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第2章
第110話:報復
神歴1818年皇歴214年11月1日皇国皇都:ロジャー皇子視点
近々やるとは思っていたが、本当にやられると少々こたえる。
異母とはいえ兄弟なのだ、実際に刺客を放つとは思いたくなかった。
母親や親族、取り巻きがやるのは仕方がないが、本人がやるとは!
皇位を俺やオスカー兄上に奪われる事を恐れた異母兄、フレディがハリソン皇父と手を組んで刺客を放ってきた。
それぞれが信頼する家臣を使ってやり取りしていたが、全て使い魔が見聞きしており、実行に移すまで泳がしていた。
思い直して中止するのを期待していたのか、言い訳ができなくなるまで待ってのか、自分でも断言ができない複雑な心境だった。
ただ、じっくり待てたのは、母上や兄弟姉妹に鉄壁の守りをつける事ができたからで、そうでなければ計画を知った時点でブチ殺している。
フレディやハリソンなど、見張りにつけている虫型の使い魔を使えば、何時でも病死に見せかけて殺す事ができる。
それをしないのは、もういいかげん俺の我慢が限界に来ていたからだ。
ハリソンの恥知らずなウィリアム皇太子殿下暗殺と皇位簒奪を明らかにして、俺を含めた今の皇族が、絶対に許されない罪深い血統だと公表するためだ。
これからの皇帝は、その罪を背負って生きて行かなければならない。
私利私欲に走る事も、遊興に耽る事も許されない。
罪深い血統なのだと自覚して、民に奉仕する皇帝皇族でなければいけない。
そんな生き方が嫌なら、皇籍を離脱すればいい。
自分の実力だけで食い扶持を稼げばいい。
民の納める税で生きるのなら、民に奉仕して当然だ。
まして皇位簒奪の罪深い血筋が、遊び惚ける事など許されない!
俺の使い魔たちは、実行犯がオスカー兄上を殺そうとした時点で動いた。
動かぬ証人として実行犯を捕らえた。
虫型の使い魔が、麻痺と傀儡の毒を注入したら、自殺をしないだけでなく、正直に全てを白状してくれる。
フレディやハリソンは、失敗を恐れて9人もの刺客を放っていた。
その全員を捕らえて傀儡の毒を注入しただけではない。
刺客が大切にしている恋人や家族がいるなら、そいつらも捕らえた。
次に実行犯に暗殺を命じた者を捕らえた。
主に皇国の闇、暗黒街に生きている連中で、本人も護衛も手練れだ。
だが、俺の使い魔に勝てるほどではない。
それと、暗黒街の連中に直接暗殺を依頼したフレディとハリソンの手下は、暗殺の依頼が終わった直後に捕らえている。
フレディとハリソンが自分とのつながりを辿らせない為、証拠を隠滅するために殺そうとしているのを、使い魔が伝えてくれたからだ。
暗黒街の顔役とほぼ同時に捕らえたのは、フレディとハリソンの腹心側近だ。
皇国の直臣で、本来なら命懸けで暗殺を止めなければいけない立場の連中だ。
一連の逮捕劇が終わる頃には、俺は皇国の皇都に戻っていた。
古代飛翔竜との約束通り、大山脈を突っ切って皇都に戻った。
標高20000メートルであろうと、帝都北部から皇都まで1500kmあろうと、マッハ10で駆ければ20分もかからない。
大山脈内では周囲への損害を全く考えずに駆けられる。
皇都に入ってからも、小魔境や河川など、人のいないところを選んで駆けた。
駆け戻ってフレディとハリソンを捕らえて吊し上げた。
「よくも俺の大切な家族を殺そうとしたな!
実行犯はもちろん側近もみんな捕らえた、言い逃れはできない!」
「余は知らぬ、家臣が勝手にやったことだ!」
「余も知らぬ、弟の分際で兄に冤罪をかぶそうとするなど、それでも人間か?!」
俺の言葉にハリソンとフレディは反論するが、最初から聞く気などない。
皇城に全貴族士族を集める総太鼓、総鐘を叩いた。
これで2時間以内に全ての貴族士族が集まる。
全貴族士族を集めて重要な話をするための場を兼ねたのが、大謁見の間だ。
皇国の建築技術の総力を結集して大空間を確保している。
既定の2時間で集合できないような、だらけた貴族士族は戦時に役に立たない。
取り潰すだけなので、待たずに暗殺未遂事件について話す。
「謀叛である、ロディーによる謀叛である、忠義の者は今直ぐロディーを討て!」
ハリソンのバカが喚くが誰も動かない。
一緒に悪事を働いていた選帝侯たちは、既に傀儡の毒を注入されている。
「皇位の簒奪だ、皇位を狙うロディーが邪魔な余を殺そうとしている。
このままでは他の皇子たちも殺されるぞ!
忠義の者は今直ぐ立ってロディーを討て!」
フレディは他の皇子たちの親族を立たせようとしているが、無駄だ。
全員がずっと刺客を放ちあっていたのだ。
今回も、有力候補のフレディが死んでくれた方が、皇位につける可能性が少しでも高まると思っているのだ。
「さて、みながどう思うかは関係ない。
余は、大切な家族を殺されかけて激怒している。
実行犯はもちろん、関係した者全員を殺す!
ただ、何の証拠もなく兄を殺す訳ではない。
捕らえた実行犯、暗黒街の顔役、ハリソンとフレディの腹心に証言させる。
それを聞いてもらってから、2人を殺す!
もちろん、2人の親族や味方した連中も一緒だ。
知っている者も多いと思うが、5人の選帝侯全員がハリソンと共に賄賂を受け取り、余が命懸けで手に入れた艦隊に押し込んだ。
その8000人は、全員贈賄犯として強制労働系で農作業している。
それと、少しでも知恵はある者は分かっているだろうが、余は帝国から皇国まで大山脈を越えて戻って来る実力がある。
それを知っても敵対すると言うのなら、喜んで受けて立つぞ」
近々やるとは思っていたが、本当にやられると少々こたえる。
異母とはいえ兄弟なのだ、実際に刺客を放つとは思いたくなかった。
母親や親族、取り巻きがやるのは仕方がないが、本人がやるとは!
皇位を俺やオスカー兄上に奪われる事を恐れた異母兄、フレディがハリソン皇父と手を組んで刺客を放ってきた。
それぞれが信頼する家臣を使ってやり取りしていたが、全て使い魔が見聞きしており、実行に移すまで泳がしていた。
思い直して中止するのを期待していたのか、言い訳ができなくなるまで待ってのか、自分でも断言ができない複雑な心境だった。
ただ、じっくり待てたのは、母上や兄弟姉妹に鉄壁の守りをつける事ができたからで、そうでなければ計画を知った時点でブチ殺している。
フレディやハリソンなど、見張りにつけている虫型の使い魔を使えば、何時でも病死に見せかけて殺す事ができる。
それをしないのは、もういいかげん俺の我慢が限界に来ていたからだ。
ハリソンの恥知らずなウィリアム皇太子殿下暗殺と皇位簒奪を明らかにして、俺を含めた今の皇族が、絶対に許されない罪深い血統だと公表するためだ。
これからの皇帝は、その罪を背負って生きて行かなければならない。
私利私欲に走る事も、遊興に耽る事も許されない。
罪深い血統なのだと自覚して、民に奉仕する皇帝皇族でなければいけない。
そんな生き方が嫌なら、皇籍を離脱すればいい。
自分の実力だけで食い扶持を稼げばいい。
民の納める税で生きるのなら、民に奉仕して当然だ。
まして皇位簒奪の罪深い血筋が、遊び惚ける事など許されない!
俺の使い魔たちは、実行犯がオスカー兄上を殺そうとした時点で動いた。
動かぬ証人として実行犯を捕らえた。
虫型の使い魔が、麻痺と傀儡の毒を注入したら、自殺をしないだけでなく、正直に全てを白状してくれる。
フレディやハリソンは、失敗を恐れて9人もの刺客を放っていた。
その全員を捕らえて傀儡の毒を注入しただけではない。
刺客が大切にしている恋人や家族がいるなら、そいつらも捕らえた。
次に実行犯に暗殺を命じた者を捕らえた。
主に皇国の闇、暗黒街に生きている連中で、本人も護衛も手練れだ。
だが、俺の使い魔に勝てるほどではない。
それと、暗黒街の連中に直接暗殺を依頼したフレディとハリソンの手下は、暗殺の依頼が終わった直後に捕らえている。
フレディとハリソンが自分とのつながりを辿らせない為、証拠を隠滅するために殺そうとしているのを、使い魔が伝えてくれたからだ。
暗黒街の顔役とほぼ同時に捕らえたのは、フレディとハリソンの腹心側近だ。
皇国の直臣で、本来なら命懸けで暗殺を止めなければいけない立場の連中だ。
一連の逮捕劇が終わる頃には、俺は皇国の皇都に戻っていた。
古代飛翔竜との約束通り、大山脈を突っ切って皇都に戻った。
標高20000メートルであろうと、帝都北部から皇都まで1500kmあろうと、マッハ10で駆ければ20分もかからない。
大山脈内では周囲への損害を全く考えずに駆けられる。
皇都に入ってからも、小魔境や河川など、人のいないところを選んで駆けた。
駆け戻ってフレディとハリソンを捕らえて吊し上げた。
「よくも俺の大切な家族を殺そうとしたな!
実行犯はもちろん側近もみんな捕らえた、言い逃れはできない!」
「余は知らぬ、家臣が勝手にやったことだ!」
「余も知らぬ、弟の分際で兄に冤罪をかぶそうとするなど、それでも人間か?!」
俺の言葉にハリソンとフレディは反論するが、最初から聞く気などない。
皇城に全貴族士族を集める総太鼓、総鐘を叩いた。
これで2時間以内に全ての貴族士族が集まる。
全貴族士族を集めて重要な話をするための場を兼ねたのが、大謁見の間だ。
皇国の建築技術の総力を結集して大空間を確保している。
既定の2時間で集合できないような、だらけた貴族士族は戦時に役に立たない。
取り潰すだけなので、待たずに暗殺未遂事件について話す。
「謀叛である、ロディーによる謀叛である、忠義の者は今直ぐロディーを討て!」
ハリソンのバカが喚くが誰も動かない。
一緒に悪事を働いていた選帝侯たちは、既に傀儡の毒を注入されている。
「皇位の簒奪だ、皇位を狙うロディーが邪魔な余を殺そうとしている。
このままでは他の皇子たちも殺されるぞ!
忠義の者は今直ぐ立ってロディーを討て!」
フレディは他の皇子たちの親族を立たせようとしているが、無駄だ。
全員がずっと刺客を放ちあっていたのだ。
今回も、有力候補のフレディが死んでくれた方が、皇位につける可能性が少しでも高まると思っているのだ。
「さて、みながどう思うかは関係ない。
余は、大切な家族を殺されかけて激怒している。
実行犯はもちろん、関係した者全員を殺す!
ただ、何の証拠もなく兄を殺す訳ではない。
捕らえた実行犯、暗黒街の顔役、ハリソンとフレディの腹心に証言させる。
それを聞いてもらってから、2人を殺す!
もちろん、2人の親族や味方した連中も一緒だ。
知っている者も多いと思うが、5人の選帝侯全員がハリソンと共に賄賂を受け取り、余が命懸けで手に入れた艦隊に押し込んだ。
その8000人は、全員贈賄犯として強制労働系で農作業している。
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