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本編
尾張国始末
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1548年7月:春日井郡清州城
「若殿、今川にはどう備えましょう?」
「弾正忠殿の砦を境界線として、今川勢の侵攻を食い止めろ」
「承りました、しかしながら今川が攻めてくるとは思えませんが?」
「兵は勿論、尾張・美濃の国衆・地侍を遊ばせておくわけにはいかん。この清州城は雨が降れば直ぐに水に浸かり、知多は水不足で耕作に苦しんでおる」
「承りました、木曽川・長良川・揖斐川を改修して流れを変え、両側に馬車鉄道が行き交う事の出来る堤防を築きます。知多の方は木曽川源流に堰を築き水を溜め、知多まで引かせていただきますが、かなりの難工事となると思われます」
「台湾で大堰を築き、一大耕作地を創り出した者共を連れてこよう。まずは責任者だけは俺が連れてくるから、熟練の戦闘黒鍬兵共は海軍に連れて来させよう」
「それならば安心でございます」
今俺は東海道軍総司令官・菊池石見守重次と今後の方針について話し合っているが、本来は尾張まで侵攻する心算ではなかった。当初の予定では美濃を完全制圧した後は、木曽三川の美濃・伊勢側に城壁兼用の堤防を築き、鉄壁の防御力と水害対策を施した上で尾張侵攻を開始する心算だった。
だが織田信秀と津島衆・熱田衆・川並衆・知多衆の懇願が有り、仕方なく予定外の侵攻をする羽目になってしまった。
先に美濃の農民・職人・商人が種子島領に逃げて来ていると言ったが、それは尾張でも同じであった。しかも種子島家に敵対する斯波家・織田大和守家だけでなく、織田信秀の弾正忠家・川並衆・津島衆・熱田衆や知多の国衆・地侍でも同様の事態が起こってしまっていたのだ。
だがそれも当然と言えば当然の話で、種子島家が尾張に侵攻しなければ、親種子島家と反種子島家は血で血を洗う合戦を続けることになる。当然だが今川家に使嗾される、不幸な遠江・三河の国衆・地侍も攻め込んで来るだろう。
そうなれば多くの農民兵・雑兵は、傷つき死んでいく事になる。だが親種子島家の国衆・地侍は、俺に厳しく乱暴狼藉を禁止されているから、大した褒美を将兵に与える事が出来ない。僅かな褒美をもらうよりは、美濃や伊勢に逃げ込んで、種子島家が行う工事に従事した方が安全で多額の報酬を得られるのだ。よほどの馬鹿か忠誠心溢れる者以外は、逃げ出して当然なのだ。
民百姓にしても、なけなしの家財を惜しんで居残るくらいなら、村ごと逃散して種子島家に願い出れば、小作人としてではあるが、肥沃で広大な耕作地を貸し与えてもらえるのだ。九州・台湾での新田開発と新種籾・肥料の貸与は、既に真実として日本中に喧伝されているのだ。
将兵や領民の逃亡が止まらない親種子島家の国衆・地侍が泣きを入れてくるのは仕方がない。
まあそんな状態だからこそ、鎧袖一触で反種子島家の国衆・地侍を捕縛し、今川家に逃がしてやった。心底種子島家に仕えたいと思う国衆・地侍以外は不要だし、今川家に追い込めば、それだけ今川家の台所が苦しくなる。
さて次はどうしようか?
第1軍(東海道侵攻軍)
菊池石見守重次:東海道軍総司令官
原田弾正忠隆種:東海道軍副総司令官・1万兵
伊庭輝明:東海道軍副総司令官
種子島家軍学校出身・養子組
余野護綱:東海道軍副総司令官
種子島家軍学校出身・養子組
壱岐兵部大丞秀兵:1万兵
城井左馬助政房 :1万兵
馬屋原右馬助元有:1万兵
森本景堅:種子島家軍学校出身・養子組
大町宗藤:種子島家軍学校出身・養子組
水原善厳:種子島家軍学校出身・養子組
山中重造:種子島家軍学校出身・養子組
野村直蘇:種子島家軍学校出身・養子組
林員知:種子島家軍学校出身・養子組
速水實通:種子島家軍学校出身・養子組
平井頼度:種子島家軍学校出身・養子組
堀秀那:種子島家軍学校出身・養子組
三田村定迩:種子島家軍学校出身・養子組
宮部禰潤:種子島家軍学校出身・養子組
田原宗維:種子島家軍学校出身・養子組
水走虎忠:種子島家軍学校出身・養子組
萱振賢正:種子島家軍学校出身・養子組
野尻憲応:種子島家軍学校出身・養子組
遊佐逸教:種子島家軍学校出身・養子組
「少毅・千長」
甲斐庄隆成・安見宗房・三箇頼本・畠山在氏・津田正明・水走忠義・田原宗雄・萱振賢継・野尻備後大夫・蒲生定秀・後藤賢豊・進藤賢盛・高畑源十郎・永原重興・平井高明・布施公雄・三上頼安・目賀田忠朝・山岡景隆・吉田重政・吉田重高・吉田重勝・和田惟助・朽木晴綱・今井定清・嶋秀安・多賀貞隆・高島高賢・田中重政・赤尾清綱・浅井亮親・浅井政澄・浅井井伴・浅井井演・雨森清貞・岩脇秀次・井口経親・礒野員宗・遠藤直経・海北綱親・片桐直貞・久徳義時・小堀正房・新庄直昌・田屋明政・山田清氏・内藤勝高・粟屋元隆・粟屋勝久・沼田光兼・沼田光長・沼田祐光・沼田光友・沼田清延・山県盛信・内藤元是・武田信高・寺井家忠・伊崎為堯・伊崎光義・市川定照・熊谷勝直・逸見昌経・武藤友賢・武藤友益・白井光胤・一宮賢成・太田祐安・南部久方・畑田加賀守・本郷泰茂・能勢頼幸・山田景村・高山重利・明石長行・安威弥四郎・有馬重則・中川重清・荒木義村・筒井順昭・十市遠治・智家栄・箸尾高春・柳生家厳・簀川藤八・興ヶ原助豊・鷹山弘頼・秋山宗丹・沢房満・芳野清兼・赤埴満近・井足実栄・檜牧静秀・赤松右京大夫政元・八代道慶・八代長利・松原左近大夫貞利
計10万兵
「若殿、今川にはどう備えましょう?」
「弾正忠殿の砦を境界線として、今川勢の侵攻を食い止めろ」
「承りました、しかしながら今川が攻めてくるとは思えませんが?」
「兵は勿論、尾張・美濃の国衆・地侍を遊ばせておくわけにはいかん。この清州城は雨が降れば直ぐに水に浸かり、知多は水不足で耕作に苦しんでおる」
「承りました、木曽川・長良川・揖斐川を改修して流れを変え、両側に馬車鉄道が行き交う事の出来る堤防を築きます。知多の方は木曽川源流に堰を築き水を溜め、知多まで引かせていただきますが、かなりの難工事となると思われます」
「台湾で大堰を築き、一大耕作地を創り出した者共を連れてこよう。まずは責任者だけは俺が連れてくるから、熟練の戦闘黒鍬兵共は海軍に連れて来させよう」
「それならば安心でございます」
今俺は東海道軍総司令官・菊池石見守重次と今後の方針について話し合っているが、本来は尾張まで侵攻する心算ではなかった。当初の予定では美濃を完全制圧した後は、木曽三川の美濃・伊勢側に城壁兼用の堤防を築き、鉄壁の防御力と水害対策を施した上で尾張侵攻を開始する心算だった。
だが織田信秀と津島衆・熱田衆・川並衆・知多衆の懇願が有り、仕方なく予定外の侵攻をする羽目になってしまった。
先に美濃の農民・職人・商人が種子島領に逃げて来ていると言ったが、それは尾張でも同じであった。しかも種子島家に敵対する斯波家・織田大和守家だけでなく、織田信秀の弾正忠家・川並衆・津島衆・熱田衆や知多の国衆・地侍でも同様の事態が起こってしまっていたのだ。
だがそれも当然と言えば当然の話で、種子島家が尾張に侵攻しなければ、親種子島家と反種子島家は血で血を洗う合戦を続けることになる。当然だが今川家に使嗾される、不幸な遠江・三河の国衆・地侍も攻め込んで来るだろう。
そうなれば多くの農民兵・雑兵は、傷つき死んでいく事になる。だが親種子島家の国衆・地侍は、俺に厳しく乱暴狼藉を禁止されているから、大した褒美を将兵に与える事が出来ない。僅かな褒美をもらうよりは、美濃や伊勢に逃げ込んで、種子島家が行う工事に従事した方が安全で多額の報酬を得られるのだ。よほどの馬鹿か忠誠心溢れる者以外は、逃げ出して当然なのだ。
民百姓にしても、なけなしの家財を惜しんで居残るくらいなら、村ごと逃散して種子島家に願い出れば、小作人としてではあるが、肥沃で広大な耕作地を貸し与えてもらえるのだ。九州・台湾での新田開発と新種籾・肥料の貸与は、既に真実として日本中に喧伝されているのだ。
将兵や領民の逃亡が止まらない親種子島家の国衆・地侍が泣きを入れてくるのは仕方がない。
まあそんな状態だからこそ、鎧袖一触で反種子島家の国衆・地侍を捕縛し、今川家に逃がしてやった。心底種子島家に仕えたいと思う国衆・地侍以外は不要だし、今川家に追い込めば、それだけ今川家の台所が苦しくなる。
さて次はどうしようか?
第1軍(東海道侵攻軍)
菊池石見守重次:東海道軍総司令官
原田弾正忠隆種:東海道軍副総司令官・1万兵
伊庭輝明:東海道軍副総司令官
種子島家軍学校出身・養子組
余野護綱:東海道軍副総司令官
種子島家軍学校出身・養子組
壱岐兵部大丞秀兵:1万兵
城井左馬助政房 :1万兵
馬屋原右馬助元有:1万兵
森本景堅:種子島家軍学校出身・養子組
大町宗藤:種子島家軍学校出身・養子組
水原善厳:種子島家軍学校出身・養子組
山中重造:種子島家軍学校出身・養子組
野村直蘇:種子島家軍学校出身・養子組
林員知:種子島家軍学校出身・養子組
速水實通:種子島家軍学校出身・養子組
平井頼度:種子島家軍学校出身・養子組
堀秀那:種子島家軍学校出身・養子組
三田村定迩:種子島家軍学校出身・養子組
宮部禰潤:種子島家軍学校出身・養子組
田原宗維:種子島家軍学校出身・養子組
水走虎忠:種子島家軍学校出身・養子組
萱振賢正:種子島家軍学校出身・養子組
野尻憲応:種子島家軍学校出身・養子組
遊佐逸教:種子島家軍学校出身・養子組
「少毅・千長」
甲斐庄隆成・安見宗房・三箇頼本・畠山在氏・津田正明・水走忠義・田原宗雄・萱振賢継・野尻備後大夫・蒲生定秀・後藤賢豊・進藤賢盛・高畑源十郎・永原重興・平井高明・布施公雄・三上頼安・目賀田忠朝・山岡景隆・吉田重政・吉田重高・吉田重勝・和田惟助・朽木晴綱・今井定清・嶋秀安・多賀貞隆・高島高賢・田中重政・赤尾清綱・浅井亮親・浅井政澄・浅井井伴・浅井井演・雨森清貞・岩脇秀次・井口経親・礒野員宗・遠藤直経・海北綱親・片桐直貞・久徳義時・小堀正房・新庄直昌・田屋明政・山田清氏・内藤勝高・粟屋元隆・粟屋勝久・沼田光兼・沼田光長・沼田祐光・沼田光友・沼田清延・山県盛信・内藤元是・武田信高・寺井家忠・伊崎為堯・伊崎光義・市川定照・熊谷勝直・逸見昌経・武藤友賢・武藤友益・白井光胤・一宮賢成・太田祐安・南部久方・畑田加賀守・本郷泰茂・能勢頼幸・山田景村・高山重利・明石長行・安威弥四郎・有馬重則・中川重清・荒木義村・筒井順昭・十市遠治・智家栄・箸尾高春・柳生家厳・簀川藤八・興ヶ原助豊・鷹山弘頼・秋山宗丹・沢房満・芳野清兼・赤埴満近・井足実栄・檜牧静秀・赤松右京大夫政元・八代道慶・八代長利・松原左近大夫貞利
計10万兵
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