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5章 炎王子と女騎士団長
18話 這いつくばる氷
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「失礼する!」
「イグニ王子……」
「フレイヤは無事か!?」
「イグニ様、どうか落ち着いてくださいな」
騎士詰所の一角にある治療室。そのベッドにフレイヤは力無く横たわっていた。
その隣には城に滞在する老医師が座っている。僕とヒダカ、ヒメナは部屋の中に入ると老医師がゆっくりこちらにやって来た。
「兵士からフレイヤが傷を負ったと聞いた」
「ええ。傷…と言いますか、イグニ様のお力が必要な怪我です」
「どういうことだ?」
「まずフレイヤ様のお身体をご確認ください」
老医師はフレイヤに近づいて被せていた毛布を優しくとる。その瞬間、僕の目は大きく開いた。
「氷……」
半袖短パンの治療専用着に着替えられたフレイヤの服から出ている足と腕には霜のようなものがびっしりと付いていた。所々、凍ったように結晶が出来ている。
「お湯やロウソクを使って溶かそうと試みたのですが、どうやら普通の火では火力が足りないようで。だからと言って焚き火に入れるわけにもいきません……」
「そりゃそうだ」
結構えげつないことを老医師は考えていたのだな…。なるほど。それで僕の力が必要か。
「すまないフレイヤ。少し触る」
「はい……」
フレイヤは辛そうに浅い呼吸をしている。きっと体温が急激に冷えて体が驚いているのだろう。
僕はフレイヤのベッド前に膝をついて彼女の腕を手に取る。自分の手のひらに熱を込めて。
「イグニ様、ご無理はなさらぬよう」
「わかっているヒダカ。もし僕でダメなら父上の力を貸してもらう。その時はいつでも連絡が行けるようにしていてくれ」
「かしこまりました」
人の体温ではないくらいに冷たくなっている腕。フレイヤだからこそ耐えられたのだと思う。僕はいかにも冷たそうな結晶部分にヒートヘイズの王族の力を使った。
「おお!溶け始めている!」
「流石イグニ様!行け行け!」
氷が溶ける音が聞こえたと思えば後ろで老医師とヒメナのガヤが飛んでくる。集中させろと心の中で呟けばヒダカの静止の声で2人は黙り込んだ。
「イグニ王子…」
「大丈夫だ。絶対溶かしてみせる」
氷に直接触れているからなのか。僕の体に熱が篭らなくて体温が上がらずに維持できている。この調子なら霜は一瞬で溶かせるはずだ。
「よし。左腕は終わった。次は左足だ。もし痛かったり熱かったりしたら遠慮なく言うんだぞ」
「はい…」
僕が放つ熱でフレイヤの体温も落ち着いてきている。呼吸も段々と通常に戻ってきた。次々に氷と霜を溶かしていけばベッドのシーツがビシャビシャに濡れていく。それと同時に僕の額にも汗が垂れた。
「とりあえず全て溶かしたぞ」
「イグニ様、申し訳ありません」
「どうした?」
やっと終わったと思いひと息吐こうとすると老医師が申し訳なさそうに眉を下げる。そして僕の耳元に口を近づけた。まさか……。
「腹部、胸部、背部にも霜が確認されています」
「……っふーーーーぅ」
「イグニ様?どうなさいましたか?」
「ヒダカ、ヒメナ」
「「はい?」」
「退出しろ」
「「ん?」」
「僕が良いと言うまでここに入ってくるな!そして貴方もだ!」
「「「ええ!?」」」
ヒダカ、ヒメナ、そして老医師を治療室から強制的に追い出した僕は扉に鍵をかけて誰も入れないようにする。すぐに近くにある戸棚へ向かって治療用の包帯を取り出した。
「イグニ王子それは…」
「目隠しだ」
「め、目隠し?」
「今から服を捲る。お腹の中心部分から熱を与えてじわじわと周りに広げれば見えない部分の霜は溶けるはずだ。背中も同様に行う。これはその保険としてつけさせてもらう」
「別にそんなことしなくても…」
「一応言うがまだフレイヤは嫁入り前だ!それにこれは王子として男としてやらなければならないこと!」
もう何が何だかわからなくなってきた。そんな時以前ヒメナに言われた言葉が蘇る。
『そろそろ耐性つければ?女性の体とか。それこそ下着くらいで顔真っ赤にするのやめたら?』
悔しいがヒメナの言う通り、下着だけで顔を真っ赤にする僕だ。そんな初心男が生身の体を見るなんて絶対に出来ない。服は最低限触れる場所だけを捲る。そしてグルグルと包帯で目隠しをして……
「フレイヤ。僕の手を取って霜部分に当ててくれ」
「……はい」
若干引いたような声が聞こえるけど気にしない。これが王子としてのマナーだ。フレイヤは力無い手で僕の手を引いて霜部分に当てる。これで僕が王族の力を込めれば。
「次は背中だ」
「イグニ王子。流石に背中に手は届きません」
「………」
確かに。怪我をしているフレイヤの体を捻らせるなんて痛みが倍になってしまう。するとフレイヤがゆっくり体を起こす音がする。そして僕の目に巻かれていた包帯を取った。
「私は構いません。イグニ王子は私の体を見るのが嫌ですか?」
「そういうわけでは」
「なら……お願いします」
傷が痛まないように慎重にフレイヤは服をたくし上げる。僕はその背中を見て騎士としてのフレイヤを感じられた。
治りかけの傷もあれば過去に作ったであろう古傷が霜の隙間から顔を覗かせる。深呼吸した僕は再度手に力を込めて優しくフレイヤの背中を摩るように動かした。
「熱くないか?」
「とても心地よいです。イグニ王子の訓練の成果ですね」
「ああ…」
「私の体の中で1番傷があるのが背中です。本当はイグニ王子にはまだ見せるつもりではありませんでした」
「…仕方ないな。でも別にこの傷があるからと言って幻滅なんて言葉は僕にはない。騎士として誇って良い」
「勿体無いお言葉です」
じわじわと溶けていく霜。これでフレイヤの体に張り付いた氷は無くなった。僕は捲られた服を隠すように下ろす。フレイヤは体力が残ってないのかベッドに寝転んだ。
「ありがとうございます」
「良いんだ。それじゃあ3人を呼んでくる」
「待ってください、イグニ王子」
「どうした?」
「1つ聞かせてください。今回、兵士からこの報告を受けて血相を変えてまで来てくれたのは……期待しても良いのでしょうか?」
フレイヤは少し俯きながら僕に問いかける。兵士から聞いた時は頭が真っ白になって一刻も早くフレイヤの元に行かなければとしか考えられなかった。
だから期待されても僕は自分の感情がわかってない。黙る僕が答えに詰まらせているとフレイヤは受け取ったのだろう。少しして「何でもありません」と小さな声で言った。
「待っててくれ」
「はい」
僕は外に追い出した3人を呼び寄せるためにフレイヤから離れる。今、フレイヤがどんな表情をしているのか僕は知らなかった。
「イグニ王子……」
「フレイヤは無事か!?」
「イグニ様、どうか落ち着いてくださいな」
騎士詰所の一角にある治療室。そのベッドにフレイヤは力無く横たわっていた。
その隣には城に滞在する老医師が座っている。僕とヒダカ、ヒメナは部屋の中に入ると老医師がゆっくりこちらにやって来た。
「兵士からフレイヤが傷を負ったと聞いた」
「ええ。傷…と言いますか、イグニ様のお力が必要な怪我です」
「どういうことだ?」
「まずフレイヤ様のお身体をご確認ください」
老医師はフレイヤに近づいて被せていた毛布を優しくとる。その瞬間、僕の目は大きく開いた。
「氷……」
半袖短パンの治療専用着に着替えられたフレイヤの服から出ている足と腕には霜のようなものがびっしりと付いていた。所々、凍ったように結晶が出来ている。
「お湯やロウソクを使って溶かそうと試みたのですが、どうやら普通の火では火力が足りないようで。だからと言って焚き火に入れるわけにもいきません……」
「そりゃそうだ」
結構えげつないことを老医師は考えていたのだな…。なるほど。それで僕の力が必要か。
「すまないフレイヤ。少し触る」
「はい……」
フレイヤは辛そうに浅い呼吸をしている。きっと体温が急激に冷えて体が驚いているのだろう。
僕はフレイヤのベッド前に膝をついて彼女の腕を手に取る。自分の手のひらに熱を込めて。
「イグニ様、ご無理はなさらぬよう」
「わかっているヒダカ。もし僕でダメなら父上の力を貸してもらう。その時はいつでも連絡が行けるようにしていてくれ」
「かしこまりました」
人の体温ではないくらいに冷たくなっている腕。フレイヤだからこそ耐えられたのだと思う。僕はいかにも冷たそうな結晶部分にヒートヘイズの王族の力を使った。
「おお!溶け始めている!」
「流石イグニ様!行け行け!」
氷が溶ける音が聞こえたと思えば後ろで老医師とヒメナのガヤが飛んでくる。集中させろと心の中で呟けばヒダカの静止の声で2人は黙り込んだ。
「イグニ王子…」
「大丈夫だ。絶対溶かしてみせる」
氷に直接触れているからなのか。僕の体に熱が篭らなくて体温が上がらずに維持できている。この調子なら霜は一瞬で溶かせるはずだ。
「よし。左腕は終わった。次は左足だ。もし痛かったり熱かったりしたら遠慮なく言うんだぞ」
「はい…」
僕が放つ熱でフレイヤの体温も落ち着いてきている。呼吸も段々と通常に戻ってきた。次々に氷と霜を溶かしていけばベッドのシーツがビシャビシャに濡れていく。それと同時に僕の額にも汗が垂れた。
「とりあえず全て溶かしたぞ」
「イグニ様、申し訳ありません」
「どうした?」
やっと終わったと思いひと息吐こうとすると老医師が申し訳なさそうに眉を下げる。そして僕の耳元に口を近づけた。まさか……。
「腹部、胸部、背部にも霜が確認されています」
「……っふーーーーぅ」
「イグニ様?どうなさいましたか?」
「ヒダカ、ヒメナ」
「「はい?」」
「退出しろ」
「「ん?」」
「僕が良いと言うまでここに入ってくるな!そして貴方もだ!」
「「「ええ!?」」」
ヒダカ、ヒメナ、そして老医師を治療室から強制的に追い出した僕は扉に鍵をかけて誰も入れないようにする。すぐに近くにある戸棚へ向かって治療用の包帯を取り出した。
「イグニ王子それは…」
「目隠しだ」
「め、目隠し?」
「今から服を捲る。お腹の中心部分から熱を与えてじわじわと周りに広げれば見えない部分の霜は溶けるはずだ。背中も同様に行う。これはその保険としてつけさせてもらう」
「別にそんなことしなくても…」
「一応言うがまだフレイヤは嫁入り前だ!それにこれは王子として男としてやらなければならないこと!」
もう何が何だかわからなくなってきた。そんな時以前ヒメナに言われた言葉が蘇る。
『そろそろ耐性つければ?女性の体とか。それこそ下着くらいで顔真っ赤にするのやめたら?』
悔しいがヒメナの言う通り、下着だけで顔を真っ赤にする僕だ。そんな初心男が生身の体を見るなんて絶対に出来ない。服は最低限触れる場所だけを捲る。そしてグルグルと包帯で目隠しをして……
「フレイヤ。僕の手を取って霜部分に当ててくれ」
「……はい」
若干引いたような声が聞こえるけど気にしない。これが王子としてのマナーだ。フレイヤは力無い手で僕の手を引いて霜部分に当てる。これで僕が王族の力を込めれば。
「次は背中だ」
「イグニ王子。流石に背中に手は届きません」
「………」
確かに。怪我をしているフレイヤの体を捻らせるなんて痛みが倍になってしまう。するとフレイヤがゆっくり体を起こす音がする。そして僕の目に巻かれていた包帯を取った。
「私は構いません。イグニ王子は私の体を見るのが嫌ですか?」
「そういうわけでは」
「なら……お願いします」
傷が痛まないように慎重にフレイヤは服をたくし上げる。僕はその背中を見て騎士としてのフレイヤを感じられた。
治りかけの傷もあれば過去に作ったであろう古傷が霜の隙間から顔を覗かせる。深呼吸した僕は再度手に力を込めて優しくフレイヤの背中を摩るように動かした。
「熱くないか?」
「とても心地よいです。イグニ王子の訓練の成果ですね」
「ああ…」
「私の体の中で1番傷があるのが背中です。本当はイグニ王子にはまだ見せるつもりではありませんでした」
「…仕方ないな。でも別にこの傷があるからと言って幻滅なんて言葉は僕にはない。騎士として誇って良い」
「勿体無いお言葉です」
じわじわと溶けていく霜。これでフレイヤの体に張り付いた氷は無くなった。僕は捲られた服を隠すように下ろす。フレイヤは体力が残ってないのかベッドに寝転んだ。
「ありがとうございます」
「良いんだ。それじゃあ3人を呼んでくる」
「待ってください、イグニ王子」
「どうした?」
「1つ聞かせてください。今回、兵士からこの報告を受けて血相を変えてまで来てくれたのは……期待しても良いのでしょうか?」
フレイヤは少し俯きながら僕に問いかける。兵士から聞いた時は頭が真っ白になって一刻も早くフレイヤの元に行かなければとしか考えられなかった。
だから期待されても僕は自分の感情がわかってない。黙る僕が答えに詰まらせているとフレイヤは受け取ったのだろう。少しして「何でもありません」と小さな声で言った。
「待っててくれ」
「はい」
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