見えない所で人助け！冒険て楽しいなぁ〜

２．魔法チートと自分語り

今日も元気に薬草採集だ。



回復薬に使う薬草
解毒薬に使う薬草
スタミナ回復に効くキノコもある



そのまま食べてもいいけど大体錬金術師がポーションの素材として使う。

私にも作ろうと思えば作れなくはないが
採集して売るだけにしている。

とにかく無駄に目立たないようモブに徹する。

使える奴と思われた時点で、現在平民の私では搾取されてしまう世界だからね？平民らしく慎ましやかに生きるしかないのだ。



前世日本人の私からしたら
この異世界には魔法があり魔物も居る。

もちろんテンプレにダンジョンなんかもあり
魔王とかもどこかにいるらしい。

魔王が住む地域は地図にはどこにも載っておらず異空間に魔界なんかがあるのかもしれない。以前、妃教育を受けたが全く触れなかったから実在するかすら分からない。



因みにエルフとかドワーフとか獣人とか運命の番なども無い！BのLによくある同性同士の妊娠もないから！

まぁ、同性同士の友情を超えたカップルは普通にいるんじゃないかな。
冒険者チームで組んでいれば芽生えることもあるだろうし？

何にせよ私には関係ない。

恋に恋する乙女はなり得ないしね。
フラグじゃないんだから！！



２年前にぜーんぶ捨ててきた
家族も恋もブラックな肩書も。



なんて回想しながら作業を続ける。



「気配消去して気配察知っと…  」



自分の気配をけして
誰かいないか気配を魔法で探る

仕事をする上で身バレは避けたい。

うさぎ型の魔物が3匹出たので魔力で動きを抑え急所をナイフでひと突きして仕留める。

今だに狩る時は心臓がギュッてなる。

魔法で見る事なく簡単に狩ることは可能だが、命を刈り取る時は自らの手でやることを決めてる。

他の冒険者なんかは剣で闘う前衛と魔法で後衛に盾役や回復担当にとかグループを組んで闘うのが通常だが、私は、魔法で全て自分で出来てしまう所謂チートだ。

魔法は魔力を使わないと使えないが魔力の差は人によって違う。

私には無尽蔵にあるらしく魔力を切らしたことがない。最弱の魔物しか相手にした事ないから解らないけど。

魔法も特に習ったことはないが願ったことは大体使える。

魔力を増やしから始めて、空間収納は1番に習得した。攻撃魔法に防御（結界）魔法、浄化魔法に回復魔法、気配消去に気配察知、想像してこれできたらいいなが実現してしまう結構怖い人間兵器だ。

なので能力は、これまた魔法で隠して低ランクを維持してソロの冒険者として活動してるのだ。



狩ったうさぎ型魔物と薬草各種をギルドに売って今夜もビールを楽しもう！お疲れ私。