67 / 77
7章 反社会政府編 〜決戦〜
67話 目覚めた天災
しおりを挟む
目が熱く感じる。色んな景色が見えて生徒達が戦っている様子が瞼の裏で見えた。
ある生徒は誰かを頼り、またある生徒は誰かのために駆け出す。普通に考えるなら素敵な映像だろう。しかし俺は怯えている。
「何で俺が切られるんだ…?」
俺は生徒達に刀を向けようなんて思ったことない。なのに生徒達は俺に特刀を向けて、挙げ句の果て斬り捨てた。
痛い感覚が走ったと思えば次の場面に移り変わってまた違う生徒に体を斬られる。まるで敵と感覚を共有しているように。同時に心も抉られてしまった。
現在、カムイ王都でも日本でもない真っ暗が空間にいる俺は身動きすることも出来ずにただ震えている。
「あいつらは…?アサガイ、カナト、レオン、ヒマワリ…」
口まで震える俺は必死に生徒達の名前を呼ぶ。
「ハルサキ、リンガネ、カムラ、ミロクニ」
それでも返事は返ってこない。目が次第に重くなって閉じそうになる。ここで閉じたらいけない。直感でそう思った俺は顔に力を入れて耐えた。すると頭の中に様々な声が響き渡る。
『シンリン様』
『ああ、カムイ王都の皇子よ』
『貴方も御父上のようになられるのですね』
『カムイ王都は安泰です』
『シンリン様』
『シンリン様』
『シンリン様』
「やめてくれ!!」
もう俺は死んだのだ。カムイ王都のシンリンは惨めに賊に殺されて死んだのだ。もう皇子ではないのにシンリン様と呼ばれることに対して吐き気がする。カムイ王都ではいつも呼ばれていた名前なのに。
「そしたら、俺は何だ?」
カムイ王都のシンリンは死んだ。となれば俺は何という存在に属する?自分自身に問いかけるも思考が真っ白になってわからない。ただシンリンという単語が頭の中に張り付けられているようだった。
「ああ、ああ…」
無数の手が俺に向けて伸ばされている。まるで捕まえようとするように。見覚えのある手も、見たことない手も気持ち悪いほどに迫ってきた。
以前の俺なら……カムイ王都のシンリンなら迷わず掴んでいただろう。でも今は掴みたくない。もう皇子として生きたくない。だって、だって。
「あいつらと一緒に居た俺が良い…」
強く目を瞑って涙が地に落ちた瞬間、辺りが一気に明るくなる。もしかして助けに来てくれたのか?俺は目をゆっくり開けてAクラスの生徒達を映そうとする。
「おお!起きたか!熱が急激に下がったと思ったから何事と思ったわい!」
「……センリ」
「そうじゃ。生徒に童顔先生と呼ばれるキュートでビューティーなセンリ先生じゃ」
「何でお前が…」
「む。何じゃ?不満そうな顔じゃな。せっかく付きっきりで看病してやったのに」
「っ!あいつらは!?討伐作戦はどうなった!?」
目を開けた先には予想外の顔があり、気分が沈んでしまった。しかし現状がわからなくて俺は上半身を勢いよく起こしセンリに尋ねる。
「うっ」
「これこれ。急に起き上がれば目眩がするじゃろ。どれこのセンリがわかりやすく教えてやろう」
「頼む」
視界が白黒にチカチカして俺は手で目を押さえながらセンリの言葉に耳を傾けた。
「ここは反社会政府から少し離れた場所にある簡易施設じゃ。ここで負傷者を手当てしている。お前はサポートの教師に背負われてここに来た。高熱と骨折、そして捻挫をしておるわい」
「骨折…」
「左腕が完全にポキっとる。捻挫は右の足首じゃ。腫れ腫れに赤くなっておるぞ」
俺は自分の左腕を見ると確かに包帯がグルグル巻かれていた。強く固定されているので痛みなどは全くわからない。起き上がる時は右手を使って体を上げたので気付かなかった。
そして右足。これも包帯グルグルなので腫れているかも確認できない。あの戦いで自分の体がこんなにボロボロになってしまうとは情けなかった。
「それで!?生徒達は!?」
「落ち着けぃ!ここはお前専用の施設じゃないぞ!」
「一緒だったミロクニはどうした?リコン学長に連れ去られた2人は?玄関に残った他の生徒は?」
「しつこいわい!まだ何も報告がきてないのじゃ!伝達を待て!」
センリは俺の頭を軽く叩いて額に貼られていた何かを勢いよく剥がす。ヒリヒリする額を右手で撫でながら周りを見ると何か見知った背中が見えた。
「……ヒマワリ?」
「ギクッ」
呼び声に反応するのは病院に居たはずのヒマワリ。片腕が無い時点で間違えるはずがない。本人はまだ隠し通そうとするのか首を振ってヒマワリでは無いと主張している。
「もうバレバレじゃよ」
「うう、先生…」
「何でここに」
「えっと、その、良い子になるため?」
「は?」
理解できなくて俺は首を傾げる。確かに病院ではいい子にしていると言っていた。てっきり俺は良い子に留守番していると受け取ったのだが…。
「受け取り違いだったか」
「怒らないの?」
「怒る気力もない」
「良かった……。それより!先生熱が凄かったんだよ!ヒマワリも起きるまで沢山冷えピタ貼り替えたの!」
「そうか。冷えピタがよくわからないがありがとう」
「へへっ!」
お礼を告げればヒマワリが嬉しそうに笑う。体が通常運転だったら俺は叱っていたと思う。でも今はヒマワリの笑顔が側に咲いているだけで安心できた。気力がないのは勿論だが、ヒマワリの顔を見たら怒るにも怒れない。
片手を使って包帯を収納しているのを見るとそこまで体に痛みなどはないようだ。それにも安心した俺は肩の力を抜く。すると施設の向こう側から騒がしい声が聞こえた。
「何だろう?」
「全くいちいちうるさいのぉ。見てくるわい」
「包帯の準備してるね!」
ある生徒は誰かを頼り、またある生徒は誰かのために駆け出す。普通に考えるなら素敵な映像だろう。しかし俺は怯えている。
「何で俺が切られるんだ…?」
俺は生徒達に刀を向けようなんて思ったことない。なのに生徒達は俺に特刀を向けて、挙げ句の果て斬り捨てた。
痛い感覚が走ったと思えば次の場面に移り変わってまた違う生徒に体を斬られる。まるで敵と感覚を共有しているように。同時に心も抉られてしまった。
現在、カムイ王都でも日本でもない真っ暗が空間にいる俺は身動きすることも出来ずにただ震えている。
「あいつらは…?アサガイ、カナト、レオン、ヒマワリ…」
口まで震える俺は必死に生徒達の名前を呼ぶ。
「ハルサキ、リンガネ、カムラ、ミロクニ」
それでも返事は返ってこない。目が次第に重くなって閉じそうになる。ここで閉じたらいけない。直感でそう思った俺は顔に力を入れて耐えた。すると頭の中に様々な声が響き渡る。
『シンリン様』
『ああ、カムイ王都の皇子よ』
『貴方も御父上のようになられるのですね』
『カムイ王都は安泰です』
『シンリン様』
『シンリン様』
『シンリン様』
「やめてくれ!!」
もう俺は死んだのだ。カムイ王都のシンリンは惨めに賊に殺されて死んだのだ。もう皇子ではないのにシンリン様と呼ばれることに対して吐き気がする。カムイ王都ではいつも呼ばれていた名前なのに。
「そしたら、俺は何だ?」
カムイ王都のシンリンは死んだ。となれば俺は何という存在に属する?自分自身に問いかけるも思考が真っ白になってわからない。ただシンリンという単語が頭の中に張り付けられているようだった。
「ああ、ああ…」
無数の手が俺に向けて伸ばされている。まるで捕まえようとするように。見覚えのある手も、見たことない手も気持ち悪いほどに迫ってきた。
以前の俺なら……カムイ王都のシンリンなら迷わず掴んでいただろう。でも今は掴みたくない。もう皇子として生きたくない。だって、だって。
「あいつらと一緒に居た俺が良い…」
強く目を瞑って涙が地に落ちた瞬間、辺りが一気に明るくなる。もしかして助けに来てくれたのか?俺は目をゆっくり開けてAクラスの生徒達を映そうとする。
「おお!起きたか!熱が急激に下がったと思ったから何事と思ったわい!」
「……センリ」
「そうじゃ。生徒に童顔先生と呼ばれるキュートでビューティーなセンリ先生じゃ」
「何でお前が…」
「む。何じゃ?不満そうな顔じゃな。せっかく付きっきりで看病してやったのに」
「っ!あいつらは!?討伐作戦はどうなった!?」
目を開けた先には予想外の顔があり、気分が沈んでしまった。しかし現状がわからなくて俺は上半身を勢いよく起こしセンリに尋ねる。
「うっ」
「これこれ。急に起き上がれば目眩がするじゃろ。どれこのセンリがわかりやすく教えてやろう」
「頼む」
視界が白黒にチカチカして俺は手で目を押さえながらセンリの言葉に耳を傾けた。
「ここは反社会政府から少し離れた場所にある簡易施設じゃ。ここで負傷者を手当てしている。お前はサポートの教師に背負われてここに来た。高熱と骨折、そして捻挫をしておるわい」
「骨折…」
「左腕が完全にポキっとる。捻挫は右の足首じゃ。腫れ腫れに赤くなっておるぞ」
俺は自分の左腕を見ると確かに包帯がグルグル巻かれていた。強く固定されているので痛みなどは全くわからない。起き上がる時は右手を使って体を上げたので気付かなかった。
そして右足。これも包帯グルグルなので腫れているかも確認できない。あの戦いで自分の体がこんなにボロボロになってしまうとは情けなかった。
「それで!?生徒達は!?」
「落ち着けぃ!ここはお前専用の施設じゃないぞ!」
「一緒だったミロクニはどうした?リコン学長に連れ去られた2人は?玄関に残った他の生徒は?」
「しつこいわい!まだ何も報告がきてないのじゃ!伝達を待て!」
センリは俺の頭を軽く叩いて額に貼られていた何かを勢いよく剥がす。ヒリヒリする額を右手で撫でながら周りを見ると何か見知った背中が見えた。
「……ヒマワリ?」
「ギクッ」
呼び声に反応するのは病院に居たはずのヒマワリ。片腕が無い時点で間違えるはずがない。本人はまだ隠し通そうとするのか首を振ってヒマワリでは無いと主張している。
「もうバレバレじゃよ」
「うう、先生…」
「何でここに」
「えっと、その、良い子になるため?」
「は?」
理解できなくて俺は首を傾げる。確かに病院ではいい子にしていると言っていた。てっきり俺は良い子に留守番していると受け取ったのだが…。
「受け取り違いだったか」
「怒らないの?」
「怒る気力もない」
「良かった……。それより!先生熱が凄かったんだよ!ヒマワリも起きるまで沢山冷えピタ貼り替えたの!」
「そうか。冷えピタがよくわからないがありがとう」
「へへっ!」
お礼を告げればヒマワリが嬉しそうに笑う。体が通常運転だったら俺は叱っていたと思う。でも今はヒマワリの笑顔が側に咲いているだけで安心できた。気力がないのは勿論だが、ヒマワリの顔を見たら怒るにも怒れない。
片手を使って包帯を収納しているのを見るとそこまで体に痛みなどはないようだ。それにも安心した俺は肩の力を抜く。すると施設の向こう側から騒がしい声が聞こえた。
「何だろう?」
「全くいちいちうるさいのぉ。見てくるわい」
「包帯の準備してるね!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる