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4章。限界突破の外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
67話。フォルガナ王の最後
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「終わりよ! もうあなたに勝ち目はないわ。フォルガナ王!」
リディアが胸を張って宣言する。
「エンジェルナイト。最初は驚きましたが。強化された私のスキルの力を最大限引き出せば、勝てない相手ではありません……っ!」
ティファも肩で息をしながらも、ダレスを睨みつける。彼女はひとりで、天使の軍団を片付けてしまっていた。
「まさか……これを解き放つことになろうとはな」
だが、ダレスは不敵に笑った。
「神の力の顕現たる聖剣ブリュナーク! 聖なる力ですべてを浄化し、焼き滅ぼす剣だ。貴様らも物語で聞いたことがあるだろう?
神に逆らいし覇王の軍勢10万を、一瞬で消滅させた断罪の刃をな」
その手に、目を焼くような輝きを放つ光の剣が出現する。
「もっとも、これを使う代償として、余の寿命20年を差し出さねばならぬのだが……喜べ、貴様はそれに値する敵だ。今ここで討ち滅ぼしてくれる」
ダレスは僕を見据えて言う。
「例え上位天使だろうと、これを受けては滅びるしかない。
フハハハ! アンジェラ、お前の母はどうやら二度死ぬことになりそうだな」
「……お父様っ」
アンジェラは父王を決然と見つめた。
「そんなことは、決してさせません。お母様は今度こそ私が守り抜きます。この命のすべてを賭けて」
「ふっ……暗黒魔法では、神聖魔法に絶対に勝てん。これは神の定めた絶対のルールだ。
まして、この聖剣を余が手にした今となっては。お前がいくら強がったところで無駄な足掻きよ」
『みなさん。聖剣を持ったフォルガナ王は地上最強の存在です。私が刺し違えてでも動きを止めますから、その隙に倒してください』
死神化したアンジェラの母が、そんな提案をしてくる。
その目は、なんとしても娘を守り抜くという覚悟に満ちていた。
「やっと親子が再会できたのに、すぐにお別れなんて、悲しすぎるだろうが!」
父上の姿が脳裏を過ぎった。
そうだ。この場の誰も犠牲にせず、みんなで生きて帰る。騎士の戦いは守る戦い。
そのために、父上の奥義を使ってやる。
「ティファ、【風皇刃(ふうおうじん)】を付与(エンチャント)してくれ!」
「アベル様!?」
それだけ告げて、僕はダレスに向かって突撃した。
たぶんティファなら、これだけで僕の考えを汲み取ってくれるハズだ。
父上の最後の言葉。
『我が奥義、眼に焼き付けよ』
『あとはティファを頼れ』
多分、この技を伝授してくれようとしていたのを感じた。
父上の想いはティファにも伝わっているに違いない。
「おもしろい。神の力の前に消え去るが良い!」
ダレスが光の剣を振り下ろしてくる。
その時、僕の剣に旋風の魔法が付与(エンチャント)された。
ティファが、かけてくれたのだ。
僕は腕を捻り、拳を回転させ、全力の回転刺突を繰り出した。
父上が見せてくれた【風皇刃(ふうおうじん)】の動きだ。
「【筋力】を限界突破! ベオルブ流魔法剣奥義【風皇刃(ふうおうじん)】、喰らいやがれぇえええええ──ッ!」
「アベル様、私の力とシグルド様の奥義でどうかフォルガナ王をっ!」
「小賢しい! 魔法剣ごときで、余の聖剣は止められぬ!」
僕には勝算があった。
進化したティファのスキル【恋刃(このは)】は大好きな人のために魔法剣を使うと攻撃力が3~6倍になるスキルだ。
これは自分で魔法剣を使った場合だけでなく、他人の剣に魔法を付与した場合でも同じ効果を得られるじゃないか?
僕はそんな仮説を立てていた。
神剣と聖剣が激突する。
「まさか、まさか……この聖剣ブリュナークと打ち合うことができようとは!」
ダレスが感嘆の声を上げた。
「見事だ! 余がおらなければ、貴様こそ地上最強であったろうよ!」
僕の仮説は正しかったようだが、神剣グラムが激突の負荷に耐え切れなかったようだ。
剣が刃先から徐々に削られ、ひび割れていく。
「ああっ! アベル様!?」
ティファが悲鳴を上げた時だった。
「アベル! 私のスキルを強化して! 【武器修復(リペア)】!」
リディアの言葉に、僕はアンジェラのスキル強化をカット。リディアのスキルを【大聖女】に強化した。
その瞬間、破壊される寸前だった神剣グラムが修復される。
「一瞬で復元だとっ!? 【大聖女】の力か!?」
「ありがたいリディア! お前の想い、無駄にはしないぞ!」
僕は力任せに剣を押し込む。
風皇刃は、敵の防具や武器を破壊して攻撃を叩き込む技だ。壊せないなら、武器ごと敵を叩き潰す。
【筋力】を限界突破させた僕にならできる。
「おっ、おお、おのれ──ッ!」
『ダレス、あなたの負けです!』
アンジェラの母が、ダレスの胴をデスサイズで薙いだ。
「お父様っ……! これでお別れです。【破滅の火】(メギド・フレイム)!」
アンジェラより漆黒の炎の濁流が放たれる。
母娘の攻撃は、ダレスの魔法障壁を打ち砕き、その身を裂いて、焼く。
「貴様らっ!?」
その猛攻にダレスは片膝をついた。
【HP自動回復・極】(リジェネレーション)の能力で、すぐに傷は回復するが、それは致命的な隙となった。
「これで終わりだぁああああ──ッッ!」
僕は強引に神剣グラムを押し込んで、ダレスを叩き斬った。
【風皇刃(ふうおうじん)】によって、その身が粉微塵に吹き飛ぶ。
フォルガナ王ダレスは、ここに最期を迎えたのだ。
リディアが胸を張って宣言する。
「エンジェルナイト。最初は驚きましたが。強化された私のスキルの力を最大限引き出せば、勝てない相手ではありません……っ!」
ティファも肩で息をしながらも、ダレスを睨みつける。彼女はひとりで、天使の軍団を片付けてしまっていた。
「まさか……これを解き放つことになろうとはな」
だが、ダレスは不敵に笑った。
「神の力の顕現たる聖剣ブリュナーク! 聖なる力ですべてを浄化し、焼き滅ぼす剣だ。貴様らも物語で聞いたことがあるだろう?
神に逆らいし覇王の軍勢10万を、一瞬で消滅させた断罪の刃をな」
その手に、目を焼くような輝きを放つ光の剣が出現する。
「もっとも、これを使う代償として、余の寿命20年を差し出さねばならぬのだが……喜べ、貴様はそれに値する敵だ。今ここで討ち滅ぼしてくれる」
ダレスは僕を見据えて言う。
「例え上位天使だろうと、これを受けては滅びるしかない。
フハハハ! アンジェラ、お前の母はどうやら二度死ぬことになりそうだな」
「……お父様っ」
アンジェラは父王を決然と見つめた。
「そんなことは、決してさせません。お母様は今度こそ私が守り抜きます。この命のすべてを賭けて」
「ふっ……暗黒魔法では、神聖魔法に絶対に勝てん。これは神の定めた絶対のルールだ。
まして、この聖剣を余が手にした今となっては。お前がいくら強がったところで無駄な足掻きよ」
『みなさん。聖剣を持ったフォルガナ王は地上最強の存在です。私が刺し違えてでも動きを止めますから、その隙に倒してください』
死神化したアンジェラの母が、そんな提案をしてくる。
その目は、なんとしても娘を守り抜くという覚悟に満ちていた。
「やっと親子が再会できたのに、すぐにお別れなんて、悲しすぎるだろうが!」
父上の姿が脳裏を過ぎった。
そうだ。この場の誰も犠牲にせず、みんなで生きて帰る。騎士の戦いは守る戦い。
そのために、父上の奥義を使ってやる。
「ティファ、【風皇刃(ふうおうじん)】を付与(エンチャント)してくれ!」
「アベル様!?」
それだけ告げて、僕はダレスに向かって突撃した。
たぶんティファなら、これだけで僕の考えを汲み取ってくれるハズだ。
父上の最後の言葉。
『我が奥義、眼に焼き付けよ』
『あとはティファを頼れ』
多分、この技を伝授してくれようとしていたのを感じた。
父上の想いはティファにも伝わっているに違いない。
「おもしろい。神の力の前に消え去るが良い!」
ダレスが光の剣を振り下ろしてくる。
その時、僕の剣に旋風の魔法が付与(エンチャント)された。
ティファが、かけてくれたのだ。
僕は腕を捻り、拳を回転させ、全力の回転刺突を繰り出した。
父上が見せてくれた【風皇刃(ふうおうじん)】の動きだ。
「【筋力】を限界突破! ベオルブ流魔法剣奥義【風皇刃(ふうおうじん)】、喰らいやがれぇえええええ──ッ!」
「アベル様、私の力とシグルド様の奥義でどうかフォルガナ王をっ!」
「小賢しい! 魔法剣ごときで、余の聖剣は止められぬ!」
僕には勝算があった。
進化したティファのスキル【恋刃(このは)】は大好きな人のために魔法剣を使うと攻撃力が3~6倍になるスキルだ。
これは自分で魔法剣を使った場合だけでなく、他人の剣に魔法を付与した場合でも同じ効果を得られるじゃないか?
僕はそんな仮説を立てていた。
神剣と聖剣が激突する。
「まさか、まさか……この聖剣ブリュナークと打ち合うことができようとは!」
ダレスが感嘆の声を上げた。
「見事だ! 余がおらなければ、貴様こそ地上最強であったろうよ!」
僕の仮説は正しかったようだが、神剣グラムが激突の負荷に耐え切れなかったようだ。
剣が刃先から徐々に削られ、ひび割れていく。
「ああっ! アベル様!?」
ティファが悲鳴を上げた時だった。
「アベル! 私のスキルを強化して! 【武器修復(リペア)】!」
リディアの言葉に、僕はアンジェラのスキル強化をカット。リディアのスキルを【大聖女】に強化した。
その瞬間、破壊される寸前だった神剣グラムが修復される。
「一瞬で復元だとっ!? 【大聖女】の力か!?」
「ありがたいリディア! お前の想い、無駄にはしないぞ!」
僕は力任せに剣を押し込む。
風皇刃は、敵の防具や武器を破壊して攻撃を叩き込む技だ。壊せないなら、武器ごと敵を叩き潰す。
【筋力】を限界突破させた僕にならできる。
「おっ、おお、おのれ──ッ!」
『ダレス、あなたの負けです!』
アンジェラの母が、ダレスの胴をデスサイズで薙いだ。
「お父様っ……! これでお別れです。【破滅の火】(メギド・フレイム)!」
アンジェラより漆黒の炎の濁流が放たれる。
母娘の攻撃は、ダレスの魔法障壁を打ち砕き、その身を裂いて、焼く。
「貴様らっ!?」
その猛攻にダレスは片膝をついた。
【HP自動回復・極】(リジェネレーション)の能力で、すぐに傷は回復するが、それは致命的な隙となった。
「これで終わりだぁああああ──ッッ!」
僕は強引に神剣グラムを押し込んで、ダレスを叩き斬った。
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フォルガナ王ダレスは、ここに最期を迎えたのだ。
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