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第一章
第32話:俺の大切で苦手なモノ
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異世界召喚から81日目:佐藤克也(カーツ・サート)視点
全人猫族がタルボット公爵領に戻って来るまで10日かかった。
その間に索敵魔術と落ち葉ゴーレムを使って調べられるだけ調べた。
その結果はある程度満足できるものだった。
ダンジョンで捕らえられた女勇者3人は、表向き王の性奴隷にされていた。
だが、実際には非常用に生かされているだけで、性交はされていない。
ゴブリンによる勇者召喚で、能力が桁外れの半神を手に入れられたからだ。
アーサー王子達は今もダンジョンでモンスターの生け捕りをさせられている。
二足歩行ができる人型のモンスターを命懸けで生け捕りにしている。
まだまだ勇者召喚を繰り返すつもりのようだ。
普通の勇者や英雄なら、慌ててジャマしなければいけない状況だった。
半神が経験値を稼いで成長する前に退治しなければ勝ち目がない。
新たな半神が勇者召喚される前に、勇者召喚の秘術を闇に葬らなければいけない。
そうしなければ、ファイフ王国がこの世界を支配してしまう。
悪質な神が、この世界の神々の頂点に立ってしまう。
そう思って突撃していた事だろう。
だが、仙人の中でも真人にまで至った俺は、急ぐ必要を感じなかった。
半神程度なら指先1つで滅ぼすことができる。
神々が相手でも、全力を出す前に勝てる。
「逃げていた者達全員、領地に戻ったな?
だったらファイフ王国側の霧を晴らして、俺が直接乗り込む。
ファイフ王国を滅ぼしたら使いを送るから、直ぐに来い」
急ぐ必要はないが、やらなければいけない事を後回しにする気もない。
準備ができたら粛々と実行するだけだ。
「わかりました、領民を助けていただいた御恩は忘れていません。
私個人が動かせる兵を率いて駆けつけさせていただきます」
敵を皆殺しにする事は簡単だが、後々の統治は面倒だ。
面倒事を丸投げする相手としてマッケンジーを選んだ。
「タルボット公爵領は父親に任せておけ。
マッケンジーには占領したファイフ王国を預ける。
危険だと思ったらいつでも逃げていい。
だが、危険がない間はキッチリと王の責任を果たせ。
全種族平等の国を造れ。
エルフによるハーフエルフへの迫害も許さん」
「カーツ殿が本当にカーネギー王家を滅ぼしてファイフ王国を占領されるのなら、国王代理として国を預かるくらいはしましょう。
ですが、あくまでも代理です。
世襲制にはしませんから、私が死ぬまでにカーツ殿が戻られるか、別の国王代理を送ってください」
「マッケンジーが寿命を迎えるまでには、他の人材も育っているだろう。
できればオリビアを女王にすえたいが、急がして負担になってもいけない。
誰か適当な奴を送るから、それまで代わりに統治していろ」
ファイフ王国と戦う前にこんな相談をするのは相手をバカにし過ぎている。
油断し過ぎだと怒られて当然の行為だ。
だが、俺から見れば当然の行為だ。
俺はファイフ王国に対して正々堂々と宣戦布告をした。
その上で、タルボット公爵家と対峙していたファイフ王国軍を全滅させた。
自国の平民や人猫族に残虐行為を行っていたので、楽に殺す気にはなれなかった。
俺は忙しいので、ゴーレム達に時間をかけてなぶらせた。
その上で止めは刺さず、身動きできないようにして放置した。
近隣には、軍に苦しめられたファイフ王国の村々がある。
女子供のほとんどがなぶり者にされ、今も心に大きな傷を抱えている。
仇が身動きできない状態なら、その復讐は激烈なモノになるだろう。
前線の軍を全滅させた後は、女勇者達の処分だった。
自分の子供を目の前で殺された事で、虐め自殺強要された子の母親の気持ちが分かればよかったのだが、女勇者にそんな人間らしい愛情などなかった。
だから、赤居嵐羽と同じ死に方をしてもらった。
カーネギー王家の後宮から力尽くで連れ出して牙鼠に喰わせた。
虐め殺された子が苦しんだ時間に比べたら短すぎるが、できるだけ時間がかかるようにして牙鼠に喰い殺させた。
「国王、禁呪を使ってこの世界を支配しようとしたこと、絶対に許さん。
悪神共々滅ぼしてやるから覚悟しろ」
俺は王都の外から魔術を使って脅かしてやった。
実際に戦うのはゴーレム達だ。
俺が怒りに任せて戦ってしまったら、苦しむ間もなく殺してしまう。
「どこの愚か者だ?!
余には本物の勇者が8人もついているのだ。
大陸中の国々が束になってかかって来ても負けん!」
「だったら試すがいい、神を滅ぼす矢、アロー・ザト・キルズ・ゴット」
俺が呪文を唱えるとともに、破魔破神の矢が亜空間を経由して放たれた。
王都の外で呪文を唱えたのに、王城内にいる半神の側に現れた。
「「「「「ギャアアアアア」」」」」
「うそだ、うそだ、嘘だ!
あれほどの能力を持っていた勇者が一瞬で斃されるなんて、信じられない!
神よ、どうか敬虔な信者に奇跡を与えたまえ!」
遠距離攻撃は、距離が遠いほど多くの魔力が消費されるが、2000年余に渡って蓄えた神通力が魔力に変換されているので、総量から考えれば微々たるものだ。
「邪悪なる王よ、お前が頼りにしている神も一緒に滅ぼしてやる。
神を滅ぼす槍、アロー・ザト・キルズ・ランス」
俺の唱えた呪文は人間の住む世界よりも高次の空間に現れた。
人間には絶対にできない事、いや、並の神にもできない事だろう。
上級神並みの力がある俺だからできる事だ。
「ギャアアアアア」
この世界の神々の中でも1番力を持っていた奴が死んだのだ。
人間の住む世界、地上界にも大きな影響がある。
天変地異が起こってもおかしくはないのだが、俺の力で抑える。
この時のために2000年余もかけて神通力を貯めてきたのだ。
出し惜しみする事なく天変地異を抑え込む。
ただし、ファイフ王国だけは別だ。
多くの他種族を奴隷として苦しめていたのだから、それ相応の罰は必要だ。
同じ人間、ファイフ王国人に苦しめられてきた平民であっても、他種族を苦しめていた事に違いはない。
この世界の最高神を滅ぼしても大した感慨があるわけではない。
これからどうするか考えていると、身勝手な最高神に抑えつけられていた、力の弱い下級神達が話しかけてきた。
「あいつを滅ぼしてくれてありがとうございます。
カーツ様を申されましたよね?
神々の座につかれるのですか?」
「神の地位など全く興味ない。
残った神々で話し合って役割を分担するがいい。
ただし、俺のジャマをしたら、即座に殺すからな」
「分かっております、一切のジャマはいたしません。
カーツ様が治められる国や地域に手出ししません」
「そうか、だったらもう話す事はない。
これから子育てで忙しいから、2度と話しかけるな」
力で正義を押し付けてもいい悪人や神の相手は簡単だ。
これまで通りにやればいいだけだ。
だが、これからやろうとしている教育はとても難しい。
やってみせて、言って聞かせて、やらせて育てるのは苦手だ。
特に失敗するのが分かっていて見守らなければいけないのは苦しい。
特にひ弱な人間を育てる事くらい難しいモノはない。
全身全霊を込めてオリビアを育てなければいけない。
神々の相手などしていられない。
全人猫族がタルボット公爵領に戻って来るまで10日かかった。
その間に索敵魔術と落ち葉ゴーレムを使って調べられるだけ調べた。
その結果はある程度満足できるものだった。
ダンジョンで捕らえられた女勇者3人は、表向き王の性奴隷にされていた。
だが、実際には非常用に生かされているだけで、性交はされていない。
ゴブリンによる勇者召喚で、能力が桁外れの半神を手に入れられたからだ。
アーサー王子達は今もダンジョンでモンスターの生け捕りをさせられている。
二足歩行ができる人型のモンスターを命懸けで生け捕りにしている。
まだまだ勇者召喚を繰り返すつもりのようだ。
普通の勇者や英雄なら、慌ててジャマしなければいけない状況だった。
半神が経験値を稼いで成長する前に退治しなければ勝ち目がない。
新たな半神が勇者召喚される前に、勇者召喚の秘術を闇に葬らなければいけない。
そうしなければ、ファイフ王国がこの世界を支配してしまう。
悪質な神が、この世界の神々の頂点に立ってしまう。
そう思って突撃していた事だろう。
だが、仙人の中でも真人にまで至った俺は、急ぐ必要を感じなかった。
半神程度なら指先1つで滅ぼすことができる。
神々が相手でも、全力を出す前に勝てる。
「逃げていた者達全員、領地に戻ったな?
だったらファイフ王国側の霧を晴らして、俺が直接乗り込む。
ファイフ王国を滅ぼしたら使いを送るから、直ぐに来い」
急ぐ必要はないが、やらなければいけない事を後回しにする気もない。
準備ができたら粛々と実行するだけだ。
「わかりました、領民を助けていただいた御恩は忘れていません。
私個人が動かせる兵を率いて駆けつけさせていただきます」
敵を皆殺しにする事は簡単だが、後々の統治は面倒だ。
面倒事を丸投げする相手としてマッケンジーを選んだ。
「タルボット公爵領は父親に任せておけ。
マッケンジーには占領したファイフ王国を預ける。
危険だと思ったらいつでも逃げていい。
だが、危険がない間はキッチリと王の責任を果たせ。
全種族平等の国を造れ。
エルフによるハーフエルフへの迫害も許さん」
「カーツ殿が本当にカーネギー王家を滅ぼしてファイフ王国を占領されるのなら、国王代理として国を預かるくらいはしましょう。
ですが、あくまでも代理です。
世襲制にはしませんから、私が死ぬまでにカーツ殿が戻られるか、別の国王代理を送ってください」
「マッケンジーが寿命を迎えるまでには、他の人材も育っているだろう。
できればオリビアを女王にすえたいが、急がして負担になってもいけない。
誰か適当な奴を送るから、それまで代わりに統治していろ」
ファイフ王国と戦う前にこんな相談をするのは相手をバカにし過ぎている。
油断し過ぎだと怒られて当然の行為だ。
だが、俺から見れば当然の行為だ。
俺はファイフ王国に対して正々堂々と宣戦布告をした。
その上で、タルボット公爵家と対峙していたファイフ王国軍を全滅させた。
自国の平民や人猫族に残虐行為を行っていたので、楽に殺す気にはなれなかった。
俺は忙しいので、ゴーレム達に時間をかけてなぶらせた。
その上で止めは刺さず、身動きできないようにして放置した。
近隣には、軍に苦しめられたファイフ王国の村々がある。
女子供のほとんどがなぶり者にされ、今も心に大きな傷を抱えている。
仇が身動きできない状態なら、その復讐は激烈なモノになるだろう。
前線の軍を全滅させた後は、女勇者達の処分だった。
自分の子供を目の前で殺された事で、虐め自殺強要された子の母親の気持ちが分かればよかったのだが、女勇者にそんな人間らしい愛情などなかった。
だから、赤居嵐羽と同じ死に方をしてもらった。
カーネギー王家の後宮から力尽くで連れ出して牙鼠に喰わせた。
虐め殺された子が苦しんだ時間に比べたら短すぎるが、できるだけ時間がかかるようにして牙鼠に喰い殺させた。
「国王、禁呪を使ってこの世界を支配しようとしたこと、絶対に許さん。
悪神共々滅ぼしてやるから覚悟しろ」
俺は王都の外から魔術を使って脅かしてやった。
実際に戦うのはゴーレム達だ。
俺が怒りに任せて戦ってしまったら、苦しむ間もなく殺してしまう。
「どこの愚か者だ?!
余には本物の勇者が8人もついているのだ。
大陸中の国々が束になってかかって来ても負けん!」
「だったら試すがいい、神を滅ぼす矢、アロー・ザト・キルズ・ゴット」
俺が呪文を唱えるとともに、破魔破神の矢が亜空間を経由して放たれた。
王都の外で呪文を唱えたのに、王城内にいる半神の側に現れた。
「「「「「ギャアアアアア」」」」」
「うそだ、うそだ、嘘だ!
あれほどの能力を持っていた勇者が一瞬で斃されるなんて、信じられない!
神よ、どうか敬虔な信者に奇跡を与えたまえ!」
遠距離攻撃は、距離が遠いほど多くの魔力が消費されるが、2000年余に渡って蓄えた神通力が魔力に変換されているので、総量から考えれば微々たるものだ。
「邪悪なる王よ、お前が頼りにしている神も一緒に滅ぼしてやる。
神を滅ぼす槍、アロー・ザト・キルズ・ランス」
俺の唱えた呪文は人間の住む世界よりも高次の空間に現れた。
人間には絶対にできない事、いや、並の神にもできない事だろう。
上級神並みの力がある俺だからできる事だ。
「ギャアアアアア」
この世界の神々の中でも1番力を持っていた奴が死んだのだ。
人間の住む世界、地上界にも大きな影響がある。
天変地異が起こってもおかしくはないのだが、俺の力で抑える。
この時のために2000年余もかけて神通力を貯めてきたのだ。
出し惜しみする事なく天変地異を抑え込む。
ただし、ファイフ王国だけは別だ。
多くの他種族を奴隷として苦しめていたのだから、それ相応の罰は必要だ。
同じ人間、ファイフ王国人に苦しめられてきた平民であっても、他種族を苦しめていた事に違いはない。
この世界の最高神を滅ぼしても大した感慨があるわけではない。
これからどうするか考えていると、身勝手な最高神に抑えつけられていた、力の弱い下級神達が話しかけてきた。
「あいつを滅ぼしてくれてありがとうございます。
カーツ様を申されましたよね?
神々の座につかれるのですか?」
「神の地位など全く興味ない。
残った神々で話し合って役割を分担するがいい。
ただし、俺のジャマをしたら、即座に殺すからな」
「分かっております、一切のジャマはいたしません。
カーツ様が治められる国や地域に手出ししません」
「そうか、だったらもう話す事はない。
これから子育てで忙しいから、2度と話しかけるな」
力で正義を押し付けてもいい悪人や神の相手は簡単だ。
これまで通りにやればいいだけだ。
だが、これからやろうとしている教育はとても難しい。
やってみせて、言って聞かせて、やらせて育てるのは苦手だ。
特に失敗するのが分かっていて見守らなければいけないのは苦しい。
特にひ弱な人間を育てる事くらい難しいモノはない。
全身全霊を込めてオリビアを育てなければいけない。
神々の相手などしていられない。
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