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第2章
第83話:危急存亡の秋
神歴1818年皇歴214年5月22日バーランド帝国帝都帝宮:ロジャー皇子視点
「皇国の民が殺されてしまう、今直ぐ助けに行く、お前たちは待っておれ」
俺はそれだけ言うと全力で駆けた。
「殿下、お待ちください、殿下……」
スレッガー叔父上たちは止めようとするが、無視だ。
今直ぐ動かないと何十万もの民が殺されてしまう。
少々の危険など気にしていられない。
バーランド帝国に関しては、ある程度の事前調査ができている。
チャーリー艦長以下の捕虜から、聞き出せるだけの情報は引き出してある。
その中には、帝国の詳細な地理や地図の情報もあった。
その情報が確かかどうかは、俺自身の魔術で確認してある。
帝国に近づいた時から、各種索敵魔術を使って確認したのだ。
それこそ帝都の豪華絢爛な帝宮から貧民街の路地裏まで確認してある。
更に、自分が敵の魔術に騙されている可能性も考えて、多数の使い魔を放った。
ワシ、タカ、カモ、サギ、カモメ、カラス、ハト、ツバメ、スズメ等、帝国に入ってから魅了して使い魔にした鳥類に血と魔力を分け与えて、その目で確かめさせた。
俺の血と魔力を得て魔獣同等の強さと知能を得た使い魔たちが、その目で確かめてくれたのだ、間違いない。
今も複数の索敵魔術と多数の使い魔の目によって、帝国の主要な場所を確実に調べてくれているので、安心して駆ける事ができる。
ソニックブームを起こさないように、時速1000キロメートに抑えて、沖合から帝都帝宮まで1時間で駆け抜けられる。
最悪の事態に間に合うように、駆けながら帝宮の中を見張りながら駆ける。
悪趣味なほど金銀宝石で飾って帝王の私室には、愛妾たちが帝王に侍っている。
愛妾たちと戯れながら、帝国の大臣たちに奴隷を皆殺しにするように命じているのを、ハトの使い魔が運び入れてくれたクモの使い魔が伝えてくれる。
いっそ清々しいほどの悪党だ、遠慮なく地獄を見せてやれる。
即死などさせない、地獄のような苦しみを繰り返し与えてやる!
「承りました、皇国から正式な手続きで買った奴隷ですが、謂れのない因縁をつけられないように、皆殺しにいたします」
帝王の命令を受けた大臣が奴隷虐殺を承認する。
この期に及んで、誘拐拉致を認めず正式な売買だと言い張りやがる。
帝国の公文書に残すための演技なのは、クモが伝えてくれる映像で明らかだ!
全ての責任を、詰問した俺に擦り付ける気だ。
ドッーン!
俺の引き起こすソニックブームで奴隷が死なないように、速度に気をつけていたが、大臣から部下に命令が届く前に捕らえなければならない。
だから帝都に向かう河川の上で速度を上げた。
マッハ10の速度で帝都帝宮まで一瞬で駆ける。
帝都まで来れば、索敵魔術と使い魔の御陰で、奴隷を巻き込まない道を選べる。
巻き込まれて死ぬのは、王侯貴族に限るように道を選ぶ。
「余はアステリア皇国第14皇子ロジャーである、
今回の帝国による民の誘拐拉致に関して全権を任されている。
開戦して帝王以下の帝室を皆殺しにする権限も与えられている。
証拠隠滅など絶対にさせない!
余の大切な民を、性根の腐ったお前達の私利私欲で殺させない!
彼らが味わった生き地獄を、お前たちにも繰り返し味あわせてやる!」
突然現れた俺に驚いて、最初は固まっていた帝王だが、俺の口上を聞いてようやく正気を取り戻したようで、顔を真っ赤にして文句を言ってきた。
「無礼者、庶子の皇子ごときが、至高の存在である余に何たる無礼!
殺せ、今直ぐ殺せ!」
「「「「「はっ!」」」」」
帝王の護衛を勤めていた、完全武装の騎士が一斉に襲い掛かって来た。
彼らは風のように俺に襲い掛かっている心算なのだろうが、遅い、遅すぎる。
本気で怒っている俺の速さの万分の一以下だ。
「「「「「ギャアアアア」」」」」
楽には殺さない、奴隷落されて生き地獄にいる民の苦しみを、万分の一でも味あわせなければ俺の気が済まない!
鎧の上から、手足が断裂しないように気をつけながら、内出血で死なないように調整しながら、手首、肘、足首、膝、股関節の関節を粉砕する。
生きている限り、芋虫のように這いずるしかない身体にする。
「さあ、これでお前を守る者は誰もいないぞ、腐れ帝王」
「やれ、やらないか!」
愛妾のように振舞っていた、女戦士が俺に向かってきた。
忠誠心なのか、何か弱味を握られて逆らえないのか?
普通に強大な権力に逆らえないのかもしれない。
帝王の寝室を守る隠れ女戦士だ、帝国の女戦士の中では最強の存在なのだろう。
当然、俺と自分の実力差は分かっているはずだが、死を覚悟して向かってきた。
ドン、と軽く当て身で意識を刈り取る。
こいつが悪逆非道な女戦士なら、これから乱れに乱れる帝国で正当な報復を受けるから、俺の手を汚す事もない。
「もうこれでお前を守るモノは何もないぞ、腐れ帝王!」
「おのれ、身分卑しい庶子の分際で、朕に偉そうな口をききおって!
殺せ、誰でも良い、こいつを殺せ、こいつを殺した者には伯爵位をくれてやる!」
もうこの場には、腰を抜かして大小便を垂れ流す大臣たちと本物の愛妾しかない。
そんな連中に、俺の怒りを止める事などできない。
大臣たちには、後でその行為に相応しい罰を与えてやる。
だが今は、この腐れ帝王に罰を与える方が先だ!
「ぎゃあああああ!」
魔力を針金のように細くして、態と表面にギザギザをつける。
その魔力針を、帝王の右親趾爪と肉の間に、無理矢理差し込んでやった。
前世で読んだ時代小説に使われていた拷問方法だ。
こんな方法を使う気になるとは、自分でも思っていなかった。
「お前達が誘拐拉致して奴隷に落とした人々の苦しみは、こんなもんじゃない。
手足には20本の指があるが、それで済むと思うなよ。
俺の魔術はこの程度の傷なら簡単に治せるんだ。
終わる事のない痛み、生きている限り永遠に続く痛みを味あわせてやる!」
「よせ、やめろ、くるな、ちかよるな、やめろ、やめてくれ、お願いだ!
ぎゃあああああ!」
「皇国の民が殺されてしまう、今直ぐ助けに行く、お前たちは待っておれ」
俺はそれだけ言うと全力で駆けた。
「殿下、お待ちください、殿下……」
スレッガー叔父上たちは止めようとするが、無視だ。
今直ぐ動かないと何十万もの民が殺されてしまう。
少々の危険など気にしていられない。
バーランド帝国に関しては、ある程度の事前調査ができている。
チャーリー艦長以下の捕虜から、聞き出せるだけの情報は引き出してある。
その中には、帝国の詳細な地理や地図の情報もあった。
その情報が確かかどうかは、俺自身の魔術で確認してある。
帝国に近づいた時から、各種索敵魔術を使って確認したのだ。
それこそ帝都の豪華絢爛な帝宮から貧民街の路地裏まで確認してある。
更に、自分が敵の魔術に騙されている可能性も考えて、多数の使い魔を放った。
ワシ、タカ、カモ、サギ、カモメ、カラス、ハト、ツバメ、スズメ等、帝国に入ってから魅了して使い魔にした鳥類に血と魔力を分け与えて、その目で確かめさせた。
俺の血と魔力を得て魔獣同等の強さと知能を得た使い魔たちが、その目で確かめてくれたのだ、間違いない。
今も複数の索敵魔術と多数の使い魔の目によって、帝国の主要な場所を確実に調べてくれているので、安心して駆ける事ができる。
ソニックブームを起こさないように、時速1000キロメートに抑えて、沖合から帝都帝宮まで1時間で駆け抜けられる。
最悪の事態に間に合うように、駆けながら帝宮の中を見張りながら駆ける。
悪趣味なほど金銀宝石で飾って帝王の私室には、愛妾たちが帝王に侍っている。
愛妾たちと戯れながら、帝国の大臣たちに奴隷を皆殺しにするように命じているのを、ハトの使い魔が運び入れてくれたクモの使い魔が伝えてくれる。
いっそ清々しいほどの悪党だ、遠慮なく地獄を見せてやれる。
即死などさせない、地獄のような苦しみを繰り返し与えてやる!
「承りました、皇国から正式な手続きで買った奴隷ですが、謂れのない因縁をつけられないように、皆殺しにいたします」
帝王の命令を受けた大臣が奴隷虐殺を承認する。
この期に及んで、誘拐拉致を認めず正式な売買だと言い張りやがる。
帝国の公文書に残すための演技なのは、クモが伝えてくれる映像で明らかだ!
全ての責任を、詰問した俺に擦り付ける気だ。
ドッーン!
俺の引き起こすソニックブームで奴隷が死なないように、速度に気をつけていたが、大臣から部下に命令が届く前に捕らえなければならない。
だから帝都に向かう河川の上で速度を上げた。
マッハ10の速度で帝都帝宮まで一瞬で駆ける。
帝都まで来れば、索敵魔術と使い魔の御陰で、奴隷を巻き込まない道を選べる。
巻き込まれて死ぬのは、王侯貴族に限るように道を選ぶ。
「余はアステリア皇国第14皇子ロジャーである、
今回の帝国による民の誘拐拉致に関して全権を任されている。
開戦して帝王以下の帝室を皆殺しにする権限も与えられている。
証拠隠滅など絶対にさせない!
余の大切な民を、性根の腐ったお前達の私利私欲で殺させない!
彼らが味わった生き地獄を、お前たちにも繰り返し味あわせてやる!」
突然現れた俺に驚いて、最初は固まっていた帝王だが、俺の口上を聞いてようやく正気を取り戻したようで、顔を真っ赤にして文句を言ってきた。
「無礼者、庶子の皇子ごときが、至高の存在である余に何たる無礼!
殺せ、今直ぐ殺せ!」
「「「「「はっ!」」」」」
帝王の護衛を勤めていた、完全武装の騎士が一斉に襲い掛かって来た。
彼らは風のように俺に襲い掛かっている心算なのだろうが、遅い、遅すぎる。
本気で怒っている俺の速さの万分の一以下だ。
「「「「「ギャアアアア」」」」」
楽には殺さない、奴隷落されて生き地獄にいる民の苦しみを、万分の一でも味あわせなければ俺の気が済まない!
鎧の上から、手足が断裂しないように気をつけながら、内出血で死なないように調整しながら、手首、肘、足首、膝、股関節の関節を粉砕する。
生きている限り、芋虫のように這いずるしかない身体にする。
「さあ、これでお前を守る者は誰もいないぞ、腐れ帝王」
「やれ、やらないか!」
愛妾のように振舞っていた、女戦士が俺に向かってきた。
忠誠心なのか、何か弱味を握られて逆らえないのか?
普通に強大な権力に逆らえないのかもしれない。
帝王の寝室を守る隠れ女戦士だ、帝国の女戦士の中では最強の存在なのだろう。
当然、俺と自分の実力差は分かっているはずだが、死を覚悟して向かってきた。
ドン、と軽く当て身で意識を刈り取る。
こいつが悪逆非道な女戦士なら、これから乱れに乱れる帝国で正当な報復を受けるから、俺の手を汚す事もない。
「もうこれでお前を守るモノは何もないぞ、腐れ帝王!」
「おのれ、身分卑しい庶子の分際で、朕に偉そうな口をききおって!
殺せ、誰でも良い、こいつを殺せ、こいつを殺した者には伯爵位をくれてやる!」
もうこの場には、腰を抜かして大小便を垂れ流す大臣たちと本物の愛妾しかない。
そんな連中に、俺の怒りを止める事などできない。
大臣たちには、後でその行為に相応しい罰を与えてやる。
だが今は、この腐れ帝王に罰を与える方が先だ!
「ぎゃあああああ!」
魔力を針金のように細くして、態と表面にギザギザをつける。
その魔力針を、帝王の右親趾爪と肉の間に、無理矢理差し込んでやった。
前世で読んだ時代小説に使われていた拷問方法だ。
こんな方法を使う気になるとは、自分でも思っていなかった。
「お前達が誘拐拉致して奴隷に落とした人々の苦しみは、こんなもんじゃない。
手足には20本の指があるが、それで済むと思うなよ。
俺の魔術はこの程度の傷なら簡単に治せるんだ。
終わる事のない痛み、生きている限り永遠に続く痛みを味あわせてやる!」
「よせ、やめろ、くるな、ちかよるな、やめろ、やめてくれ、お願いだ!
ぎゃあああああ!」
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