193 / 317
夜会
しおりを挟む
大きな玉の雪がふる日、その雪に埋もれた紗国に阿羅国からお客様がいらした。
阿羅国王の側室になった波成様とその御一行だ。
御一行といっても、阿羅国の人は1人の侍女とその他5名だけで、大半を占めていたのは波成様の実家である跳光家の面々だ。
彼らは護衛として自ら手を上げ、当主の息子を迎えに行ったのだ。
波成様ははじめてのお里帰りに阿羅国の「建国記」の写しを持参していた。
これは涼鱗さんはじめ僕たちお嫁様研究所メンバーにはなんとも嬉しいことで、諸手を挙げて歓迎となった。
紗国の歓迎式典に現れた波成様は美しい阿羅国風の着物を幾重にも着て多少重たそうにしていた。
僕は以前、波成様には阿羅国で救出された際に看護を受けたことがある。
あとは、アオアイで阿羅国に行かれる際のご挨拶しか記憶にない。
ローティーンのように見える姿から、こういう種族なのだろうと深く考えていなかった。
だけどそれがまざり独特の育たない事情があったとは……今となっては我が子がそうなのでとても気になる存在だ。
「波成様、アオアイでご挨拶して以来ですね」
僕は蘭紗様の次に挨拶を受け、笑顔で礼を返し、話しかけた。
波成様は嬉しそうに顔をあげると恥ずかしそうに微笑んでから頷いた。
「はい、私もこんなことになるなどと思いもせず、まさか様付けで呼ばれるようになるなどと」
そして困ったように首を傾げて後に控える跳光の家長・波呂さんを見つめた。
波呂さんは門前に捨てられた波成様を大事に育て上げた人だ。
波成様を我が子以上に猫かわいがりしているので有名なんだよね。
「ですが、良かったではありませんか、きちんと身分がある方が動きやすい面もございますでしょう?」
「確かにそれはありますね、まだまだ復興途中ですので、やることが満載で」
僕たちは微笑みあって手に持つグラスを傾けた。
そして立食なので、そのまま軽くつまみながら色んなお話を伺うことになった。
「翠紗様はどうですか?」
波成様はゆったりとした話し方でとても優しげだ。
医師として患者を診るときもこんなふうなのかな?
「はい、はじめはかわいそうな状態でしたけど、だんだん落ち着いて、特に麒麟に獣化できるようになってからは体も丈夫になったように思います」
「そうですか……獣化……麒麟におなりになったのですよね」
そこで僕は思い出した。
この方は蘭紗様の父王が即位の際に出現なされた瑞兆なのだ。
時の王に謁見できていたら、霊獣として獣化し麒麟になっていたのだろう。
「色々と、思うところがありますでしょう……翠紗は運が良かったと私も思います」
「ええ、何も思わないことは無いですが、そのことは気にしておりませんよ、私は私の人生を生きているだけです、そして波羽彦様という素晴らしい伴侶を得ました」
明るい声に僕はほっとして頷いた。
「それにしてもハリル様のこと、残念に思います。もう少し生きながらえていただけたら、あるいはお会いできたかもしれませんのに……というよりも、もっと早くお助けしたかったですね」
「……はい」
「しかし、そのことの可能性も、薫様がお気づきになったとか……薫様は本当に紗国にとって得難い方です」
真剣な眼差しで僕をじっと見つめてそうおっしゃる波成様は、ふと雪の降るテラスを眺めた。
「私は薫様のような……波羽彦様にとって立派な、支えられる妻になれるでしょうか」
「もちろんですよ、すでにそうなられているのでは?アオアイから旅立つ際に拝見した波羽彦様は、お顔が以前と違いました。とてもすっきりと何もかも吹っ切ったような顔をされておられて、今思うとあれは隣に波成様がいらしたからでしょう」
「え」
「すでに波成様は波羽彦様にとって大切な唯一無二の奥様でいらっしゃるはずですよ」
「ふふ……薫様は私のほしい言葉をそのままくださるのですね」
波成様はすこし赤らめた顔で微笑んだ。
「紗国はあなたがいれば大丈夫。鳳凰も麒麟もあなたがいてこそ揃いましたから、この生きる神話の世界と言われる紗国が故郷であることを私は誇りに思います」
「ですが……波成様だって麒麟ではありませんか」
「そうでしたね……」
2人で笑い合って紗国酒を飲んだ。
「本日は夜会ですので出席させていませんが、明日にでも翠紗に会っていただけませんか?」
「はい、喜んで……実はそれが私の一番の目的と言っても過言ではありませんよ」
「あは!ほんとにですか?」
「だって、同じまざりで王子になった方なんですからね」
「でももう、まざりという言葉すらなにかおかしい気がしますね。波成様も翠紗も霊獣で麒麟です、『色々混ざった』という意味の言葉があまりにも似合いません、あなた方はもっと神聖なお立場なはずですからね」
「ふふ……本当に、私も長年のつっかえが取れたようですよ、世界が変わろうとしている、それは間違いなくあなたの存在でなのです、それを実感いたしました」
僕たちはおいしそうに並ぶ摘めるものをお皿に取り、2人であれこれ言いながら食べ合って、そして「明日の翠との面談にまた」と、その日は僕は早めに切り上げた。
翠がそろそろ寝る時間なので、ベッドに行ってあげたかったからなのだ。
大泣きした夜からは、一瞬赤ちゃん返りみたいになって、それから一人で寝ると自分で決めた翠だけど。
僕は寝入る時は一緒にいてあげたいと思っている。
それが可能な立場なのだし、それぐらいは母としてしたいのだ。
僕は夜会用の豪華な紗国の衣装を纏って頭に冠を乗せたまま、そっと翠の部屋を覗いた。
ちょうど侍女2人に世話されて寝る準備をしているところだった。
「おかあさま!」
袖を片方通して手をぶんぶん振って僕の顔を嬉しげに見る翠がかわいい。
「あらあら翠紗様、先に手をここにお通しくださいね」
侍女は笑いながら翠紗の面倒を見てくれた。
「後はいいよ、僕がするから」
「はい、薫様」
2人は大抵の世話を僕が自分でするのを心得ているので、何も言わずに下がってくれた。
「口はキレイにしたかな?」
「まだ!」
「んじゃ、はい、これね」
サイドテーブルに用意してあったミント味のお水を差し出す。
これでうがいをすると本当にすっきりするのだ。
何か薬液が入っているのか、歯磨きはなんだか必要ないんだよね。
このお水がすべてキレイにしてくれるみたいで、お口くさーいみたいな人もそう言えばいない。
これ、現代日本にも必要な液だよね。
「翠はきちんとお勉強した?」
「はい!宿題もしましたし、今日は留紗といっしょに本も読みました」
「そうなの、良かったね、楽しかった?」
「はい!」
僕はベッドに翠を寝かせると、白いうさぎさんと蘭紗人形を翠の横に並べ、上掛けをかけて背中をぽんぽんと叩いてあげる。
こうすると翠は幸せそうな顔で目を瞑るのだ。
「おやすみ、翠」
「はい、おやすみなさい」
そのままゆっくりと背中をぽんぽんしていると、やがてすやすやと寝息が聞こえてきた。
その寝息をじっと見ているこの時間が大好き。
その寝顔を見ていると、どうしても眠くなってしまって、そのまま僕もベッドに上半身を預けて寝てしまった……ようだ。
目覚めると蘭紗様がくすくす笑ってこちらを見ている顔が目の前にあって驚いた。
「蘭紗様!」
「薫は、すぐに翠と一緒に寝てしまうのだな」
「だって、翠の寝顔はすごく催眠効果があるのですよ」
「それはなんだかわからないでもないな……だが、そなたも着替えをしてきちんと寝ないと疲れが取れぬぞ」
「そうですね、夜会の衣装のままでした」
僕はもう一度翠の寝顔を観察して異常がないことを確認してから、上掛けを少しかけ直して、立ち上がった。
蘭紗様は静かに僕の手を取ってくれて、2人でそっと部屋を出る。
控えていた侍女2名に後をお願いした。
廊下に出ると、しんしんと降る雪がガラス越しに見えた。
「美しいですね、夜の雪は」
「雪は美しいだけではないが、確かに美しいという面もあるな。薫がそう言うから、最近は雪が美しく見えてきたぞ」
蘭紗様が楽しそうに言うので僕は笑った。
王様として国の心配事をたくさん抱えているのだ、キレイだカワイイだばかりじゃいられないよね。
「明日、波成様が翠にお会いしてくださるのです、同じ麒麟として何か感じるものがあるかもしれませんね」
「確かに……それはそうだな」
「波成様との面会に立ち会うのが本当に楽しみなんです、何か知らないことがまだあるかもって、まだまだ母としての自信がありませんから」
「ん……だが、自信がないとはおかしいぞ」
「え?」
「翠のことを何よりも大切にして丁寧な子育てをしているのは薫なのだ。その薫がわからないことならば、波成にだってわからんだろう」
「そうでしょうか」
「うむ」
「まあ、そもそも何がわからないかもわからないんですけどね」
「ふはは!薫らしいな」
「なんですかその、薫らしいとは!」
僕たちの楽しげな会話が響く廊下は静かで少しひんやりとしているけど、心の中はぽかぽかと暖かかった。
阿羅国王の側室になった波成様とその御一行だ。
御一行といっても、阿羅国の人は1人の侍女とその他5名だけで、大半を占めていたのは波成様の実家である跳光家の面々だ。
彼らは護衛として自ら手を上げ、当主の息子を迎えに行ったのだ。
波成様ははじめてのお里帰りに阿羅国の「建国記」の写しを持参していた。
これは涼鱗さんはじめ僕たちお嫁様研究所メンバーにはなんとも嬉しいことで、諸手を挙げて歓迎となった。
紗国の歓迎式典に現れた波成様は美しい阿羅国風の着物を幾重にも着て多少重たそうにしていた。
僕は以前、波成様には阿羅国で救出された際に看護を受けたことがある。
あとは、アオアイで阿羅国に行かれる際のご挨拶しか記憶にない。
ローティーンのように見える姿から、こういう種族なのだろうと深く考えていなかった。
だけどそれがまざり独特の育たない事情があったとは……今となっては我が子がそうなのでとても気になる存在だ。
「波成様、アオアイでご挨拶して以来ですね」
僕は蘭紗様の次に挨拶を受け、笑顔で礼を返し、話しかけた。
波成様は嬉しそうに顔をあげると恥ずかしそうに微笑んでから頷いた。
「はい、私もこんなことになるなどと思いもせず、まさか様付けで呼ばれるようになるなどと」
そして困ったように首を傾げて後に控える跳光の家長・波呂さんを見つめた。
波呂さんは門前に捨てられた波成様を大事に育て上げた人だ。
波成様を我が子以上に猫かわいがりしているので有名なんだよね。
「ですが、良かったではありませんか、きちんと身分がある方が動きやすい面もございますでしょう?」
「確かにそれはありますね、まだまだ復興途中ですので、やることが満載で」
僕たちは微笑みあって手に持つグラスを傾けた。
そして立食なので、そのまま軽くつまみながら色んなお話を伺うことになった。
「翠紗様はどうですか?」
波成様はゆったりとした話し方でとても優しげだ。
医師として患者を診るときもこんなふうなのかな?
「はい、はじめはかわいそうな状態でしたけど、だんだん落ち着いて、特に麒麟に獣化できるようになってからは体も丈夫になったように思います」
「そうですか……獣化……麒麟におなりになったのですよね」
そこで僕は思い出した。
この方は蘭紗様の父王が即位の際に出現なされた瑞兆なのだ。
時の王に謁見できていたら、霊獣として獣化し麒麟になっていたのだろう。
「色々と、思うところがありますでしょう……翠紗は運が良かったと私も思います」
「ええ、何も思わないことは無いですが、そのことは気にしておりませんよ、私は私の人生を生きているだけです、そして波羽彦様という素晴らしい伴侶を得ました」
明るい声に僕はほっとして頷いた。
「それにしてもハリル様のこと、残念に思います。もう少し生きながらえていただけたら、あるいはお会いできたかもしれませんのに……というよりも、もっと早くお助けしたかったですね」
「……はい」
「しかし、そのことの可能性も、薫様がお気づきになったとか……薫様は本当に紗国にとって得難い方です」
真剣な眼差しで僕をじっと見つめてそうおっしゃる波成様は、ふと雪の降るテラスを眺めた。
「私は薫様のような……波羽彦様にとって立派な、支えられる妻になれるでしょうか」
「もちろんですよ、すでにそうなられているのでは?アオアイから旅立つ際に拝見した波羽彦様は、お顔が以前と違いました。とてもすっきりと何もかも吹っ切ったような顔をされておられて、今思うとあれは隣に波成様がいらしたからでしょう」
「え」
「すでに波成様は波羽彦様にとって大切な唯一無二の奥様でいらっしゃるはずですよ」
「ふふ……薫様は私のほしい言葉をそのままくださるのですね」
波成様はすこし赤らめた顔で微笑んだ。
「紗国はあなたがいれば大丈夫。鳳凰も麒麟もあなたがいてこそ揃いましたから、この生きる神話の世界と言われる紗国が故郷であることを私は誇りに思います」
「ですが……波成様だって麒麟ではありませんか」
「そうでしたね……」
2人で笑い合って紗国酒を飲んだ。
「本日は夜会ですので出席させていませんが、明日にでも翠紗に会っていただけませんか?」
「はい、喜んで……実はそれが私の一番の目的と言っても過言ではありませんよ」
「あは!ほんとにですか?」
「だって、同じまざりで王子になった方なんですからね」
「でももう、まざりという言葉すらなにかおかしい気がしますね。波成様も翠紗も霊獣で麒麟です、『色々混ざった』という意味の言葉があまりにも似合いません、あなた方はもっと神聖なお立場なはずですからね」
「ふふ……本当に、私も長年のつっかえが取れたようですよ、世界が変わろうとしている、それは間違いなくあなたの存在でなのです、それを実感いたしました」
僕たちはおいしそうに並ぶ摘めるものをお皿に取り、2人であれこれ言いながら食べ合って、そして「明日の翠との面談にまた」と、その日は僕は早めに切り上げた。
翠がそろそろ寝る時間なので、ベッドに行ってあげたかったからなのだ。
大泣きした夜からは、一瞬赤ちゃん返りみたいになって、それから一人で寝ると自分で決めた翠だけど。
僕は寝入る時は一緒にいてあげたいと思っている。
それが可能な立場なのだし、それぐらいは母としてしたいのだ。
僕は夜会用の豪華な紗国の衣装を纏って頭に冠を乗せたまま、そっと翠の部屋を覗いた。
ちょうど侍女2人に世話されて寝る準備をしているところだった。
「おかあさま!」
袖を片方通して手をぶんぶん振って僕の顔を嬉しげに見る翠がかわいい。
「あらあら翠紗様、先に手をここにお通しくださいね」
侍女は笑いながら翠紗の面倒を見てくれた。
「後はいいよ、僕がするから」
「はい、薫様」
2人は大抵の世話を僕が自分でするのを心得ているので、何も言わずに下がってくれた。
「口はキレイにしたかな?」
「まだ!」
「んじゃ、はい、これね」
サイドテーブルに用意してあったミント味のお水を差し出す。
これでうがいをすると本当にすっきりするのだ。
何か薬液が入っているのか、歯磨きはなんだか必要ないんだよね。
このお水がすべてキレイにしてくれるみたいで、お口くさーいみたいな人もそう言えばいない。
これ、現代日本にも必要な液だよね。
「翠はきちんとお勉強した?」
「はい!宿題もしましたし、今日は留紗といっしょに本も読みました」
「そうなの、良かったね、楽しかった?」
「はい!」
僕はベッドに翠を寝かせると、白いうさぎさんと蘭紗人形を翠の横に並べ、上掛けをかけて背中をぽんぽんと叩いてあげる。
こうすると翠は幸せそうな顔で目を瞑るのだ。
「おやすみ、翠」
「はい、おやすみなさい」
そのままゆっくりと背中をぽんぽんしていると、やがてすやすやと寝息が聞こえてきた。
その寝息をじっと見ているこの時間が大好き。
その寝顔を見ていると、どうしても眠くなってしまって、そのまま僕もベッドに上半身を預けて寝てしまった……ようだ。
目覚めると蘭紗様がくすくす笑ってこちらを見ている顔が目の前にあって驚いた。
「蘭紗様!」
「薫は、すぐに翠と一緒に寝てしまうのだな」
「だって、翠の寝顔はすごく催眠効果があるのですよ」
「それはなんだかわからないでもないな……だが、そなたも着替えをしてきちんと寝ないと疲れが取れぬぞ」
「そうですね、夜会の衣装のままでした」
僕はもう一度翠の寝顔を観察して異常がないことを確認してから、上掛けを少しかけ直して、立ち上がった。
蘭紗様は静かに僕の手を取ってくれて、2人でそっと部屋を出る。
控えていた侍女2名に後をお願いした。
廊下に出ると、しんしんと降る雪がガラス越しに見えた。
「美しいですね、夜の雪は」
「雪は美しいだけではないが、確かに美しいという面もあるな。薫がそう言うから、最近は雪が美しく見えてきたぞ」
蘭紗様が楽しそうに言うので僕は笑った。
王様として国の心配事をたくさん抱えているのだ、キレイだカワイイだばかりじゃいられないよね。
「明日、波成様が翠にお会いしてくださるのです、同じ麒麟として何か感じるものがあるかもしれませんね」
「確かに……それはそうだな」
「波成様との面会に立ち会うのが本当に楽しみなんです、何か知らないことがまだあるかもって、まだまだ母としての自信がありませんから」
「ん……だが、自信がないとはおかしいぞ」
「え?」
「翠のことを何よりも大切にして丁寧な子育てをしているのは薫なのだ。その薫がわからないことならば、波成にだってわからんだろう」
「そうでしょうか」
「うむ」
「まあ、そもそも何がわからないかもわからないんですけどね」
「ふはは!薫らしいな」
「なんですかその、薫らしいとは!」
僕たちの楽しげな会話が響く廊下は静かで少しひんやりとしているけど、心の中はぽかぽかと暖かかった。
26
あなたにおすすめの小説
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
あなたの隣で初めての恋を知る
彩矢
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる