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本編
上京謁見
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1539年12月『京・九条屋敷』種子島大弐時堯・11歳
「立派な屋敷でございますね!」
「全て大弐殿のお陰でおじゃるよ」
そうなのですか?」
「大弐殿が支援してくれる前は、塀も崩れ落ちてそこから子供たちが勝手に出入りしておじゃったし、屋敷も雨漏りが酷くとても人が住める状態でかなったでおじゃる」
「それは大変だったのですね」
「それだけではないでおじゃる、日々の食事にも事欠き、朝政に出る為の衣服を整えることも出来なかったでおじゃる」
「そこまで酷かったのですか?」
「九条家でそれでおじゃる、他の公家はもっと酷い所も多かったでおじゃるよ」
「私にお任せください、これからも引き続き支援させて頂きます」
「頼むでおじゃる、それで明日の謁見なのでおじゃるが」
九条禅定太閤殿下と色々と話し合ったが、やはり俺を殿上に上げることは出来なとのことだった。俺としてはそれで構わないのだが、禅定太閤殿下は俺の地位を確立するために、いや俺の朝廷内での神秘性や畏怖を確立するために、庭に控えて御上(天皇陛下)と謁見させたくないと言う事だった。
まずは正式に謁見する前に、十二分に公卿たちを威圧させる事を重視された。そこで考え出されたのが、俺が運べる最大級の大岩を空を駆けて御所内に運んで来る事だった。
だがそれには俺にも少々異論があって、俺が運べる最大の大岩を運んで来たら、御所の広さを超えてしまうし何の役にも立たない。そこで庭石として役立ちそうな大岩と庭木として役立ちを大木を運ぶ事にした。
その上でちょっとした悪戯を仕掛ける事も考え、それに役立ちそうな者を空を駆けて集める事にした。実際に俺が空輸用の大籠で支配領域の九州全土から運んでもよかったのだが、畿内各地に俺の名声? を広げる意味でも、摂津・和泉・紀伊・伊勢・若狭・丹後・越前の海岸線を、低い高度で飛び廻って人材集めをした。
多くの人材を京の種子島家の拠点城砦と九条家の屋敷、それに俺が集めた人材を離れや家人部屋に泊めることで謝礼を貰いたい公家、特に地下家の屋敷に預けて準備万端整えることに成功した。
全ての準備が整た翌日に、御上と事前に色々打ち合わせて下さった禅定太閤殿下が、御上を廊下に誘い出して下さったところを空を駆けて参上し、不敬ながらも空から見下ろす形で初の謁見? を行う事になった。
俺が経済支援する前の御所は、壊れて朽ち果てた塀の隙間から京童が御所に侵入して屋根に石を投げつけたり、樹木の枝を折るなど悪さをするので、公家らが自衛団を作り当番制で御所を見回り警備にあたっていた。
だが今は俺の支援を受けて塀は修理され、種子島家から自主的に出向いている国衆・地侍を六衛府の番長・案主・府掌・吉上・兵衛・近衛・衛士に任命して御所の見回り警備にあたっている。
そうした状況で、俺は御所内の庭石や庭木を移動させ、とてもとても大きな空き地と言うか広場を創り出した。
「立派な屋敷でございますね!」
「全て大弐殿のお陰でおじゃるよ」
そうなのですか?」
「大弐殿が支援してくれる前は、塀も崩れ落ちてそこから子供たちが勝手に出入りしておじゃったし、屋敷も雨漏りが酷くとても人が住める状態でかなったでおじゃる」
「それは大変だったのですね」
「それだけではないでおじゃる、日々の食事にも事欠き、朝政に出る為の衣服を整えることも出来なかったでおじゃる」
「そこまで酷かったのですか?」
「九条家でそれでおじゃる、他の公家はもっと酷い所も多かったでおじゃるよ」
「私にお任せください、これからも引き続き支援させて頂きます」
「頼むでおじゃる、それで明日の謁見なのでおじゃるが」
九条禅定太閤殿下と色々と話し合ったが、やはり俺を殿上に上げることは出来なとのことだった。俺としてはそれで構わないのだが、禅定太閤殿下は俺の地位を確立するために、いや俺の朝廷内での神秘性や畏怖を確立するために、庭に控えて御上(天皇陛下)と謁見させたくないと言う事だった。
まずは正式に謁見する前に、十二分に公卿たちを威圧させる事を重視された。そこで考え出されたのが、俺が運べる最大級の大岩を空を駆けて御所内に運んで来る事だった。
だがそれには俺にも少々異論があって、俺が運べる最大の大岩を運んで来たら、御所の広さを超えてしまうし何の役にも立たない。そこで庭石として役立ちそうな大岩と庭木として役立ちを大木を運ぶ事にした。
その上でちょっとした悪戯を仕掛ける事も考え、それに役立ちそうな者を空を駆けて集める事にした。実際に俺が空輸用の大籠で支配領域の九州全土から運んでもよかったのだが、畿内各地に俺の名声? を広げる意味でも、摂津・和泉・紀伊・伊勢・若狭・丹後・越前の海岸線を、低い高度で飛び廻って人材集めをした。
多くの人材を京の種子島家の拠点城砦と九条家の屋敷、それに俺が集めた人材を離れや家人部屋に泊めることで謝礼を貰いたい公家、特に地下家の屋敷に預けて準備万端整えることに成功した。
全ての準備が整た翌日に、御上と事前に色々打ち合わせて下さった禅定太閤殿下が、御上を廊下に誘い出して下さったところを空を駆けて参上し、不敬ながらも空から見下ろす形で初の謁見? を行う事になった。
俺が経済支援する前の御所は、壊れて朽ち果てた塀の隙間から京童が御所に侵入して屋根に石を投げつけたり、樹木の枝を折るなど悪さをするので、公家らが自衛団を作り当番制で御所を見回り警備にあたっていた。
だが今は俺の支援を受けて塀は修理され、種子島家から自主的に出向いている国衆・地侍を六衛府の番長・案主・府掌・吉上・兵衛・近衛・衛士に任命して御所の見回り警備にあたっている。
そうした状況で、俺は御所内の庭石や庭木を移動させ、とてもとても大きな空き地と言うか広場を創り出した。
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