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50 巻き込まれた狂乱
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キャティの淫猥な姿が、白い手がおまえはこちらがわだ! と、私を誘う……男たちに見せた自分の痴態。熱い欲望の白濁で体を汚されていく、快感……男の欲を孕んだ眼差しが膣道を刺激し、淫液をごぽり、ごぽりとあふれさせる。
知っている快楽を求め、自分の秘部に手がのびそうになり、あわてて両手で耳を強く覆った。声が漏れないようドレスの裾を強く噛みしめる。
甘い幻惑の香の匂いが鼻腔をくすぐり、媚薬に狂ったあの日をフラッシュバックさせていく……
「そうよ、いいわ! はぁ……すてきだジリオーラ! もっと奥を突いて!」
「ああ~ん、ひとりじめはずるいですわ、次はわたくしの番ですのに」
「なんて滑らかな肌なの、夫とは大違い」
淫猥な音が響きわたっている。
「皇太后殿下、遠慮なくイってください。さぁもっと腰を突きだして」
「……んんっ! ああ……あああぁぁ!」
ぐちゅる……ちゅ……
「ああ……悔しいイかされてしまったわ。なかで出せと申したでないか! どれ、飲んでやろうかね。ジリオーラこちらにおいで」
「かしこまりました殿下」
「おばぁ様! 我慢できません! 次はわたくしよ!」
「皇女殿下もこちらへ、手淫でお相手いたします」
「ふふ、いいわ……お口も使ってね」
にちゃ……ぐちゃ……ぐちゃ……
ペチャ……じゅ……じゅっ……ズズッ……
耳をふさいでも淫らな音は容赦なく鼓膜を刺激してくる……カーテン1枚の仕切りが心もとない。うっかり室内の女たちに気づかれたら、私もまざれと強要されてしまうのだろうか? そもそも、ジリオ様はレディ・ピアディを置いて、なんでこんなところで多数の女性と淫らなことをしているの?
レディ・ピアディを唯一だと言ったじゃない! 彼女との子供が欲しいって言ってたじゃない!
「はぁ……あああ……ああ……はぁん」
「……んっ……ぐっ……ふふ。沢山出たのぅ~、魔力の高まりを感じるわ」
「早く、次はわたくしよ! ジリオーラ早く立たせなさい」
「はぁ……すぐは無理ですよ。しばらくお待ちを。……あっ、ちょっと公爵夫人?」
「待てませんものねぇ。わたくしにおまかせなさい。殿方の体は熟知していてよ」
「……ぐっ……うっ……」
ジリオ様の苦しそうな声が聞こえてくる。一体、なにをしているの? 音だけの情報は、想像力だけ働かせる。いけない! と強く目を閉じ、頭を振り体がソファのかげに完全にかくれるように、小さく丸まった。
「うわっ……あっ……はぁ……はぁ……」
「ふふふっスゴイ……ふふっ」
クスクス笑う女たちの声、苦しそうなジリオ様の吐息だけが響いてきた。
「ああっ……あああ、はぁ!」
ビュッ! ブブッ! ビュルッ……ビュ……ビュル……
「やだ! 公爵夫人、出させちゃったら意味がないわ、わたくしのここを満たしてほしかったのに」
「大丈夫ですよ皇女殿下。お教えしましょうね。殿方のお尻の菊門から指をこういれて……お腹側のここを刺激してやれば……ほほっ! ほら立った! ジリオーラ様、元気ですこと、ふふふっ」
「ぐっ……あっ……ああっ……」
――どうしよう……なんでジリオ様のこんな淫らな声を聞いていなければならないの……
「さぁ、わたくしたちが楽しむために、ジリオーラ様には立ったままにしておいていただきましょうね」
「あっ……公爵夫人、ちょっと待って! うわっあっ!」
グチャッ、ピチャ……ピチャ……
カランっとなにかが足元に転がってきた。これは……このガラスの小瓶は! 媚薬!
笑うキャティの声が耳の奥で響く……男たちの私をあざ笑う目が肌に突き刺さる。
息を呑み、思わず小瓶をカーテンの向こうへ蹴りだしてしまった。
「あら?」
小瓶が転がってくるという、違和感に気がついた女性の声がする。しまった! どうしよう! 見つかる!
「きゃああぁぁん! やだジリオーラ、いきなりなんてひどいわ。うふっ素敵、はぁん……」
「私に集中してください。さぁ、魔力をもっと高めていきますよ」
「はぁ、いいわぁ~あああっんっ」
あとは、3人の女の嬌声と、ジリオ様の甘い声と、耳に残るキャティと男たちの笑い声が頭のなかをグルグルまわり……ジリオ様にいじられた胸のうずきと、アラン様のたくましい肉棒が私のなかを抽挿する喜びが、目の奥でチカチカと点滅する。淫液がお尻に垂れていく後ろめたさに翻弄され、ふるえることしかできなかった。
「ねぇん、口づけしてぇ~」
「ダメですよ」
「なぜ? してくれなければ嫌よ。ねぇジリオーラ~」
ジュッポッ……
「あっ、なんで抜くの? わたくしもっとイきたいわ」
「口づけをねだられましたので、興が削がれました。今晩はこれで終わりにしましょう」
「待って! 待って! もう、いいから、口づけはしなくていいからつづけて、はぁんっ……いいわ、もっと奥よ!」
「ははっ、皇女の負けじゃな。ジリオーラの接吻嫌いは筋金入りじゃぞ」
「ひっ……ひゃあ……あああん……かきまぜるのはダメ~」
いつまでこうしていれば、いいんだろう……五感すべてを遮断してしまいたい。
ジリオ様の睦言を聞きながら、濡れてきた自分の体が恥ずかしくって嫌だった。このままここにいたら、ジリオ様に抱かれているのが自分だと錯覚しそうで……怖くて部屋を出ていきたかった。でも、女性たちに見つかるのも怖い。きっと私を探している令息たちに見つかるのも怖かった……なにより、体が強張って、うまく動かせる自信がなかった。
――何時間、ジッとしていたのかは、わからなかった。ソファのかげでぼんやりしていた私に声がかかる……
「リオ、大丈夫? 私しかいないから出ておいで。リオ?」
気だるげなようすでカーテンを開けたジリオ様を、涙でぐちゃぐちゃになった顔で睨みつけた。噛んでいたドレスの裾を口からだすと、涎でベトベトになった裾が、べちゃりと、足首にぶつかる。
「……んで」
「リオ?」
「なんでこんなことしているのですか? レディ・ピアディはどうしたのですか?」
怒りで体がふるえる。立ちあがらない私をジリオ様が立たせようと、手をのばしてきた。
「ひっ……」
思わずその手を避けた。ジリオ様は、寂しそうに目をふせる。
「ごめんねリオ。これがエバンティスの……未婚の血族の仕事なんだ」
驚いて顔をあげると、着崩れたシャツから見える首筋から鎖骨にかけて、女の執着のような赤いキスマークが散らされているのを見つけ、目をそらした。
「アランを呼ぶから待ってて」
「あっ、嫌です! ひとりは怖い」
「大丈夫、しばらく前に上で大立ちまわりしている音がしていたから。バルコニーから呼べばすぐくるよ」
そう言ってバルコニーへ続く窓を開けた。清涼な外気が頬を撫で、体にまとわりついていた淫気が洗い清められる。
「おーい! アランいるかー!」
ダンッ!
すごい音がして上階からアラン様が飛び降りてきた。
「だいぶ待たせてしまったね。ふたりとも嫌なものを聞かせてすまない。目的のものは?」
アラン様は無言で『聖者の手記』をジリオ様に手わたすと、私を片腕で抱きあげた。不安定な姿勢にあわてて、アラン様の首に抱きつく。アラン様の汗の匂いが鼻をくすぐり、やっと強張っていた体から、力が抜けた。
ただ、濡れている下半身を気づかれたくなくて、彼の左腕の上でもぞもぞと足を擦りあわせた。
「本物で間違いない。これを持ってすぐ出発したほうがいい。上の奴らは?」
「全員、気絶させて縛っておいた」
「あっははっ! それは気分がいいね。さぁ、行って」
「あの、レディ・ピアディは?」
ジリオ様は汗で額にはりついた髪をかきあげ、寂しそうに微笑んだ。
「僕のウーニャも未婚の血族だから……」
その言葉に、涙があふれた。
「ふ、ふたりで……逃げれば……いいのに……」
「うん。いつか逃げだしたいと思っているよ」
「ジリオ様もレディ・ピアディも、ふたりで幸せにならないとダメなんですからね!」
「うん。そうだね。きっと幸せになってみせるよ。さぁ行って」
泣き崩れる私をアラン様は抱えて、夜の庭園を疾走する。背後で夜会の音楽と、どこからか喘ぎ声が聞こえ、彼の首に抱きついた。
ウーニャのお家のなかでは、ウーニャたちが、等身大のぬいぐるみによりそって寝ていた。
これは、うさピョン? お腹がパンパンに膨れたうさピョンをひっぱりだす。
知っている快楽を求め、自分の秘部に手がのびそうになり、あわてて両手で耳を強く覆った。声が漏れないようドレスの裾を強く噛みしめる。
甘い幻惑の香の匂いが鼻腔をくすぐり、媚薬に狂ったあの日をフラッシュバックさせていく……
「そうよ、いいわ! はぁ……すてきだジリオーラ! もっと奥を突いて!」
「ああ~ん、ひとりじめはずるいですわ、次はわたくしの番ですのに」
「なんて滑らかな肌なの、夫とは大違い」
淫猥な音が響きわたっている。
「皇太后殿下、遠慮なくイってください。さぁもっと腰を突きだして」
「……んんっ! ああ……あああぁぁ!」
ぐちゅる……ちゅ……
「ああ……悔しいイかされてしまったわ。なかで出せと申したでないか! どれ、飲んでやろうかね。ジリオーラこちらにおいで」
「かしこまりました殿下」
「おばぁ様! 我慢できません! 次はわたくしよ!」
「皇女殿下もこちらへ、手淫でお相手いたします」
「ふふ、いいわ……お口も使ってね」
にちゃ……ぐちゃ……ぐちゃ……
ペチャ……じゅ……じゅっ……ズズッ……
耳をふさいでも淫らな音は容赦なく鼓膜を刺激してくる……カーテン1枚の仕切りが心もとない。うっかり室内の女たちに気づかれたら、私もまざれと強要されてしまうのだろうか? そもそも、ジリオ様はレディ・ピアディを置いて、なんでこんなところで多数の女性と淫らなことをしているの?
レディ・ピアディを唯一だと言ったじゃない! 彼女との子供が欲しいって言ってたじゃない!
「はぁ……あああ……ああ……はぁん」
「……んっ……ぐっ……ふふ。沢山出たのぅ~、魔力の高まりを感じるわ」
「早く、次はわたくしよ! ジリオーラ早く立たせなさい」
「はぁ……すぐは無理ですよ。しばらくお待ちを。……あっ、ちょっと公爵夫人?」
「待てませんものねぇ。わたくしにおまかせなさい。殿方の体は熟知していてよ」
「……ぐっ……うっ……」
ジリオ様の苦しそうな声が聞こえてくる。一体、なにをしているの? 音だけの情報は、想像力だけ働かせる。いけない! と強く目を閉じ、頭を振り体がソファのかげに完全にかくれるように、小さく丸まった。
「うわっ……あっ……はぁ……はぁ……」
「ふふふっスゴイ……ふふっ」
クスクス笑う女たちの声、苦しそうなジリオ様の吐息だけが響いてきた。
「ああっ……あああ、はぁ!」
ビュッ! ブブッ! ビュルッ……ビュ……ビュル……
「やだ! 公爵夫人、出させちゃったら意味がないわ、わたくしのここを満たしてほしかったのに」
「大丈夫ですよ皇女殿下。お教えしましょうね。殿方のお尻の菊門から指をこういれて……お腹側のここを刺激してやれば……ほほっ! ほら立った! ジリオーラ様、元気ですこと、ふふふっ」
「ぐっ……あっ……ああっ……」
――どうしよう……なんでジリオ様のこんな淫らな声を聞いていなければならないの……
「さぁ、わたくしたちが楽しむために、ジリオーラ様には立ったままにしておいていただきましょうね」
「あっ……公爵夫人、ちょっと待って! うわっあっ!」
グチャッ、ピチャ……ピチャ……
カランっとなにかが足元に転がってきた。これは……このガラスの小瓶は! 媚薬!
笑うキャティの声が耳の奥で響く……男たちの私をあざ笑う目が肌に突き刺さる。
息を呑み、思わず小瓶をカーテンの向こうへ蹴りだしてしまった。
「あら?」
小瓶が転がってくるという、違和感に気がついた女性の声がする。しまった! どうしよう! 見つかる!
「きゃああぁぁん! やだジリオーラ、いきなりなんてひどいわ。うふっ素敵、はぁん……」
「私に集中してください。さぁ、魔力をもっと高めていきますよ」
「はぁ、いいわぁ~あああっんっ」
あとは、3人の女の嬌声と、ジリオ様の甘い声と、耳に残るキャティと男たちの笑い声が頭のなかをグルグルまわり……ジリオ様にいじられた胸のうずきと、アラン様のたくましい肉棒が私のなかを抽挿する喜びが、目の奥でチカチカと点滅する。淫液がお尻に垂れていく後ろめたさに翻弄され、ふるえることしかできなかった。
「ねぇん、口づけしてぇ~」
「ダメですよ」
「なぜ? してくれなければ嫌よ。ねぇジリオーラ~」
ジュッポッ……
「あっ、なんで抜くの? わたくしもっとイきたいわ」
「口づけをねだられましたので、興が削がれました。今晩はこれで終わりにしましょう」
「待って! 待って! もう、いいから、口づけはしなくていいからつづけて、はぁんっ……いいわ、もっと奥よ!」
「ははっ、皇女の負けじゃな。ジリオーラの接吻嫌いは筋金入りじゃぞ」
「ひっ……ひゃあ……あああん……かきまぜるのはダメ~」
いつまでこうしていれば、いいんだろう……五感すべてを遮断してしまいたい。
ジリオ様の睦言を聞きながら、濡れてきた自分の体が恥ずかしくって嫌だった。このままここにいたら、ジリオ様に抱かれているのが自分だと錯覚しそうで……怖くて部屋を出ていきたかった。でも、女性たちに見つかるのも怖い。きっと私を探している令息たちに見つかるのも怖かった……なにより、体が強張って、うまく動かせる自信がなかった。
――何時間、ジッとしていたのかは、わからなかった。ソファのかげでぼんやりしていた私に声がかかる……
「リオ、大丈夫? 私しかいないから出ておいで。リオ?」
気だるげなようすでカーテンを開けたジリオ様を、涙でぐちゃぐちゃになった顔で睨みつけた。噛んでいたドレスの裾を口からだすと、涎でベトベトになった裾が、べちゃりと、足首にぶつかる。
「……んで」
「リオ?」
「なんでこんなことしているのですか? レディ・ピアディはどうしたのですか?」
怒りで体がふるえる。立ちあがらない私をジリオ様が立たせようと、手をのばしてきた。
「ひっ……」
思わずその手を避けた。ジリオ様は、寂しそうに目をふせる。
「ごめんねリオ。これがエバンティスの……未婚の血族の仕事なんだ」
驚いて顔をあげると、着崩れたシャツから見える首筋から鎖骨にかけて、女の執着のような赤いキスマークが散らされているのを見つけ、目をそらした。
「アランを呼ぶから待ってて」
「あっ、嫌です! ひとりは怖い」
「大丈夫、しばらく前に上で大立ちまわりしている音がしていたから。バルコニーから呼べばすぐくるよ」
そう言ってバルコニーへ続く窓を開けた。清涼な外気が頬を撫で、体にまとわりついていた淫気が洗い清められる。
「おーい! アランいるかー!」
ダンッ!
すごい音がして上階からアラン様が飛び降りてきた。
「だいぶ待たせてしまったね。ふたりとも嫌なものを聞かせてすまない。目的のものは?」
アラン様は無言で『聖者の手記』をジリオ様に手わたすと、私を片腕で抱きあげた。不安定な姿勢にあわてて、アラン様の首に抱きつく。アラン様の汗の匂いが鼻をくすぐり、やっと強張っていた体から、力が抜けた。
ただ、濡れている下半身を気づかれたくなくて、彼の左腕の上でもぞもぞと足を擦りあわせた。
「本物で間違いない。これを持ってすぐ出発したほうがいい。上の奴らは?」
「全員、気絶させて縛っておいた」
「あっははっ! それは気分がいいね。さぁ、行って」
「あの、レディ・ピアディは?」
ジリオ様は汗で額にはりついた髪をかきあげ、寂しそうに微笑んだ。
「僕のウーニャも未婚の血族だから……」
その言葉に、涙があふれた。
「ふ、ふたりで……逃げれば……いいのに……」
「うん。いつか逃げだしたいと思っているよ」
「ジリオ様もレディ・ピアディも、ふたりで幸せにならないとダメなんですからね!」
「うん。そうだね。きっと幸せになってみせるよ。さぁ行って」
泣き崩れる私をアラン様は抱えて、夜の庭園を疾走する。背後で夜会の音楽と、どこからか喘ぎ声が聞こえ、彼の首に抱きついた。
ウーニャのお家のなかでは、ウーニャたちが、等身大のぬいぐるみによりそって寝ていた。
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