65 / 71
64 ある護衛の信仰
しおりを挟む
ジリオーラ・エバンティス・セフィロース伯爵。27歳の若さでシシーリア聖皇国の宰相補佐を勤め、自領を急発展させている私の雇い主。聖者の末裔、エバンティス血族の次期当主。
私は、同じエバンティス血族ながら血族魔法が使えなかった。だが、一般人より強くかけられる身体強化で体を鍛え、血族を護衛することを仕事に選んだ。
エバンティスの栄華を約束してくれる、若き次期当主に仕え、守ることに誇りを持っていた。
――その敬愛するジリオーラ様が、死んだ女を腕に抱き、楽しそうにしている……
「愛しいピジュ、子供たちにおはようの挨拶をしに行こう!」
「子供? 子供がいるのか? 産まれているのか?」
楽しそうなジリオーラ様の声に、ラズ侯爵と殴りあっていたエバンティス侯爵が、いろめきたつ。
ジリオーラ様がやってきたのは、ウーニャの庭園……真っ白い毛をもつ愛玩動物たちのところだった。
レディ・ピアディのために、ジリオーラ様が用意した庭園には、20匹ほどのウーニャが放し飼いされている。
「子供はどこだ? ちゃんとおまえの子か? 相手は?」
子供を探して視線をさまよわせるエバンティス侯爵のようすを、ジリオーラ様は不思議そうに首をかしげながら観察していた。かたちのよい唇が、ぽそり……とつげる。
「ここに、こんなに沢山いるじゃないですか。私と愛しいピジュの可愛い子供たちが!」
ジリオーラ様は、レディ・ピアディとまるでダンスを踊っているかのように……くるくるとまわりながら……ウーニャたちの群れのなかで、幸せそうに笑った。
「これは……動物だ……おまえの子では……ない」
「子供たちよ! さぁ、お母様とお父様と一緒に遊ぼう!」
――『僕のウーニャ』……ジリオーラ様はレディ・ピアディを、そう呼んでいた。ジリオーラ様は、いつからウーニャたちが、自分たちの子供に見えていたのだろうか?
ウーニャの庭園に作られたものは……どれも子供のための遊具のようだった……
私はレディ・ピアディという少女が好きではなかった。唯一神ファリアーナ様の似姿を持つと言われているのも気にいらなかったし、ジリオーラ様の横でただ笑っている姿も不快だった。
私の信仰するファリアーナ神は、こんなどこにでもいるような普通の少女が、似ているといわれるような存在ではないはずだ!
ファリアーナ神を敬愛する信仰心が、とくに拒絶したのが、あの長い髪だった。銀色の髪は、彩雲のように輝く虹色の髪のファリアーナ神と似ても似つかない。それなのに、あの髪がとくに似ているとセフィロース領の領民は口々に讃えていたからだ。
そんな私がレディ・ピアディの護衛のひとりに選ばれた。ジリオーラ様が『成人の義』を終えられ、伯爵位を授かり最初にくだした命令だった。
「君たちの仕事ぶりは真面目だし、腕もたつ。私は自分の婚約者の護衛がほしい。ピジュを女神と同一視しないで、私の婚約者、ひとりの少女として守ってほしい」
さすがジリオーラ様だ! ファリアーナ神は、なにものとも同一視されてはならない至高の存在だということを、よくわかっていらっしゃる。
この日から、月の半分は伯爵邸でジリオーラ様とすごすレディ・ピアディの警護をし、ジリオーラ様が皇都へ行くあいだは、レディ・ピアディの護衛として、ラズ侯爵邸へお供した。
レディ・ピアディは学園にかよわず、ラズ侯爵邸で家庭教師から教養、礼儀作法を学んでいる。
「ジリィを支えられるよう、たくさん学ばないといけないの」いつも、そう言っていた。
妹君と楽しそうにジリオーラ様から送られた本を読んでいる姿は、ただの恋する少女だった。
ラズ侯爵邸の教育方針は変わっていて、エバンティス血族なのに閨教育がない。だから、いつまでも血族の使命感を持たない夢見る少女のままなのかも知れない……ジリオーラ様のところへ嫁がれたら、しっかり血族の重みを知っていただきたいものだ。
シシーリア聖皇国を狙う周辺国の動きは不穏で、いつ大きな戦闘が始まるか、油断ならない状況だった。我が国の軍事力はあまりにも脆弱だ……
そんなおり、ジリオーラ様がエバンティス侯爵の名代で戦場へ行くことが決まった。
「ジリオーラ様、私も戦場へお供させてください。私の身体強化は、かならずお役にたてるはずです」
「いや、君には私のピジュを守っていてほしい」
「『成人の義』がおこなわれるシシーリア大聖堂には、皇族の近衛騎士団が護衛につきます。レディ・ピアディに危険がおよぶ可能性はありません。ジリオーラ様が行かれる戦場のほうが危険です」
ジリオーラ様は、ゆるゆると首を横に振り、拒絶をしめす。
「ピジュをしっかり見ていてほしいんだ……君の目から見たピジュの『成人の義』のようすを聞きたいんだ」
「なぜ、私なのですか? 護衛ならほかにも……」
「君だからだよ! ピジュは成人するんだ。その……君はピジュに『女』を見ていないだろ」
「ジリオーラ様のご婚約者様ですよ! なにを言っているのですか!」
「それ! それだよ! 他の護衛の目には、少なからずピジュが女性とうつっている。心配なんだ。だから君がピジュをしっかり見守っていてくれ」
ジリオーラ様は、一体なにを言っているのだろう? あんな普通の少女に『女』を見る?
閨教育をせず学園にかよわせない特殊な教育方針。セフィロース領の伯爵邸に日々ふえていく、レディ・ピアディをファリアーナ神と同一視させたような絵画の数々。
これはエバンティスの血族として、レディ・ピアディは、なにか特別な役目をになっているのかも知れない……『成人の義』まで人目にふれぬよう、神と同一視するように人びとを誘導し、神秘性を高める。そのため生臭い性の知識にはふれないようにしたのか!? 護衛たちは、女神と同一視しないよう……ファリアーナ神の信仰を見失わいように、注意されている。
私なら大丈夫だ! レディ・ピアディは普通の少女にしか思えないし、ファリアーナ神への信仰心はゆるがない。
ジリオーラ様に、レディ・ピアディを見ていることを約束した。
――予想していたとおり、レディ・ピアディの『成人の義』は、『ファリアーナ神がシシーリア大聖堂に来臨された』と、大騒ぎになった。
エバンティス血族の威光をしめす思惑は大成功といえる。さっそくジリオーラ様に報告書をしたためた。
その夜、レディ・ピアディは皇宮から一夜の魔力の高めあいのため、呼びだしを受けた。閨教育を受けていない彼女に勤まるのだろうか? と、悩みもしたが、当主のエバンティス侯爵とレディ・ピアディの父親、ラズ侯爵が了承したことなのだから、大丈夫なのだろう……
「皇族のかたがたに、血族魔法をかけてさしあげることになったの」
レディ・ピアディは、ニコニコと微笑みながら、そう言った。本人も理解しているのなら、問題ないだろう……私は護衛として、皇宮まで同行した。閨の部屋に護衛といえど同席はできないので、別室で待機する。レディ・ピアディには、皇宮で用意された守役がついた。
私は、同じエバンティス血族ながら血族魔法が使えなかった。だが、一般人より強くかけられる身体強化で体を鍛え、血族を護衛することを仕事に選んだ。
エバンティスの栄華を約束してくれる、若き次期当主に仕え、守ることに誇りを持っていた。
――その敬愛するジリオーラ様が、死んだ女を腕に抱き、楽しそうにしている……
「愛しいピジュ、子供たちにおはようの挨拶をしに行こう!」
「子供? 子供がいるのか? 産まれているのか?」
楽しそうなジリオーラ様の声に、ラズ侯爵と殴りあっていたエバンティス侯爵が、いろめきたつ。
ジリオーラ様がやってきたのは、ウーニャの庭園……真っ白い毛をもつ愛玩動物たちのところだった。
レディ・ピアディのために、ジリオーラ様が用意した庭園には、20匹ほどのウーニャが放し飼いされている。
「子供はどこだ? ちゃんとおまえの子か? 相手は?」
子供を探して視線をさまよわせるエバンティス侯爵のようすを、ジリオーラ様は不思議そうに首をかしげながら観察していた。かたちのよい唇が、ぽそり……とつげる。
「ここに、こんなに沢山いるじゃないですか。私と愛しいピジュの可愛い子供たちが!」
ジリオーラ様は、レディ・ピアディとまるでダンスを踊っているかのように……くるくるとまわりながら……ウーニャたちの群れのなかで、幸せそうに笑った。
「これは……動物だ……おまえの子では……ない」
「子供たちよ! さぁ、お母様とお父様と一緒に遊ぼう!」
――『僕のウーニャ』……ジリオーラ様はレディ・ピアディを、そう呼んでいた。ジリオーラ様は、いつからウーニャたちが、自分たちの子供に見えていたのだろうか?
ウーニャの庭園に作られたものは……どれも子供のための遊具のようだった……
私はレディ・ピアディという少女が好きではなかった。唯一神ファリアーナ様の似姿を持つと言われているのも気にいらなかったし、ジリオーラ様の横でただ笑っている姿も不快だった。
私の信仰するファリアーナ神は、こんなどこにでもいるような普通の少女が、似ているといわれるような存在ではないはずだ!
ファリアーナ神を敬愛する信仰心が、とくに拒絶したのが、あの長い髪だった。銀色の髪は、彩雲のように輝く虹色の髪のファリアーナ神と似ても似つかない。それなのに、あの髪がとくに似ているとセフィロース領の領民は口々に讃えていたからだ。
そんな私がレディ・ピアディの護衛のひとりに選ばれた。ジリオーラ様が『成人の義』を終えられ、伯爵位を授かり最初にくだした命令だった。
「君たちの仕事ぶりは真面目だし、腕もたつ。私は自分の婚約者の護衛がほしい。ピジュを女神と同一視しないで、私の婚約者、ひとりの少女として守ってほしい」
さすがジリオーラ様だ! ファリアーナ神は、なにものとも同一視されてはならない至高の存在だということを、よくわかっていらっしゃる。
この日から、月の半分は伯爵邸でジリオーラ様とすごすレディ・ピアディの警護をし、ジリオーラ様が皇都へ行くあいだは、レディ・ピアディの護衛として、ラズ侯爵邸へお供した。
レディ・ピアディは学園にかよわず、ラズ侯爵邸で家庭教師から教養、礼儀作法を学んでいる。
「ジリィを支えられるよう、たくさん学ばないといけないの」いつも、そう言っていた。
妹君と楽しそうにジリオーラ様から送られた本を読んでいる姿は、ただの恋する少女だった。
ラズ侯爵邸の教育方針は変わっていて、エバンティス血族なのに閨教育がない。だから、いつまでも血族の使命感を持たない夢見る少女のままなのかも知れない……ジリオーラ様のところへ嫁がれたら、しっかり血族の重みを知っていただきたいものだ。
シシーリア聖皇国を狙う周辺国の動きは不穏で、いつ大きな戦闘が始まるか、油断ならない状況だった。我が国の軍事力はあまりにも脆弱だ……
そんなおり、ジリオーラ様がエバンティス侯爵の名代で戦場へ行くことが決まった。
「ジリオーラ様、私も戦場へお供させてください。私の身体強化は、かならずお役にたてるはずです」
「いや、君には私のピジュを守っていてほしい」
「『成人の義』がおこなわれるシシーリア大聖堂には、皇族の近衛騎士団が護衛につきます。レディ・ピアディに危険がおよぶ可能性はありません。ジリオーラ様が行かれる戦場のほうが危険です」
ジリオーラ様は、ゆるゆると首を横に振り、拒絶をしめす。
「ピジュをしっかり見ていてほしいんだ……君の目から見たピジュの『成人の義』のようすを聞きたいんだ」
「なぜ、私なのですか? 護衛ならほかにも……」
「君だからだよ! ピジュは成人するんだ。その……君はピジュに『女』を見ていないだろ」
「ジリオーラ様のご婚約者様ですよ! なにを言っているのですか!」
「それ! それだよ! 他の護衛の目には、少なからずピジュが女性とうつっている。心配なんだ。だから君がピジュをしっかり見守っていてくれ」
ジリオーラ様は、一体なにを言っているのだろう? あんな普通の少女に『女』を見る?
閨教育をせず学園にかよわせない特殊な教育方針。セフィロース領の伯爵邸に日々ふえていく、レディ・ピアディをファリアーナ神と同一視させたような絵画の数々。
これはエバンティスの血族として、レディ・ピアディは、なにか特別な役目をになっているのかも知れない……『成人の義』まで人目にふれぬよう、神と同一視するように人びとを誘導し、神秘性を高める。そのため生臭い性の知識にはふれないようにしたのか!? 護衛たちは、女神と同一視しないよう……ファリアーナ神の信仰を見失わいように、注意されている。
私なら大丈夫だ! レディ・ピアディは普通の少女にしか思えないし、ファリアーナ神への信仰心はゆるがない。
ジリオーラ様に、レディ・ピアディを見ていることを約束した。
――予想していたとおり、レディ・ピアディの『成人の義』は、『ファリアーナ神がシシーリア大聖堂に来臨された』と、大騒ぎになった。
エバンティス血族の威光をしめす思惑は大成功といえる。さっそくジリオーラ様に報告書をしたためた。
その夜、レディ・ピアディは皇宮から一夜の魔力の高めあいのため、呼びだしを受けた。閨教育を受けていない彼女に勤まるのだろうか? と、悩みもしたが、当主のエバンティス侯爵とレディ・ピアディの父親、ラズ侯爵が了承したことなのだから、大丈夫なのだろう……
「皇族のかたがたに、血族魔法をかけてさしあげることになったの」
レディ・ピアディは、ニコニコと微笑みながら、そう言った。本人も理解しているのなら、問題ないだろう……私は護衛として、皇宮まで同行した。閨の部屋に護衛といえど同席はできないので、別室で待機する。レディ・ピアディには、皇宮で用意された守役がついた。
15
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる