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第一章
3-5.ご挨拶 ♥
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「あはっ、本当にイっちゃったんだ。可愛いッスね~」
改めて絶頂を迎えたことを突きつけられ、滲む視界の中では睨むこともままならず。
それでも、赤い舌が己の唇を舐める様は涙でぼやけることなくクラロの瞳に映る。
「じゃあ、そろそろこっちも……」
上から退いたと安心したのも束の間。両手が自由になろうと、ズボンを掴まれては解放される意味はない。
咄嗟に裾を掴むが、弛緩した指ではもはや抵抗とすら呼べない有様。
「ちょ……待っ……!」
「そんな事言ったって、ペーター君だって限界で――はぁっ!?」
呆気なく指は引き剥がされ、哀れズボンは膝の下へ。
露わになった貞操帯に悲鳴を上げたのはアモルであったが、動揺したのは見ていた者も同じ。
貞操帯自体は珍しくはない。所有の証として装着を義務付けられている奴隷なんて、それこそ数え切れないほどいるはずだ。
だが、誰にも奉仕を要求されず、むしろ毛嫌いされているまである男にそんなものがついているとは誰が予想したことか。
まだクラロの髪を押さえているエリオットも、下着とは異なるソレを凝視し目を見開いたまま。
生地の殆どは革だし、肝心の部分を包むところもゆとりを持たせている。今は確かに窮屈だが、勃起が制限されるほどではない。
分厚い生地越しに刺激は伝わらないし、温度だって感じない。多少の魔法では取り払うことも不可能だ。
正真正銘、クラロの持っている最後の障壁。そして、唯一打ち破るための鍵はここには存在しない。
つまり、万が一精神が淫魔に屈したとしても、この場ではどうしようもないということだ。
大抵はこれを見た途端にしらけて諦める。この間の一連こそが異常だったのだ。
彼の部下なら、クラロの正体についても知っている可能性は高い。だが、それと性的嗜好が同じであるかは別の話。
「ちょっと、なんッスかこれ!」
どれだけ喚こうが、ペニスも尻穴も塞がれ触ることは叶わず。
隙間から指をねじ込もうとするが、それで突破できるぐらいなら貞操帯など付けるはずがない。
「後ろも塞いでるとか……そんな……」
みるみるテンションが下がっていく。ここまで残念がる相手は今までにいなかったが、諦めたという点なら今までと一緒。
ご奉仕の主たる目的は性欲処理だ。愛玩として扱う者もいるが、それだって性交あってこそ。
しなくてもいいが、全くしないという選択肢はない。
ヤりたくなった時にできるからこそ、シないという選択もとれる。それが最初から奪われていれば、気が削がれるのは当然のこと。
こんな相手に固執するぐらいなら、それこそ近くの人間を適当に捕まえて務めさせたほうが有意義だ。
それもエリオットほどの極上の相手が近くにいるのであれば、もはや言うまでもない。
俯いた男が僅かに震えている。それどころか、声まで震えて今にも泣きそうな気配。
いくらクラロの正体に感づいているとはいえ、そこまで期待していたのだろうか。
戸惑い、されど声もかけられず。頭のどこかで早く退いて欲しいと願っていられたのも数秒のこと。
「――最っ高じゃないッスか!」
勢い良く顔が上がり、ギラギラと光る金の瞳に息を呑む。それは涙ではなく、明らかに興奮から来るもの。
高揚し、赤く染まった頬が股間に寄せられる。スリスリと擦られる感触は変わらず遮られ、されど美しい造形がそうしているという事実に戸惑わないわけがない。
「っな、にを……っう!」
「ああもうっ、こんな美味しそうな匂いしてるのに、挿れるのも挿れられるのもできないなんて! ここまで来てお預けなんて、ほんっと君って最高ッスよ!」
剥き出しになった太ももを、貞操帯で跳ね返ったぬるい息が撫でていく。
革越しにでも味わえないかと歯を立てられ、痛みはないのに身体が跳ねてしまうのは仕方のないこと。
匂いを嗅がれ、舐められ、噛みつかれ。状況についていけず、解放されたはずの四肢が強張って動かない。
「こんな楽しいの侵略以来ッス! 可愛くて、哀れで、なんて無様! 人間にしては頑張った方だけど、やっぱり詰めが甘いッスねぇ」
身体の位置は、腰元から胸へ。乳首の位置を通り越して迫るスカートの裾が捲られると同時に飛び出したそれを認識できなかったのは、あまりにも近すぎたからだ。
文字通り、目と鼻の先。凄まじい熱を放つそれは柔らかく、青臭く、そして――とてつもない魔力を放つ物。
「マ○コなら、ここにもあるじゃないッスか?」
頬を撫でるのはエリオットの指ではなく、獣の涎。されど、ぬるりと這ったのは舌ではなく、亀頭に滲んでいた先走り。
あまりにも長く、凶悪すぎる分身。スカートの中が見えていなければ、本当に同一人物から生えているか疑っただろう。
咄嗟に口を閉ざさなければ、その悪魔はクラロの喉を容赦なく貫いていた。それだけの圧を唇越しに感じ、逸らそうとした顔は押さえられたまま動けず。
唾液でさえ催淫効果があるのだ。それが精液になれば、いくらクラロでも耐性がない。
ペニスも穴も使えないなら口があるなんて、なんという諦めの悪さだ! そこまでしてクラロを使いたがる淫魔など今まで一人もいなかった。
どうしてあの男といい、この淫魔といい、魔除けに耐えてまでクラロを嬲ろうとするのか。
答えが出たところで、この窮地を脱する手助けにはならないだろう。
「ほら、ご挨拶できるッスよね?」
まるで猫のように細められた瞳に見下ろされ、貫く金の熱よりも突きつけられる肉の温度の方が圧倒的に高い。
青臭さの中に混ざる甘い匂いは、淫魔の体液に含まれる催淫の効果か。嗅ぐだけで頭の奥が煮え切る感覚は、既にその毒に犯されてしまっているのか。
『挨拶』なんてできるわけがない。直接この身に取り入れればそれこそ最後。正気は理性ごと奪われてしまうだろう。
固く閉ざした唇に突きつけられる凶器。粘液の範囲は広がり、不快感と触れる熱に目眩まで襲いかかってくる。
「あぁ、誰も可愛がってくれなかったから、挨拶の方法も忘れちゃったんッスか?」
いつまでも口を開かないクラロに焦れる様子もなく、金は心の底から楽しむように獲物を見下ろしている。
根元から先へ、自身の指で扱かれた肉が歓びに震えて吹き出る先走りは、やはり獣と同じ。
「でも、できないわけないッスよねぇ。慣れていなくても下手くそでも、奴隷がご奉仕するのは当然のことなんッスから。嫌がる奴隷なんていないでしょう? ……ねぇ」
クラロくん、と。音もなく名を呼ばれ、同時に呼吸が妨げられる。摘ままれた鼻の痛みに呻くことさえできず、されどその手を離させることだって敵わず。
唇に押し当てられる圧は強まり、少しでも力を緩めれば喉の奥まで貫かれてしまうだろう。
藻掻く手足は身体の下に敷かれたまま、どれだけ力を込めても捌けのけられず。顔は元より固定されて、微塵も動かせない。
ニチニチと擦れる亀頭、塗りつけられる先走りが唇の隙間に入り込み、滑りは強くなるばかり。
「ほーら、口開けるだけでいいッスから」
早くと、嗤う金が涙に滲み見えなくなる。肺に留まった空気は行き場を失い、頭をじわりと痺れさせていく。
開けてはダメだと。本当に終わってしまうと。そう理解しているのに、唇が緩んでいってしまう。
これ以上は、もう……!
「――きゃいんっ!」
改めて絶頂を迎えたことを突きつけられ、滲む視界の中では睨むこともままならず。
それでも、赤い舌が己の唇を舐める様は涙でぼやけることなくクラロの瞳に映る。
「じゃあ、そろそろこっちも……」
上から退いたと安心したのも束の間。両手が自由になろうと、ズボンを掴まれては解放される意味はない。
咄嗟に裾を掴むが、弛緩した指ではもはや抵抗とすら呼べない有様。
「ちょ……待っ……!」
「そんな事言ったって、ペーター君だって限界で――はぁっ!?」
呆気なく指は引き剥がされ、哀れズボンは膝の下へ。
露わになった貞操帯に悲鳴を上げたのはアモルであったが、動揺したのは見ていた者も同じ。
貞操帯自体は珍しくはない。所有の証として装着を義務付けられている奴隷なんて、それこそ数え切れないほどいるはずだ。
だが、誰にも奉仕を要求されず、むしろ毛嫌いされているまである男にそんなものがついているとは誰が予想したことか。
まだクラロの髪を押さえているエリオットも、下着とは異なるソレを凝視し目を見開いたまま。
生地の殆どは革だし、肝心の部分を包むところもゆとりを持たせている。今は確かに窮屈だが、勃起が制限されるほどではない。
分厚い生地越しに刺激は伝わらないし、温度だって感じない。多少の魔法では取り払うことも不可能だ。
正真正銘、クラロの持っている最後の障壁。そして、唯一打ち破るための鍵はここには存在しない。
つまり、万が一精神が淫魔に屈したとしても、この場ではどうしようもないということだ。
大抵はこれを見た途端にしらけて諦める。この間の一連こそが異常だったのだ。
彼の部下なら、クラロの正体についても知っている可能性は高い。だが、それと性的嗜好が同じであるかは別の話。
「ちょっと、なんッスかこれ!」
どれだけ喚こうが、ペニスも尻穴も塞がれ触ることは叶わず。
隙間から指をねじ込もうとするが、それで突破できるぐらいなら貞操帯など付けるはずがない。
「後ろも塞いでるとか……そんな……」
みるみるテンションが下がっていく。ここまで残念がる相手は今までにいなかったが、諦めたという点なら今までと一緒。
ご奉仕の主たる目的は性欲処理だ。愛玩として扱う者もいるが、それだって性交あってこそ。
しなくてもいいが、全くしないという選択肢はない。
ヤりたくなった時にできるからこそ、シないという選択もとれる。それが最初から奪われていれば、気が削がれるのは当然のこと。
こんな相手に固執するぐらいなら、それこそ近くの人間を適当に捕まえて務めさせたほうが有意義だ。
それもエリオットほどの極上の相手が近くにいるのであれば、もはや言うまでもない。
俯いた男が僅かに震えている。それどころか、声まで震えて今にも泣きそうな気配。
いくらクラロの正体に感づいているとはいえ、そこまで期待していたのだろうか。
戸惑い、されど声もかけられず。頭のどこかで早く退いて欲しいと願っていられたのも数秒のこと。
「――最っ高じゃないッスか!」
勢い良く顔が上がり、ギラギラと光る金の瞳に息を呑む。それは涙ではなく、明らかに興奮から来るもの。
高揚し、赤く染まった頬が股間に寄せられる。スリスリと擦られる感触は変わらず遮られ、されど美しい造形がそうしているという事実に戸惑わないわけがない。
「っな、にを……っう!」
「ああもうっ、こんな美味しそうな匂いしてるのに、挿れるのも挿れられるのもできないなんて! ここまで来てお預けなんて、ほんっと君って最高ッスよ!」
剥き出しになった太ももを、貞操帯で跳ね返ったぬるい息が撫でていく。
革越しにでも味わえないかと歯を立てられ、痛みはないのに身体が跳ねてしまうのは仕方のないこと。
匂いを嗅がれ、舐められ、噛みつかれ。状況についていけず、解放されたはずの四肢が強張って動かない。
「こんな楽しいの侵略以来ッス! 可愛くて、哀れで、なんて無様! 人間にしては頑張った方だけど、やっぱり詰めが甘いッスねぇ」
身体の位置は、腰元から胸へ。乳首の位置を通り越して迫るスカートの裾が捲られると同時に飛び出したそれを認識できなかったのは、あまりにも近すぎたからだ。
文字通り、目と鼻の先。凄まじい熱を放つそれは柔らかく、青臭く、そして――とてつもない魔力を放つ物。
「マ○コなら、ここにもあるじゃないッスか?」
頬を撫でるのはエリオットの指ではなく、獣の涎。されど、ぬるりと這ったのは舌ではなく、亀頭に滲んでいた先走り。
あまりにも長く、凶悪すぎる分身。スカートの中が見えていなければ、本当に同一人物から生えているか疑っただろう。
咄嗟に口を閉ざさなければ、その悪魔はクラロの喉を容赦なく貫いていた。それだけの圧を唇越しに感じ、逸らそうとした顔は押さえられたまま動けず。
唾液でさえ催淫効果があるのだ。それが精液になれば、いくらクラロでも耐性がない。
ペニスも穴も使えないなら口があるなんて、なんという諦めの悪さだ! そこまでしてクラロを使いたがる淫魔など今まで一人もいなかった。
どうしてあの男といい、この淫魔といい、魔除けに耐えてまでクラロを嬲ろうとするのか。
答えが出たところで、この窮地を脱する手助けにはならないだろう。
「ほら、ご挨拶できるッスよね?」
まるで猫のように細められた瞳に見下ろされ、貫く金の熱よりも突きつけられる肉の温度の方が圧倒的に高い。
青臭さの中に混ざる甘い匂いは、淫魔の体液に含まれる催淫の効果か。嗅ぐだけで頭の奥が煮え切る感覚は、既にその毒に犯されてしまっているのか。
『挨拶』なんてできるわけがない。直接この身に取り入れればそれこそ最後。正気は理性ごと奪われてしまうだろう。
固く閉ざした唇に突きつけられる凶器。粘液の範囲は広がり、不快感と触れる熱に目眩まで襲いかかってくる。
「あぁ、誰も可愛がってくれなかったから、挨拶の方法も忘れちゃったんッスか?」
いつまでも口を開かないクラロに焦れる様子もなく、金は心の底から楽しむように獲物を見下ろしている。
根元から先へ、自身の指で扱かれた肉が歓びに震えて吹き出る先走りは、やはり獣と同じ。
「でも、できないわけないッスよねぇ。慣れていなくても下手くそでも、奴隷がご奉仕するのは当然のことなんッスから。嫌がる奴隷なんていないでしょう? ……ねぇ」
クラロくん、と。音もなく名を呼ばれ、同時に呼吸が妨げられる。摘ままれた鼻の痛みに呻くことさえできず、されどその手を離させることだって敵わず。
唇に押し当てられる圧は強まり、少しでも力を緩めれば喉の奥まで貫かれてしまうだろう。
藻掻く手足は身体の下に敷かれたまま、どれだけ力を込めても捌けのけられず。顔は元より固定されて、微塵も動かせない。
ニチニチと擦れる亀頭、塗りつけられる先走りが唇の隙間に入り込み、滑りは強くなるばかり。
「ほーら、口開けるだけでいいッスから」
早くと、嗤う金が涙に滲み見えなくなる。肺に留まった空気は行き場を失い、頭をじわりと痺れさせていく。
開けてはダメだと。本当に終わってしまうと。そう理解しているのに、唇が緩んでいってしまう。
これ以上は、もう……!
「――きゃいんっ!」
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