Scapegoat Super Nova

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01.大麻とアップルパイ

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 19歳の頃、××××というスーパーマーケットに夜出かけて行ったら、数週間前にある場所で知り合いになった男がいた。 
  声をかけたら少し驚いていたが、「なんか食う?」 とパン屋のトングを持ちながら言ってきたのでアップルパイが食べたい、と答えた。

 聞けば住んでいた家がお互い近いところにあった。 
「いいものあるよ」 と言われ何となく面白そうだったのでチャリ
(BMX)の後ろに乗っけてもらって家まで遊びに行った。
   家はアパートの1階で、部屋に小さいテレビがあって2人でそれを観ていた。 
あまり会話はなく、彼はパイプで何かを吸引していた。

私は買ってもらったアップルパイを食べて野菜ジュースを飲んでいた。 
  もしかしたら私の大麻初体験の日だったのかもしれないがあまり覚えていない。
肺にためる吸い方もろくに知らなかったので、吸ったとしてもキマるまではいかなかったと思う。  

 まぁ何が言いたいかといえばその人が現恋人である。  
 私には小さい頃から父親がいない。私は生まれたてのヒヨコのようなもので、物事の善悪はすべて彼に教わっているようなところがある。
未だに。恋人であって父親であって兄であってセフレであって、彼は私の全てなのだ。  

 こう言われたことがある  「シャブはダメだ。お前がもしシャブ中になったらベッドの端にシャブ抜けるまで繋いどく」  と。
だから私は覚醒剤に手を出したことがない。忠実なヒヨコだから。
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