ⁈」
「何ですか、突然っ⁉」

王妃教育の授業中、突然ベリルが乗り込んできた。

「ちょっと…来い…」

「え?俺、授業中…」

「そうですよ、殿下!」

俺と先生は全く訳が分からない。

「先生…ちょっと、コイツに用事がありますので…今日は失礼致します。ジルコンには俺が送るとお伝え下さい…行くぞ。」

「あっ…ちょっ…痛いっ…ベリル!」

俺はベリルに連れられて、ある部屋へとやってきた。

「ここは…?」

「ここは俺やロードの控え室だ。」

控え室?何かベッドも用意されてますけど?

「帝王学や剣術で疲れが酷い時の仮眠用だ。だから広さもそんなにはない。」

いえいえ、ダブルはあるよね?このベッド。
俺、転生前はシングルだったけどさ、今はここよりほんの少し大きいダブルよ?
王宮のベッドって何サイズさ⁈

___ドサッ!___

「…っ…ベリ…んんっ…」

ベッドに押し倒されたと同時にベリルに覆い被されて唇を塞がれる。
すぐに舌が入って俺の弱いところを擦りながら、どんどん服を脱がされた。

「ん…ふ…ぁ…っっ…服…あっ…何…⁈」

「…リオ…っ…」

何だ⁈何かした、俺?

___ガリッ___

「痛っ!」

「…ここ…アイツが付けたの?」

「…こ…こ…?」

………あ゛………

___アイツ…かなりヤキモチ妬きそうだから___

……妬きましたぁぁぁぁぁ……

胸を見るとジルコンが付けた跡を消すように強いベリルの歯型がある。

「……ジルコンに抱かれたのか……?」

「抱かれ…っ…閨の講義だろ?お前だって受けてたじゃん。」

「俺はが最初じゃなかった。」

「女なら良いのかよ…」

最低…

「いや…っ…そうじゃない…何て言ったら良いんだ…」

___流石に初めてをあの殿下から奪うのはなぁ…___

もしかして…

「もしかして、俺の初めてをジルコンに奪われたと思った?」

___ピクッ___

あ、顔に出るってこういうことなんだ。
うん、気をつけよう。

「…違うよ。」

俺はベリルの首に手を回す。

「ジルコンがね、俺の初めてはお前にって…最後までしなかったんだよ。」

「…そう…なのか?」

「うん、それに…誰に聞いたのさ。」

「……王宮の…閨担当から…その…お前への講義はジルコンに任せたからって…」

あぁ…そりゃ、任せたならそう思うよなぁ…

「…『、きっと次は殿下も最後までいけますよ』って…」

アイツ…王宮の閨担当とも寝たのか。
それに…

「あ~…確かに上手いけど…お前じゃない。それに、お前だって男と寝たじゃん。」

「…それは閨専門の講師だから…」

「あのな…ジルコンだって、ちゃんとした閨の講師として教えてくれたんだよ。俺はね、その…お前の形のスライムまで入れて練習しようとしたんだけどさ…イけなかった。お前が…ベリルの…が…良かったの。」

スルリと下半身に手を伸ばし、ベリルの陰茎をそっと摩る。

「形が一緒って言われても、お前じゃない。ジルコンに抱きしめられても…気持ち良いだけであの時みたいに何度もイけないし、ドライもない。だから…俺の初めては…お前だから…もっと良く…してくれよな。」

「………」

「ベリル?」

あれ?ベリル…ちょっと…怖い……

「リオ…お前…本当に……っぅ…もう!」

シーツを身体に巻いて立ち上がり、ドアに向かって歩いて騎士の人に話をすると、騎士の人は慌てて走って行った。

「どうしたの?」

「……リオ…今日はここにだ。ロードは来ない。」

「いや、俺着替えないし…それにジルコンに何も言ってない。」

「大丈夫、ジルコンには『お前のせいだ』と伝えている。着替えは明日持って来させるよ。」

「何で?俺…怒らせた?」

「逆だ…リオ…」

___ドサッ___

「ふぇ?」

ベリルが俺に再び覆い被さる。

「…煽った礼だ…今日は…寝かさねぇし…最後まで…するからな…」


___ゾクン…ッ___


ベリルがニヤリと笑った。



*****************



「本当は王宮で最高の雰囲気を作ってからしたかったけど…チュ。」

「んっ。」

「…学園も…良いな…」

「んぅっ!」

俺はベリルに乳首を甘噛みされて、身体が反応する。
学園でもこの王族の控え室はゆっくり休めるように防音と避難場所も兼ねてるから衝撃対策完備で外には声は聞こえないというが…

「でも…外…あっ…騎士の…人ぉっ!」

ドア越しで聞こえるんじゃ?

「チュク…大丈夫…チュ…聞こえない…かもな…ジュッ!」

「ん゛ん゛ぅっっ!」

聞こえない…

「フフッ…嘘だよ、聞こえない。しっかりドアにも防音と防壁対策してるから…だから…その手を離せ…」

「…あっ…ん…っ…本当に?」

「ん…本当だ…」

ベリルが丁寧に俺の身体に痕を付ける。

「……ベ…リル…」

「アイツが付けたとこって…お前の弱い…チュ…所だろ…チュウッ。」

「んぅ…っ…んっ……そ…うぅ…っ。」

「ムカつく…ジュ。」

「あぁんっ!」

濃い所や痕の多い所は念入りに付けられた。

「でも…っ…俺…お前に…早く…その……んんっ。」

「チュウ…何だ…?」

…俺の1番の気持ち…

「………入れて…欲し…く…て…」

「…………」

「ベリル?」

何だ?ベリルが震え出して…?


___ジュゥウ‼︎___


「…んんんぅっ!」

ベリルが俺の足の付け根の陰茎のギリギリのところを思い切り吸った。

「なぁ…チュ。」

「…っ…何…?」

ベリルが俺の陰茎を軽く舌で舐めたかと思うと、亀頭の穴を舌先で弄ぶ。

「ピチャ…今出てる…クチュ…ジルコンにも…飲ませたのか?」

___カァッ!___

「………飲ませたのか…」

「………それは…」

「いや…返事は良い…『あれは講義…そうだ…講義だったんだよな…』」

「…んっ…なに…?」

何ブツブツ言ってんだ?

「……フッ…なら…出なくなるまでお前を愛するまでだ……」

あぁ……ジルコン、お前が最後までしなかった理由が本当によく分かったよ…
転生前に彼女がハマってた女の子向けのスマホの恋愛ゲームでイケメンが『お前のせいだ…』と、ベッドの上で囁くシーンを見てキャアキャア言ってたけど、まさか自分が受け身でそうなるとは…

俺はその時、馬鹿にした彼女に心から謝罪しつつ…これからの行為に胸が高鳴る俺がいた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます

オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。 魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています

ぽんちゃん
BL
 病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。  謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。  五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。  剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。  加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。  そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。  次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。  一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。  妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。  我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。  こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。  同性婚が当たり前の世界。  女性も登場しますが、恋愛には発展しません。

処理中です...