1 / 111
第1章
第1話:毒殺
神歴1813年皇歴209年1月10日皇宮のグレイシー内宮:グレイシー側妃視点
「オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「ロジャー、死なないでロジャー!
治癒術師を呼んで、医師でも薬師でも誰でもいいわ、今直ぐ呼んで来て!」
「はっ!」
「オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「誰が、誰が私の可愛いロディーに毒を盛ったの!」
「落ち着くのよ、グレイシー、ロジャー殿下は必ず助かるわ。
殿下は何度も毒殺から生き延び来た強い方よ。
今度も必ず助かるわ、だから安心して!」
「オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「ですが母上、2歳になったばかりのこの子に何度も毒を盛るなんてあんまりです」
「しっかりしなさい、後宮に入ったのです、これくらいは覚悟していたでしょう?」
「オンギャー、オンギャー!」
「覚悟はしていましたが、していましたが、実際にこう何度も……」
「大丈夫、まだ我が家は誰1人殺させていません。
今度も必ず助けてみせます、安心しなさい」
「オンギャー!」
「ですが母上、正妃殿下は皇子殿下と皇女殿下のお2人とも殺されました。
私以外の側妃たちは、子供の大半を殺されています。
皇位を狙う者たちの欲望だけではないのです!
子を殺された方々の恨み辛みも、私の子供たちを狙っているのですよ!」
「安心しなさい、そのために何度も陛下にお願いして治癒術師をここに置いていただいたのではありませんか、大丈夫、今度も必ず助かります」
「……」
「その治癒術師を超える刺客や毒を使う者がいるから、多くの皇子や皇女が殺されているのではありませんか、あ、声が、鳴き声が!
ロジャー、ああ、私の可愛いロジャー、どうか死なないで!」
「……」
「ああ、母上、吐きました、ロジャー、緑色のミルクを吐きました!
泣いてくれません、もう泣いてもくれません、母上!」
「くっ、私に治癒術が使えたら、治癒術師はまだですか!
医師でも薬師で誰でもいいから、今直ぐ連れてくるのです!」
「はっ!」
「ぐったりしてしまいました、母上、ロジャーがぐったりしてしまいました!」
「あ、誰か、ここにオスカー殿下とフレイヤ殿下も連れてくるのです。
私たちがロジャー殿下に集中している間に、オスカー殿下とフレイヤ殿下を殺そうとする者がいるかもしれません」
「母上、母上が行って来てください!
これだけ厳重に警戒している警備をかいくぐってロジャーに毒を盛った敵です。
必ず内部に手引きした者がいるはずです!
母上でなければ安心してオスカーとフレイヤを任せられません!」
「そうね、私がオスカー殿下とフレイヤ殿下をお連れします。
それまでは貴女がロジャー殿下を御守りするのですよ!」
★★★★★★以下は設定です、好きな方だけお読みください。
「1813年時点でのロジャーの同母兄弟姉妹」
皇帝の13男・18女・16男
13男:オスカー(1810)
18女:フレイヤ(1811)
14男:ロジャー(1812年5月14日生まれ)数えで2歳、満8カ月
「ロジャーの母系」
「実家・カラス家」700人の領民がいる騎士家
イライジャ:祖父:1771:42歳:オスカーの護衛騎士
ハリエット:祖母:1775:38歳:オスカーの護衛侍女
グレイシー:母親:1793:20歳
スレッガー:叔父:1796:17歳:ロジャーの護衛騎士
マーベル :叔母:1799:14歳:フレイヤの護衛侍女
ジェイデン:叔父:1801:12歳:ロジャーの護衛騎士
「オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「ロジャー、死なないでロジャー!
治癒術師を呼んで、医師でも薬師でも誰でもいいわ、今直ぐ呼んで来て!」
「はっ!」
「オンギャー、オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「誰が、誰が私の可愛いロディーに毒を盛ったの!」
「落ち着くのよ、グレイシー、ロジャー殿下は必ず助かるわ。
殿下は何度も毒殺から生き延び来た強い方よ。
今度も必ず助かるわ、だから安心して!」
「オンギャー、オンギャー、オンギャー!」
「ですが母上、2歳になったばかりのこの子に何度も毒を盛るなんてあんまりです」
「しっかりしなさい、後宮に入ったのです、これくらいは覚悟していたでしょう?」
「オンギャー、オンギャー!」
「覚悟はしていましたが、していましたが、実際にこう何度も……」
「大丈夫、まだ我が家は誰1人殺させていません。
今度も必ず助けてみせます、安心しなさい」
「オンギャー!」
「ですが母上、正妃殿下は皇子殿下と皇女殿下のお2人とも殺されました。
私以外の側妃たちは、子供の大半を殺されています。
皇位を狙う者たちの欲望だけではないのです!
子を殺された方々の恨み辛みも、私の子供たちを狙っているのですよ!」
「安心しなさい、そのために何度も陛下にお願いして治癒術師をここに置いていただいたのではありませんか、大丈夫、今度も必ず助かります」
「……」
「その治癒術師を超える刺客や毒を使う者がいるから、多くの皇子や皇女が殺されているのではありませんか、あ、声が、鳴き声が!
ロジャー、ああ、私の可愛いロジャー、どうか死なないで!」
「……」
「ああ、母上、吐きました、ロジャー、緑色のミルクを吐きました!
泣いてくれません、もう泣いてもくれません、母上!」
「くっ、私に治癒術が使えたら、治癒術師はまだですか!
医師でも薬師で誰でもいいから、今直ぐ連れてくるのです!」
「はっ!」
「ぐったりしてしまいました、母上、ロジャーがぐったりしてしまいました!」
「あ、誰か、ここにオスカー殿下とフレイヤ殿下も連れてくるのです。
私たちがロジャー殿下に集中している間に、オスカー殿下とフレイヤ殿下を殺そうとする者がいるかもしれません」
「母上、母上が行って来てください!
これだけ厳重に警戒している警備をかいくぐってロジャーに毒を盛った敵です。
必ず内部に手引きした者がいるはずです!
母上でなければ安心してオスカーとフレイヤを任せられません!」
「そうね、私がオスカー殿下とフレイヤ殿下をお連れします。
それまでは貴女がロジャー殿下を御守りするのですよ!」
★★★★★★以下は設定です、好きな方だけお読みください。
「1813年時点でのロジャーの同母兄弟姉妹」
皇帝の13男・18女・16男
13男:オスカー(1810)
18女:フレイヤ(1811)
14男:ロジャー(1812年5月14日生まれ)数えで2歳、満8カ月
「ロジャーの母系」
「実家・カラス家」700人の領民がいる騎士家
イライジャ:祖父:1771:42歳:オスカーの護衛騎士
ハリエット:祖母:1775:38歳:オスカーの護衛侍女
グレイシー:母親:1793:20歳
スレッガー:叔父:1796:17歳:ロジャーの護衛騎士
マーベル :叔母:1799:14歳:フレイヤの護衛侍女
ジェイデン:叔父:1801:12歳:ロジャーの護衛騎士
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
2025/09/12(金)5巻発売!同日コミカライズ開始!
2026/03/16(月)コミカライズ1巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!