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ある冬の午後2
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「薫様!」
見ると、留紗がパタパタと駆けてきた。
「留紗もお勉強お疲れ様、一緒に帰ろうか」
「はい!」
僕は翠を下ろして右手に翠、左手に留紗の手を握ってそのまま歩き出す。
少し遅れて2人の侍女も付いてきた。
「薫様、カジャル様はどうなんですか?」
「あら?留紗は知ってたの?」
「入院されたということだけ、父から聞かされました」
「そうなんだね、さっき目が覚めてね、もう大丈夫だと思うよ」
「いったいどうなさったんですか?あんなに丈夫そうな方なのに」
「……うん、ちょっとね、また何かのときに知ることがあるかな?」
「……そうですか」
翠はポカンとしていたが、留紗は心配そうに下を向いてしまった。
「ねえ、留紗はこの後はどうするの?」
「今日は父上がお忙しいので、特に講義もないのです」
「じゃあ、一緒にケーキ作ろっか!」
「ケーキ?!」
翠も留紗も驚いて立ち止まってお互いの顔を見合わせている。
「うん、簡単なのしか出来ないけどね、自分で焼くのもたまにはおいしいよ!」
「はい!やってみたいです!」
「僕も!」
「じゃあ、60階にある調理場にいこっか」
「「はい!」」
2人はスキップで僕の両側を楽しげに歩き、すれ違う侍従や侍女達はそれを見て笑顔になった。
60階に着くと、仙と里亜が迎えてくれたので、僕はそのまま調理場へ回ってもらった。
用意してもらったのは卵と小麦粉とバターと砂糖。
パウンドケーキって、これを同量用意して混ぜ込むんだよね!
これだけは知ってるの、なぜかって……妹と作ったことがあるから。
覚えやすい材料の少なさと分量だなとその時から忘れなかった。
こちらにバターってあるのかな?って思ったけど、数々の料理を思い出して、あれらが出来てバターが無いはずはないと確信して、普通に伝えると、やっぱりなんでもないように材料は出てきた。
はかりの単位は僕の見慣れないものだったけど、なんてことない取り敢えず同量用意するのだ!
そして2人にはかりを任せて、ボールに4種類用意させてみた。
卵を割るのもおっかなびっくりで、案の定手の中でぐしゃぐしゃになったり、それはそれはてんてこ舞いで、前掛けが無かったら着物はびしょびしょだっただろうなと思う。
「えと、4種類同じ重さで揃いました!」
二人共、鼻の頭になぜか小麦粉の粉を付けたまま真面目な顔で立っているから、おかしくて笑いながら拭いてあげて、まずバターを泡立て器でまぜまぜして良く練るように指示したよ。
二人共ふんふん歌いながら頑張って順番に混ぜている。
砂糖を少しずつ入れて混ぜ混ぜして白っぽくなってきたところに卵液をちょっとずつ入れてあげた。
混ぜるのを休まないでね!って言うと、二人共真剣な顔で取り組んだ、その様子が本当に可愛らしい。
小さな手で大きな泡立て器を動かすのは疲れるだろうに、二人共文句は言わなかった。
顔は楽しげだ。
うまく卵が混ぜ込めたので、ふるった粉をいれてまぜたら、あとは型に入れるのだ。
型2つ分ある。
2人で協力してあちこちこぼしながらなんとか双方の型に入れて、仙が予熱をいれてくれたオーブンに、僕が入れてあげた。
「さあこれで、焼けるまで待とうね!」
「ケーキ!自分で焼けるなんて!」
「楽しみ!」
二人共きゃっきゃとはしゃいで嬉しそうだ。
「お茶をご用意しましょうか?」
「ううん、お茶は後でいいよ、焼けたらケーキと一緒にいただきたいからね。それまでこれ、洗おうか」
「はい!」
「まあ!薫様そういったことは私どもが」
留紗の侍女らは慌てたが、僕は皆を制して子供らにやらせてみた。
何も危険なことはないからね。
こういうことって、勉学とはまた違う学びだろうと思うし。
仙や里亜は僕のやり方をしっているから涼しい顔で立っていたが、留紗の侍女と翠の侍女はハラハラして見守っている。
王子っていうのはこんなことすら止められてしまうんだなあと、ちょっと可哀想になった。
2人は泡だらけになりながら一生懸命道具を洗うけど、水で流すと洗い残しが酷くて笑ってしまった。
あちこちに残ってしまったケーキの生地を「これ」って指差すと、二人共ビクッとしてからおとなしくもう一度洗った。
その姿を見て2人の成長を感じてしまう。
侍女達もなんとなく納得してきたのか、少しうんうんと頷いている。
そして洗っているうちにいい匂いがしてきて、それに気づいた2人がソワソワし始めた。
オーブンは金属の扉だから覗くことはできない。
少し開けてもらって様子を見ると、とっても良く膨らんで美味しそうに焼き目もついている。
僕がミトンをつけてトレイをオーブンから取り出すと、二つの型にふっくらとおいしそうなケーキが出来上がっていて、二人は歓声をあげた。
「うん、上出来じゃない?」
「「おいしそう!」」
2人の喜ぶ声に侍女らもほっとして、美味しいお茶を用意してくれた。
冷めたほうがおいしいんだろうけど、あったかいままナイフを入れて切り出した。
そして綺麗な絵付けの立派なケーキ皿に乗せてテーブルに運ぶのは2人の役目だ。
よいしょと背伸びをしてテーブルに僕の分を置いてくれた翠の頭を撫でてあげて、皆で椅子に座った。
「さあ、どうぞ」
「はい、いただきます!」
留紗は生まれも育ちも王子様なんだなと思うのは、こういう時だ。
がっつきたい気持ちがあるだろうに、すっと背筋を伸ばして美しい所作でケーキを一口切り取り、優雅に口に入れた。
翠もそんな留紗を見て、一生懸命カトラリーを扱う。
かなり慣れてきて様になってきたね。
「おいちい!」
「おいしいです!」
翠は「おいちい」になったけど、2人は感動しきった顔で頬をリスのように膨らませてもぐもぐしている。
「良かった!一つ余ってるから、半分に切って留紗と翠のお土産にしようね」
「「はい!」」
残ったケーキは仙が半分に切ってくれて、きれいな箱を用意してくれた。
そこに2人はお互いの分を入れて、たどたどしくリボンを結んだ。
「では失礼します!また遊んでくださいね!」
留紗は侍女を連れて満足そうに帰っていった。
翠は嬉しそうに手の中の箱を見つめて呟いた。
「これは、おとうさまにあげたいです」
「そう?じゃあそうしよっか」
「はい!」
翠の笑顔を見ながら、僕はこの幸せに感謝した。
見ると、留紗がパタパタと駆けてきた。
「留紗もお勉強お疲れ様、一緒に帰ろうか」
「はい!」
僕は翠を下ろして右手に翠、左手に留紗の手を握ってそのまま歩き出す。
少し遅れて2人の侍女も付いてきた。
「薫様、カジャル様はどうなんですか?」
「あら?留紗は知ってたの?」
「入院されたということだけ、父から聞かされました」
「そうなんだね、さっき目が覚めてね、もう大丈夫だと思うよ」
「いったいどうなさったんですか?あんなに丈夫そうな方なのに」
「……うん、ちょっとね、また何かのときに知ることがあるかな?」
「……そうですか」
翠はポカンとしていたが、留紗は心配そうに下を向いてしまった。
「ねえ、留紗はこの後はどうするの?」
「今日は父上がお忙しいので、特に講義もないのです」
「じゃあ、一緒にケーキ作ろっか!」
「ケーキ?!」
翠も留紗も驚いて立ち止まってお互いの顔を見合わせている。
「うん、簡単なのしか出来ないけどね、自分で焼くのもたまにはおいしいよ!」
「はい!やってみたいです!」
「僕も!」
「じゃあ、60階にある調理場にいこっか」
「「はい!」」
2人はスキップで僕の両側を楽しげに歩き、すれ違う侍従や侍女達はそれを見て笑顔になった。
60階に着くと、仙と里亜が迎えてくれたので、僕はそのまま調理場へ回ってもらった。
用意してもらったのは卵と小麦粉とバターと砂糖。
パウンドケーキって、これを同量用意して混ぜ込むんだよね!
これだけは知ってるの、なぜかって……妹と作ったことがあるから。
覚えやすい材料の少なさと分量だなとその時から忘れなかった。
こちらにバターってあるのかな?って思ったけど、数々の料理を思い出して、あれらが出来てバターが無いはずはないと確信して、普通に伝えると、やっぱりなんでもないように材料は出てきた。
はかりの単位は僕の見慣れないものだったけど、なんてことない取り敢えず同量用意するのだ!
そして2人にはかりを任せて、ボールに4種類用意させてみた。
卵を割るのもおっかなびっくりで、案の定手の中でぐしゃぐしゃになったり、それはそれはてんてこ舞いで、前掛けが無かったら着物はびしょびしょだっただろうなと思う。
「えと、4種類同じ重さで揃いました!」
二人共、鼻の頭になぜか小麦粉の粉を付けたまま真面目な顔で立っているから、おかしくて笑いながら拭いてあげて、まずバターを泡立て器でまぜまぜして良く練るように指示したよ。
二人共ふんふん歌いながら頑張って順番に混ぜている。
砂糖を少しずつ入れて混ぜ混ぜして白っぽくなってきたところに卵液をちょっとずつ入れてあげた。
混ぜるのを休まないでね!って言うと、二人共真剣な顔で取り組んだ、その様子が本当に可愛らしい。
小さな手で大きな泡立て器を動かすのは疲れるだろうに、二人共文句は言わなかった。
顔は楽しげだ。
うまく卵が混ぜ込めたので、ふるった粉をいれてまぜたら、あとは型に入れるのだ。
型2つ分ある。
2人で協力してあちこちこぼしながらなんとか双方の型に入れて、仙が予熱をいれてくれたオーブンに、僕が入れてあげた。
「さあこれで、焼けるまで待とうね!」
「ケーキ!自分で焼けるなんて!」
「楽しみ!」
二人共きゃっきゃとはしゃいで嬉しそうだ。
「お茶をご用意しましょうか?」
「ううん、お茶は後でいいよ、焼けたらケーキと一緒にいただきたいからね。それまでこれ、洗おうか」
「はい!」
「まあ!薫様そういったことは私どもが」
留紗の侍女らは慌てたが、僕は皆を制して子供らにやらせてみた。
何も危険なことはないからね。
こういうことって、勉学とはまた違う学びだろうと思うし。
仙や里亜は僕のやり方をしっているから涼しい顔で立っていたが、留紗の侍女と翠の侍女はハラハラして見守っている。
王子っていうのはこんなことすら止められてしまうんだなあと、ちょっと可哀想になった。
2人は泡だらけになりながら一生懸命道具を洗うけど、水で流すと洗い残しが酷くて笑ってしまった。
あちこちに残ってしまったケーキの生地を「これ」って指差すと、二人共ビクッとしてからおとなしくもう一度洗った。
その姿を見て2人の成長を感じてしまう。
侍女達もなんとなく納得してきたのか、少しうんうんと頷いている。
そして洗っているうちにいい匂いがしてきて、それに気づいた2人がソワソワし始めた。
オーブンは金属の扉だから覗くことはできない。
少し開けてもらって様子を見ると、とっても良く膨らんで美味しそうに焼き目もついている。
僕がミトンをつけてトレイをオーブンから取り出すと、二つの型にふっくらとおいしそうなケーキが出来上がっていて、二人は歓声をあげた。
「うん、上出来じゃない?」
「「おいしそう!」」
2人の喜ぶ声に侍女らもほっとして、美味しいお茶を用意してくれた。
冷めたほうがおいしいんだろうけど、あったかいままナイフを入れて切り出した。
そして綺麗な絵付けの立派なケーキ皿に乗せてテーブルに運ぶのは2人の役目だ。
よいしょと背伸びをしてテーブルに僕の分を置いてくれた翠の頭を撫でてあげて、皆で椅子に座った。
「さあ、どうぞ」
「はい、いただきます!」
留紗は生まれも育ちも王子様なんだなと思うのは、こういう時だ。
がっつきたい気持ちがあるだろうに、すっと背筋を伸ばして美しい所作でケーキを一口切り取り、優雅に口に入れた。
翠もそんな留紗を見て、一生懸命カトラリーを扱う。
かなり慣れてきて様になってきたね。
「おいちい!」
「おいしいです!」
翠は「おいちい」になったけど、2人は感動しきった顔で頬をリスのように膨らませてもぐもぐしている。
「良かった!一つ余ってるから、半分に切って留紗と翠のお土産にしようね」
「「はい!」」
残ったケーキは仙が半分に切ってくれて、きれいな箱を用意してくれた。
そこに2人はお互いの分を入れて、たどたどしくリボンを結んだ。
「では失礼します!また遊んでくださいね!」
留紗は侍女を連れて満足そうに帰っていった。
翠は嬉しそうに手の中の箱を見つめて呟いた。
「これは、おとうさまにあげたいです」
「そう?じゃあそうしよっか」
「はい!」
翠の笑顔を見ながら、僕はこの幸せに感謝した。
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