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嫉妬02
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「ワインって香りを楽しむんでしたっけ??」
「あぁ、する人はするけど今回のワインは高級なやつじゃないからしなくてもいいと思うよ?」
「ふーん、そんなもんなんですね。」
蓮君はグラスをくるくると回した後、グラスを鼻に近付け、香りを楽しんでいた。その仕草はまるでソムリエのようで、自然なのにどこか洗練されたような動きで思わず見惚れてしまっていた。
そんな蓮君を見ながら俺はワインを一口飲んだ。柔らかな酸味が舌を撫でて、後から甘い香りが鼻腔を通る。うん、飲みやすいワインで安心した。
「意外と甘いんですね。もっと酸味があると思ってました...」
「ふふん。そうでしょ、そうでしょ??おいし~よね~これ。」
「...あれ??葵さん、もう酔ってます?」
「へ?まだ一本しか飲んでらいもん......。」
「もう一本飲んじゃったんですか!?」
お昼にお酒を飲んだこともあり、酔いが回るのが普段の何倍も速い。顔も熱くなってきたし、頭もぼーっとする。いつもだったら一本飲んだくらいでこうはならないのに。
気付けば俺は蓮君にダル絡みしていた。蓮君のほっぺを両手で挟んで、じーっと蓮君を見つめていた。
「あ、あほいひゃん??」
「ふふふ、れんくんはさぁ...かっこいいよね~。かおきれいだし......べんきょもできて、りょーりもできる。かんぺき彼氏だぁ~。...俺にはもったいないぐあいだ。」
俺は蓮君の口元にある黒子に、そっと口づけをした。
「もう、お水飲んでください。ほら一旦飲むのやめますよ」
「い!や!ら!なんれ、取り上げるの??まだれんくんと飲む!」
俺は、ワインを蓮君に奪われないようにぎゅっと両腕で抱え込んだ。
「まったく、絶対こうなると思いましたよ...。だから後悔するって言ったのに。葵さん??俺とはまたいつでも飲めるので、ね??」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃないですよ。」
いつでも??ほんとに?また飲めるの??そう思ったら自然に俺はワインから腕を離していた。
それを蓮君は受け取ると、開けてなかったワインもキッチンに戻し、またこちらに向かって歩いてきた。
俺は、いきなり腕を引かれたと思うとキスをされた。何が起きているのか分からず混乱している間に、水がコクッコクッと蓮君の口の中から流れて込んできた。
「散々可愛いことして俺を煽ったんですから、今日は頑張ってくださいね?葵さん。」
「は......え??」
蓮君は俺を軽々と抱き上げると、ベッドの上に押し倒していた。慣れた手つきで俺のスーツを丁寧に脱がせ、そして深い口づけを交わした。ちゅるちゅるっ、と舌と舌が絡み合う熱いキスをされ、舌で上顎をざらりと舐められると、俺の身体は快感を拾い上げ、びくびくと反応してしまう。
さらには、手で胸の突起をぐにぐにといじられる。蓮君に触れられた場所から、痺れるような感覚がするとともに、声が溢れた。
「んあっ...やだっ、それっ......」
「やだじゃないでしょ?」
蓮君は俺に不敵な笑みを投げかけると、俺の胸の赤い粒に舌を這わせる。手でいじられるのとは、また違った生温かい感触に、俺の身体は素直に喜びを示した。
「ここ、もうこんなに真っ赤だよ??」
いつの間にか、蓮君の手は俺の下半身に到達していた。
蓮君は意地悪く、俺のいいところを避けてそれを上下に扱いてくるし、根元をぎゅっと強く握ってくる。そして後孔に指を入れ、胡桃大に膨らんだ部分を的確に指で刺激してきた。
「やっ!こっ...壊れるっ!!からぁ!」
「こんなんじゃ壊れないよ?もっといけるよね??」
「イけっ...な、いっ!!ひっ、!」
イケそうでイケない。そんな快楽地獄のようなことを蓮君はしてきた。蓮君の鬼!悪魔!!もういい加減出したい...苦しい。次第に目には涙が浮かんでくる。
「もう...イ、イきたいっ......」
「じゃあ約束して?俺の前でお酒は飲み過ぎないって。」
「わかっ...た!!の、飲まない!飲まないからぁ...!」
その言葉を聞いた瞬間、蓮君が俺の分身を握っていた手を緩め、数回上下にゆるゆると扱く。たったそれだけで俺は欲望を吐き出した。
「ごめんね、葵さん意地悪しちゃって。じゃあそろそろこっちも挿れるね??」
「まっ!!まっ~~!?!?」
蓮君の物が入ってきた瞬間、かひゅっ、と俺の口からはただ空気が漏れて、俺の意識はそこで途絶えた。
しかしずっと押し寄せてくる快感の波によって意識を取り戻せば、まだ蓮君の物は俺の中に入ったままで、中をごちゅっごちゅっ、と突いてきた。
「あ、葵さん起きた??寝ながらイってたのも可愛かったよ?」
「でも反応もちゃんと見たいからさ。もっと頑張って。」
「あっ......あぁ!...っ...」
そのときの蓮君の顔は、恐ろしいほど艶めいていたことだけは覚えていた。もうお酒はほどほどにしよう......と蓮君に抱き潰されたあとに、強く誓うのだった。
後日、ふと気になって「結局あのお店っていくらだったんだろう?」とスマホで調べてみれば、恐ろしい金額に血の気が引き、調べなきゃよかったと後悔した。
「あぁ、する人はするけど今回のワインは高級なやつじゃないからしなくてもいいと思うよ?」
「ふーん、そんなもんなんですね。」
蓮君はグラスをくるくると回した後、グラスを鼻に近付け、香りを楽しんでいた。その仕草はまるでソムリエのようで、自然なのにどこか洗練されたような動きで思わず見惚れてしまっていた。
そんな蓮君を見ながら俺はワインを一口飲んだ。柔らかな酸味が舌を撫でて、後から甘い香りが鼻腔を通る。うん、飲みやすいワインで安心した。
「意外と甘いんですね。もっと酸味があると思ってました...」
「ふふん。そうでしょ、そうでしょ??おいし~よね~これ。」
「...あれ??葵さん、もう酔ってます?」
「へ?まだ一本しか飲んでらいもん......。」
「もう一本飲んじゃったんですか!?」
お昼にお酒を飲んだこともあり、酔いが回るのが普段の何倍も速い。顔も熱くなってきたし、頭もぼーっとする。いつもだったら一本飲んだくらいでこうはならないのに。
気付けば俺は蓮君にダル絡みしていた。蓮君のほっぺを両手で挟んで、じーっと蓮君を見つめていた。
「あ、あほいひゃん??」
「ふふふ、れんくんはさぁ...かっこいいよね~。かおきれいだし......べんきょもできて、りょーりもできる。かんぺき彼氏だぁ~。...俺にはもったいないぐあいだ。」
俺は蓮君の口元にある黒子に、そっと口づけをした。
「もう、お水飲んでください。ほら一旦飲むのやめますよ」
「い!や!ら!なんれ、取り上げるの??まだれんくんと飲む!」
俺は、ワインを蓮君に奪われないようにぎゅっと両腕で抱え込んだ。
「まったく、絶対こうなると思いましたよ...。だから後悔するって言ったのに。葵さん??俺とはまたいつでも飲めるので、ね??」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃないですよ。」
いつでも??ほんとに?また飲めるの??そう思ったら自然に俺はワインから腕を離していた。
それを蓮君は受け取ると、開けてなかったワインもキッチンに戻し、またこちらに向かって歩いてきた。
俺は、いきなり腕を引かれたと思うとキスをされた。何が起きているのか分からず混乱している間に、水がコクッコクッと蓮君の口の中から流れて込んできた。
「散々可愛いことして俺を煽ったんですから、今日は頑張ってくださいね?葵さん。」
「は......え??」
蓮君は俺を軽々と抱き上げると、ベッドの上に押し倒していた。慣れた手つきで俺のスーツを丁寧に脱がせ、そして深い口づけを交わした。ちゅるちゅるっ、と舌と舌が絡み合う熱いキスをされ、舌で上顎をざらりと舐められると、俺の身体は快感を拾い上げ、びくびくと反応してしまう。
さらには、手で胸の突起をぐにぐにといじられる。蓮君に触れられた場所から、痺れるような感覚がするとともに、声が溢れた。
「んあっ...やだっ、それっ......」
「やだじゃないでしょ?」
蓮君は俺に不敵な笑みを投げかけると、俺の胸の赤い粒に舌を這わせる。手でいじられるのとは、また違った生温かい感触に、俺の身体は素直に喜びを示した。
「ここ、もうこんなに真っ赤だよ??」
いつの間にか、蓮君の手は俺の下半身に到達していた。
蓮君は意地悪く、俺のいいところを避けてそれを上下に扱いてくるし、根元をぎゅっと強く握ってくる。そして後孔に指を入れ、胡桃大に膨らんだ部分を的確に指で刺激してきた。
「やっ!こっ...壊れるっ!!からぁ!」
「こんなんじゃ壊れないよ?もっといけるよね??」
「イけっ...な、いっ!!ひっ、!」
イケそうでイケない。そんな快楽地獄のようなことを蓮君はしてきた。蓮君の鬼!悪魔!!もういい加減出したい...苦しい。次第に目には涙が浮かんでくる。
「もう...イ、イきたいっ......」
「じゃあ約束して?俺の前でお酒は飲み過ぎないって。」
「わかっ...た!!の、飲まない!飲まないからぁ...!」
その言葉を聞いた瞬間、蓮君が俺の分身を握っていた手を緩め、数回上下にゆるゆると扱く。たったそれだけで俺は欲望を吐き出した。
「ごめんね、葵さん意地悪しちゃって。じゃあそろそろこっちも挿れるね??」
「まっ!!まっ~~!?!?」
蓮君の物が入ってきた瞬間、かひゅっ、と俺の口からはただ空気が漏れて、俺の意識はそこで途絶えた。
しかしずっと押し寄せてくる快感の波によって意識を取り戻せば、まだ蓮君の物は俺の中に入ったままで、中をごちゅっごちゅっ、と突いてきた。
「あ、葵さん起きた??寝ながらイってたのも可愛かったよ?」
「でも反応もちゃんと見たいからさ。もっと頑張って。」
「あっ......あぁ!...っ...」
そのときの蓮君の顔は、恐ろしいほど艶めいていたことだけは覚えていた。もうお酒はほどほどにしよう......と蓮君に抱き潰されたあとに、強く誓うのだった。
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