神を越えたその先へ

blaster

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1章

迷宮内での悪意

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「こんなん楽勝だな!」
「そうだな、山内くん!」
「おいおい、気を抜くなよ。迷宮内ではどんな危険ご潜んでいるかわからないからな。」
「わかってますよ団長。でも俺たちなら楽勝ですって!」
「だからその楽観視が危ないのだか、、、。」
「平気だって!心配性なんですよ団長は。」

  それはフラグじゃないか? と、思ったが口には出さない。アイツらは俺を嫌っているからな。何を言われるかわかったもんじゃない。

「おい、早見!こっち来てみろよ!」
「何でだよ、めんどくさい、、、。」
「いいから来いって!」

  山内が近づいて来た。そして、
「(口答えしてんじゃねぇよ。来いと言ったら来い。)」
「はぁ、、、。」
「団長。俺たちちょっとトイレ行ってきます。」
「あぁ。わかったが目立たないところで早くしろよ。」
「わかってますって。さ、行くぞ。」
「はいはい。」

  そうして連れていかれたのは少し開けた暗い部屋だった。まぁ、迷宮内はどこでも暗い訳だけども。

「で?何かよ───」
「おい早見。お前相原さんと宵波さんともう話すな。」
「何で?」
「目障りなんだよ、お前が。」
「そうか、嫉妬か。」
「うるせぇよ!」

  ドガッ!

「グッ!」

 もちろん痛みなんてないのだが、演技で痛がって見せる。

「取り敢えずもう相原さんには近づくなよ。」
「わ、わかったよ。」
「フンッ」

  はぁ、めんどくさい、、、。

「大丈夫だった早見くん?」
「あぁ。」
「? どうしたの?」
「、、、何でもない。」

  今は波風たてる訳にはいかない。ごめん、相原さん。
  この時の俺は気付かなかった。
後ろから山内と細井が俺をにらんでいる事に。

「ここから50階層だな。罠の難易度が跳ね上がるから気を付けろよ。」

  体感一時間程進んだころ、通路の幅が少し広がった。、、、?誰もその事に気付いていない?

「相は─「おい早見。」、、、何でもない。」

  クソ、こんなときにも邪魔しやがって。

「お、おい。床が光ってるぞ。」
「ほんとだー。何これ?」
「バ、バカ!それは転移魔方陣だ!早く逃げろ!」

  その瞬間、魔法陣が一気に広がり俺たちの足元の床を埋め尽くした。そしてその光が輝きを増す──!

  あぁ、フラグ回収したな、、、。

  目を開けるとそこには、目をつぶって座り込んでいるクラスメイトと、






















  全長3メートルを越す、巨大な化け物がいた。





  ___________________
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
戦闘シーンを入れ忘れました。すいません(泣)

一話一話を短めに、出来るだけ頻繁に更新したいと思っています。
たまに伏せ字でアニメネタを入れます。わかりにくいと思いますが、察してください。
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