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異世界 〜片想い〜
武器選び
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気分が沈んだまま俺はカルイの家に戻る。
玄関を開けるとカルイが近くに座って待っていてくれた。
奥の方には息子さんとこれまた知らないおじさんがいる。
もしかしたらカルイのお父さんなのかもしれない。
俺は靴を脱いで家に上がると知らないおじさんは腕を上げて挨拶してくれた。
「よう!」
「こんにちは。えっと、カルイのお父さんかな?」
「そうだ。息子が世話になってるな。雅人と美姫の事を気に入ってるらしく、家ではずっと2人の話をしているんだ」
「父ちゃん!恥ずかしいからやめろよ…!」
「ははっ、なんか嬉しいよ。どちらかと言うとお世話になってるのは俺と美姫ちゃんだと思うけどね」
「雅人くん、一応大体のことは親父さんに話しておいたよ。後は雅人の意見を聞いてからだ」
「俺の意見?」
「一旦座ってくれ。立たせているようで申し訳ない」
カルイのお父さんは座布団を渡してくれて俺はありがたくそれに座る。
カルイ、お父さん、息子さん、そして俺の4人で囲炉裏を囲み話し合いが始まった。
「武器と言っても色んなのがあるんだ。例えば…剣、槍、斧。これが一般的だな。カルイ、奥から3つ持って来てくれ」
「わかった!」
「あの、俺武器は未経験なんだ。握った事すらなくて…」
「雅人くんの世界には戦争などの武器は日常的ではないらしいよ」
「となると…無難な剣だな。未経験者も扱いやすい武器で、村では女子供がよく選んでいる」
「女性でも武器を?」
「男だからとか女だからとか、この村にはない。戦うならみんなでだ。勿論分担によっては武器を振るわない奴もいるけどな」
「俺のお袋はしょっちゅう武器を振り回して狩りに行っている。女性や子供が武器を持つのはこの村では珍しくないんだよ」
「なるほど…」
「父ちゃん!木製の武器持って来た!」
「ありがとう。それじゃあ握ってみてくれ」
奥から戻って来たカルイは木製の剣、槍、斧を軽々と持っていた。
俺はカルイから剣を受け取ると片手で握ってみる。
木製とは言えがっちりとした重みがあった。
「どうだ?」
「凄いフィット…自分の手に合う感じだ」
「そうか。次は槍を持ってみろ。長いから立って持った方がいいかもな」
俺は立ち上がってカルイに剣を返して槍と交換する。
細長い見た目に反して扱いが難しそうだったのが持っての感想だ。
それでも手のフィット感は変わらない。
続けて斧を持ってみると、剣や槍とは比べ物にならない位くらい重かった。
本当にこれは木製なのか?
両手で持つのに精一杯で振ることなんて出来ない。
その様子を見てカルイのお父さんはボソッと呟いた。
「斧は片方に重心がかかるからな……そしたらあれはどうだろうか…」
「父ちゃん?」
「少し待っててくれ」
次はカルイのお父さんが奥の部屋へと消えていく。
すぐに戻って来たお父さんの手には長く大きい剣が握られていた。
それは木製ではなく金属で出来ていて重そうに見える。
「父ちゃん、そんな武器あったか?」
「これは試作段階の武器だ。剣を題材にして、槍のように長く、斧のように大きくしてみた。言うならば3つの武器を1つにした感じだな」
「大剣ってやつか…?」
「雅人くんは知ってるのかい?」
「実際には持ったことないけど、絵で見たことがある。両手で握って戦う武器だよね?」
「ほう。この剣は俺が初めて作った人だと思ってたが、雅人の世界では既に広まっていたか。1回持ってみろ」
「やっぱり重いかな…」
俺は恐る恐る大剣を両手で受け取る。
すると思っていたより重くない大剣に力を入れていた腕がおかしくなった気がした。
見た目では斧と比べたら絶対に大剣の方が重いはず。
なぜ木製の斧より金属の大剣の方が軽いのだろう。
俺は片手で持っても普通に扱える大剣に困惑していた。
玄関を開けるとカルイが近くに座って待っていてくれた。
奥の方には息子さんとこれまた知らないおじさんがいる。
もしかしたらカルイのお父さんなのかもしれない。
俺は靴を脱いで家に上がると知らないおじさんは腕を上げて挨拶してくれた。
「よう!」
「こんにちは。えっと、カルイのお父さんかな?」
「そうだ。息子が世話になってるな。雅人と美姫の事を気に入ってるらしく、家ではずっと2人の話をしているんだ」
「父ちゃん!恥ずかしいからやめろよ…!」
「ははっ、なんか嬉しいよ。どちらかと言うとお世話になってるのは俺と美姫ちゃんだと思うけどね」
「雅人くん、一応大体のことは親父さんに話しておいたよ。後は雅人の意見を聞いてからだ」
「俺の意見?」
「一旦座ってくれ。立たせているようで申し訳ない」
カルイのお父さんは座布団を渡してくれて俺はありがたくそれに座る。
カルイ、お父さん、息子さん、そして俺の4人で囲炉裏を囲み話し合いが始まった。
「武器と言っても色んなのがあるんだ。例えば…剣、槍、斧。これが一般的だな。カルイ、奥から3つ持って来てくれ」
「わかった!」
「あの、俺武器は未経験なんだ。握った事すらなくて…」
「雅人くんの世界には戦争などの武器は日常的ではないらしいよ」
「となると…無難な剣だな。未経験者も扱いやすい武器で、村では女子供がよく選んでいる」
「女性でも武器を?」
「男だからとか女だからとか、この村にはない。戦うならみんなでだ。勿論分担によっては武器を振るわない奴もいるけどな」
「俺のお袋はしょっちゅう武器を振り回して狩りに行っている。女性や子供が武器を持つのはこの村では珍しくないんだよ」
「なるほど…」
「父ちゃん!木製の武器持って来た!」
「ありがとう。それじゃあ握ってみてくれ」
奥から戻って来たカルイは木製の剣、槍、斧を軽々と持っていた。
俺はカルイから剣を受け取ると片手で握ってみる。
木製とは言えがっちりとした重みがあった。
「どうだ?」
「凄いフィット…自分の手に合う感じだ」
「そうか。次は槍を持ってみろ。長いから立って持った方がいいかもな」
俺は立ち上がってカルイに剣を返して槍と交換する。
細長い見た目に反して扱いが難しそうだったのが持っての感想だ。
それでも手のフィット感は変わらない。
続けて斧を持ってみると、剣や槍とは比べ物にならない位くらい重かった。
本当にこれは木製なのか?
両手で持つのに精一杯で振ることなんて出来ない。
その様子を見てカルイのお父さんはボソッと呟いた。
「斧は片方に重心がかかるからな……そしたらあれはどうだろうか…」
「父ちゃん?」
「少し待っててくれ」
次はカルイのお父さんが奥の部屋へと消えていく。
すぐに戻って来たお父さんの手には長く大きい剣が握られていた。
それは木製ではなく金属で出来ていて重そうに見える。
「父ちゃん、そんな武器あったか?」
「これは試作段階の武器だ。剣を題材にして、槍のように長く、斧のように大きくしてみた。言うならば3つの武器を1つにした感じだな」
「大剣ってやつか…?」
「雅人くんは知ってるのかい?」
「実際には持ったことないけど、絵で見たことがある。両手で握って戦う武器だよね?」
「ほう。この剣は俺が初めて作った人だと思ってたが、雅人の世界では既に広まっていたか。1回持ってみろ」
「やっぱり重いかな…」
俺は恐る恐る大剣を両手で受け取る。
すると思っていたより重くない大剣に力を入れていた腕がおかしくなった気がした。
見た目では斧と比べたら絶対に大剣の方が重いはず。
なぜ木製の斧より金属の大剣の方が軽いのだろう。
俺は片手で持っても普通に扱える大剣に困惑していた。
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