悪役令嬢になってしまったので準備は万全にしましたが義弟が心配です!

さくら

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1章

ありがとう

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私とミレーヌは、今まで私が害を加えてしまった令嬢達に謝罪を行った。ひとりひとりに私がしてしまったことを謝り反省していること、今後のあり方などを伝え昨晩更に手紙を書いてきたのでそれも渡した。
反応はと言うと、驚き戸惑っている様子だった。謝罪も一応私が公爵家の令嬢だから受け取らざるおえないものだったのだろう。「わかりました」とこちらの様子を伺いながら受け取った。許してもらおうなんて思っていない。ただ、悪いことをしたら謝らなければならない。そして今後その様なことを絶対にしないと伝えておきたかった。自己満足だけど一つの区切りとして。

今日の授業は午前中だけで午後がクラブ活動メインの日だった為、15時の休憩時間とクラブ終わりを狙ったがそれでもまだ半分くらいしか謝れていない。明日は授業がメインの日だからはやく学園に行こう。そしてマリア。マリアにも謝らなければならないことが沢山ある。

「ミレーヌ付き合ってくれてありがとう」
「いえ、ではまた明日」

下校時刻になりミレーヌとわかれた後馬車に乗った。
中にはグレイエが先に乗っていて窓側の反対側にもたれて寝ていた。私は対面席に座り窓から日が沈むのを見る。この世界の空も前世と変わらないくらい綺麗だった。窓に反射する自分の姿は千代子ではないリリーナルチアだ。その彼女がやってしまった過ちを忘れないようにと今日のご令嬢達の反応も全て胸にしまって私として生きていこう。




「ナルチアちゃんとグレイエくん大丈夫かしら?」
「大丈夫だ。二人とも成長しているんだ。喧嘩なんてしていないさ」
「そうね、あなた。二人とも睨み合ってるくらいよね」
「ああ、そうだそろそろ着いている頃じゃないか」
「私玄関に行ってお出迎えしてみようかしら」
「そうだな私も行くとしよう」階段を降り玄関に向かう。

「旦那様、奥様!只今お二人の馬車が到着されました」外で待機していた執事と馬車の助手席にいた従者
運転手が頭を下げお辞儀した。
「ちょうど良かった!ふたりともおかえりなさい」
「ナルチア、グレイエおかえり」
しばらくしても反応がない。窓側は、カーテンが薄っすらかかっていて外からでは見えない為扉を開けるしかなかった。
「返事がないわ!?中に入るわよ?」
そこには、リリーナルチアとグレイエが壁にもたれて同じように寝ていた。
「よっぽど疲れたのかしら?」
「そうみたいだな」
「でも面白いわよねこうしてみると鏡のように同じように寝ているもの」
「そうだ記録魔法機でこの光景を残しておこう」
パシャパシャと丸い球体の魔法機でこの光景を記録に残した。
「これからはもっと家族で記録に残そう」
「ええそうね …」        





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