3 / 18
2話王太子ルーカス視点
しおりを挟む
「シンクレア伯爵家令嬢ナウシカ!
この恥知らずの腐れ女郎!
貴族の誇りを持たず、目下の者を虐めるとは、なんたることか!
そのような愚劣な者を、我が妻に迎えることなどできん!
本日只今、この場において婚約の解消を申し渡す!」
信じれれない!
こんな幸運が訪れるなんて、これは神のご加護か?!
私が初めて恋した女性が、婚約を解消された!
これで誰はばかることなく結婚を申し込むことができる。
国王陛下や王妃殿下からどれほど責められても、婚約を断り続けてきてよかった!
「キャァァァァア!
ナウシカが、ナウシカが大変!」
腐れビッチのテレーザがわめいている?
お前がエーミールと好い仲になって、侯爵夫人の座が欲しくて、ナウシカを陥れようとしていたのは分かっていた。
まさかエーミールが甘言に惑わされるとは思わなかったが、私にとってはこれほどの幸運はないのだから、見逃してやる。
だがナウシカが大変とはどういうことだ?
なん、だと?
ナウシカが胸を押さえて苦しんでいるのか?
冤罪をなすりつけられて、皆の前で婚約破棄を言われたショックで、心臓に負担がかったのか?!
「どけぇい!
そこをどかぬと殺すぞ!
侍医を呼べ!
いや、私が直々に運ぶ!
どけと言っておろうが!」
すまない!
私が悪かった、ナウシカ!
私が腐れビッチのテレーザ止めていれば、こんな事にはならなかったのだ!
あわよくばナウシカが婚約解消されればいいと願った、この私が悪いのだ!
どかぬのか?!
腐れビッチのテレーザは、救助の邪魔をしてナウシカを殺そうとしているのか?!
「ナウシカを殺そうとする者は許さん!
死にさらせぇい!」
「ウギャァァァァアッァ!」
「ヒィィィィイ!」
「お許しを!
お許しください、王太子殿下!
腐れビッチに相応しい醜い断末魔だ!
我が行く道を阻むモノは殺す!
ナウシカを殺そうとする者は許さん!
「大丈夫か?
しっかりするんだナウシカ!
私が必ず助ける!
これを口に含むんだ!」
我が失態は自分で取り返す!
王太子に与えられる特別な護りを使っても!
いざという時に生き返る事のできる、王家の秘宝を使ってでも!
ナウシカは助けてみせる!
いや、この命を失うことになろうとも、ナウシカを助けてみせる。
まだ間に合うはずだ。
口に含ませた秘薬は、死にゆくはずの者を仮死状態にとどめるモノだ。
首にかけて胸の位置に置いた魔道具は、心臓を強化して助けるモノだ。
私が抱きしめている間は、呪殺の呪いを中和する魔道具の結界の中に入る。
死んだテレーゼが呪殺を図っていたとしても、助けられるはずだ!
この恥知らずの腐れ女郎!
貴族の誇りを持たず、目下の者を虐めるとは、なんたることか!
そのような愚劣な者を、我が妻に迎えることなどできん!
本日只今、この場において婚約の解消を申し渡す!」
信じれれない!
こんな幸運が訪れるなんて、これは神のご加護か?!
私が初めて恋した女性が、婚約を解消された!
これで誰はばかることなく結婚を申し込むことができる。
国王陛下や王妃殿下からどれほど責められても、婚約を断り続けてきてよかった!
「キャァァァァア!
ナウシカが、ナウシカが大変!」
腐れビッチのテレーザがわめいている?
お前がエーミールと好い仲になって、侯爵夫人の座が欲しくて、ナウシカを陥れようとしていたのは分かっていた。
まさかエーミールが甘言に惑わされるとは思わなかったが、私にとってはこれほどの幸運はないのだから、見逃してやる。
だがナウシカが大変とはどういうことだ?
なん、だと?
ナウシカが胸を押さえて苦しんでいるのか?
冤罪をなすりつけられて、皆の前で婚約破棄を言われたショックで、心臓に負担がかったのか?!
「どけぇい!
そこをどかぬと殺すぞ!
侍医を呼べ!
いや、私が直々に運ぶ!
どけと言っておろうが!」
すまない!
私が悪かった、ナウシカ!
私が腐れビッチのテレーザ止めていれば、こんな事にはならなかったのだ!
あわよくばナウシカが婚約解消されればいいと願った、この私が悪いのだ!
どかぬのか?!
腐れビッチのテレーザは、救助の邪魔をしてナウシカを殺そうとしているのか?!
「ナウシカを殺そうとする者は許さん!
死にさらせぇい!」
「ウギャァァァァアッァ!」
「ヒィィィィイ!」
「お許しを!
お許しください、王太子殿下!
腐れビッチに相応しい醜い断末魔だ!
我が行く道を阻むモノは殺す!
ナウシカを殺そうとする者は許さん!
「大丈夫か?
しっかりするんだナウシカ!
私が必ず助ける!
これを口に含むんだ!」
我が失態は自分で取り返す!
王太子に与えられる特別な護りを使っても!
いざという時に生き返る事のできる、王家の秘宝を使ってでも!
ナウシカは助けてみせる!
いや、この命を失うことになろうとも、ナウシカを助けてみせる。
まだ間に合うはずだ。
口に含ませた秘薬は、死にゆくはずの者を仮死状態にとどめるモノだ。
首にかけて胸の位置に置いた魔道具は、心臓を強化して助けるモノだ。
私が抱きしめている間は、呪殺の呪いを中和する魔道具の結界の中に入る。
死んだテレーゼが呪殺を図っていたとしても、助けられるはずだ!
30
あなたにおすすめの小説
時間を戻した元悪女は、私を捨てた王太子と、なぜか私に夢中の騎士団長から逃げられません
腐ったバナナ
恋愛
王太子アルベルトの婚約者であったユミリアは、前世で悪女の汚名を着せられ、騎士団長ギルバートによって処刑された。
しかし、目を覚ますと、処刑直前の自分に時間が戻っていた。
ユミリアは、静かに追放されることを目標に、悪女の振る舞いをやめ、王太子から距離を置く。
しかし、なぜか冷酷非情なはずの騎士団長ギルバートが、「貴殿は私の光だ」と異常な執着を見せ、彼女を絶対的に独占し始める。
婚約者を取り替えて欲しいと妹に言われました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ポーレット伯爵家の一人娘レティシア。レティシアの母が亡くなってすぐに父は後妻と娘ヘザーを屋敷に迎え入れた。
将来伯爵家を継ぐことになっているレティシアに、縁談が持ち上がる。相手は伯爵家の次男ジョナス。美しい青年ジョナスは顔合わせの日にヘザーを見て顔を赤くする。
レティシアとジョナスの縁談は一旦まとまったが、男爵との縁談を嫌がったヘザーのため義母が婚約者の交換を提案する……。
妹に「あの男は危険」と注意するが、彼を溺愛する妹は結婚する「助けて!」嫁いだ妹から緊急の手紙が届いた。
佐藤 美奈
恋愛
クレア公爵令嬢にはローサという妹がいて婚約した。相手はリチャードという伯爵家の嫡男。
ローサから交際している彼だと初めて紹介された時に、この男はおかしい? とクレアは印象を抱いてローサに苦言を呈した。
リチャードは粗野な言葉遣いや無礼な態度で、始めから終わりまでクレアは行儀の悪い男だと呆れていたのです。
一見すると外見も整っていて格好良い感じですが、不意に下品な顔つきをする性格に問題ありそうな男だった。こんなのと結婚したらローサは苦労するだろうとクレアは心配していた。
「あんな男と結婚するの?」クレアが尋ねるとローサは「彼は勘違いされやすいけど本当は良い人だよ」と言う。
恋は盲目なんて申しますが、まさしくその通りだとクレアはしみじみ思う。度重なる説得に聞く耳を持たないローサはリチャードと結婚する。
妹が相手の家に嫁入りして五ヶ月後、便りがないのは元気な証拠だなぁと思っていたある日、助けてほしい! 命に関わる問題! と緊急を要する手紙が届いた。
【完結】氷の王太子に嫁いだら、毎晩甘やかされすぎて困っています
22時完結
恋愛
王国一の冷血漢と噂される王太子レオナード殿下。
誰に対しても冷たく、感情を見せることがないことから、「氷の王太子」と恐れられている。
そんな彼との政略結婚が決まったのは、公爵家の地味な令嬢リリア。
(殿下は私に興味なんてないはず……)
結婚前はそう思っていたのに――
「リリア、寒くないか?」
「……え?」
「もっとこっちに寄れ。俺の腕の中なら、温かいだろう?」
冷酷なはずの殿下が、新婚初夜から優しすぎる!?
それどころか、毎晩のように甘やかされ、気づけば離してもらえなくなっていた。
「お前の笑顔は俺だけのものだ。他の男に見せるな」
「こんなに可愛いお前を、冷たく扱うわけがないだろう?」
(ちょ、待ってください! 殿下、本当に氷のように冷たい人なんですよね!?)
結婚してみたら、噂とは真逆で、私にだけ甘すぎる旦那様だったようです――!?
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
辺境伯令嬢が婚約破棄されたので、乳兄妹の守護騎士が激怒した。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
王太子の婚約者で辺境伯令嬢のキャロラインは王都の屋敷から王宮に呼び出された。王太子との大切な結婚の話だと言われたら、呼び出しに応じないわけにはいかなかった。
だがそこには、王太子の側に侍るトライオン伯爵家のエミリアがいた。
婚約破棄されたら兄のように慕っていた家庭教師に本気で口説かれはじめました
鳥花風星
恋愛
「他に一生涯かけて幸せにしたい人ができた。申し訳ないがローズ、君との婚約を取りやめさせてほしい」
十歳の頃に君のことが気に入ったからと一方的に婚約をせがまれたローズは、学園生活を送っていたとある日その婚約者であるケイロンに突然婚約解消を言い渡される。
悲しみに暮れるローズだったが、幼い頃から魔法の家庭教師をしてくれている兄のような存在のベルギアから猛烈アプローチが始まった!?
「ずっと諦めていたけれど、婚約解消になったならもう遠慮はしないよ。今は俺のことを兄のように思っているかもしれないしケイロンのことで頭がいっぱいかもしれないけれど、そんなこと忘れてしまうくらい君を大切にするし幸せにする」
ローズを一途に思い続けるベルギアの熱い思いが溢れたハッピーエンドな物語。
公爵令嬢 メアリの逆襲 ~魔の森に作った湯船が 王子 で溢れて困ってます~
薄味メロン
恋愛
HOTランキング 1位 (2019.9.18)
お気に入り4000人突破しました。
次世代の王妃と言われていたメアリは、その日、すべての地位を奪われた。
だが、誰も知らなかった。
「荷物よし。魔力よし。決意、よし!」
「出発するわ! 目指すは源泉掛け流し!」
メアリが、追放の準備を整えていたことに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる