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1章。魔王城の施設をガンガン作成
8話。【魔王城放送局】作成
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私はアトリエにこもって【闇回復薬(ダークポーション)】の作成を続けた。
「よーし。完成……っ」
額の汗を拭う。
棚にズラリと、100個ほどの瓶詰めされた【闇回復薬(ダークポーション)】を並べた。
「まさか半日で、これ程の量の【闇回復薬(ダークポーション)】を作ってしまうとは……
俺がかつて雇っていた薬師より、アルフィンの方がよっぽど優秀だな」
バックパックを背負ったランギルスお父様が、アトリエに入ってきた。
「クリスタルを集めてきた。どうだろうか?」
お父様がテーブルの上で、バックパックを開く。
中から顔を出した白く輝くクリスタルは、高い魔力を保有している証拠だ。
私は思わず手を叩いた。
「……す、すごい。どれも高品質です! これなら、効果の高い【闇回復薬(ダークポーション)】が作れそうです」
「よかった。俺は魔王城から動けないからな。暇なんで、地下ダンジョンをうろついているうちに、どこでどんな鉱石や薬草が採れるのか、完全に把握してしまったんだ。
ここでの素材集めなら、任せてくれ」
確かダンジョンに出現する魔物が強いほど、その魔力の影響で高品質の素材が発生すると聞いたことがある。
お父様やヴィクトルがいる魔王城は世界最高の素材採取スポットかも知れない。
「あ、ありがとうございます。怪我をした魔物たちを魔王城に招いて、【闇回復薬(ダークポーション)】で治療してあげたいのでが、よろしいでしょうか?」
「もちろんだとも! それに、そうだな。魔物たちの中で、魔王城に移り住みたい者がいたら、積極的に受け入れて行きたいと思う」
「た、確かに、そうですね。城の防備を固めて、魔物たちが冒険者に狩られないようにしましょう」
ホワイトウルフなどの魔獣の毛皮は、衣類や防具の素材となるため、高値で取引されていた。
そういった被害にシロや、森の魔獣たちが合わないようにしてあげたい。
魔獣というと、恐ろしいイメージがあるけれど。お金のために彼らを乱獲する冒険者の方が、私は怖いように思える。
「で、では、魔物たちに呼びかけるための魔王城の設備を作りたと思います」
『魔王城放送局(費用10万円ゴールド)。
この設備を設置しますか?
▶はい いいえ』
光の文字が出現し、私は【はい】をタッチしようとする。
「この放送局とは何だ?」
「魔物にしか聞こえない声を、遠くまで届かせる設備のようですっ」
作成できる設備について知りたいと思うと、システムボイスが解説してくれるので、私はひと通り把握していた。
この【魔王城放送局】というのは安価ながら、かなり有用な設備だと思う。
『設置する場所を指定して下さい』
魔王城の見取り図が表示された。
私は【薬師のアトリエ】の隣を選んでタッチする。
『パッパラッパパー! 【魔王城放送局】の設置が完了しました!』
宝箱から10万円ゴールドの金貨が、光となって消え去った。
見取り図に【魔王城放送局】が加わる。
外に出て確認すると【魔王城放送局】というドアプレートが下がった扉が追加されている。
「おおっ。また新しい部屋ができたようだな」
「はい。一瞬でできるなんて、びっくりですね……っ」
さっそく中を確認してみる。
円卓テーブルに、先端が丸みを帯びた棒状のオブジェが置かれていた。
さらに部屋の天井からは、〈オンエア〉と書かれた看板のような物が吊り下がっている。
ど、どうすれば、声を外に届けられるのかしら……?
『ここのマイクに向かって話せば良いだけです。その声は、魔王城内と魔王城のある迷いの森、全域に届けられます』
「……マイクとはこの棒状の器具のこと?」
初めて聞く単語に、私は首をひねった。
『はい。その通りです』
「なるほど、これに向かって、伝えたいことをしゃべれば良いのか」
お父様が手を叩いた。
「あっ、もしかして。すでに声は届けられているのでしょうか?」
『声を届けたくない場合は、〈オンエア〉の看板を外してくだい』
ひゃーっ。変なことを口走らなくてよかったと、私は慌てて口をふさぐ。
「ふむ。なるほどな。
迷いの森のみんな。元魔王ランギルスだ。俺の娘アルフィンが、魔物にも効果を発揮する【闇回復薬(ダークポーション)】を作ってくれた。もし怪我や病気をした者がいたら、魔王城まで来てくれ」
「ア、アルフィンです。重症の方は私が直接、治します! 遠慮なく来てくださいね」
それだけ言ってから、〈オンエア〉の看板を降ろした。
さて、どれくらいの魔物が集まるかな。
そもそも、ちゃんとここでの声が、迷いの森全体に届いているかもわからない。
未だ半信半疑の気分のまま【闇回復薬(ダークポーション)】をバックパックに詰めれるだけ入れる。お父様やヴィクトルに手伝ってもらって、地上に運び出した。
すると……
ドドドドドドッ!
土埃を上げて、多種多様なモンスターたちが魔王城の城門めがけて押し寄せて来た。
―――――――
魔王城ヴァナルガンド
●設備
・薬師のアトリエ
・魔王城放送局
・地下ダンジョン2F
●召喚可能な兵器
・魔王の城壁
・煉獄砲
・王城の守護精霊(元魔王ランギルス)
・魔王城の門
●現在の資金
10万ゴールド
―――――――
「よーし。完成……っ」
額の汗を拭う。
棚にズラリと、100個ほどの瓶詰めされた【闇回復薬(ダークポーション)】を並べた。
「まさか半日で、これ程の量の【闇回復薬(ダークポーション)】を作ってしまうとは……
俺がかつて雇っていた薬師より、アルフィンの方がよっぽど優秀だな」
バックパックを背負ったランギルスお父様が、アトリエに入ってきた。
「クリスタルを集めてきた。どうだろうか?」
お父様がテーブルの上で、バックパックを開く。
中から顔を出した白く輝くクリスタルは、高い魔力を保有している証拠だ。
私は思わず手を叩いた。
「……す、すごい。どれも高品質です! これなら、効果の高い【闇回復薬(ダークポーション)】が作れそうです」
「よかった。俺は魔王城から動けないからな。暇なんで、地下ダンジョンをうろついているうちに、どこでどんな鉱石や薬草が採れるのか、完全に把握してしまったんだ。
ここでの素材集めなら、任せてくれ」
確かダンジョンに出現する魔物が強いほど、その魔力の影響で高品質の素材が発生すると聞いたことがある。
お父様やヴィクトルがいる魔王城は世界最高の素材採取スポットかも知れない。
「あ、ありがとうございます。怪我をした魔物たちを魔王城に招いて、【闇回復薬(ダークポーション)】で治療してあげたいのでが、よろしいでしょうか?」
「もちろんだとも! それに、そうだな。魔物たちの中で、魔王城に移り住みたい者がいたら、積極的に受け入れて行きたいと思う」
「た、確かに、そうですね。城の防備を固めて、魔物たちが冒険者に狩られないようにしましょう」
ホワイトウルフなどの魔獣の毛皮は、衣類や防具の素材となるため、高値で取引されていた。
そういった被害にシロや、森の魔獣たちが合わないようにしてあげたい。
魔獣というと、恐ろしいイメージがあるけれど。お金のために彼らを乱獲する冒険者の方が、私は怖いように思える。
「で、では、魔物たちに呼びかけるための魔王城の設備を作りたと思います」
『魔王城放送局(費用10万円ゴールド)。
この設備を設置しますか?
▶はい いいえ』
光の文字が出現し、私は【はい】をタッチしようとする。
「この放送局とは何だ?」
「魔物にしか聞こえない声を、遠くまで届かせる設備のようですっ」
作成できる設備について知りたいと思うと、システムボイスが解説してくれるので、私はひと通り把握していた。
この【魔王城放送局】というのは安価ながら、かなり有用な設備だと思う。
『設置する場所を指定して下さい』
魔王城の見取り図が表示された。
私は【薬師のアトリエ】の隣を選んでタッチする。
『パッパラッパパー! 【魔王城放送局】の設置が完了しました!』
宝箱から10万円ゴールドの金貨が、光となって消え去った。
見取り図に【魔王城放送局】が加わる。
外に出て確認すると【魔王城放送局】というドアプレートが下がった扉が追加されている。
「おおっ。また新しい部屋ができたようだな」
「はい。一瞬でできるなんて、びっくりですね……っ」
さっそく中を確認してみる。
円卓テーブルに、先端が丸みを帯びた棒状のオブジェが置かれていた。
さらに部屋の天井からは、〈オンエア〉と書かれた看板のような物が吊り下がっている。
ど、どうすれば、声を外に届けられるのかしら……?
『ここのマイクに向かって話せば良いだけです。その声は、魔王城内と魔王城のある迷いの森、全域に届けられます』
「……マイクとはこの棒状の器具のこと?」
初めて聞く単語に、私は首をひねった。
『はい。その通りです』
「なるほど、これに向かって、伝えたいことをしゃべれば良いのか」
お父様が手を叩いた。
「あっ、もしかして。すでに声は届けられているのでしょうか?」
『声を届けたくない場合は、〈オンエア〉の看板を外してくだい』
ひゃーっ。変なことを口走らなくてよかったと、私は慌てて口をふさぐ。
「ふむ。なるほどな。
迷いの森のみんな。元魔王ランギルスだ。俺の娘アルフィンが、魔物にも効果を発揮する【闇回復薬(ダークポーション)】を作ってくれた。もし怪我や病気をした者がいたら、魔王城まで来てくれ」
「ア、アルフィンです。重症の方は私が直接、治します! 遠慮なく来てくださいね」
それだけ言ってから、〈オンエア〉の看板を降ろした。
さて、どれくらいの魔物が集まるかな。
そもそも、ちゃんとここでの声が、迷いの森全体に届いているかもわからない。
未だ半信半疑の気分のまま【闇回復薬(ダークポーション)】をバックパックに詰めれるだけ入れる。お父様やヴィクトルに手伝ってもらって、地上に運び出した。
すると……
ドドドドドドッ!
土埃を上げて、多種多様なモンスターたちが魔王城の城門めがけて押し寄せて来た。
―――――――
魔王城ヴァナルガンド
●設備
・薬師のアトリエ
・魔王城放送局
・地下ダンジョン2F
●召喚可能な兵器
・魔王の城壁
・煉獄砲
・王城の守護精霊(元魔王ランギルス)
・魔王城の門
●現在の資金
10万ゴールド
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