Scapegoat Super Nova

Maybetrue Books

文字の大きさ
3 / 12

03.海へ

しおりを挟む
 私が当時仲の良かった女の子2人を連れて集合場所に集まった。2人とも可愛くて綺麗な女の子だったので、男の子たちのテンションは爆上がり。明らかに私には向けることのない表情になっていて、やれやれだった。

「海行こう!海!みんなでBBQしよう!」

×××××という大型スーパーで小型のBBQセットと肉や野菜、酒も買い込んで小さな軽自動車にギュウギュウに乗り込んだ。夏の夜のことだった。

車は暗い海沿いを走っていった。だが、はじめに到着した海岸にはフェンスが貼られていて『立入禁止』と看板に書いていた。

「ここの海は死体がたくさん流れついたからな・・・・」

誰かの一言でみんな凍りついて車に逃げ込み、さっさとその場を後にした。

次の海岸には少ないけれど人がいた。私たちはそこでBBQを開始することにした。
小型のBBQセットに用意した肉と野菜をのせた。焼ける量が少ないので順番待ちになった。

「暗くて肉焼けてんのかわかんない」
女の子が言ったのでみんな携帯電話のライトで小型のBBQセットを照らした。

「まだ赤いね」
数十メートル先には私たちと同じくBBQしている人たちがいたが、本格的BBQセットに椅子、夜店で使うようなエンジンで動かす照明まであった。

携帯電話のライトで照らしあう私たちの姿は滑稽であったが、誰一人怒らず、むしろ大笑いしながらBBQしていた。砂浜に落としてしまった玉ねぎを海水で洗って食べ出す男の子もいた。

たくさん食べて樽型のでっかいビールのまわし飲みをした。ビールは苦手だったけどそのとき初めてビールが美味しいと感じた。
楽しくなった男の子たちはパンツ一丁になって夜の海に入っていった。

「ねぇ!一緒に海で泳ごうよ!ビキニは?ビキニ!」
たびたび海から上がってきてはよく喋って海に戻っていった。

「ねぇ!すごいよ!海の中で何かがたくさんピカピカ光ってんだ!本当だよ!」

次は別の男の子が海から上がってきた。この子は何言ってんだ、キマってんじゃないか?と思い私は、
「じゃあその光ってるやつこれに詰めてきてよ」
とスーパーのビニール袋を渡した。
「うん」

しばらくしたらビニール袋に海水をたっぷり入れて戻ってきた。

女の子たちと私は興味津々に待ち構えていたが、その目の前でビニール袋がパーンと破けた。
みんなでひっくり返るくらい笑った。男の子は少し寂しそうな顔をしていた。

ピカピカ光るものの正体はわからず。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...