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第1章
第61話:マッシュルーム
神歴1817年皇歴213年7月9日バカン辺境伯家領都領城:ロジャー皇子視点
人糞を肥料にする実験は着々と進んでいた。
俺の家臣を含めた領都の民全員の糞尿を、犯罪者奴隷が集めて野壺に入れている。
寄生虫を完全に死滅させる必要があるので、発酵期間を守らないといけない。
そのためにも、1つの野壺で肥料を作り出したら、追加投入しない方が良い。
領都中から集めた人糞は、作成日時を正確に記録して管理させる。
毎日次々と生産される人糞を発酵させるために、野壺をどんどん造らせる!
次に家畜の糞尿だが、種族ごとに扱い方が違ってくる。
とても小さくてコロコロしている羊や山羊の糞は、厩舎以外でした分は集めるのを諦める。
厩舎の糞は寝ワラと一緒に集めて肥料発酵小屋に入れる。
発酵小屋は大森林から切り出した魔樹で次々と建てている。
必要な発酵小屋があまりにも多いので、魔樹防壁造りが遅れるほどだ。
牛糞は他の家畜の糞よりも水分が多い。
発酵させるには、多過ぎる水分をとばす必要がある。
しかも鶏糞や豚糞の1/3程度の栄養しか含まれていない。
肥料造りの原料としては質が悪い、だが大量の糞を放っておくわけにもいかない。
発酵小屋をドンドン造って放り込んでいくしかない。
肥料として牛糞よりも優秀な鶏糞や豚糞も種別に分けて発酵させる。
家畜糞の中でも別格なのが馬糞だ、これは肥料以外の目的に使う。
水分が少なく草の成分が良く残っている馬糞は、キノコの人工栽培に使うのだ!
「スレッガー叔父上、騎兵隊が出す大量の馬糞は特別な管理をしてもらう。
馬の世話をする伯楽だけでなく、将来領地で馬を育てる騎兵隊にも覚えてもらう。
教える叔父上には完全に理解してもらわないといけない、ついて来てくれ」
遊び人に見える叔父上だが、実はとても優秀で、昨日騎兵隊の創設を認めたばかりなのに、もう自分以外の教育係や下級指揮官を集めている。
まあ、事前に有能な人間を見極めていたのだろう。
そのお陰で、スレッガー叔父上は、俺にマッシュルーム人工栽培法を学ぶ余裕ができてしまったのだから、有能な者ほど仕事を押し付けられる見本だな。
「叔父上、以前言っていたキノコの人工栽培だが、馬糞を集めたら、マッシュルームを小屋の中で大量に育てられる。
今から手本を見せるから良く覚えておいてくれ」
「分かった、覚えよう、マッシュルームを人工栽培できるなら、騎兵たちが少しの領地だけで生活できるようになるからな」
「馬糞を集めたら、発酵して熱を持つのは知っているな?」
「ああ、知っている、これでも皇国騎士家の跡取りだからな」
「ハラタケなら勝手にできるが、それでは価値が低い。
高い金を払ってでも買いたい、マッシュルームを優先的に作る。
たくさん生えてきたキノコの中で、良い物を残して種菌にする」
「殿下の言われる言葉の中には分からない言葉もあるが、軍馬と同じだな?」
「そうだ、全ての牝馬に子供を産ませるにしても、父親になる牡馬は自分が用意できる最高の馬を用意する、子馬の父親を一緒にするのと同じだ」
「分かった、騎兵隊の馬糞は全部キノコの人工栽培用にする」
メロンなどの温室栽培が必要な甘い瓜の種が手に入るのなら、そっちも試したいが、今のところその当てがないから諦めるしかない。
俺は馬糞の山にワラで作ったムシロをかぶせて、少しでも多くのキノコが人工的に作れる方法を試した。
小説を書くのに覚えた方法だが、実際に試した事がないから試行錯誤だ。
「覚えておいてもらいたいのは、今使っている馬糞にキノコが生え終わったら、そこにはキノコの根が生えているというという事だ。
馬糞の中にあるキノコが育つのに必要な栄養は使ってしまったが、新しいキノコを作る根や種がある。
だから新しい馬糞で畝を作ったら、その上に先に使った馬糞まいて、良いキノコが早く育つようにする」
「分かった、覚えておいてその通りにやってみる」
「何回でも教えるが、ちょうど良い時期に手が離せないかもしれない。
叔父上が1度で覚えてくれたら助かる」
何もないのが1番だし、いまだに処分されないキャバン選帝侯の件ならウヤムヤにさえても構わないのだが、母上たちに何かあったら皇都まで戻らないといけない。
今は大人しくしているが、いつまた刺客が放たれるか分からない。
考えているうちにだんだん腹が立って来た!
もういい、もう結構な数の家臣がいる、その時は手加減なしに報復してやる!
「叔父上、今言った事と自分がやろうとしている事を、羊皮紙に書いて残しておけ」
人糞を肥料にする実験は着々と進んでいた。
俺の家臣を含めた領都の民全員の糞尿を、犯罪者奴隷が集めて野壺に入れている。
寄生虫を完全に死滅させる必要があるので、発酵期間を守らないといけない。
そのためにも、1つの野壺で肥料を作り出したら、追加投入しない方が良い。
領都中から集めた人糞は、作成日時を正確に記録して管理させる。
毎日次々と生産される人糞を発酵させるために、野壺をどんどん造らせる!
次に家畜の糞尿だが、種族ごとに扱い方が違ってくる。
とても小さくてコロコロしている羊や山羊の糞は、厩舎以外でした分は集めるのを諦める。
厩舎の糞は寝ワラと一緒に集めて肥料発酵小屋に入れる。
発酵小屋は大森林から切り出した魔樹で次々と建てている。
必要な発酵小屋があまりにも多いので、魔樹防壁造りが遅れるほどだ。
牛糞は他の家畜の糞よりも水分が多い。
発酵させるには、多過ぎる水分をとばす必要がある。
しかも鶏糞や豚糞の1/3程度の栄養しか含まれていない。
肥料造りの原料としては質が悪い、だが大量の糞を放っておくわけにもいかない。
発酵小屋をドンドン造って放り込んでいくしかない。
肥料として牛糞よりも優秀な鶏糞や豚糞も種別に分けて発酵させる。
家畜糞の中でも別格なのが馬糞だ、これは肥料以外の目的に使う。
水分が少なく草の成分が良く残っている馬糞は、キノコの人工栽培に使うのだ!
「スレッガー叔父上、騎兵隊が出す大量の馬糞は特別な管理をしてもらう。
馬の世話をする伯楽だけでなく、将来領地で馬を育てる騎兵隊にも覚えてもらう。
教える叔父上には完全に理解してもらわないといけない、ついて来てくれ」
遊び人に見える叔父上だが、実はとても優秀で、昨日騎兵隊の創設を認めたばかりなのに、もう自分以外の教育係や下級指揮官を集めている。
まあ、事前に有能な人間を見極めていたのだろう。
そのお陰で、スレッガー叔父上は、俺にマッシュルーム人工栽培法を学ぶ余裕ができてしまったのだから、有能な者ほど仕事を押し付けられる見本だな。
「叔父上、以前言っていたキノコの人工栽培だが、馬糞を集めたら、マッシュルームを小屋の中で大量に育てられる。
今から手本を見せるから良く覚えておいてくれ」
「分かった、覚えよう、マッシュルームを人工栽培できるなら、騎兵たちが少しの領地だけで生活できるようになるからな」
「馬糞を集めたら、発酵して熱を持つのは知っているな?」
「ああ、知っている、これでも皇国騎士家の跡取りだからな」
「ハラタケなら勝手にできるが、それでは価値が低い。
高い金を払ってでも買いたい、マッシュルームを優先的に作る。
たくさん生えてきたキノコの中で、良い物を残して種菌にする」
「殿下の言われる言葉の中には分からない言葉もあるが、軍馬と同じだな?」
「そうだ、全ての牝馬に子供を産ませるにしても、父親になる牡馬は自分が用意できる最高の馬を用意する、子馬の父親を一緒にするのと同じだ」
「分かった、騎兵隊の馬糞は全部キノコの人工栽培用にする」
メロンなどの温室栽培が必要な甘い瓜の種が手に入るのなら、そっちも試したいが、今のところその当てがないから諦めるしかない。
俺は馬糞の山にワラで作ったムシロをかぶせて、少しでも多くのキノコが人工的に作れる方法を試した。
小説を書くのに覚えた方法だが、実際に試した事がないから試行錯誤だ。
「覚えておいてもらいたいのは、今使っている馬糞にキノコが生え終わったら、そこにはキノコの根が生えているというという事だ。
馬糞の中にあるキノコが育つのに必要な栄養は使ってしまったが、新しいキノコを作る根や種がある。
だから新しい馬糞で畝を作ったら、その上に先に使った馬糞まいて、良いキノコが早く育つようにする」
「分かった、覚えておいてその通りにやってみる」
「何回でも教えるが、ちょうど良い時期に手が離せないかもしれない。
叔父上が1度で覚えてくれたら助かる」
何もないのが1番だし、いまだに処分されないキャバン選帝侯の件ならウヤムヤにさえても構わないのだが、母上たちに何かあったら皇都まで戻らないといけない。
今は大人しくしているが、いつまた刺客が放たれるか分からない。
考えているうちにだんだん腹が立って来た!
もういい、もう結構な数の家臣がいる、その時は手加減なしに報復してやる!
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