25 / 38
3章 学園生活
襲撃→撃退 2
しおりを挟む
お久しぶりです。いや、そうでもない?
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~ティアside~
「……弱いですね。迷宮の魔物に比べると質が格段に落ちます。」
そう言いながらティアは着実に敵を屠っていく。
――1分後――
「ふう、こんなものですか。これなら私たちがいなくても大丈夫だったのでは?」
そううそぶいた瞬間、
「っ、誰ですか!?」
ティアですら感知するのがギリギリの反応を感じ取り、振り返って叫んだ。
すると、森の中から1人の男が出てきた。
「やあ!こんにちは!」
男は軽いノリで挨拶してきた。
「……」
「あれ?結構冷たいなあ……」
「何の目的でここにいるのですか?そしてあなたは何ですか?」
ティアは先ほど、具体的には気配を察知したときから気になっていたことを聞いてみた。
「なんでそんなことを聞くのかな?」
「あなたから異質な雰囲気を感じるからです。」
「へえ、そんなのもわかるんだ、すごいね。まあ、お察しの通り僕は人間でもなければ亜人族でもない、魔人族さ!」
「やはりそうですか……話に聞いたことはありましたが、実際に見たことはありませんでしたので。」
「そうなんだね!新しいことを知れてよかったじゃないか、でももう君は死ぬんだけど。」
魔人の体から魔力が溢れ出した。
「……やりますか?」
「冗談!さっきの君の戦いを見てたけど、さすがに僕がやったら死んじゃうよ!だから……」
男の体から出る魔力が更に大きくなり、魔人とティアの間に大きな魔方陣が出現した。
警戒するティアを尻目に、魔人は詠唱した。
「我が名、ゲイルにおいて命ずる!異界の闇に住みし邪悪なる住人よ!我の力となりて現出せよ!求めるは汝の力!払うはハイエルフの魂!求めるは敵の虐殺!さあ、出でよ!」
瞬間、魔法陣が眩い光を放ち、ティアの視界を塗りつぶした。
視界が戻ると……
『我を呼んだのは……お前か……?』
5メートル規模の角が生えた巨大な悪魔がそこにいた。
「そうだよ、できれば力になってくれないかな!?」
『……いいだろう。それで、ハイエルフはあの小娘でいいのか?』
「うん!僕の任務はあの子の殺害だから別に生かしておく必要はないから、君の好きにして良いよ。」
「そうか、了解した。お前ら魔人族には借りがあるからな、この程度なら構わない。」
ティアは、自分が舐められていることに若干イラっとしたが、難しい状況に少し焦っていた。
「少し、厳しいですね。どうしましょうか……」
「何を言ってるんだい?君は死ぬんだ。この悪魔の手によって。」
「それはあり得ません。私は主様に仕えなければならないので。」
「ああ、レンだっけ?もう死ぬと思うよ、その人。」
「どういうことです?」
「もちろんそのレン君にも殺害任務が出てるんだけど、彼は異常だ。だから、魔族の中で最強の4人が向かっていったよ。」
「そうですか、それは良かったです。」
ゲイルというらしい魔人は、ティアの答えに首をかしげる。
「良かった?なんで?」
「それは……」
ティアはニコッと笑った。
「魔人のトップ4は主様が倒してくれるので私たちは気が楽だということですよ。」
「ッ!」
ティアが縮地でゲイルの背後に回り込み、蹴りを放った。
「くっ!」
瞬時に移動した悪魔がガシィ!とティアの足を片手で掴んだ。その腕を斬りおとそうティアは剣を振るうが、
(っ!硬い!)
ガキッ!という低い音とともにティアの剣は止まった。
(なら……!)
即座に判断を下したティアは、『風刃・纏』を使用し、悪魔の腕に斬りかかった。
『小癪な!』
さすがに魔力を纏った斬撃は防げないと判断したのか、掴んでいた手を放し、後退する悪魔。
ここまでで一秒と経っていない。
「あ、危ないなぁ。死ぬかと思ったよ。」
『お前は下がっていろ。この小娘、弱くない。』
(…もしかして………)
ティアは今のやり取りから1つの仮説をたてた。もちろん罠の可能性もあるが、そうでない可能性もある。ティアは後者に賭けることにした。
「ふっ!」
『さあ、戦おうか。』
「ええ、そうですね。」
動いたのは同時だった。
「ふっ!」
『ウォァ!』
ティアは『風刃・纏』を、悪魔は腕に強化を施してお互いか衝突した。
ガガァンッ!とすさまじい音が鳴り響き、両者が止まった。だが、すぐにティアが押され始めた。
(体格差が厳しいですね……加えてあちらはスピードもある。勝つのは難しいですが……)
「勝たなければいけない道理はない!」
「どうした!もう生を諦めたのか!?」
「冗談を!」
ティアは全身に魔力を纏わせ、悪魔の攻撃を左右に逸らしながら一ヵ所に留まらず、周囲の木々ををも利用して戦った。
それに段々と苛立ちを募らせていく悪魔。
『チッ!正々堂々と戦いやがれ!』
(この悪魔は何を言っているのでしょうか?自分に有利に戦うのは戦闘の基本でしょう。)
「……」
ティアは黙々と攻撃をいなし続ける。そう、来る時のために……
『ハア…ハア……クソが……』
そう、勝たなくてもいいということはつまり、負けなければいいということ。
だが、ティアが狙っているのはこれではない。
「もう疲れたのですか。まあ、こちらとしても準備は整いましたので……」
『…何をするつもりだ。』
「それを言うと思いますか?」
『チッ』
警戒する悪魔を尻目に、ティアはずっと全身に纏わせていた魔力を右手に集めた。
「2つヒントを差し上げます。私はハイエルフです。そして今から行うのは……」
ティアは表情を消し、悪魔を見据えて言い放った。
「殲滅です。」
ティアが右手を地面に置いた。
そこで悪魔は思い出した、ティアが戦っているとき常に魔力を全身に纏わせていたことを。つまり、魔力は地面にも注がれていたということ。
『チッ!まずい!』
悪魔は慌ててティアに攻撃を仕掛けようとするが、
「もう遅いです。【みんな、出てきて!】」
ティアが悪魔にはわからない言葉で何かに話しかけた瞬間、
音もなく、地面から数百、数千にもなる緑色の光が勢い良く飛び出した。
『これは!?』
ティアは、あくまでも淡々と悪魔に告げた〈←ダジャレじゃないよ、偶々だよ。By爆風〉
「精霊です。私たちエルフは太古から風の精霊と苦楽を共にしてきました。そして私はハイエルフ、精霊との交信がしやすいのです。というわけで、さようならですね。」
そう、ティアは戦いながらこの地の深くに眠っていた精霊を少しずつ呼び覚ましていたのだ。もちろんこの技は、風の精霊がいるエルフの里付近でしか使用することはできない。
悪魔はそれを聞いて、
「このぐらいなら耐えきって見せる!」
と言った。
この答えに、ティアは少し口角を上げた。まるで、子供が勘違いをしているのを傍から眺める大人のように。
「私が準備を終えるまでに私を仕留められなかったあなたの負けです、名前も知らない悪魔さん。【みんな、あの大きいのじゃなくて、後ろにいる魔人を倒してくれる?】」
【もちろん!任せてよ!】
頼もしい答えとともに、精霊たちが突然の出来事に呆けている魔人に狙いを定める。
そして……強い光が悪魔を素通りし、魔人に直撃する。
「なっ!」
「ぐああああああああ!!」
悪魔が驚いている間に、精霊の攻撃は次々と魔人に当たり、その命を奪った。
そして……
「ク、クソが……」
魔人というこの世に繋ぎ止める媒体を失った悪魔はこの世にいることができず、その体を霧散させていく。
それが完全に消えたのを確認してティアは……
「終わった……のですね……すみません……あるじ……さ…ま……」
精霊を呼び出したことによる体にかかる負担に耐え切れず、その意識を手放した。
【ティアちゃん!】
精霊が何か言っていたような気がするが、朦朧とする意識に遮られ、よくわからなかった。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
終わんなかった………のか……………?
まあ、次回は蓮sideなのでさくっと終わります多分(多分)
希望があれば伸ばしますが………
それにしても!びっくり!!ティアさんは精霊使いだった!!!
テ「騒がしいです、静かにしてください。」
あ、す、すみません。
テ「それより、早く主様に会いたいです。」
別に良いけど………次に蓮が君を見るとき君は………
テ「な、なんですか?私はどうなっているんですか?」
いや、ネタバレになるから言わないけど………あ、でも読者の皆さまは大体予想がつくか………
あ、長々とすみませんでした。次回もできるだけ早く更新するつもりなのでお楽しみに!
あと、小説ページの一番上にキャラ説明を追加しておきました。そちらも是非見てみてください。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~ティアside~
「……弱いですね。迷宮の魔物に比べると質が格段に落ちます。」
そう言いながらティアは着実に敵を屠っていく。
――1分後――
「ふう、こんなものですか。これなら私たちがいなくても大丈夫だったのでは?」
そううそぶいた瞬間、
「っ、誰ですか!?」
ティアですら感知するのがギリギリの反応を感じ取り、振り返って叫んだ。
すると、森の中から1人の男が出てきた。
「やあ!こんにちは!」
男は軽いノリで挨拶してきた。
「……」
「あれ?結構冷たいなあ……」
「何の目的でここにいるのですか?そしてあなたは何ですか?」
ティアは先ほど、具体的には気配を察知したときから気になっていたことを聞いてみた。
「なんでそんなことを聞くのかな?」
「あなたから異質な雰囲気を感じるからです。」
「へえ、そんなのもわかるんだ、すごいね。まあ、お察しの通り僕は人間でもなければ亜人族でもない、魔人族さ!」
「やはりそうですか……話に聞いたことはありましたが、実際に見たことはありませんでしたので。」
「そうなんだね!新しいことを知れてよかったじゃないか、でももう君は死ぬんだけど。」
魔人の体から魔力が溢れ出した。
「……やりますか?」
「冗談!さっきの君の戦いを見てたけど、さすがに僕がやったら死んじゃうよ!だから……」
男の体から出る魔力が更に大きくなり、魔人とティアの間に大きな魔方陣が出現した。
警戒するティアを尻目に、魔人は詠唱した。
「我が名、ゲイルにおいて命ずる!異界の闇に住みし邪悪なる住人よ!我の力となりて現出せよ!求めるは汝の力!払うはハイエルフの魂!求めるは敵の虐殺!さあ、出でよ!」
瞬間、魔法陣が眩い光を放ち、ティアの視界を塗りつぶした。
視界が戻ると……
『我を呼んだのは……お前か……?』
5メートル規模の角が生えた巨大な悪魔がそこにいた。
「そうだよ、できれば力になってくれないかな!?」
『……いいだろう。それで、ハイエルフはあの小娘でいいのか?』
「うん!僕の任務はあの子の殺害だから別に生かしておく必要はないから、君の好きにして良いよ。」
「そうか、了解した。お前ら魔人族には借りがあるからな、この程度なら構わない。」
ティアは、自分が舐められていることに若干イラっとしたが、難しい状況に少し焦っていた。
「少し、厳しいですね。どうしましょうか……」
「何を言ってるんだい?君は死ぬんだ。この悪魔の手によって。」
「それはあり得ません。私は主様に仕えなければならないので。」
「ああ、レンだっけ?もう死ぬと思うよ、その人。」
「どういうことです?」
「もちろんそのレン君にも殺害任務が出てるんだけど、彼は異常だ。だから、魔族の中で最強の4人が向かっていったよ。」
「そうですか、それは良かったです。」
ゲイルというらしい魔人は、ティアの答えに首をかしげる。
「良かった?なんで?」
「それは……」
ティアはニコッと笑った。
「魔人のトップ4は主様が倒してくれるので私たちは気が楽だということですよ。」
「ッ!」
ティアが縮地でゲイルの背後に回り込み、蹴りを放った。
「くっ!」
瞬時に移動した悪魔がガシィ!とティアの足を片手で掴んだ。その腕を斬りおとそうティアは剣を振るうが、
(っ!硬い!)
ガキッ!という低い音とともにティアの剣は止まった。
(なら……!)
即座に判断を下したティアは、『風刃・纏』を使用し、悪魔の腕に斬りかかった。
『小癪な!』
さすがに魔力を纏った斬撃は防げないと判断したのか、掴んでいた手を放し、後退する悪魔。
ここまでで一秒と経っていない。
「あ、危ないなぁ。死ぬかと思ったよ。」
『お前は下がっていろ。この小娘、弱くない。』
(…もしかして………)
ティアは今のやり取りから1つの仮説をたてた。もちろん罠の可能性もあるが、そうでない可能性もある。ティアは後者に賭けることにした。
「ふっ!」
『さあ、戦おうか。』
「ええ、そうですね。」
動いたのは同時だった。
「ふっ!」
『ウォァ!』
ティアは『風刃・纏』を、悪魔は腕に強化を施してお互いか衝突した。
ガガァンッ!とすさまじい音が鳴り響き、両者が止まった。だが、すぐにティアが押され始めた。
(体格差が厳しいですね……加えてあちらはスピードもある。勝つのは難しいですが……)
「勝たなければいけない道理はない!」
「どうした!もう生を諦めたのか!?」
「冗談を!」
ティアは全身に魔力を纏わせ、悪魔の攻撃を左右に逸らしながら一ヵ所に留まらず、周囲の木々ををも利用して戦った。
それに段々と苛立ちを募らせていく悪魔。
『チッ!正々堂々と戦いやがれ!』
(この悪魔は何を言っているのでしょうか?自分に有利に戦うのは戦闘の基本でしょう。)
「……」
ティアは黙々と攻撃をいなし続ける。そう、来る時のために……
『ハア…ハア……クソが……』
そう、勝たなくてもいいということはつまり、負けなければいいということ。
だが、ティアが狙っているのはこれではない。
「もう疲れたのですか。まあ、こちらとしても準備は整いましたので……」
『…何をするつもりだ。』
「それを言うと思いますか?」
『チッ』
警戒する悪魔を尻目に、ティアはずっと全身に纏わせていた魔力を右手に集めた。
「2つヒントを差し上げます。私はハイエルフです。そして今から行うのは……」
ティアは表情を消し、悪魔を見据えて言い放った。
「殲滅です。」
ティアが右手を地面に置いた。
そこで悪魔は思い出した、ティアが戦っているとき常に魔力を全身に纏わせていたことを。つまり、魔力は地面にも注がれていたということ。
『チッ!まずい!』
悪魔は慌ててティアに攻撃を仕掛けようとするが、
「もう遅いです。【みんな、出てきて!】」
ティアが悪魔にはわからない言葉で何かに話しかけた瞬間、
音もなく、地面から数百、数千にもなる緑色の光が勢い良く飛び出した。
『これは!?』
ティアは、あくまでも淡々と悪魔に告げた〈←ダジャレじゃないよ、偶々だよ。By爆風〉
「精霊です。私たちエルフは太古から風の精霊と苦楽を共にしてきました。そして私はハイエルフ、精霊との交信がしやすいのです。というわけで、さようならですね。」
そう、ティアは戦いながらこの地の深くに眠っていた精霊を少しずつ呼び覚ましていたのだ。もちろんこの技は、風の精霊がいるエルフの里付近でしか使用することはできない。
悪魔はそれを聞いて、
「このぐらいなら耐えきって見せる!」
と言った。
この答えに、ティアは少し口角を上げた。まるで、子供が勘違いをしているのを傍から眺める大人のように。
「私が準備を終えるまでに私を仕留められなかったあなたの負けです、名前も知らない悪魔さん。【みんな、あの大きいのじゃなくて、後ろにいる魔人を倒してくれる?】」
【もちろん!任せてよ!】
頼もしい答えとともに、精霊たちが突然の出来事に呆けている魔人に狙いを定める。
そして……強い光が悪魔を素通りし、魔人に直撃する。
「なっ!」
「ぐああああああああ!!」
悪魔が驚いている間に、精霊の攻撃は次々と魔人に当たり、その命を奪った。
そして……
「ク、クソが……」
魔人というこの世に繋ぎ止める媒体を失った悪魔はこの世にいることができず、その体を霧散させていく。
それが完全に消えたのを確認してティアは……
「終わった……のですね……すみません……あるじ……さ…ま……」
精霊を呼び出したことによる体にかかる負担に耐え切れず、その意識を手放した。
【ティアちゃん!】
精霊が何か言っていたような気がするが、朦朧とする意識に遮られ、よくわからなかった。
___________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
終わんなかった………のか……………?
まあ、次回は蓮sideなのでさくっと終わります多分(多分)
希望があれば伸ばしますが………
それにしても!びっくり!!ティアさんは精霊使いだった!!!
テ「騒がしいです、静かにしてください。」
あ、す、すみません。
テ「それより、早く主様に会いたいです。」
別に良いけど………次に蓮が君を見るとき君は………
テ「な、なんですか?私はどうなっているんですか?」
いや、ネタバレになるから言わないけど………あ、でも読者の皆さまは大体予想がつくか………
あ、長々とすみませんでした。次回もできるだけ早く更新するつもりなのでお楽しみに!
あと、小説ページの一番上にキャラ説明を追加しておきました。そちらも是非見てみてください。
0
あなたにおすすめの小説
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる