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おばさん
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日奈子の昼間の顔は普通のOLだった。
アパートから数駅先にある中小企業で、派遣社員として働いて3年目になる。
「今日はなにするー?」
「カラオケでも行く?」
廊下を行きかう女性社員たちの楽しそうな会話に、今日が給料日だったということに気がついた。
日奈子は更衣室で事務服に着替え、すぐに自分の部署へ向かった。
日奈子の仕事は主に書類作成で、与えられた資料を元にパソコンとにらめっこをする日々だった。
「小平さん、明細」
部長にそう言われて席まで行くと、封筒に入れられた給料明細を手渡しされる。
最近は電子化が進んでいるけれど、この会社では昔ながらのやり方を続けていた。
「ありがとうございます」
日奈子は封筒を両手で丁寧に受け取り、自分の席へと戻った。
電子化されるのもいいけれど、昔ながらのやり方でドキドキしながら明細を開くのはひとつの楽しみでもあった。
ひと月期間ご苦労さまでした。
そんな風に自分を褒めてあげたくなる。
だけど封筒から明細書を取り出した日奈子はゆるゆるとため息を吐き出した。
派遣社員の日奈子は時給制で仕事をしていて、そんなに高収入ではない。
それはわかっていたけれど、普通に生活できるくらいの収入はあった。
……今までは。
カズに恋をしてからは月に何十万という出費が重なっていて、これだけの収入ではとても生活できなくなっているのだ。
「ちょっと小平さん、暗い顔してどうしたの?」
日奈子が盛大なため息を吐いていると隣の席の先輩が心配そうに声をかけてきてくれた。
「いえ、別に」
慌てて明細を封筒にしまって笑顔を浮かべる。
収入が低くてあからさまに落ち込んでいると思われるわけにはいかない。
先輩の彼女も派遣社員だ。
「なにか悩みがあるんだったら聞くよ? 給料が出たことだし、食事でも行く?」
「いえ、本当に大丈夫ですから」
日奈子は左右に首を振って断ることしかできない。
大切なお金は少しでも使わずに取っておきたい。
それでなくても、全然足りないのだから。
「だけど小平さん、ここ最近ずっとその調子じゃない? 他の人から誘われても断ってるんでしょう?」
「はぁ……」
確かに、先輩の言う通り日奈子は食事や遊びを断り続けている。
だから、最近ではこういう風に声をかけてくる人も少なくなってきていた。
それでも隣の席の先輩は同じ派遣社員として、いつまでも気にかけてくれているのだ。
ありがないけれど、今の日奈子にとっては少しうっとおしくもある。
『無駄なお金を使いたくない』なんて、口が裂けても言えないし。
「そんなことしてると社内で孤立しちゃうわよ? そういうのってイジメに発展するかもしれないから、心配で心配で」
本当に心配してくれているようで、先輩は眉をハの字にして日奈子を見つめてくる。
「だ、大丈夫です。実は結婚を考えている人がいて、それで節約しなくちゃいけなくて」
咄嗟にでた嘘だった。
結婚する予定なんてないし、カズに振り向いてもらうことだけで精一杯だ。
それでも先輩は日奈子の嘘を鵜呑みにして、目を大きく見開いた。
「それ、本当に!? おめでとう!」
はしゃいだ声を上げるので日奈子は慌てて口元に人差し指を当てて「まだ、正式に決まったわけじゃないので、黙っててください」と、釘を差した。
社内に広められてお祝いでもされたらたまらない。
日奈子の胸にチクチクと痛む罪悪感が広がっていく。
「わかった。内緒にしておくわね。でも、本当におめでとう」
先輩は嬉しそうにそう言ったのだった。
☆☆☆
昼休憩の時間になると日奈子は1人、使われていない会議室へ向かう。
昼ごはんはもちろん自分で持参してきている。
外食なんてもったいないこと絶対にできない。
会議室に誰もいなことを確認しておにぎりの入った巾着袋を片手に部屋の奥へと向かう。
飲み物は給湯室でいれてきたお茶だ。
会議室のあまり上質とは言えない椅子に座るとホッと息を吐き出した。
みんなの輪に入ること無く自分1人で行動することが増えてから、先輩が言っている通り会社での居心地は悪くなっている。
こうして1人になるとようやく心が落ち着くのだ。
日奈子は長テーブルの上で巾着を開いた。
中から取り出したのはふたつの塩むすびだ。
中身はなにも入っていない。
これを見られればきっと誰かがなにかを言ってくる。
栄養バランスだとか、なんだとか。
それがわかっているからこうして1人になれる場所を探すことになったのだ。
自分で作った塩むすびを一口ほおばると、なんとなく切ない気持ちになった。
なんだか、世界で自分がひとりぼっちになってしまったような感じ。
ついで涙が滲んできそうになったから、日奈子はスマホを取り出して自分で撮影した動画を流し始めた。
『日奈子ちゃん誕生日おめでとう!』
画面の中でカズが日奈子へ向けて笑いかけてくれる。
手にはシャンパンを持って、店内はとても賑やかな音楽がかかっている。
それを見ていると孤独感はすぐに消え去っていく。
ここでは私が一番だった。
いつでもカズは私をお姫様のように扱ってくれる。
それを思い出すと食べているものが高級レストランのフルコースにでも感じられてきた。
『日奈子ちゃん。これからもずっと俺のそばにいてね』
いつもカッコイイかずにそんな可愛いことを言われたらたまらない。
動画を見ながらつい口元が緩んできてしまう。
『俺にはもう日奈子ちゃんしかいないよ。大好きなんだ』
「うん。私にもカズしかいない。大好きだよ」
日奈子は誰もいない会議室の中、スマホへ向かってそう呟いていたのだった。
☆☆☆
給料は家賃と水道光熱費、そして最低限の食費を差し引くと15万くらいが残る。
これをカズへのプレゼント代へ当てるとして、後はホストでの飲食代代をどこかで稼ぐ必要があった。
「全然足りない……」
冷暖房のないボロアパートの一室で、日奈子は毛布にくるまって呟く。
お金が足りない。
だけどカズに会いに行きたい。
カズに会うためにはお金がいる。
日奈子の頭の中ではグルグルと同じ思考が繰り返される。
もっともっとお金を稼ぐためにはどうすればいいか。
カズを自分のものにするためにはお金が必要だ。
思い浮かんでくるのは立ちんぼの橋の上だった。
今日もきっといろいろな女子が立ちんぼをしているはずだ。
みんな若くて可愛い子ばかり。
日奈子はゆるゆると起き上がり、冷たい水で会社用の化粧を落としはじめた。
立ちんぼで客が付けば温かいホテルで眠れるだけでなく、ご飯もおごってもらえる。
そう思うと、このアパートにいるよりかマシなような気がしてきてしまった。
日奈子は立ちんぼ用に購入したミニ丈のワンピースをフワフワのコートを着て、外へ出たのだった。
☆☆☆
立ちんぼに季節はない。
どれだけ寒くてもどれだけ暑くてもそこに立ってお客さんがつくのを待っている。
日奈子は近くのスーパーでホット紅茶を購入して、それを両手に抱きしめるようにして暖を取りながら橋の上に立っていた。
コンビニは高いから、あまり使わないようにしている。
「おばさん、また来たの?」
若い立ちんぼがお客さんから開放されて戻ってきた。
声をかけてきたのは茶髪の似合う女のコで、気の強そうな顔をしている。
ここで何度も見かけたことのある子だとすぐにわかった。
日奈子は視線を泳がせるようにして女のコの声が聞こえなかったふりをした。
「ねぇ、無視すんなよ」
女のコがすごんでくるので渋々視線をそちらへ向ける。
女のコの目は釣り上がり、明らかに日奈子を敵視しているのがわかった。
「おばさん何歳? こんなところで立ってられたら、私らまで年寄りだと思われるんだけど」
女のコの言葉に近くにいた数人から笑い声が漏れた。
日奈子は「関係ないでしょ」と、突っぱねる。
この子たちにお金が必要なのと同じで、日奈子にもお金が必要だった。
その理由もきっとおなじ。
大好きなホストに貢ぐため。
「関係なくないでしょ? 他でやってくれない? おばさん専門店とか、どっかあるんじゃないの?」
女のコの言葉にひときわ大きな笑い声が湧いた。
日奈子は思わずうつむいてしまう。
それほど年齢が離れているとは思えない彼女たちに笑いものにされるのは耐え難い。
「その年令でホストにハマるとか、キモいから」
なにを言ってもその場を動くことがないとわかったのか、女のコは捨て台詞のように言い残してその場を後にしたのだった。
☆☆☆
仕事終わりに2時間立ちんぼをしてついた客は1人だけだった。
値段は1万5千円。
本当は3万円はもらいたかったけれど、仕方ない。
前回ここで出会った嫌味な男の言う通りになったことが悔しかったけれど、忘れることにした。
日奈子がアパートに戻ってきた頃にはすっかり日付が変わっていたけれど、男にご飯をおごってもらって、水道代を気にすることなくお風呂に入れたことで心は満足していた。
「もうちょっと待っててね、すぐに会いに行くからね」
日奈子はカズの写真へ向けてそう声をかけ、毛布にくるまって眠りについたのだった。
アパートから数駅先にある中小企業で、派遣社員として働いて3年目になる。
「今日はなにするー?」
「カラオケでも行く?」
廊下を行きかう女性社員たちの楽しそうな会話に、今日が給料日だったということに気がついた。
日奈子は更衣室で事務服に着替え、すぐに自分の部署へ向かった。
日奈子の仕事は主に書類作成で、与えられた資料を元にパソコンとにらめっこをする日々だった。
「小平さん、明細」
部長にそう言われて席まで行くと、封筒に入れられた給料明細を手渡しされる。
最近は電子化が進んでいるけれど、この会社では昔ながらのやり方を続けていた。
「ありがとうございます」
日奈子は封筒を両手で丁寧に受け取り、自分の席へと戻った。
電子化されるのもいいけれど、昔ながらのやり方でドキドキしながら明細を開くのはひとつの楽しみでもあった。
ひと月期間ご苦労さまでした。
そんな風に自分を褒めてあげたくなる。
だけど封筒から明細書を取り出した日奈子はゆるゆるとため息を吐き出した。
派遣社員の日奈子は時給制で仕事をしていて、そんなに高収入ではない。
それはわかっていたけれど、普通に生活できるくらいの収入はあった。
……今までは。
カズに恋をしてからは月に何十万という出費が重なっていて、これだけの収入ではとても生活できなくなっているのだ。
「ちょっと小平さん、暗い顔してどうしたの?」
日奈子が盛大なため息を吐いていると隣の席の先輩が心配そうに声をかけてきてくれた。
「いえ、別に」
慌てて明細を封筒にしまって笑顔を浮かべる。
収入が低くてあからさまに落ち込んでいると思われるわけにはいかない。
先輩の彼女も派遣社員だ。
「なにか悩みがあるんだったら聞くよ? 給料が出たことだし、食事でも行く?」
「いえ、本当に大丈夫ですから」
日奈子は左右に首を振って断ることしかできない。
大切なお金は少しでも使わずに取っておきたい。
それでなくても、全然足りないのだから。
「だけど小平さん、ここ最近ずっとその調子じゃない? 他の人から誘われても断ってるんでしょう?」
「はぁ……」
確かに、先輩の言う通り日奈子は食事や遊びを断り続けている。
だから、最近ではこういう風に声をかけてくる人も少なくなってきていた。
それでも隣の席の先輩は同じ派遣社員として、いつまでも気にかけてくれているのだ。
ありがないけれど、今の日奈子にとっては少しうっとおしくもある。
『無駄なお金を使いたくない』なんて、口が裂けても言えないし。
「そんなことしてると社内で孤立しちゃうわよ? そういうのってイジメに発展するかもしれないから、心配で心配で」
本当に心配してくれているようで、先輩は眉をハの字にして日奈子を見つめてくる。
「だ、大丈夫です。実は結婚を考えている人がいて、それで節約しなくちゃいけなくて」
咄嗟にでた嘘だった。
結婚する予定なんてないし、カズに振り向いてもらうことだけで精一杯だ。
それでも先輩は日奈子の嘘を鵜呑みにして、目を大きく見開いた。
「それ、本当に!? おめでとう!」
はしゃいだ声を上げるので日奈子は慌てて口元に人差し指を当てて「まだ、正式に決まったわけじゃないので、黙っててください」と、釘を差した。
社内に広められてお祝いでもされたらたまらない。
日奈子の胸にチクチクと痛む罪悪感が広がっていく。
「わかった。内緒にしておくわね。でも、本当におめでとう」
先輩は嬉しそうにそう言ったのだった。
☆☆☆
昼休憩の時間になると日奈子は1人、使われていない会議室へ向かう。
昼ごはんはもちろん自分で持参してきている。
外食なんてもったいないこと絶対にできない。
会議室に誰もいなことを確認しておにぎりの入った巾着袋を片手に部屋の奥へと向かう。
飲み物は給湯室でいれてきたお茶だ。
会議室のあまり上質とは言えない椅子に座るとホッと息を吐き出した。
みんなの輪に入ること無く自分1人で行動することが増えてから、先輩が言っている通り会社での居心地は悪くなっている。
こうして1人になるとようやく心が落ち着くのだ。
日奈子は長テーブルの上で巾着を開いた。
中から取り出したのはふたつの塩むすびだ。
中身はなにも入っていない。
これを見られればきっと誰かがなにかを言ってくる。
栄養バランスだとか、なんだとか。
それがわかっているからこうして1人になれる場所を探すことになったのだ。
自分で作った塩むすびを一口ほおばると、なんとなく切ない気持ちになった。
なんだか、世界で自分がひとりぼっちになってしまったような感じ。
ついで涙が滲んできそうになったから、日奈子はスマホを取り出して自分で撮影した動画を流し始めた。
『日奈子ちゃん誕生日おめでとう!』
画面の中でカズが日奈子へ向けて笑いかけてくれる。
手にはシャンパンを持って、店内はとても賑やかな音楽がかかっている。
それを見ていると孤独感はすぐに消え去っていく。
ここでは私が一番だった。
いつでもカズは私をお姫様のように扱ってくれる。
それを思い出すと食べているものが高級レストランのフルコースにでも感じられてきた。
『日奈子ちゃん。これからもずっと俺のそばにいてね』
いつもカッコイイかずにそんな可愛いことを言われたらたまらない。
動画を見ながらつい口元が緩んできてしまう。
『俺にはもう日奈子ちゃんしかいないよ。大好きなんだ』
「うん。私にもカズしかいない。大好きだよ」
日奈子は誰もいない会議室の中、スマホへ向かってそう呟いていたのだった。
☆☆☆
給料は家賃と水道光熱費、そして最低限の食費を差し引くと15万くらいが残る。
これをカズへのプレゼント代へ当てるとして、後はホストでの飲食代代をどこかで稼ぐ必要があった。
「全然足りない……」
冷暖房のないボロアパートの一室で、日奈子は毛布にくるまって呟く。
お金が足りない。
だけどカズに会いに行きたい。
カズに会うためにはお金がいる。
日奈子の頭の中ではグルグルと同じ思考が繰り返される。
もっともっとお金を稼ぐためにはどうすればいいか。
カズを自分のものにするためにはお金が必要だ。
思い浮かんでくるのは立ちんぼの橋の上だった。
今日もきっといろいろな女子が立ちんぼをしているはずだ。
みんな若くて可愛い子ばかり。
日奈子はゆるゆると起き上がり、冷たい水で会社用の化粧を落としはじめた。
立ちんぼで客が付けば温かいホテルで眠れるだけでなく、ご飯もおごってもらえる。
そう思うと、このアパートにいるよりかマシなような気がしてきてしまった。
日奈子は立ちんぼ用に購入したミニ丈のワンピースをフワフワのコートを着て、外へ出たのだった。
☆☆☆
立ちんぼに季節はない。
どれだけ寒くてもどれだけ暑くてもそこに立ってお客さんがつくのを待っている。
日奈子は近くのスーパーでホット紅茶を購入して、それを両手に抱きしめるようにして暖を取りながら橋の上に立っていた。
コンビニは高いから、あまり使わないようにしている。
「おばさん、また来たの?」
若い立ちんぼがお客さんから開放されて戻ってきた。
声をかけてきたのは茶髪の似合う女のコで、気の強そうな顔をしている。
ここで何度も見かけたことのある子だとすぐにわかった。
日奈子は視線を泳がせるようにして女のコの声が聞こえなかったふりをした。
「ねぇ、無視すんなよ」
女のコがすごんでくるので渋々視線をそちらへ向ける。
女のコの目は釣り上がり、明らかに日奈子を敵視しているのがわかった。
「おばさん何歳? こんなところで立ってられたら、私らまで年寄りだと思われるんだけど」
女のコの言葉に近くにいた数人から笑い声が漏れた。
日奈子は「関係ないでしょ」と、突っぱねる。
この子たちにお金が必要なのと同じで、日奈子にもお金が必要だった。
その理由もきっとおなじ。
大好きなホストに貢ぐため。
「関係なくないでしょ? 他でやってくれない? おばさん専門店とか、どっかあるんじゃないの?」
女のコの言葉にひときわ大きな笑い声が湧いた。
日奈子は思わずうつむいてしまう。
それほど年齢が離れているとは思えない彼女たちに笑いものにされるのは耐え難い。
「その年令でホストにハマるとか、キモいから」
なにを言ってもその場を動くことがないとわかったのか、女のコは捨て台詞のように言い残してその場を後にしたのだった。
☆☆☆
仕事終わりに2時間立ちんぼをしてついた客は1人だけだった。
値段は1万5千円。
本当は3万円はもらいたかったけれど、仕方ない。
前回ここで出会った嫌味な男の言う通りになったことが悔しかったけれど、忘れることにした。
日奈子がアパートに戻ってきた頃にはすっかり日付が変わっていたけれど、男にご飯をおごってもらって、水道代を気にすることなくお風呂に入れたことで心は満足していた。
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