16 / 81
16話 ~牢獄に捕らわれる~
しおりを挟む
フェゼント国王都、中枢部。
東京ドーム何個分、と問いたくなるほど巨大な白亜の白のなかの、とある一室だった。
「女王様はいい人……とは」
キラキラとあらゆる光が反射するほど美しい白の、外からは決して見えない地下。
地底の階段を三つほど下った先の、暗い暗い牢屋の中で、呪詛の声がこぼれた。
「牢屋に入れられるだなんて……聞いてない……っ!!」
王国に戻るまでは、順調だった。
あまりひと目につかないように、隊長や少年兵二人に隠れつつ、どうにかこうにか山や丘を越えた。
記憶を失った隊のメンバーたちも、隊長に事情説明され、命を救った相手として、敬意を持って接してくれていたから。
しかし、この王国へ入った後だ。
隊長が戦果の報告をするのに同席する、というのは想定内。
女王への謁見にまで連れていかれたのは驚いたけれど、仕方ないことだと受け入れた。
ただ、この恰好に失笑とビックリの目を向けられて、心は正直ベッコベコだったけれど。
でも、国のお偉方との謁見だ。
礼儀正しさと謙虚さをアピールしていかないと、と、となりの隊長のマネをして、必死でお辞儀やらマナーやらをがんばった。
しかし。しかし、だ。
「まあ……治癒はするけど記憶が消える、って、危険な魔法だけどさあ……」
隊長は、もう少しぼやかした感じで報告してくれたのだ。
魔物の襲撃によって隊は損壊したものの、彼女(私)の力によって全快し、国に戻ってきた、と。
ただし、治癒の影響か魔物の襲撃によるものか、一部記憶が消えた部分がある、と。
ただ、記憶をうしなった兵士たちが謁見の間に呼ばれ、大臣やら女王やらに根掘り葉掘り状況を聞かれた結果――ハッキリと、私の力と記憶喪失が関連付けられてしまったのだ。
この世界には、もちろん魔法という概念はある。
でも、治癒魔法というのは、かなり珍しい部類に入るみたいだ。
ただ、魔法を使った代償に魔力以外の『なにか』が必要というのは、黒魔術として扱われていて、いわゆる【禁忌】として恐れられているらしい。
そうとは知らず、私は全員のケガを治したものの、すっぱり記憶を消してしまった。
そんな力を持つ私は危険であり、一刻も早く処分しなければならない【魔女】である、と烙印を押され、あえなく牢屋へブチ込まれてしまったのだった。
「う~ん……女王様も、あんまりいい人そうじゃなかったしなぁ」
断罪された側だからそう感じる、というだけかもしれない。
けれど、ブラウの言ったように、心あたたかで聡明な王、という雰囲気は感じなかった。
(だって、私を見る目……本当に、恐かった)
ブリザード、という言葉がピッタリ似合うような、氷みたいに冷たい空気をまとっていた。
他の人の意見にいっさい耳を傾けないような、どこか独善的な雰囲気もあった。
王座には、女王の席だけではなく、となりにも一席用意されていたけれど、そっちは空席。
もしかしたら、王様はすでに亡くなっているのかもしれない。
ただ、女王のとなりには可愛らしい少女がひとり、ハラハラした顔で控えていた。
顔つきと年齢から考えて、きっと王女様だったんだろう。
謁見の間から牢屋へ移動する間、通路にはあらゆる大臣や兵士隊長らしき物々しい面々が並んでいた。
誰しも口をキッと結んでしかめっつらをしていたけれど、口の端がピクピクしていたり、手や体が小刻みに震えていた。
アレは絶対、私の恰好を見て笑いをこらえていたに違いない。
あの、何重にも着込んでいる甲冑やら法衣の一枚くらい、お情けで私にくれたっていいのに!
いや、結局ハジけ飛ぶだろうから、意味はないかもしれないけれど――。
コツ、コツ、コツ。
(……だれか、来た??)
体育座りでヒザを抱えるという、典型的なへこみスタイルをとっていたのをやめて、ズルズルと牢屋の奥の方へズリ下がった。
なんとなく、イイ知らせではない、気がする。
「オイ! お仲間が来たぜ!」
「えっ……??」
髪の毛を根本まで白く痛ませた、ガラの悪い兵士だ。
男は、ズズズッと冷たい石の床に引きずるようにして、なにかを連れてきた。
ガチャン、と雑に牢のカギを開け、それが放り込まれる。
ベシャッ、と床に崩れ落ちたのは、人だった。
「た……隊長、さん!?」
それは全身ボロボロになって気を失っている、あの隊長だった。
美しかった金髪は砂まみれでクシャクシャになり、破けた服のすそから見える腕は、あちこちに打撲痕があった。
集団リンチ、という言葉が頭をよぎる。
私が言葉もなく隊長の肩を支えると、ガラの悪い兵士はゲラゲラと笑った。
「ハッ、そいつは与えられた仕事をシクッてばっかりでな。いい加減、女王様も見放したってワケだ」
「し……仕事をシクる、ですか?」
「今回だって、村の集団失踪事件の調査だってのに、ロクに原因究明もせず帰ってきたんだろ。オオカミの魔物共に襲われた、なんつー見え透いたウソまでついて、さ」
「は? う、ウソ?」
「そーだよ。あの近辺に、そんな凶悪な魔物が住み着いてるなんて聞いたこともねぇぜ。お前も、そいつにやとわれたニセ魔女だろ? 災難だったなぁ」
兵士は、言葉と相反するニヤニヤした表情のまま、さらに続けた。
「あー、かわいそうなこった。まさか、牢屋にブチ込まれるなんて思ってもなかったんだろ?」
「は、はあ……??」
「はーあ。そいつも、せっかく名だたる家の出だっつーのに……落ちこぼれってのは、どこにでもいるもんだな」
落ちこぼれ。
ザクッと心に刺さるひと言に、思わず隊長をかばうように前に出て、兵士をギッとにらみつけた。
オオカミの魔物と小悪魔の襲撃は、ウソなんかじゃない!
彼は、精一杯部下を守ろうと戦っていた。
シクッたのは、集落がそんな状態なのに、部隊をひとつしか出さなかった王国の方なのに!!
ググッと下唇をかみしめる私を、男はまったく気にした様子もなく、
「ま、悪人二人、そろって女王様の沙汰を待つんだな」
がっはっは、と不快な笑い声を立てながら、男はガチャガチャと雑にカギをかけると、そのまま階段を上って行ってしまった。
(……まさか、全部ウソだと思われてたなんて……)
あの兵士の話ぶりだと、そうとしか考えられない。
魔物たちの襲撃はもちろん、私の治癒と記憶喪失の件すらも。
それに、さっきの兵士の口ぶりでは、隊長が『失敗』したのは一度や二度ではなさそうだった。
与えられた最後のチャンスで【ニセ魔女(私)を雇い、ウソの報告をした】と疑われたとしたら――。
(それ……かなり重い罪になっちゃうんじゃ……)
私は、法律はサッパリだ。
その上、この世界にどういう規律があるかもわからない。
でも、国のトップに虚偽の報告、というのは、ヘタしたら『国家反逆罪』とか、名前だけでもそら恐ろしい感じの罪になってしまうんじゃないだろうか。
東京ドーム何個分、と問いたくなるほど巨大な白亜の白のなかの、とある一室だった。
「女王様はいい人……とは」
キラキラとあらゆる光が反射するほど美しい白の、外からは決して見えない地下。
地底の階段を三つほど下った先の、暗い暗い牢屋の中で、呪詛の声がこぼれた。
「牢屋に入れられるだなんて……聞いてない……っ!!」
王国に戻るまでは、順調だった。
あまりひと目につかないように、隊長や少年兵二人に隠れつつ、どうにかこうにか山や丘を越えた。
記憶を失った隊のメンバーたちも、隊長に事情説明され、命を救った相手として、敬意を持って接してくれていたから。
しかし、この王国へ入った後だ。
隊長が戦果の報告をするのに同席する、というのは想定内。
女王への謁見にまで連れていかれたのは驚いたけれど、仕方ないことだと受け入れた。
ただ、この恰好に失笑とビックリの目を向けられて、心は正直ベッコベコだったけれど。
でも、国のお偉方との謁見だ。
礼儀正しさと謙虚さをアピールしていかないと、と、となりの隊長のマネをして、必死でお辞儀やらマナーやらをがんばった。
しかし。しかし、だ。
「まあ……治癒はするけど記憶が消える、って、危険な魔法だけどさあ……」
隊長は、もう少しぼやかした感じで報告してくれたのだ。
魔物の襲撃によって隊は損壊したものの、彼女(私)の力によって全快し、国に戻ってきた、と。
ただし、治癒の影響か魔物の襲撃によるものか、一部記憶が消えた部分がある、と。
ただ、記憶をうしなった兵士たちが謁見の間に呼ばれ、大臣やら女王やらに根掘り葉掘り状況を聞かれた結果――ハッキリと、私の力と記憶喪失が関連付けられてしまったのだ。
この世界には、もちろん魔法という概念はある。
でも、治癒魔法というのは、かなり珍しい部類に入るみたいだ。
ただ、魔法を使った代償に魔力以外の『なにか』が必要というのは、黒魔術として扱われていて、いわゆる【禁忌】として恐れられているらしい。
そうとは知らず、私は全員のケガを治したものの、すっぱり記憶を消してしまった。
そんな力を持つ私は危険であり、一刻も早く処分しなければならない【魔女】である、と烙印を押され、あえなく牢屋へブチ込まれてしまったのだった。
「う~ん……女王様も、あんまりいい人そうじゃなかったしなぁ」
断罪された側だからそう感じる、というだけかもしれない。
けれど、ブラウの言ったように、心あたたかで聡明な王、という雰囲気は感じなかった。
(だって、私を見る目……本当に、恐かった)
ブリザード、という言葉がピッタリ似合うような、氷みたいに冷たい空気をまとっていた。
他の人の意見にいっさい耳を傾けないような、どこか独善的な雰囲気もあった。
王座には、女王の席だけではなく、となりにも一席用意されていたけれど、そっちは空席。
もしかしたら、王様はすでに亡くなっているのかもしれない。
ただ、女王のとなりには可愛らしい少女がひとり、ハラハラした顔で控えていた。
顔つきと年齢から考えて、きっと王女様だったんだろう。
謁見の間から牢屋へ移動する間、通路にはあらゆる大臣や兵士隊長らしき物々しい面々が並んでいた。
誰しも口をキッと結んでしかめっつらをしていたけれど、口の端がピクピクしていたり、手や体が小刻みに震えていた。
アレは絶対、私の恰好を見て笑いをこらえていたに違いない。
あの、何重にも着込んでいる甲冑やら法衣の一枚くらい、お情けで私にくれたっていいのに!
いや、結局ハジけ飛ぶだろうから、意味はないかもしれないけれど――。
コツ、コツ、コツ。
(……だれか、来た??)
体育座りでヒザを抱えるという、典型的なへこみスタイルをとっていたのをやめて、ズルズルと牢屋の奥の方へズリ下がった。
なんとなく、イイ知らせではない、気がする。
「オイ! お仲間が来たぜ!」
「えっ……??」
髪の毛を根本まで白く痛ませた、ガラの悪い兵士だ。
男は、ズズズッと冷たい石の床に引きずるようにして、なにかを連れてきた。
ガチャン、と雑に牢のカギを開け、それが放り込まれる。
ベシャッ、と床に崩れ落ちたのは、人だった。
「た……隊長、さん!?」
それは全身ボロボロになって気を失っている、あの隊長だった。
美しかった金髪は砂まみれでクシャクシャになり、破けた服のすそから見える腕は、あちこちに打撲痕があった。
集団リンチ、という言葉が頭をよぎる。
私が言葉もなく隊長の肩を支えると、ガラの悪い兵士はゲラゲラと笑った。
「ハッ、そいつは与えられた仕事をシクッてばっかりでな。いい加減、女王様も見放したってワケだ」
「し……仕事をシクる、ですか?」
「今回だって、村の集団失踪事件の調査だってのに、ロクに原因究明もせず帰ってきたんだろ。オオカミの魔物共に襲われた、なんつー見え透いたウソまでついて、さ」
「は? う、ウソ?」
「そーだよ。あの近辺に、そんな凶悪な魔物が住み着いてるなんて聞いたこともねぇぜ。お前も、そいつにやとわれたニセ魔女だろ? 災難だったなぁ」
兵士は、言葉と相反するニヤニヤした表情のまま、さらに続けた。
「あー、かわいそうなこった。まさか、牢屋にブチ込まれるなんて思ってもなかったんだろ?」
「は、はあ……??」
「はーあ。そいつも、せっかく名だたる家の出だっつーのに……落ちこぼれってのは、どこにでもいるもんだな」
落ちこぼれ。
ザクッと心に刺さるひと言に、思わず隊長をかばうように前に出て、兵士をギッとにらみつけた。
オオカミの魔物と小悪魔の襲撃は、ウソなんかじゃない!
彼は、精一杯部下を守ろうと戦っていた。
シクッたのは、集落がそんな状態なのに、部隊をひとつしか出さなかった王国の方なのに!!
ググッと下唇をかみしめる私を、男はまったく気にした様子もなく、
「ま、悪人二人、そろって女王様の沙汰を待つんだな」
がっはっは、と不快な笑い声を立てながら、男はガチャガチャと雑にカギをかけると、そのまま階段を上って行ってしまった。
(……まさか、全部ウソだと思われてたなんて……)
あの兵士の話ぶりだと、そうとしか考えられない。
魔物たちの襲撃はもちろん、私の治癒と記憶喪失の件すらも。
それに、さっきの兵士の口ぶりでは、隊長が『失敗』したのは一度や二度ではなさそうだった。
与えられた最後のチャンスで【ニセ魔女(私)を雇い、ウソの報告をした】と疑われたとしたら――。
(それ……かなり重い罪になっちゃうんじゃ……)
私は、法律はサッパリだ。
その上、この世界にどういう規律があるかもわからない。
でも、国のトップに虚偽の報告、というのは、ヘタしたら『国家反逆罪』とか、名前だけでもそら恐ろしい感じの罪になってしまうんじゃないだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる