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第7話守護神視点
古代神様にも困ったものです。
お気に入りの巫女だからといって、人間の女に姿を変えて一緒に過ごすなんて、あまりに破天荒すぎます。
人間と一緒に旅するのが楽しいなんて、神の感覚ではありません。
まあ、凡百の神々と、古代神様を比べるなど不遜なのですが。
それにしても、これはよく考えなければいけません。
古代神様の巫女殿を追放した国の守護を続けるかどうかです。
無責任にマラハイド王国との契約を破棄して、あの国の者共が巫女殿を襲ってしまったら、同行されている古代神様に刃を向ける事になります。
その不遜な行動の責任を、私がとらされないとは言い切れないのです。
私が契約を破棄した後で、他の神が守護契約を結んだら、介入できなくなります。
あ、いえ、それはないですね。
古代神様の怒りをかった王族と契約を結ぶ神などいません。
その心配はないですが、それでも契約を破棄する訳にはいきませんね。
キッチリと見張って、古代神様の怒りを買わないようにしなければいけません。
それに、もう、私の怒りを買った事を秘密にしておく必要はなくなりました。
古代神様の巫女殿は、既に国をでています。
後は私がこの国の人間を外に出さなければいいだけです。
正直私は本気で怒っているのです。
古代神様に眼をつけられるなんて、あらゆる神が恐れる事態を引き起こした者達に、無差別で天罰を与えたい気持ちでいっぱいなのです。
王族も神殿関係者も、目を背けたくなるような醜い顔になったばかりか、同じ部屋におられないくらい激烈な臭気をまき散らすようになり、王宮や神殿に引きこもり、身近に仕える者からも隠れるように暮らしている。
それでも隠れきれないのは、定期的に激烈な痛みに襲われ、誰かに痛みを止める魔法をかけてもらわないといけないからだ。
既に民の間には、私との契約が破棄されてしまったのではないかという噂が広まっていますが、王国の重臣や領主クラスは必死で否定しています。
私が守護契約を破棄したなら、近隣諸国が攻め込んでくるので、民は雪崩を打って国から逃げだしてしまいます。
それを恐れているのでしょうが、絶対にそんな事にはなりません。
どんな神であろうと、古代神様の怒りを買うような馬鹿な真似はしません。
普段絶対に表に姿をあらわさない守護神も、古代神様が自ら報復しようと眼をつけているかもしれない王家に、自分が契約している王家が襲いかかるのを防ぐために、慌てて姿を現す事でしょう。
そう考えると、またむかむかしてきました。
使徒を送って、王族も神殿関係者を襲撃させて、半殺しにしてやる!
お気に入りの巫女だからといって、人間の女に姿を変えて一緒に過ごすなんて、あまりに破天荒すぎます。
人間と一緒に旅するのが楽しいなんて、神の感覚ではありません。
まあ、凡百の神々と、古代神様を比べるなど不遜なのですが。
それにしても、これはよく考えなければいけません。
古代神様の巫女殿を追放した国の守護を続けるかどうかです。
無責任にマラハイド王国との契約を破棄して、あの国の者共が巫女殿を襲ってしまったら、同行されている古代神様に刃を向ける事になります。
その不遜な行動の責任を、私がとらされないとは言い切れないのです。
私が契約を破棄した後で、他の神が守護契約を結んだら、介入できなくなります。
あ、いえ、それはないですね。
古代神様の怒りをかった王族と契約を結ぶ神などいません。
その心配はないですが、それでも契約を破棄する訳にはいきませんね。
キッチリと見張って、古代神様の怒りを買わないようにしなければいけません。
それに、もう、私の怒りを買った事を秘密にしておく必要はなくなりました。
古代神様の巫女殿は、既に国をでています。
後は私がこの国の人間を外に出さなければいいだけです。
正直私は本気で怒っているのです。
古代神様に眼をつけられるなんて、あらゆる神が恐れる事態を引き起こした者達に、無差別で天罰を与えたい気持ちでいっぱいなのです。
王族も神殿関係者も、目を背けたくなるような醜い顔になったばかりか、同じ部屋におられないくらい激烈な臭気をまき散らすようになり、王宮や神殿に引きこもり、身近に仕える者からも隠れるように暮らしている。
それでも隠れきれないのは、定期的に激烈な痛みに襲われ、誰かに痛みを止める魔法をかけてもらわないといけないからだ。
既に民の間には、私との契約が破棄されてしまったのではないかという噂が広まっていますが、王国の重臣や領主クラスは必死で否定しています。
私が守護契約を破棄したなら、近隣諸国が攻め込んでくるので、民は雪崩を打って国から逃げだしてしまいます。
それを恐れているのでしょうが、絶対にそんな事にはなりません。
どんな神であろうと、古代神様の怒りを買うような馬鹿な真似はしません。
普段絶対に表に姿をあらわさない守護神も、古代神様が自ら報復しようと眼をつけているかもしれない王家に、自分が契約している王家が襲いかかるのを防ぐために、慌てて姿を現す事でしょう。
そう考えると、またむかむかしてきました。
使徒を送って、王族も神殿関係者を襲撃させて、半殺しにしてやる!
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