199 / 317
王墓
しおりを挟む
雪が珍しく降りやんでよく晴れた日、僕たちは暖かな冬の日差しの中王墓にお参りした。
雲ひとつ無く晴れているのは珍しいな……と、つい空を見つめてしまうけど、降り積もった雪の乱反射や日差しが強くて眩しい。
これはサングラスが必要ですよ。
「おとうさま、僕も歩きたいの」
雪道で滑ってはいけないと過保護モードの蘭紗様は腕の中の我が子を心配そうにしばらく見つめていたが、僕と波成様がくすくす笑うので、仕方なく雪の上にゆっくりと翠を下ろした。
「だが、雪は滑るから手を離さないようにな」
「はい!」
あの夜、翠ののキスがきっかけで半分だけ獣化した波成様は、僕たちが城に帰った後すぐに人型に戻ったという。
自分で戻ろうとして戻ったわけではないらしいので、そばに翠がいないとなれないのだろうか?と周囲の者は思ったらしい。
その後、城の研究所では、医師らが波成様の体を隅々まで調べたが全く異常がなかった。
だが、以前は循環器系に問題があり、余命は長くはないとされていたが、それは解決されていた。
翼を生やしたことにより魔力の流れがスムーズになったとご自分でもおっしゃったように、体への負担が格段に減ったのが原因だろうと思われた。
それに、押し込められていた力が溢れるように、2日かけて身長も伸びたらしいのだ。
見た感じ15センチは伸びたような気がする。
とはいえ、まだ僕よりもお小さいので、恐らく今155センチぐらいかな。
でも僕も160ちょっとしか無いからね……えへ。
「はぁ……膝が痛いです」
「え?波成様、お休みになりますか?」
僕は慌てて波成様に近寄った。
きゅっきゅっと雪を踏みしめる音がなる。
「いえいえ……これ、成長痛なんです、これだけ一気に伸びたらそりゃ痛みますよね……一応痛み止めを飲んでいるので、大丈夫です」
「本当に身長が高くなられて、それも2日で」
「ふふ……それでもまだ波羽彦様と並んだらチビですが、これで少しは夫婦の見栄えが良くなりましたでしょうか?」
波成様はくすりと笑って膝をさすった。
ご自身がお医者様なのだから大丈夫なはずだ、自分で薬湯を煎じたりもしているそうだし。
「まだ伸びるんでしょうか?」
「いえ、身長の変化はこれで終わりかと。もしも、小さい頃から麒麟になれていたら、体はもっと大きくなれたでしょうが、これが限界だと自分で感じます」
「そうですか」
「でも、大事なのは身長ではありませんものね、寿命が少しは伸びたことを感謝しているのです。完全な麒麟になれなくても翼があるだけで全く違いますから」
そう言って、きゅっきゅっという音を楽しみながらちょこちょこ歩く翠紗を、優しげな眼差しで見つめた。
「翠紗様は大きくなられるでしょう。そしてきっと真湖紗様の麒麟だった『栄』のように、たくましく守護神として国と蘭紗様をお守りになる。私はそう確信していますよ」
歴史上もっとも愚かな王として名を世界中に知られる真湖紗王は、新人君の夫となる人だった。
新人君の来訪に気付き、死ぬまで諦めずに世界中を探してくれた方。
そのために財政難に陥った紗国は当時国民にかなりの無理を強いたという。
そう聞けばやはり愚王となるのだろうけど……
その真湖紗王にはいつも一番そばに、片腕で背には翼の生えた『栄』という軍神を置いていたという言い伝えがある。
戯曲などでは、その栄役を演じる役者はたくましい体付きの大きな男が大きな翼を背負って演じるのだ。
その栄が実は麒麟であったのだろうと推測したのは僑先生だ。
この予想と、森の民が書き残した栄の観察記録とまざりの研究書により、翠と波成様のことが判明した。
「翠は……ここに来てから全く大きくなっていないんですよ」
小さな体で蘭紗様とちょこちょこしている翠を後から眺めて僕は思わず余計なことを口走ってしまった。
「え?そうなのですか?」
「ん……なぜなのかはわからないんです。鳳凰によって体が新しく作り変えられ、健康体ですし、痩せていたのも最近は改善されてきているんですけどね、身長は全くなんです」
「……そうなんですね……ですが、成長にはそれぞれ過程がありますから。それに個人差も、もっと言えば麒麟の成長なんて人に当てはめても意味ないでしょうしね」
波成様はお医者さまらしく僕の気持ちに寄り添って的確にアドバイスをしてくれた。
そうだよね、あの子は人の子じゃないから、きっと成長の仕方も違うんだ。
「ありがとうございます。この不安を口にしたのは初めてで、波成様とお話できて本当に、よかった」
「ふふ……ありがとうございます、私なんかでよろしければ、いつでも!」
波成様は雪で真っ白な森を背に、キラキラと輝く笑顔を見せた。
「ああ、見えてきましたね」
前を見ると、蘭紗様と翠の向こうに王墓の屋根が見えてきた。
青い丸い屋根の先端に大きな輝く石がはめられていて、それがまばゆく光っている。
その丸い屋根の王墓はいくつもあり、その一つ一つに紗国王夫妻が一緒に入っているのだ。
「本当に……紗国は1万年の歴史と言いますが、すごいですよね。これだけあると圧巻です」
山の合間にどこまでも果てしなく続くような丸い屋根の連なりは、奥に行くほど昔の王墓となるらしい。
「一番手前にハリル様もいる、そう思うとなんだか……ちょっとうれしいです。ハリル様ともっとお話したかった」
「ええ、僕もお会いしてみたかったです」
その先代の王墓の前でこちらを見ながら手を振る翠に、僕も笑顔で右手をあげて振った。
中に入ると、花が手向けられた美しい祭壇があり、そこに線香が置いてあった。
蘭紗様、僕、翠、波成様の順番で線香を立てると、皆で跪いて祈りを捧げた。
ここを管理しているのは、森の民だ。
森の神殿に付随するものすべてを彼らが毎日こうやって美しく整えている。
「この中は……空気が違って見えますね」
「はい、凛として涼やかななのに、寒くもなく。不思議です」
ふと見ると、翠が蘭紗様の手を離れてトテトテっと祭壇に近づき、花に手をやり一本抜き取った。
「あ」と僕が思うよりも早く、なんと翠はスッと麒麟になってしまった、足元にはらりと着物が落ちた。
「え……」
「翠、どうしたの?」
「もしかして、教えてくれているのでしょうか……」
波成様は真剣な顔で祭壇をじっと見やった。
「作法にないことをしてしまうことをお許しいただけるのなら、私も試したいのですが」
蘭紗様はうんうんと優しげに頷いて、ちいさな麒麟姿の翠を抱き上げ、祭壇の前から僕の横に来た。
僕は小さな麒麟の鼻先にキスをして頭を撫でてあげた。
「では、失礼いたします」
波成様は静かに祭壇の前まで行き、震える手で花を一本取って胸にあて、祈りを捧げた。
そして仄かに光るのが感じられた……が、やはり翠のようには獣化しなかった。
麒麟姿の翠は、蘭紗様の腕の中で小さな声を発した。
「お花、毎日取りにおいでって言ってるよ」
「え?そうなの?」
「うん」
「どなたがそうおっしゃってるんですか?」
「えと、わかりません」
波成様の問いにはうまく答えられなかったけれど、翠はきっと天からの声が聞こえたんだね。
山の神様ともお話できていたからね。
「では、紗国に滞在中、毎日ここに通うことをお許しいただけますか?」
波成様は蘭紗様に笑顔で尋ねた。
「もちろんだ。ここはそなたに縁のある廟なのだ、誰にも遠慮はいらぬよ」
「ありがとうございます」
しばらく4人でそこに滞在して時間を過ごし、またゆっくりと山道を通って城に帰った。
王墓への門の前で僕たちには近衛が、波成様には跳光家の人々が待っていた。
麒麟の姿になって蘭紗様に抱っこされている翠に跳光の人々は一瞬驚いたが、皆にっこりして翠の美しい姿を見つめた。
これからどういう変化が波成様の身に起こるかは誰にもわからないけど。
死してもまだ、この世に影響を残している王の力を見たような気がした。
そして、波成様の寿命が数年しかないという危機は脱したようだけど、その長さが波羽彦王の数倍もの長さだったとしたら、それはまた別の悲しみを産むだろうとも、僕は思ってしまった。
蘭紗様に抱っこされておとなしくしている翠の姿を、僕はいつまでも見つめた。
雲ひとつ無く晴れているのは珍しいな……と、つい空を見つめてしまうけど、降り積もった雪の乱反射や日差しが強くて眩しい。
これはサングラスが必要ですよ。
「おとうさま、僕も歩きたいの」
雪道で滑ってはいけないと過保護モードの蘭紗様は腕の中の我が子を心配そうにしばらく見つめていたが、僕と波成様がくすくす笑うので、仕方なく雪の上にゆっくりと翠を下ろした。
「だが、雪は滑るから手を離さないようにな」
「はい!」
あの夜、翠ののキスがきっかけで半分だけ獣化した波成様は、僕たちが城に帰った後すぐに人型に戻ったという。
自分で戻ろうとして戻ったわけではないらしいので、そばに翠がいないとなれないのだろうか?と周囲の者は思ったらしい。
その後、城の研究所では、医師らが波成様の体を隅々まで調べたが全く異常がなかった。
だが、以前は循環器系に問題があり、余命は長くはないとされていたが、それは解決されていた。
翼を生やしたことにより魔力の流れがスムーズになったとご自分でもおっしゃったように、体への負担が格段に減ったのが原因だろうと思われた。
それに、押し込められていた力が溢れるように、2日かけて身長も伸びたらしいのだ。
見た感じ15センチは伸びたような気がする。
とはいえ、まだ僕よりもお小さいので、恐らく今155センチぐらいかな。
でも僕も160ちょっとしか無いからね……えへ。
「はぁ……膝が痛いです」
「え?波成様、お休みになりますか?」
僕は慌てて波成様に近寄った。
きゅっきゅっと雪を踏みしめる音がなる。
「いえいえ……これ、成長痛なんです、これだけ一気に伸びたらそりゃ痛みますよね……一応痛み止めを飲んでいるので、大丈夫です」
「本当に身長が高くなられて、それも2日で」
「ふふ……それでもまだ波羽彦様と並んだらチビですが、これで少しは夫婦の見栄えが良くなりましたでしょうか?」
波成様はくすりと笑って膝をさすった。
ご自身がお医者様なのだから大丈夫なはずだ、自分で薬湯を煎じたりもしているそうだし。
「まだ伸びるんでしょうか?」
「いえ、身長の変化はこれで終わりかと。もしも、小さい頃から麒麟になれていたら、体はもっと大きくなれたでしょうが、これが限界だと自分で感じます」
「そうですか」
「でも、大事なのは身長ではありませんものね、寿命が少しは伸びたことを感謝しているのです。完全な麒麟になれなくても翼があるだけで全く違いますから」
そう言って、きゅっきゅっという音を楽しみながらちょこちょこ歩く翠紗を、優しげな眼差しで見つめた。
「翠紗様は大きくなられるでしょう。そしてきっと真湖紗様の麒麟だった『栄』のように、たくましく守護神として国と蘭紗様をお守りになる。私はそう確信していますよ」
歴史上もっとも愚かな王として名を世界中に知られる真湖紗王は、新人君の夫となる人だった。
新人君の来訪に気付き、死ぬまで諦めずに世界中を探してくれた方。
そのために財政難に陥った紗国は当時国民にかなりの無理を強いたという。
そう聞けばやはり愚王となるのだろうけど……
その真湖紗王にはいつも一番そばに、片腕で背には翼の生えた『栄』という軍神を置いていたという言い伝えがある。
戯曲などでは、その栄役を演じる役者はたくましい体付きの大きな男が大きな翼を背負って演じるのだ。
その栄が実は麒麟であったのだろうと推測したのは僑先生だ。
この予想と、森の民が書き残した栄の観察記録とまざりの研究書により、翠と波成様のことが判明した。
「翠は……ここに来てから全く大きくなっていないんですよ」
小さな体で蘭紗様とちょこちょこしている翠を後から眺めて僕は思わず余計なことを口走ってしまった。
「え?そうなのですか?」
「ん……なぜなのかはわからないんです。鳳凰によって体が新しく作り変えられ、健康体ですし、痩せていたのも最近は改善されてきているんですけどね、身長は全くなんです」
「……そうなんですね……ですが、成長にはそれぞれ過程がありますから。それに個人差も、もっと言えば麒麟の成長なんて人に当てはめても意味ないでしょうしね」
波成様はお医者さまらしく僕の気持ちに寄り添って的確にアドバイスをしてくれた。
そうだよね、あの子は人の子じゃないから、きっと成長の仕方も違うんだ。
「ありがとうございます。この不安を口にしたのは初めてで、波成様とお話できて本当に、よかった」
「ふふ……ありがとうございます、私なんかでよろしければ、いつでも!」
波成様は雪で真っ白な森を背に、キラキラと輝く笑顔を見せた。
「ああ、見えてきましたね」
前を見ると、蘭紗様と翠の向こうに王墓の屋根が見えてきた。
青い丸い屋根の先端に大きな輝く石がはめられていて、それがまばゆく光っている。
その丸い屋根の王墓はいくつもあり、その一つ一つに紗国王夫妻が一緒に入っているのだ。
「本当に……紗国は1万年の歴史と言いますが、すごいですよね。これだけあると圧巻です」
山の合間にどこまでも果てしなく続くような丸い屋根の連なりは、奥に行くほど昔の王墓となるらしい。
「一番手前にハリル様もいる、そう思うとなんだか……ちょっとうれしいです。ハリル様ともっとお話したかった」
「ええ、僕もお会いしてみたかったです」
その先代の王墓の前でこちらを見ながら手を振る翠に、僕も笑顔で右手をあげて振った。
中に入ると、花が手向けられた美しい祭壇があり、そこに線香が置いてあった。
蘭紗様、僕、翠、波成様の順番で線香を立てると、皆で跪いて祈りを捧げた。
ここを管理しているのは、森の民だ。
森の神殿に付随するものすべてを彼らが毎日こうやって美しく整えている。
「この中は……空気が違って見えますね」
「はい、凛として涼やかななのに、寒くもなく。不思議です」
ふと見ると、翠が蘭紗様の手を離れてトテトテっと祭壇に近づき、花に手をやり一本抜き取った。
「あ」と僕が思うよりも早く、なんと翠はスッと麒麟になってしまった、足元にはらりと着物が落ちた。
「え……」
「翠、どうしたの?」
「もしかして、教えてくれているのでしょうか……」
波成様は真剣な顔で祭壇をじっと見やった。
「作法にないことをしてしまうことをお許しいただけるのなら、私も試したいのですが」
蘭紗様はうんうんと優しげに頷いて、ちいさな麒麟姿の翠を抱き上げ、祭壇の前から僕の横に来た。
僕は小さな麒麟の鼻先にキスをして頭を撫でてあげた。
「では、失礼いたします」
波成様は静かに祭壇の前まで行き、震える手で花を一本取って胸にあて、祈りを捧げた。
そして仄かに光るのが感じられた……が、やはり翠のようには獣化しなかった。
麒麟姿の翠は、蘭紗様の腕の中で小さな声を発した。
「お花、毎日取りにおいでって言ってるよ」
「え?そうなの?」
「うん」
「どなたがそうおっしゃってるんですか?」
「えと、わかりません」
波成様の問いにはうまく答えられなかったけれど、翠はきっと天からの声が聞こえたんだね。
山の神様ともお話できていたからね。
「では、紗国に滞在中、毎日ここに通うことをお許しいただけますか?」
波成様は蘭紗様に笑顔で尋ねた。
「もちろんだ。ここはそなたに縁のある廟なのだ、誰にも遠慮はいらぬよ」
「ありがとうございます」
しばらく4人でそこに滞在して時間を過ごし、またゆっくりと山道を通って城に帰った。
王墓への門の前で僕たちには近衛が、波成様には跳光家の人々が待っていた。
麒麟の姿になって蘭紗様に抱っこされている翠に跳光の人々は一瞬驚いたが、皆にっこりして翠の美しい姿を見つめた。
これからどういう変化が波成様の身に起こるかは誰にもわからないけど。
死してもまだ、この世に影響を残している王の力を見たような気がした。
そして、波成様の寿命が数年しかないという危機は脱したようだけど、その長さが波羽彦王の数倍もの長さだったとしたら、それはまた別の悲しみを産むだろうとも、僕は思ってしまった。
蘭紗様に抱っこされておとなしくしている翠の姿を、僕はいつまでも見つめた。
16
あなたにおすすめの小説
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
あなたの隣で初めての恋を知る
彩矢
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる