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本文
順調
「順調なのでございますか」
「分かるかい」
「はい。顔が明るいので」
「そうか。その通りなのだよ」
「どれくらい順調なのですか」
「そうだね。当初考えていたよりも、十倍も二十倍も順調かな」
「それは。よい方にとは言え、ルイ様も見込みが外れたのは、何故でございますか」
「この世界の開発の為に、魔力の大半を使いきった金剛石級魔晶石使い魔と玉鋼級魔晶石使い魔を、魔界に残しておいた金剛石級魔晶石使い魔と交代させることで、無尽蔵に魔法が使えるようになったのだよ」
「それでしたら、ルイ様の見込みが違っても仕方がありませんね」
「ああ、金剛石級魔晶石使い魔と玉鋼級魔晶石使い魔を魔力タンクにして、金級や白金級の魔晶石使い魔も駆使して、農耕地で促成栽培も成功させた」
「僅か一日で成功させたのですか」
「ああ、無制限に魔力を使えると言うのは、恐ろしい結果になる」
「そうですね。無尽蔵の魔力があるのなら、植物どころか動物さえも、時を早める事が可能ですね」
「動物に使ったら、恐ろしい武器になるね」
「そうですね。人間の子供を一瞬で老衰死させる事も可能ですね」
「ああ、恐ろしい事だ」
「それはそうと、その耕作地は、昨日決められた通りに、川を作る事で耕作地を失う者の、代替地になされるのですか」
「その心算なのだが、今は毎日収穫を得て、備蓄食糧にしようと思うのだよ」
「そうですね。毎日収穫が出来るのなら、災害用の備蓄が出来ますね。魔境の魔獣では、一ヶ月以上日持ちさせるのは難しいですが、稲や麦なら、三年は日持ちさせられます」
「正確に言えば、雑穀は二年で稲、穀、粟は九年、糒(ほしい)に加工すれば二十年は保存出来る」
「糒になされる御心算ですか」
「九年保存しても使われなかった稲は、新米に比べたら美味しくないだろうし、糒にして保存食にすべきだろうね。その上で毎年点検して、新しい保存食と交換して、家畜の餌にすべきだね」
「私もその通りだと思います。ですが、純粋に保存年数だけを考えれば、酒にした方が何十何百年と保存出来るのではありませんか」
「ガビの言う通り、保存年数だけを考えれば、酒の方がいいのだけれど、酒は人間を悪徳に導く要素があるからね」
「酒に飲まれてしまう人達の事ですね」
「ああ。そんな現場に出くわしたら、罰を与えなければいけないからね」
「犯罪を創り出すような、酒は造りたくないのですね」
「ああ。多くの人々が望んでいるのは分かっているが、進んで造りたいとは思わないよ」
「分かるかい」
「はい。顔が明るいので」
「そうか。その通りなのだよ」
「どれくらい順調なのですか」
「そうだね。当初考えていたよりも、十倍も二十倍も順調かな」
「それは。よい方にとは言え、ルイ様も見込みが外れたのは、何故でございますか」
「この世界の開発の為に、魔力の大半を使いきった金剛石級魔晶石使い魔と玉鋼級魔晶石使い魔を、魔界に残しておいた金剛石級魔晶石使い魔と交代させることで、無尽蔵に魔法が使えるようになったのだよ」
「それでしたら、ルイ様の見込みが違っても仕方がありませんね」
「ああ、金剛石級魔晶石使い魔と玉鋼級魔晶石使い魔を魔力タンクにして、金級や白金級の魔晶石使い魔も駆使して、農耕地で促成栽培も成功させた」
「僅か一日で成功させたのですか」
「ああ、無制限に魔力を使えると言うのは、恐ろしい結果になる」
「そうですね。無尽蔵の魔力があるのなら、植物どころか動物さえも、時を早める事が可能ですね」
「動物に使ったら、恐ろしい武器になるね」
「そうですね。人間の子供を一瞬で老衰死させる事も可能ですね」
「ああ、恐ろしい事だ」
「それはそうと、その耕作地は、昨日決められた通りに、川を作る事で耕作地を失う者の、代替地になされるのですか」
「その心算なのだが、今は毎日収穫を得て、備蓄食糧にしようと思うのだよ」
「そうですね。毎日収穫が出来るのなら、災害用の備蓄が出来ますね。魔境の魔獣では、一ヶ月以上日持ちさせるのは難しいですが、稲や麦なら、三年は日持ちさせられます」
「正確に言えば、雑穀は二年で稲、穀、粟は九年、糒(ほしい)に加工すれば二十年は保存出来る」
「糒になされる御心算ですか」
「九年保存しても使われなかった稲は、新米に比べたら美味しくないだろうし、糒にして保存食にすべきだろうね。その上で毎年点検して、新しい保存食と交換して、家畜の餌にすべきだね」
「私もその通りだと思います。ですが、純粋に保存年数だけを考えれば、酒にした方が何十何百年と保存出来るのではありませんか」
「ガビの言う通り、保存年数だけを考えれば、酒の方がいいのだけれど、酒は人間を悪徳に導く要素があるからね」
「酒に飲まれてしまう人達の事ですね」
「ああ。そんな現場に出くわしたら、罰を与えなければいけないからね」
「犯罪を創り出すような、酒は造りたくないのですね」
「ああ。多くの人々が望んでいるのは分かっているが、進んで造りたいとは思わないよ」
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