41 / 111
第1章
第41話:大森林狩り
しおりを挟む
神歴1817年皇歴213年5月2日バカン辺境伯家領都大森林:ロジャー皇子視点
「今から大森林で狩りを行うが、決して無理はしないように。
ゴブリンダンジョンや旅の途中で行った実戦訓練と同じように、生き残る事を最優先にする事、良いな?!」
「「「「「はっ!」」」」」
表に出してはいけないモンスター肉を領民に食べさせるにはどうするべきか?
簡単な話である、堂々と狩って見せればいい。
それも俺ではなく配下の騎士や徒士が狩ってくれれば最高だ。
俺は索敵魔術を使ってバンテン牛の群れを探す。
2頭や3頭の群れでは意味がない、もっと多くの群れを探す。
いた、36頭の群れを見つけたので索敵魔術を応用してこちらに追い込む!
「「「「「ブッモォオ~」」」」」
こちらが待ち構えている所にバンテン牛の群れが猛突進してくる!
「エリア・スリープ」
バンテン牛たちが一斉にその場で眠る。
倒れてケガをしたバンテン牛がいないか確かめさせる。
「エリア・パラライズ」
麻痺魔術をかけて痛みが分からないようにする。
昨日鍛冶屋に命じて急いで作らせた、鼻輪をつけさせる。
これで野生のバンテン牛も家畜にできると言ってあるが……
(ファサネイト、チャーム、エンチャンテッド、アトラクション)
本当は魅了魔術のフルコースで従順にさせている。
領内には農耕牛や農耕馬を手放してしまった農家が多い。
野生の牛を家畜化して貸し与えたら、農耕が楽になるし乳製品も作れる。
索敵魔術を使って効率的に狩れる獲物を探す。
デュロック豚を見つけたが、豚系は母親と子供の群れしか作らない。
多くても10頭以下で成獣は1頭しかいない。
他の獲物が見つからなければ追い込むが、ひとまず見逃しておく。
視野を高くして広範囲に見て探すだけでなく、レーダーのように群れがいるかいないか大雑把に探す。
50頭近い生き物がレーダー索敵に引っかかった!
ディスタント・ビュウで確実に見て確かめるとエピオルニスの群れだった。
体重750kg級の走鳥は美味しい獲物だ!
「エピオルニスだ、油断するな!」
スレッガー叔父上が配下の騎士や徒士に注意する。
鳥形とはいえ750kgのモンスターに体当たりされたら、普通は即死する。
実戦訓練を積み重ねてレベルアップしていても油断してはいけない。
飼う気がないから問答無用で狩る、脚を狙って斬り、走れなくする。
血抜きもかねて生きたまま首を刎ね飛ばす。
血が利用できるモンスターなら別だが、そうでなければ肉食モンスターの誘い出すまき餌だ。
俺の騎士と徒士は、皇国騎士や徒士とは比べ物にならないくらい強い。
100人で助け合える連携も完璧にできている。
中には魔術が使える者がいて、同数の貴族家が相手ならどこにも負けないはずだ!
「デュロック豚だ、こいつも問答無用で狩るぞ!」
めぼしい群が見つからないので、放置していた豚の母子を追い込む。
量的には効率が悪いが、味的には美味しい獲物だ。
「フォリスト・ウルフだ、獲物を奪われるなよ!」
草食モンスターが途切れるタイミングで、森林狼フォリスト・ウルフを出す。
索敵魔術の応用で操っているのだが、魅了魔術で配下にするよりは、家臣たちの経験値にした方が良い。
「カリブーだ、カリブーの大群だ、殿下、どうなされますか?!」
俺の索敵には穴があると噂が流れるように、わざと俺より先に配下に気付かせる。
「エリア・スリープ、エリア・スリープ、エリア・スリープ、エリア・スリープ……
カリブーは人に懐きやすい草食モンスターだ。
食用肉は十分確保できたから、生きたまま連れて帰るぞ」
「「「「「はっ!」」」」」
「カリブーには担当を決めろ、直ぐに塩を与えろ、塩を与えてくれた者に懐くぞ」
(ファサネイト、チャーム、エンチャンテッド、アトラクション……)
ウソではないが、完全な正解でもない。
地球では、塩分が不足する冬場に、雪の上に小便をしてカリブーを手懐ける。
今回は大量の岩塩を渡してあるから、表向きはそれで手懐けた事にする。
実際には俺の魅了魔術で従わせている。
大量のカリブーを家畜にできたら、冬には雪ぞりで移動が可能になる。
最後に農耕牛に転用できる牛系モンスターを魅了して終わりにしよう。
「今から大森林で狩りを行うが、決して無理はしないように。
ゴブリンダンジョンや旅の途中で行った実戦訓練と同じように、生き残る事を最優先にする事、良いな?!」
「「「「「はっ!」」」」」
表に出してはいけないモンスター肉を領民に食べさせるにはどうするべきか?
簡単な話である、堂々と狩って見せればいい。
それも俺ではなく配下の騎士や徒士が狩ってくれれば最高だ。
俺は索敵魔術を使ってバンテン牛の群れを探す。
2頭や3頭の群れでは意味がない、もっと多くの群れを探す。
いた、36頭の群れを見つけたので索敵魔術を応用してこちらに追い込む!
「「「「「ブッモォオ~」」」」」
こちらが待ち構えている所にバンテン牛の群れが猛突進してくる!
「エリア・スリープ」
バンテン牛たちが一斉にその場で眠る。
倒れてケガをしたバンテン牛がいないか確かめさせる。
「エリア・パラライズ」
麻痺魔術をかけて痛みが分からないようにする。
昨日鍛冶屋に命じて急いで作らせた、鼻輪をつけさせる。
これで野生のバンテン牛も家畜にできると言ってあるが……
(ファサネイト、チャーム、エンチャンテッド、アトラクション)
本当は魅了魔術のフルコースで従順にさせている。
領内には農耕牛や農耕馬を手放してしまった農家が多い。
野生の牛を家畜化して貸し与えたら、農耕が楽になるし乳製品も作れる。
索敵魔術を使って効率的に狩れる獲物を探す。
デュロック豚を見つけたが、豚系は母親と子供の群れしか作らない。
多くても10頭以下で成獣は1頭しかいない。
他の獲物が見つからなければ追い込むが、ひとまず見逃しておく。
視野を高くして広範囲に見て探すだけでなく、レーダーのように群れがいるかいないか大雑把に探す。
50頭近い生き物がレーダー索敵に引っかかった!
ディスタント・ビュウで確実に見て確かめるとエピオルニスの群れだった。
体重750kg級の走鳥は美味しい獲物だ!
「エピオルニスだ、油断するな!」
スレッガー叔父上が配下の騎士や徒士に注意する。
鳥形とはいえ750kgのモンスターに体当たりされたら、普通は即死する。
実戦訓練を積み重ねてレベルアップしていても油断してはいけない。
飼う気がないから問答無用で狩る、脚を狙って斬り、走れなくする。
血抜きもかねて生きたまま首を刎ね飛ばす。
血が利用できるモンスターなら別だが、そうでなければ肉食モンスターの誘い出すまき餌だ。
俺の騎士と徒士は、皇国騎士や徒士とは比べ物にならないくらい強い。
100人で助け合える連携も完璧にできている。
中には魔術が使える者がいて、同数の貴族家が相手ならどこにも負けないはずだ!
「デュロック豚だ、こいつも問答無用で狩るぞ!」
めぼしい群が見つからないので、放置していた豚の母子を追い込む。
量的には効率が悪いが、味的には美味しい獲物だ。
「フォリスト・ウルフだ、獲物を奪われるなよ!」
草食モンスターが途切れるタイミングで、森林狼フォリスト・ウルフを出す。
索敵魔術の応用で操っているのだが、魅了魔術で配下にするよりは、家臣たちの経験値にした方が良い。
「カリブーだ、カリブーの大群だ、殿下、どうなされますか?!」
俺の索敵には穴があると噂が流れるように、わざと俺より先に配下に気付かせる。
「エリア・スリープ、エリア・スリープ、エリア・スリープ、エリア・スリープ……
カリブーは人に懐きやすい草食モンスターだ。
食用肉は十分確保できたから、生きたまま連れて帰るぞ」
「「「「「はっ!」」」」」
「カリブーには担当を決めろ、直ぐに塩を与えろ、塩を与えてくれた者に懐くぞ」
(ファサネイト、チャーム、エンチャンテッド、アトラクション……)
ウソではないが、完全な正解でもない。
地球では、塩分が不足する冬場に、雪の上に小便をしてカリブーを手懐ける。
今回は大量の岩塩を渡してあるから、表向きはそれで手懐けた事にする。
実際には俺の魅了魔術で従わせている。
大量のカリブーを家畜にできたら、冬には雪ぞりで移動が可能になる。
最後に農耕牛に転用できる牛系モンスターを魅了して終わりにしよう。
148
あなたにおすすめの小説
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる