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「アドル~、秋のワイン持ってきたぞ……お。」
___ガシャン!___
「あっ!」
「おぅ、ありがと…って、大丈夫か⁉」
ミモザと畑の収穫をしていたら、向こうからやって来たカルロが腕に持っていたワインを落として固まっていた。
「…………」
「大丈夫ですか?」
ミモザが慌ててカルロの側に駆け寄った。
「だだだ大丈夫っ…それより…君は…」
「あぁ、前に話していたミモザだ。そういや、お前は夏祭りが終わった後も忙しかったもんな。」
そう、夏祭りは確かに大盛況だったが良くも悪くも大盛況。
街でのごみ問題・警備の配置・会場の配置など、思った以上の影響に来年の対策も含めてチームをまとめるように言われたのだ。
喜んだ女神降臨で街中大騒ぎ、来年はもっと派手になりそうだからチーム編成は必須だろう。
「あぁ………」
…に、してもこれは…
「はじめまして。お…私はアドル様の従者、ミモザと申します。以後、お見知りおき……え?」
「……綺麗だ…」
「…は?」
「え?」
「…ミモザ、君に愛する人はいるのかな…?」
「はい、隣におります。」
「うぉいっ!」
俺かいっ、断る理由にも程があるだろっっ。
「アドルか…でもアドルにはランディがいるだろ?」
「あんなクソガ…いえ、神子としては良くても人間として未熟な男に渡すくらいなら俺が一生仕えて幸せにしようと思ってます。」
「忠誠心も立派だなぁ。」
「いえ、出来るなら俺の恋人になって欲しかったですよ。」
「え?」
あれ、それは初見ですよミモザさん。
「幼い頃に助けられてからお慕いしております。でも、身分が違いますから…だからこそ…」
___バキ…バキ…___
「俺の目の黒い内は認めたヤツ以外は許しません。」
えぇ~怖い。
「……だから、まだ神子を許した訳じゃねぇんだからな。」
「えっ、何?」
何でバレた⁉
「…ぃい…」
「「え?」」
ミモザと険悪なムードになりそうな所をカルロの変な声で打ち消された。
「見付けた…」
___ガシッ!___
「俺のブロンディ…」
「カルロォ⁉」
「うわぁぁあっ!何だぁっ、コイツッ!」
手を握られて敬語を忘れ、背筋から悪寒が走ったような反応を示すミモザとウットリとミモザを見詰めるカルロ。
___俺のブロンディ___
カルロの守護する女神の名前。
ゲームで好感度が最高潮に上がると出る言葉。
え~…カルロ、一目惚れ?
てか、ミモザはモブだよ?これってアリなのか?
「離せっ!」
「…離さない。」
ミモザも必死になり過ぎて素に戻ってるし。
「ミモ…あ゛。」
___ガバッ!___
「んぅっ。」
こんなにカルロが強引とは思わなかった。
カルロはミモザを引き寄せてキスをした。
俺より少し身長のあるミモザだが、カルロの前では俺と変わらない。
すっぽりと収まりカルロに頭と腰を捕まれてる状態で、ミモザの顔はみるみる赤く染まっていった。
「…んぁ……離……あ…んっ…」
「……ん…クチュ…」
………ハッ、カルロ暴走し過ぎ。
止めなきゃ!
___バキィッ!___
「ウッ!」
「……ハァ…ハァ…ハァ…」
そう思っていたら、ミモザがカルロを殴ってキスは止んだ。
「…ミモザ、俺のブロンディ。絶対俺のものにする。」
「……絶対お前のものになるものか。」
………ん、ミモザ…真っ赤になってまんざらでもなさ気?
え~………BLゲームになってるから?
チョロい…チョロいよ、ミモザさん!
本来なら警察ものだよ??
そこから毎日ミモザの元へとカルロが通い、秋祭り直前にはミモザは流されてカルロと過ごす日が増えていた。
___秋祭り___
「アドル、こっち。」
「あぁ。」
今日の俺達の姿は魔導具で別の姿になっている。
春祭りで身バレしたリナルドが夏祭りで試作品を作ったら短時間しか持たなかったが、この秋祭りで完成品が出来上がったので今日は1日気にせず過ごせる。
それぞれにカップルが出来上がり、秋祭りでリナルドは1日しか日が空かなかったそうだが、ルビアンも忙しいとかで今回はそれぞれで過ごす事になった。
「フフッ。」
「何だよ。」
「今日の姿も可愛いね。」
「……お前…こそ…」
いつもの姿とは違って肌は浅黒く、髪は黒い。
でも、目元は同じで……
「……周りを垂らし込みそう。」
「え、酷い!」
思わず恥ずかしくて変な事言ってしまった。
「…アドル、手。」
「え…でも…」
「大丈夫だよ、この姿だし。警備の騎士団は俺達とは訓練の絡みも無いから気付かれないよ。」
差し出された手を繋ぐのに躊躇したが、確かに今は違う姿だ。
それに、周りを見ると同性の恋人同士が手を繋いで仲良く出店を周っていた。
「うん、そうだな。」
伸ばした手を繋ぐとするりと指が絡まる。
普段の姿ではこんな場所で手を繋ぐのは難しいから何だかくすぐったい。
「何か食べたいのある?」
「そうだなぁ…」
あちこち周りながら食べ物を買ったり色々な小物を見たりして楽しんだ。
空を見上げると秋のいわし雲が広がっている。
今年の作物も豊作で、走り回る子どもや大人の表情を見ても寒い冬も十分に越せるだろう。
「どうしたの?」
「あ~…うん。何か……幸せだなぁ…って、思ってさ。」
転生前もそんな悲惨な生活でもなかったけど、坦々と過ごす生活とは違って毎日が賑やかだ。
まぁ、主に賑やかなのはカルロなんだかな。
「………」
「ん、どうした?」
俺、変な事言ったかな?
「…アドル、今日はミモザはカルロと一緒なの?」
「あぁ、何かカルロの屋敷からのワインがたくさん届いて飲み比べるとかで、秋祭りの後はカルロの塔に行くと…って。」
「……戻るよ。」
ランディは俺の手を引っ張り、塔へと戻る。
「ラン…」
「アドル…心の準備…俺…待てない。」
秋祭りの間に上がる花火を少し楽しみにしてたんだけど…
「…分かった…」
俺はランディの気持ちに応える様に手を強く握り返した。
___ガシャン!___
「あっ!」
「おぅ、ありがと…って、大丈夫か⁉」
ミモザと畑の収穫をしていたら、向こうからやって来たカルロが腕に持っていたワインを落として固まっていた。
「…………」
「大丈夫ですか?」
ミモザが慌ててカルロの側に駆け寄った。
「だだだ大丈夫っ…それより…君は…」
「あぁ、前に話していたミモザだ。そういや、お前は夏祭りが終わった後も忙しかったもんな。」
そう、夏祭りは確かに大盛況だったが良くも悪くも大盛況。
街でのごみ問題・警備の配置・会場の配置など、思った以上の影響に来年の対策も含めてチームをまとめるように言われたのだ。
喜んだ女神降臨で街中大騒ぎ、来年はもっと派手になりそうだからチーム編成は必須だろう。
「あぁ………」
…に、してもこれは…
「はじめまして。お…私はアドル様の従者、ミモザと申します。以後、お見知りおき……え?」
「……綺麗だ…」
「…は?」
「え?」
「…ミモザ、君に愛する人はいるのかな…?」
「はい、隣におります。」
「うぉいっ!」
俺かいっ、断る理由にも程があるだろっっ。
「アドルか…でもアドルにはランディがいるだろ?」
「あんなクソガ…いえ、神子としては良くても人間として未熟な男に渡すくらいなら俺が一生仕えて幸せにしようと思ってます。」
「忠誠心も立派だなぁ。」
「いえ、出来るなら俺の恋人になって欲しかったですよ。」
「え?」
あれ、それは初見ですよミモザさん。
「幼い頃に助けられてからお慕いしております。でも、身分が違いますから…だからこそ…」
___バキ…バキ…___
「俺の目の黒い内は認めたヤツ以外は許しません。」
えぇ~怖い。
「……だから、まだ神子を許した訳じゃねぇんだからな。」
「えっ、何?」
何でバレた⁉
「…ぃい…」
「「え?」」
ミモザと険悪なムードになりそうな所をカルロの変な声で打ち消された。
「見付けた…」
___ガシッ!___
「俺のブロンディ…」
「カルロォ⁉」
「うわぁぁあっ!何だぁっ、コイツッ!」
手を握られて敬語を忘れ、背筋から悪寒が走ったような反応を示すミモザとウットリとミモザを見詰めるカルロ。
___俺のブロンディ___
カルロの守護する女神の名前。
ゲームで好感度が最高潮に上がると出る言葉。
え~…カルロ、一目惚れ?
てか、ミモザはモブだよ?これってアリなのか?
「離せっ!」
「…離さない。」
ミモザも必死になり過ぎて素に戻ってるし。
「ミモ…あ゛。」
___ガバッ!___
「んぅっ。」
こんなにカルロが強引とは思わなかった。
カルロはミモザを引き寄せてキスをした。
俺より少し身長のあるミモザだが、カルロの前では俺と変わらない。
すっぽりと収まりカルロに頭と腰を捕まれてる状態で、ミモザの顔はみるみる赤く染まっていった。
「…んぁ……離……あ…んっ…」
「……ん…クチュ…」
………ハッ、カルロ暴走し過ぎ。
止めなきゃ!
___バキィッ!___
「ウッ!」
「……ハァ…ハァ…ハァ…」
そう思っていたら、ミモザがカルロを殴ってキスは止んだ。
「…ミモザ、俺のブロンディ。絶対俺のものにする。」
「……絶対お前のものになるものか。」
………ん、ミモザ…真っ赤になってまんざらでもなさ気?
え~………BLゲームになってるから?
チョロい…チョロいよ、ミモザさん!
本来なら警察ものだよ??
そこから毎日ミモザの元へとカルロが通い、秋祭り直前にはミモザは流されてカルロと過ごす日が増えていた。
___秋祭り___
「アドル、こっち。」
「あぁ。」
今日の俺達の姿は魔導具で別の姿になっている。
春祭りで身バレしたリナルドが夏祭りで試作品を作ったら短時間しか持たなかったが、この秋祭りで完成品が出来上がったので今日は1日気にせず過ごせる。
それぞれにカップルが出来上がり、秋祭りでリナルドは1日しか日が空かなかったそうだが、ルビアンも忙しいとかで今回はそれぞれで過ごす事になった。
「フフッ。」
「何だよ。」
「今日の姿も可愛いね。」
「……お前…こそ…」
いつもの姿とは違って肌は浅黒く、髪は黒い。
でも、目元は同じで……
「……周りを垂らし込みそう。」
「え、酷い!」
思わず恥ずかしくて変な事言ってしまった。
「…アドル、手。」
「え…でも…」
「大丈夫だよ、この姿だし。警備の騎士団は俺達とは訓練の絡みも無いから気付かれないよ。」
差し出された手を繋ぐのに躊躇したが、確かに今は違う姿だ。
それに、周りを見ると同性の恋人同士が手を繋いで仲良く出店を周っていた。
「うん、そうだな。」
伸ばした手を繋ぐとするりと指が絡まる。
普段の姿ではこんな場所で手を繋ぐのは難しいから何だかくすぐったい。
「何か食べたいのある?」
「そうだなぁ…」
あちこち周りながら食べ物を買ったり色々な小物を見たりして楽しんだ。
空を見上げると秋のいわし雲が広がっている。
今年の作物も豊作で、走り回る子どもや大人の表情を見ても寒い冬も十分に越せるだろう。
「どうしたの?」
「あ~…うん。何か……幸せだなぁ…って、思ってさ。」
転生前もそんな悲惨な生活でもなかったけど、坦々と過ごす生活とは違って毎日が賑やかだ。
まぁ、主に賑やかなのはカルロなんだかな。
「………」
「ん、どうした?」
俺、変な事言ったかな?
「…アドル、今日はミモザはカルロと一緒なの?」
「あぁ、何かカルロの屋敷からのワインがたくさん届いて飲み比べるとかで、秋祭りの後はカルロの塔に行くと…って。」
「……戻るよ。」
ランディは俺の手を引っ張り、塔へと戻る。
「ラン…」
「アドル…心の準備…俺…待てない。」
秋祭りの間に上がる花火を少し楽しみにしてたんだけど…
「…分かった…」
俺はランディの気持ちに応える様に手を強く握り返した。
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―――
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