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7話
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「よく来てくださいました、ヴァシレイオス様。
どうかもっと寛いでくださいませ。
この館の主人はヴァシレイオス様なのですから」
ちゃんと話せているでしょうか?
声が上ずっていないかしら?
衣装は派手過ぎないかしら?
ヴァシレイオス様は質実剛健で実直な方です。
チャラチャラした今の風潮はお嫌いでしょうから。
「いえ、それは恐れ多い事です。
今回の件はアンゲリキ様には寝耳に水の不運な事でございましょう。
アンゲリキ様には全く落ち度がないのに、私のような氏素性も分からない男を婿にしなければいけないのですから。
ですから私から提案させていただきます。
この結婚は白の結婚にしませんか?
そうすれば将来国王陛下と王太子殿下の勘気が解けた時に、愛する人と結婚することができますよ」
ああ、本当に心優しい方!
十一年前、七歳の私の心をとらえたままのお方。
この方に恋したからこそ、王太子との婚約を破棄したのです。
ヴァシレイオス様に恋したからこそ、幼くて力を制御できない危険を避けるために、ヴァシレイオス様から離れたのです。
その間に色々あって、ヴァシレイオス様のために諦めようと思いましたが、馬鹿親子のお陰で機会が巡ってきました。
この絶好に機会を見逃す気はありません。
絶対にヴァシレイオス様と結婚してみせます。
さっきから私を睨みつけている嫌な男がいますね。
ディミトリオスといいましたか?
孤児院時代からの友人で、今は副官を務める親友でしたね。
少なくとも、ヴァシレイオス様からこの男に対する劣情は感じません。
ディミトリオスからは少し感じますね。
本当は殺してしまいたいのですが、ヴァシレイオス様の哀しむ顔は見たくないので我慢しましょう。
「そんな心配は無用でございます。
国王陛下とは話がついております。
私に不埒な欲望を抱いていたコンスタンティノスは廃嫡が決まりました。
王太子の地位をはく奪されただけでなく、王族の地位も失ったのです。
今は伯爵位を賜って修道院で修業されておられます。
一生修道院から出てこられることはないでしょう。
出てこられる時はご遺体になっておられるでしょうね」
「そんな?!」
ディミトリオスが驚いていますね。
いい気味ですね。
私を尻軽女だとおもぅていたのでしょう。
家を護るために、表向きはヴァシレイオス様を婿にして、実際には王太子に身を任せると考えていたのでしょう。
あ、まさか?
ヴァシレイオス様までそんな女だと思っていたのでしょうか?
そんな事は耐えられません!
「ヴァシレイオス様!
私は好きな殿方以外に指一本触れさせません。
嫌いな男と結婚させられるくらいなら、この国を捨てて他国に出ていきます。
信じてください。
私は七つの時からヴァシレイオス様をお慕いしているのです!」
どうかもっと寛いでくださいませ。
この館の主人はヴァシレイオス様なのですから」
ちゃんと話せているでしょうか?
声が上ずっていないかしら?
衣装は派手過ぎないかしら?
ヴァシレイオス様は質実剛健で実直な方です。
チャラチャラした今の風潮はお嫌いでしょうから。
「いえ、それは恐れ多い事です。
今回の件はアンゲリキ様には寝耳に水の不運な事でございましょう。
アンゲリキ様には全く落ち度がないのに、私のような氏素性も分からない男を婿にしなければいけないのですから。
ですから私から提案させていただきます。
この結婚は白の結婚にしませんか?
そうすれば将来国王陛下と王太子殿下の勘気が解けた時に、愛する人と結婚することができますよ」
ああ、本当に心優しい方!
十一年前、七歳の私の心をとらえたままのお方。
この方に恋したからこそ、王太子との婚約を破棄したのです。
ヴァシレイオス様に恋したからこそ、幼くて力を制御できない危険を避けるために、ヴァシレイオス様から離れたのです。
その間に色々あって、ヴァシレイオス様のために諦めようと思いましたが、馬鹿親子のお陰で機会が巡ってきました。
この絶好に機会を見逃す気はありません。
絶対にヴァシレイオス様と結婚してみせます。
さっきから私を睨みつけている嫌な男がいますね。
ディミトリオスといいましたか?
孤児院時代からの友人で、今は副官を務める親友でしたね。
少なくとも、ヴァシレイオス様からこの男に対する劣情は感じません。
ディミトリオスからは少し感じますね。
本当は殺してしまいたいのですが、ヴァシレイオス様の哀しむ顔は見たくないので我慢しましょう。
「そんな心配は無用でございます。
国王陛下とは話がついております。
私に不埒な欲望を抱いていたコンスタンティノスは廃嫡が決まりました。
王太子の地位をはく奪されただけでなく、王族の地位も失ったのです。
今は伯爵位を賜って修道院で修業されておられます。
一生修道院から出てこられることはないでしょう。
出てこられる時はご遺体になっておられるでしょうね」
「そんな?!」
ディミトリオスが驚いていますね。
いい気味ですね。
私を尻軽女だとおもぅていたのでしょう。
家を護るために、表向きはヴァシレイオス様を婿にして、実際には王太子に身を任せると考えていたのでしょう。
あ、まさか?
ヴァシレイオス様までそんな女だと思っていたのでしょうか?
そんな事は耐えられません!
「ヴァシレイオス様!
私は好きな殿方以外に指一本触れさせません。
嫌いな男と結婚させられるくらいなら、この国を捨てて他国に出ていきます。
信じてください。
私は七つの時からヴァシレイオス様をお慕いしているのです!」
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