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貧民窟1 カジャル視点
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香夜葉の住まいである賭場の裏手は、ごちゃごちゃと適当に建てられた4階建てや3階建て家屋が所狭しと立ち並ぶ。
そこには紗国はおろかどこの国にも登録のない者も多く、まさに貧民窟だ。
残念ながらどの国にもこのような場所は生まれてしまう。
どうしたって世の中の歯車から抜け落ちてしまう者がいるのだ。
彼らとて何も好き好んでここにいるのではないだろうが、ここで生まれ、そしてここで一生を終える者も少なくない。
そのような者はここ以外を知らない。
こんな場所をもしも薫様が一目でも見てしまったら……
俺は思わず溜息をついた。
優しすぎるのだ、薫様は。
見たことを自分のこととして考えて心を痛め、解決策を練ろうとする。
だけど、それは一方的に押しつける形のものではなく、世の中の考え方ごと変えようとする。
……あれは、革命だよ。
翠紗様を助けた話を聞いて、涼鱗は呟いた。
本当にそのとおりで、あれから各国の王侯貴族は我先にとまざりに対しての保護を打ち出している。
……だいたいはこの辺りのはずなのだが……
目当ての建物がどれなのかまるで見当がつかず途方にくれた俺は、汚い路地にへばりつくように存在する飲み屋に入った。
まだ昼間だというのに赤ら顔の船乗りたちが大きな声で談笑中だった。
足元にはつまみで出される木の実の殻が散らばり、足を踏み出すごとにバリバリと潰れる。
見渡すと、よごれた店内は暗く厨房の火に照らされた料理人の顔も服も真っ黒だ。
俺はなるべく地味なものを選んで着てきたつもりだが、この中にいるとえらく場違いに思えて少し背を丸めた。
「お客さん、料理は頼むのかい?」
赤い口紅をべったりと塗った女が、盆に酒がなみなみと注がれたガラスコップを置いて持ってきた。
ここでは聞くまでもなく酒を持ってくるようだ。
「いや、酒だけでいい」
「そうかい、つまみもいらないのかい?」
「ああ……長居はしない」
俺は出されたコップを手に取った。
少し欠けているが意外にも美しい切子のガラスだ。
それに窓から差し込む日が反射してきれいに輝く。
「なぁ……どこのぼっちゃんだか知らないが……おまえこんなところに来て大丈夫かい?ん?」
後ろにいた酔っぱらいが絡んできたが、無視をしてぐっと酒をあおった。
喉が焼けるほどキツイ、眉間にシワが寄る。
「ぐはは!ぼっちゃんにゃあ、キツイだろうがよ!ミルクにしときな!」
「やめなよ、ダイク……どう見たって訳ありの兄ちゃんだ、どうせ探しものだろ?」
「その探しものってのはなにか?女か?ぐひゃひゃ!」
俺は不快さを顕にして男の顔を見たが、正体を無くすほど呑んだくれた男と視線が合うことはなかった。
「ねえ、ほんとにさ、何しにきたの?どう見たってあんた……こんなところにいるような人じゃないじゃないか」
「んだんだ」
それを聞いた他の男が相槌を打つ。
そう言われてもう一度女を見る、女は長い耳を両側に垂らし、白い長い尾を持っていた。
何族かはわからない。
「……このあたりで最近死んだ女なんだが……」
「ん……最近死んだってあんた……そんなの珍しくないさ……今この時だって誰か死んでるんじゃないか?」
女は顔を歪めて馬鹿にしたように笑った。
「それで、子を預かっているんだが……香夜葉という男の子なんだが」
「カヤハだって?」
女は不審者を見るように俺をじっと見て、そして小声で低く呟いた。
「あんた……カヤハをどこに連れてったんだい?」
「おまえは香夜葉を知ってるのか」
「……知ってるも何も……ちょっと待ってな」
女は店の奥に行き、しばらくしてその奥から顔を出して手招きした。
俺は一瞬躊躇したが、女の顔は真剣そのものだったので信用することにして、招かれるままに店の奥に入るドアをくぐった。
そこは狭いながらも休憩所のようで、無造作におかれた椅子に粗末な布でこしらえた座布団が置かれてあった。
女はそこにストンと座ると俺を睨んできた。
「あんた、カヤハを連れてった役人なのかい?」
「……役人というか……まあ、国の者だ」
「で……あの子はどうなってんの?まさか辛い目にあってんじゃないだろうね」
「そんなわけないだろう……辛い目といえばこれまでのことじゃないか、あいつはあんなにチビなのに肉体労働なんかして……今俺は香夜葉を引き取って大事に育てているんだ、そんな風に言われる筋合いはないよ」
「あんたが?」
女は目を見開いて俺をしげしげと見つめた。
「あんたが……子の面倒をみれるようには見えないけどね」
吐き捨てるように言うと、女はそばにあった水差しから茶色の液体をコップに注ぎ、一気飲みした。
「だが……俺は実際に香夜葉を引き取り、そして親として育てることになったんだ。信じてもらわなくてもいいが……ここに来たのは香夜葉と母の思い出の品をいくつか持っていってやりたくてな」
「ミツハとの思い出……」
女は噛みしめるように『ミツハ』と言った。
香夜葉の母の名を俺は初めて知った。
「お前……そのミツハの家を知ってるだろう?あの家は壊される場所に指定されている。今のうちに持ち物を取っておきたいんだ。案内してくれ」
「ちょっと待ちなよ……なんだいその、壊されるってのは」
「ここに国のカジノが出来るだろう?賭場が閉鎖になってのは知ってるだろうが……その跡地に……」
「ハッ!お国がまさかのカジノ経営ね!」
「それで、ここら一帯はそのカジノの建物と従業員や職員の宿舎になる予定だ、お前もここらに住んでいるのなら聞いてるはずだが」
「……あれは……本当だったってのかい……」
女は力なく椅子の背もたれに溜息と同時に倒れ込むようにすがった。
「字の読めるものは少ないんだよ……その中の誰かが読んでくれたんだ、この店も立ち退きだってね、だけど……まさか本当だったとは」
「つまりあれか、ちゃんと説明をしに役人が来たのではないのか?」
「役人は何回も来たさ、だけど皆が追い返しちまうからね、ろくに話もきかずに」
「……だが……国のカジノを作るってのは決定事項だ。残念だが……この店も近いうちに潰されて更地になるだろう」
「じゃあさ、どこいきゃいいのさ」
「やる気があるのならその従業員になれるよう応募すればいいじゃないか、求人はあるんだ」
「字も読めないようなこんな年増を雇ってくれるわけないだろ」
女は吐き捨てるように言う。
「年齢は関係ないだろ、字が読めなくたってやれることはあるだろうし……」
俺はそこまで言って押し黙った。
そんな無責任なこと……俺は何言ってんだ……
文字も読めないし、そして書けない女が国の施設に受かるわけがないじゃないか。
俺は女から目を逸して咳払いをした。
「まあ……ここの店の権利を持ってる者へはきちんと支払いがあるはずだ。つまり場所をただで明け渡せということじゃないからな……つまり従業員のお前だって」
「この店は私んだよ」
「……そうか……ならば、お前に国から立ち退き料が支払われる」
「……ふん……そうかい……」
「できたら、次に役人が来た時にきちんと話を聞くことだ。このことはもう決まってる、ここに居座ろうとしても無駄だ、ならば、もらえるものをきちんともらえるように行動した方がいいに決まってる」
「……」
女は唇を噛み締めて眉間にシワを寄せた。
「……で……ミツハの家を探してるんだったね……」
「ああ……」
「そこの階段を上がってきな、4階の一番奥の部屋だ、鍵はこれだよ」
女はポケットから鍵を取り出すと差し出してきた。
このあたりだとは思っていたが、まさかの正解だったようだ。
「で……カヤハは元気なのかい?」
「ああ……母を思い出してメソメソしてはいるが、だいぶ食べられるようになったし、笑顔も見せてくれるようになった。もう少ししたら学び舎にも通わせるつもりだ」
「まなびや……」
女は眩しいものを見るように目を細め、小さな窓を仰ぎ見た。
「そうかい……あんた……いい女と結婚しなよ。カヤハを育てる母親がキツイ女だとあの子がかわいそうだ」
「いや……俺は……妻だ。立場で言えば、カヤハの母は俺だ」
女は瞠目して俺を見つめ、それから面白そうに破顔した。
「あは……そうかい!最初見た時、なんて綺麗な男の子だろうって思ったんだけどねえ、まさか結婚していて、それで夫がいたとは……その容姿じゃあさぞかしモテただろ」
「やめてくれ……それに俺はもう22だ、男の子ではないぞ」
「そうかい?せいぜい16くらいにしか見えなかったよ!」
元気を取り戻した女は赤い口を大きくあけて愉快そうに笑い、そして目線を階段に向けた。
「さあ、行っとくれ、ああ、そうだカヤハはね、ミツハの作った毛布がお気に入りだったよ、青い毛布さ」
「そうか……ありがとう。教えてくれて」
「カヤハを……頼んだよ」
「ああ、任せろ」
俺はどこかスッキリとした表情の女に聞いた。
「おまえの名は?」
「私かい?私の名前なんてどうするんだよ!……私はイオ!」
女の笑い方は豪快で、気持ちの優しい人なんだろうと思えた。
そこには紗国はおろかどこの国にも登録のない者も多く、まさに貧民窟だ。
残念ながらどの国にもこのような場所は生まれてしまう。
どうしたって世の中の歯車から抜け落ちてしまう者がいるのだ。
彼らとて何も好き好んでここにいるのではないだろうが、ここで生まれ、そしてここで一生を終える者も少なくない。
そのような者はここ以外を知らない。
こんな場所をもしも薫様が一目でも見てしまったら……
俺は思わず溜息をついた。
優しすぎるのだ、薫様は。
見たことを自分のこととして考えて心を痛め、解決策を練ろうとする。
だけど、それは一方的に押しつける形のものではなく、世の中の考え方ごと変えようとする。
……あれは、革命だよ。
翠紗様を助けた話を聞いて、涼鱗は呟いた。
本当にそのとおりで、あれから各国の王侯貴族は我先にとまざりに対しての保護を打ち出している。
……だいたいはこの辺りのはずなのだが……
目当ての建物がどれなのかまるで見当がつかず途方にくれた俺は、汚い路地にへばりつくように存在する飲み屋に入った。
まだ昼間だというのに赤ら顔の船乗りたちが大きな声で談笑中だった。
足元にはつまみで出される木の実の殻が散らばり、足を踏み出すごとにバリバリと潰れる。
見渡すと、よごれた店内は暗く厨房の火に照らされた料理人の顔も服も真っ黒だ。
俺はなるべく地味なものを選んで着てきたつもりだが、この中にいるとえらく場違いに思えて少し背を丸めた。
「お客さん、料理は頼むのかい?」
赤い口紅をべったりと塗った女が、盆に酒がなみなみと注がれたガラスコップを置いて持ってきた。
ここでは聞くまでもなく酒を持ってくるようだ。
「いや、酒だけでいい」
「そうかい、つまみもいらないのかい?」
「ああ……長居はしない」
俺は出されたコップを手に取った。
少し欠けているが意外にも美しい切子のガラスだ。
それに窓から差し込む日が反射してきれいに輝く。
「なぁ……どこのぼっちゃんだか知らないが……おまえこんなところに来て大丈夫かい?ん?」
後ろにいた酔っぱらいが絡んできたが、無視をしてぐっと酒をあおった。
喉が焼けるほどキツイ、眉間にシワが寄る。
「ぐはは!ぼっちゃんにゃあ、キツイだろうがよ!ミルクにしときな!」
「やめなよ、ダイク……どう見たって訳ありの兄ちゃんだ、どうせ探しものだろ?」
「その探しものってのはなにか?女か?ぐひゃひゃ!」
俺は不快さを顕にして男の顔を見たが、正体を無くすほど呑んだくれた男と視線が合うことはなかった。
「ねえ、ほんとにさ、何しにきたの?どう見たってあんた……こんなところにいるような人じゃないじゃないか」
「んだんだ」
それを聞いた他の男が相槌を打つ。
そう言われてもう一度女を見る、女は長い耳を両側に垂らし、白い長い尾を持っていた。
何族かはわからない。
「……このあたりで最近死んだ女なんだが……」
「ん……最近死んだってあんた……そんなの珍しくないさ……今この時だって誰か死んでるんじゃないか?」
女は顔を歪めて馬鹿にしたように笑った。
「それで、子を預かっているんだが……香夜葉という男の子なんだが」
「カヤハだって?」
女は不審者を見るように俺をじっと見て、そして小声で低く呟いた。
「あんた……カヤハをどこに連れてったんだい?」
「おまえは香夜葉を知ってるのか」
「……知ってるも何も……ちょっと待ってな」
女は店の奥に行き、しばらくしてその奥から顔を出して手招きした。
俺は一瞬躊躇したが、女の顔は真剣そのものだったので信用することにして、招かれるままに店の奥に入るドアをくぐった。
そこは狭いながらも休憩所のようで、無造作におかれた椅子に粗末な布でこしらえた座布団が置かれてあった。
女はそこにストンと座ると俺を睨んできた。
「あんた、カヤハを連れてった役人なのかい?」
「……役人というか……まあ、国の者だ」
「で……あの子はどうなってんの?まさか辛い目にあってんじゃないだろうね」
「そんなわけないだろう……辛い目といえばこれまでのことじゃないか、あいつはあんなにチビなのに肉体労働なんかして……今俺は香夜葉を引き取って大事に育てているんだ、そんな風に言われる筋合いはないよ」
「あんたが?」
女は目を見開いて俺をしげしげと見つめた。
「あんたが……子の面倒をみれるようには見えないけどね」
吐き捨てるように言うと、女はそばにあった水差しから茶色の液体をコップに注ぎ、一気飲みした。
「だが……俺は実際に香夜葉を引き取り、そして親として育てることになったんだ。信じてもらわなくてもいいが……ここに来たのは香夜葉と母の思い出の品をいくつか持っていってやりたくてな」
「ミツハとの思い出……」
女は噛みしめるように『ミツハ』と言った。
香夜葉の母の名を俺は初めて知った。
「お前……そのミツハの家を知ってるだろう?あの家は壊される場所に指定されている。今のうちに持ち物を取っておきたいんだ。案内してくれ」
「ちょっと待ちなよ……なんだいその、壊されるってのは」
「ここに国のカジノが出来るだろう?賭場が閉鎖になってのは知ってるだろうが……その跡地に……」
「ハッ!お国がまさかのカジノ経営ね!」
「それで、ここら一帯はそのカジノの建物と従業員や職員の宿舎になる予定だ、お前もここらに住んでいるのなら聞いてるはずだが」
「……あれは……本当だったってのかい……」
女は力なく椅子の背もたれに溜息と同時に倒れ込むようにすがった。
「字の読めるものは少ないんだよ……その中の誰かが読んでくれたんだ、この店も立ち退きだってね、だけど……まさか本当だったとは」
「つまりあれか、ちゃんと説明をしに役人が来たのではないのか?」
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「……だが……国のカジノを作るってのは決定事項だ。残念だが……この店も近いうちに潰されて更地になるだろう」
「じゃあさ、どこいきゃいいのさ」
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「字も読めないようなこんな年増を雇ってくれるわけないだろ」
女は吐き捨てるように言う。
「年齢は関係ないだろ、字が読めなくたってやれることはあるだろうし……」
俺はそこまで言って押し黙った。
そんな無責任なこと……俺は何言ってんだ……
文字も読めないし、そして書けない女が国の施設に受かるわけがないじゃないか。
俺は女から目を逸して咳払いをした。
「まあ……ここの店の権利を持ってる者へはきちんと支払いがあるはずだ。つまり場所をただで明け渡せということじゃないからな……つまり従業員のお前だって」
「この店は私んだよ」
「……そうか……ならば、お前に国から立ち退き料が支払われる」
「……ふん……そうかい……」
「できたら、次に役人が来た時にきちんと話を聞くことだ。このことはもう決まってる、ここに居座ろうとしても無駄だ、ならば、もらえるものをきちんともらえるように行動した方がいいに決まってる」
「……」
女は唇を噛み締めて眉間にシワを寄せた。
「……で……ミツハの家を探してるんだったね……」
「ああ……」
「そこの階段を上がってきな、4階の一番奥の部屋だ、鍵はこれだよ」
女はポケットから鍵を取り出すと差し出してきた。
このあたりだとは思っていたが、まさかの正解だったようだ。
「で……カヤハは元気なのかい?」
「ああ……母を思い出してメソメソしてはいるが、だいぶ食べられるようになったし、笑顔も見せてくれるようになった。もう少ししたら学び舎にも通わせるつもりだ」
「まなびや……」
女は眩しいものを見るように目を細め、小さな窓を仰ぎ見た。
「そうかい……あんた……いい女と結婚しなよ。カヤハを育てる母親がキツイ女だとあの子がかわいそうだ」
「いや……俺は……妻だ。立場で言えば、カヤハの母は俺だ」
女は瞠目して俺を見つめ、それから面白そうに破顔した。
「あは……そうかい!最初見た時、なんて綺麗な男の子だろうって思ったんだけどねえ、まさか結婚していて、それで夫がいたとは……その容姿じゃあさぞかしモテただろ」
「やめてくれ……それに俺はもう22だ、男の子ではないぞ」
「そうかい?せいぜい16くらいにしか見えなかったよ!」
元気を取り戻した女は赤い口を大きくあけて愉快そうに笑い、そして目線を階段に向けた。
「さあ、行っとくれ、ああ、そうだカヤハはね、ミツハの作った毛布がお気に入りだったよ、青い毛布さ」
「そうか……ありがとう。教えてくれて」
「カヤハを……頼んだよ」
「ああ、任せろ」
俺はどこかスッキリとした表情の女に聞いた。
「おまえの名は?」
「私かい?私の名前なんてどうするんだよ!……私はイオ!」
女の笑い方は豪快で、気持ちの優しい人なんだろうと思えた。
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