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本編
7度目の栄達
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1543年2月25日『京・種子島屋敷』種子島権大納言時堯・15歳
「権大納言殿、叙位任官おめでとうでおじゃる」
「ありがとうございます禅定太閤殿下、しかし私が権大納言で右近衛大将になどに就任して、公家衆は嫉妬していませんか?」
「全然ないとは言わないでおじゃるが、どの公家衆も権大納言殿の支援なしには生活できないでおじゃるよ」
まあ確かに俺も甘い人間ではないから、公家衆が押領されていた荘園を占領しても、どれだけ懇願されようとも返さずに種子島家の直轄領にした。俺が返したのは皇室御領だけだが、しかも俺が代官を派遣して管理しているから、実質俺の領地と代わりない。あくまでも公家衆には、何時でも支援を取り止められる献金献納をしているだけだ。
「しかしながら父上様を超える官職を頂くわけにはいきませんから、権大納言はご辞退したのですが」
「そう我儘を言うのは駄目でおじゃるよ、御上の強い願いでおじゃるよ」
「御上のご意向とあれば受けざる得ませんね」
「それに大宰帥殿は従二位でおじゃるが、権大納言殿は正三位でおじゃろう、官位は大宰帥殿の方が上でおじゃる。御上がそこまで配慮したのでおじゃるから、素直に喜んで受けるでおじゃるよ!」
「申し訳ありません、喜んでお受けさせて頂きます」
「最初からそう言えばいいでおじゃる、それに権大納言殿は鷹司家の養嗣子でおじゃるのだから、正二位内大臣の官職でもおかしくないでおじゃる」
「そこまで官位官職が上がってしまうと、さすがに公家衆の反感を買ってしまいましょう。特に近衛・二条・一条家は色々邪魔してくるかもしれません」
「親戚の公方が越前国に逃げ出した上に、御上から勅勘を受けた近衛家に影響力はないでおじゃるよ」
「禅定太閤殿下がそう申されるのなら、大丈夫なのでしょうが・・・・」
「それよりも、公家衆は権大納言殿が用意してくれる祝膳を愉しみにしてるでおじゃるよ」
おいおいおい、本当の目的は俺が用意するお礼の祝膳かよ?
まあ確かに、父上様や俺の官職が上がるたびに、普段は絶対に口に出来ないようなご馳走が食べられるとなれば、父上様や俺の官職が上がることに反対しない者が多くなるかもしれない。応仁の乱以降は公家衆の困窮していたから、俺が用意する北は蝦夷国から南は台湾国までの美味珍味は垂涎の的だろう。まして美酒銘酒を痛飲出来るとなれば、酒好きにはたまらないだろう。
まさか酒好きの御上もそれが目的なのか?
いやそれはあるまい、御上には酒も料理も一切不自由させないように細心の注意をしている。これは御上と禅定太閤殿下が俺の為にお膳立てしてくれたのだろう。
しかし俺の知っているこの世界この時代この国で喜ばれそうな料理は、ほぼ出し尽くしてしまったから、後は忠臣蔵で勅使饗応に出された料理くらいだ。あれに少々アレンジを加えて、今手に入る全種類の酒を準備しよう。少々季節は外れるが、蝦夷国から台湾国まで翔け回れば、材料は何とか手にれる事が出来るだろう。
「分かりました、出来る限りの料理と酒を用意させていただきます」
「権大納言殿、叙位任官おめでとうでおじゃる」
「ありがとうございます禅定太閤殿下、しかし私が権大納言で右近衛大将になどに就任して、公家衆は嫉妬していませんか?」
「全然ないとは言わないでおじゃるが、どの公家衆も権大納言殿の支援なしには生活できないでおじゃるよ」
まあ確かに俺も甘い人間ではないから、公家衆が押領されていた荘園を占領しても、どれだけ懇願されようとも返さずに種子島家の直轄領にした。俺が返したのは皇室御領だけだが、しかも俺が代官を派遣して管理しているから、実質俺の領地と代わりない。あくまでも公家衆には、何時でも支援を取り止められる献金献納をしているだけだ。
「しかしながら父上様を超える官職を頂くわけにはいきませんから、権大納言はご辞退したのですが」
「そう我儘を言うのは駄目でおじゃるよ、御上の強い願いでおじゃるよ」
「御上のご意向とあれば受けざる得ませんね」
「それに大宰帥殿は従二位でおじゃるが、権大納言殿は正三位でおじゃろう、官位は大宰帥殿の方が上でおじゃる。御上がそこまで配慮したのでおじゃるから、素直に喜んで受けるでおじゃるよ!」
「申し訳ありません、喜んでお受けさせて頂きます」
「最初からそう言えばいいでおじゃる、それに権大納言殿は鷹司家の養嗣子でおじゃるのだから、正二位内大臣の官職でもおかしくないでおじゃる」
「そこまで官位官職が上がってしまうと、さすがに公家衆の反感を買ってしまいましょう。特に近衛・二条・一条家は色々邪魔してくるかもしれません」
「親戚の公方が越前国に逃げ出した上に、御上から勅勘を受けた近衛家に影響力はないでおじゃるよ」
「禅定太閤殿下がそう申されるのなら、大丈夫なのでしょうが・・・・」
「それよりも、公家衆は権大納言殿が用意してくれる祝膳を愉しみにしてるでおじゃるよ」
おいおいおい、本当の目的は俺が用意するお礼の祝膳かよ?
まあ確かに、父上様や俺の官職が上がるたびに、普段は絶対に口に出来ないようなご馳走が食べられるとなれば、父上様や俺の官職が上がることに反対しない者が多くなるかもしれない。応仁の乱以降は公家衆の困窮していたから、俺が用意する北は蝦夷国から南は台湾国までの美味珍味は垂涎の的だろう。まして美酒銘酒を痛飲出来るとなれば、酒好きにはたまらないだろう。
まさか酒好きの御上もそれが目的なのか?
いやそれはあるまい、御上には酒も料理も一切不自由させないように細心の注意をしている。これは御上と禅定太閤殿下が俺の為にお膳立てしてくれたのだろう。
しかし俺の知っているこの世界この時代この国で喜ばれそうな料理は、ほぼ出し尽くしてしまったから、後は忠臣蔵で勅使饗応に出された料理くらいだ。あれに少々アレンジを加えて、今手に入る全種類の酒を準備しよう。少々季節は外れるが、蝦夷国から台湾国まで翔け回れば、材料は何とか手にれる事が出来るだろう。
「分かりました、出来る限りの料理と酒を用意させていただきます」
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